JPH054578U - 発熱素子の放熱装置 - Google Patents

発熱素子の放熱装置

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JPH054578U
JPH054578U JP5711891U JP5711891U JPH054578U JP H054578 U JPH054578 U JP H054578U JP 5711891 U JP5711891 U JP 5711891U JP 5711891 U JP5711891 U JP 5711891U JP H054578 U JPH054578 U JP H054578U
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JP
Japan
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heat
radiator
heat dissipation
insulating sheet
generating element
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Pending
Application number
JP5711891U
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English (en)
Inventor
広美 峰岸
徹也 村田
幸治 六車
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RKC INSTRUMENT Inc
Original Assignee
RKC INSTRUMENT Inc
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Publication date
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Publication of JPH054578U publication Critical patent/JPH054578U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱素子を放熱器に固定した放熱装置におい
て、発熱素子に対する放熱効果を高め、発熱素子から放
熱器の絶縁を図る。 【構成】 発熱素子11を補助放熱板13および絶縁性
シート15を介して放熱器17に固定する。その補助放
熱板13は発熱素子11との接触面積よりも大きな面積
となるように金属板から形成する。補助放熱板13に重
ねる絶縁性シート15は、補助放熱板13と同形状又は
それ以上の大きさにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は発熱素子の放熱装置に係り、例えばヒータ操作器にスイッチとして使 用されるトランジスタ等の発熱素子を放熱器に取り付けた放熱装置の改良に関す る。
【0002】
【従来の技術】
電子部品、例えば容量の大きなトランジスタはその動作時に発熱を伴うから、 そのトランジスタを放熱器に取り付け、その発熱による温度上昇を抑えて確実な 動作を確保することが大切である。 従来、この種の放熱装置としては、例えば図5に示すように、発熱素子(トラ ンジスタ)1を絶縁性シート3を介してフィン5付きの放熱器7に重ね、発熱素 子1に対して絶縁されたねじ9によってその発熱素子1を放熱器7にねじ止めし ていた。 このような構成の放熱装置では、発熱素子1からの熱が絶縁性シート3を介し て放熱器7に伝導され、放熱器7にて放熱される一方、発熱素子1と放熱器7間 に介在した絶縁性シート3によって放熱器7の絶縁が図られ、たとえ放熱器7に 触れても安全である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した放熱装置では、発熱素子1と放熱器7の間に介在する 絶縁性シート3の熱抵抗が大きいため、発熱素子1から放熱器7への熱伝導率が あまり高くならず、発熱素子1の温度が期待通りに下がり難い。 もっとも、絶縁性シート3を省略すれば発熱素子1が直接放熱器7に当接して 熱伝導率が高くなり、発熱素子1の温度を低下させ易いが、放熱器7が発熱素子 1に導通した状態となるから、放熱器7に別途特別の絶縁を施す必要が生じて安 全性の観点から実用的でない。 そのため、絶縁性シート3を用いて発熱素子1と放熱器7間の絶縁を保ったま ま、発熱素子1と放熱器7間の熱伝導率を高める技術が望まれている。 本考案はこのような従来の欠点を解決するためになされたものであり、絶縁性 シートで発熱素子と放熱器間の絶縁を保ったまま発熱素子と放熱器間の熱伝導率 を高めることが可能で、発熱素子の放熱効果を高めた放熱装置の提供を目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本考案は、絶縁性シートを間に介して発熱素 子を放熱器に密着するように固定した放熱装置であり、それら発熱素子と絶縁性 シートとの当接面より広い面積を有する金属性の補助放熱板を介してその発熱素 子を絶縁性シートに密着するとともに、その補助放熱板と同じ又はこれより広い 面積の絶縁性シートを介してその補助放熱板を放熱器に密着し、その発熱素子を 放熱器に固定した構成を有している。
【0005】
【作用】
このような手段を備えた本考案では、発熱素子で発生した熱が広い面積の補助 放熱板に伝わると同時に、補助放熱板から広い絶縁性シートを介して多くの熱が 放熱器に伝わり、放熱器によって冷却される。しかも、広い補助放熱板でも冷却 効果が生じて冷却される。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る放熱装置の一実施例を示す斜視図である。 図1において発熱素子11は補助放熱板13および絶縁性シート15を介して 放熱器17に重ねるようにしてねじ19でその放熱器17に固定されている。 発熱素子11は動作時に発熱する電子部品、例えば図2のようなパワートラン ジスタであり、小ブロック状の本体11aから3本のリード端子11bが突出し 、本体11aを貫通する貫通孔11cにねじ19(図2では省略)を通して放熱 器17に固定される。符号11dは本体11aの一部から露出するコレクタ電極 の一部である。
【0007】 補助放熱板13は、図3に示すように、発熱素子(図3では省略)11との接 触面積よりも大きな面積を有する金属板、例えば銅板やアルミニウム板で四角形 に形成されており、その厚みtがほぼ1.0mm〜2.0mmの範囲に選定され ている。 経験則から言えば、補助放熱板13の厚みtがそれ以上薄いと、補助放熱板1 3自体がたわみ易くなって発熱素子11や絶縁性シート15との間で空隙が生じ 易くなり、熱伝導率が低下する。
