JPH0545481U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0545481U
JPH0545481U JP8986291U JP8986291U JPH0545481U JP H0545481 U JPH0545481 U JP H0545481U JP 8986291 U JP8986291 U JP 8986291U JP 8986291 U JP8986291 U JP 8986291U JP H0545481 U JPH0545481 U JP H0545481U
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JP
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bracket
heat exchanger
core
tube
fastening member
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Application number
JP8986291U
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English (en)
Inventor
雅昭 龍田
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 チューブ(1)とフィン(2)とからなる熱
交換器コア(3)の前面部に添設される取付け用ブラケ
ット(5)として、角パイプ状の型材が用いられてい
る。そして、このブラケット(5)の反コア側周側壁
(5a)に雌ねじ部(6)が設けられている。 【効果】 例えばフィンモーター支持用フレームの一側
縁部を該ブラケット(5)に取り付けるため、雌ねじ部
(6)に締結部材を締結しても、該締結部材の先端部が
コア(5)内にまで突出することがなくチューブ(1)
に損傷を与える心配がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、カークーラー用凝縮器、ルームクーラー用熱交換器等に用いられ る、アルミニウム等の金属製の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばカークーラー用凝縮器として、近時、第4図に示されるような、いわゆ るマルチフロータイプと称される熱交換器が、高熱交換性能、低圧力損失、超コ ンパクト化を実現しうるものとして、好んで使用される傾向にある。この熱交換 器は、上下方向に所定間隔おきに並列状に配置された複数本の偏平チューブ(1 )の両端に左右1対の筒状中空ヘッダー(4)(4)が連通状態に接続され、チ ューブ(1)間にフィン(2)が配置された基本構成を有するものである。
【0003】 ところで、この熱交換器には、例えば、第5図に示されるように、送風用のフ ァン(16)を付設する目的において、チューブ(1)とフィン(2)とからなる 熱交換器コア(3)の前面部幅方向中間位置において上下方向に延びるセンター ブラケット(51)が取り付けられることがある。
【0004】 そして、従来、このセンターブラケット(51)として、同図に示されるような 鋼製帯板が使用され、これが熱交換器コア(3)の前面部にねじ止めにより添設 され、このセンターブラケット(51)にファンモーター支持用フレーム(17)の 一側縁部が締結部材(52)にて締結され、該締結部材(52)の先端側はチューブ (1)間の間隙内に突出されるものとなされていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、送風ファン(16)をセンターブラケット(51) に締結する場合に、締結部材(52)の先端部がチューブ(1)間の間隙内に突出 される締結構造では、締結部材(52)がチューブ(1)と干渉して該チューブ( 1)に傷、破れ等の損傷を与える危険性があるのみならず、締結部材(52)の締 結位置をチューブ(1)の間隙位置に対応して設定しなければならず、締結位置 の自由な選定ができなかった。また予め、センターブラケット(51)には、締結 部材(52)を締結するための雌ねじ部(53)を設けておく必要があるが、その設 定位置もチューブ(1)間の間隙位置に対応して位置するように入念な設計を要 するものであった。
【0006】 この考案は、上記のような従来の欠点を解消し、送風ファン等の備品ないし部 品を熱交換管部とフィンとからなる熱交換器コアの前面側及び/又は後面側の位 置において締結固定する際に、締結部材による熱交換管部の損傷の危険性を排除 することができると共に、締結部材による締結位置及び雌ねじ部の設定位置を熱 交換管部の位置に係わりなく自由に選定できて設計の自由度を向上することがで きる熱交換器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的において、この考案は、所定間隔おきに並列状態に配置された複数の 熱交換管部と、該熱交換管部間に配置されたフィンとにより構成された熱交換器 コアを有し、該熱交換器コアの前面部及び/又は後面部に取付け用ブラケットが 添設された熱交換器において、該ブラケットが筒状部材により形成され、該ブラ ケットの反コア側周側壁に部品締結用の雌ねじ部が設けられてなることを特徴と する熱交換器を要旨とする。
【0008】
【作用】
上記構成では、熱交換器コアの前面部及び/又は後面部に添設されるブラケッ トとして筒状部材が使用されていることにより、部品を該ブラケットに締結部材 にて締結した場合に、該締結部材の先端部は、ブラケット中空部内に突出するこ とになるにしても、コア内にまで達することは回避される。従って、締結部材に よって熱交換管部が傷付けられる危険性がなく、かつ、締結部材の締結位置や雌 ねじ部の設定位置も熱交換管部の位置を考慮せずに選定しうる。
【0009】