【0008】 他方、厚みtが厚くなると部品の取扱いが不便となり、上述した厚みtは1. 0mm〜2.0mmの範囲が好ましい。 発熱素子11又は補助放熱板13にはシリコングリース(図示せず)が約50 μmの厚さに塗付されており、相互の物理的密着性を向上させて高熱伝導率状態 が形成されている。もっとも、シリコングリースは必須ではない。 補助放熱板13に重ねられた絶縁性シート15は、補助放熱板13と放熱器1 7間の電気的絶縁を図るものであり、ある程度熱伝導率の高い例えばシリコン樹 脂から0.45mmの厚さに形成されており、図3のように補助放熱板13と同 形状の四角形となっている。絶縁性シート15は補助放熱板13より大きくして もよい。
【0009】 放熱器17は複数のフィン21を有する従来公知の構成を有し、発熱素子11 の貫通孔11cから挿通したねじ19を放熱器17に螺入させ、発熱素子11を 支持固定している。そのため、補助放熱板13および絶縁性シート15には、図 3に示すように、貫通孔23が形成されている。 次に、このように構成された本考案の放熱装置の動作を簡単に説明する。 発熱素子11の駆動によって発生した熱は、シリコングリースを介して補助放 熱板13に伝わり、同時に絶縁性シート15を介して放熱器17に伝えられ、放 熱器17によって冷却される。
【0010】 その際、発熱素子11より広い面積を有する補助放熱板13によっても冷却効 果が生じて冷却される。しかも、補助放熱板13から広い面積で熱が放熱器17 に伝達されるので、この点からも放熱器17の冷却作用が高められる。 本考案者は、厚みtが1.0mm、1.5mm、2.0mmの3種類のアルミ ニウム板から各々縦横40mm×40mm(1600mm2 )、35mm×30 mm(1050mm2 )、21mm×16mm(336mm2 )の3種類の補助 放熱板13を切出して各補助放熱板13と同じ形状の絶縁性シート15を重ね、 各補助放熱板13には縦(v)19.5mm、横(h)15.5mmの発熱素子 (トランジスタ)11を重ねて図1の放熱装置を構成し、適当な基台(図示せず )にその放熱器17を載置し、放熱器17の一方向から送風した状態で発熱素子 11のコレクタ電極11d部分の周囲からの温度上昇分を測定し、図3のような 実験データを得た。
【0011】 この実験によれば、各々縦横40mm×40mm(1600mm2 )および3 5mm×30mm(1050mm2 )の補助放熱板13および絶縁性シート15 を用いた構成では、周囲温度からの温度上昇分が33℃〜36℃程度になり、2 1mm×16mm(336mm2 )の補助放熱板13および絶縁性シート15を 用いた構成、すなわち図5の従来例に類似した構成では、周囲温度からの温度上 昇分が45.8℃〜50.5℃になった。
【0012】 このように、本考案の構成では、従来例より発熱素子11における周囲温度か らの温度上昇分が最大17.5℃も低下し、本考案の構成による冷却効果が確か められた。 なお、本考案において、補助放熱板13の面積は、発熱素子11との当接面よ り約200%以上広い面積を有する方が良いと考えられる。 上述した本考案の実施例では、発熱素子としてトランジスタを例にして説明し たが、本考案においては動作時に発熱を伴う他の種々の電子部品において実施可 能である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、発熱素子との当接面より広い面積を有する金属 性補助放熱板と絶縁性シートを介してその発熱素子を放熱器に密着するように固 定したから、発熱素子から放熱器への熱伝導率が高くなり、発熱素子で発生した 多くの熱が放熱器に伝わって効率良い冷却作用が得られるうえ、熱伝導の途中に おける補助放熱板によっても冷却効果が生じるので、高い放熱効果を得ることが できる。 しかも、発熱素子と放熱器間の絶縁が保たれるので、たとえ放熱器に触れても 安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る放熱装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の発熱素子を示す平面図である。
【図3】図1の補助放熱板および絶縁性シートを示す斜
視図である。
【図4】本考案および従来の放熱装置を実施したときの
周囲温度からの温度上昇分を示す実験データを示す図表
である。
【図5】従来の放熱装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、11 発熱素子(トランジスタ) 3、15 絶縁性シート 5、21 フィン 7、17 放熱器 9、19 ねじ 13 補助放熱板 23 貫通孔

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 絶縁性シートを間に介して発熱素子を放
    熱器に密着するように固定させてなる発熱素子の放熱装
    置において、 前記発熱素子と絶縁性シートとの当接面より広い面積を
    有する金属性の補助放熱板を介して前記発熱素子を前記
    絶縁性シートに密着するとともに、前記絶縁性シートを
    前記補助放熱板と同じ又はこれより広い面積に形成して
    なることを特徴とする発熱素子の放熱装置。
JP5711891U 1991-06-27 1991-06-27 発熱素子の放熱装置 Pending JPH054578U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5711891U JPH054578U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 発熱素子の放熱装置

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JP5711891U JPH054578U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 発熱素子の放熱装置

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Family

ID=13046632

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JP5711891U Pending JPH054578U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 発熱素子の放熱装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665215B1 (ko) * 2005-06-29 2007-01-09 삼성전기주식회사 전기 부품과 방열 체의 체결 구조
KR100766932B1 (ko) * 2006-04-26 2007-10-17 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232595B2 (ja) * 1980-05-13 1987-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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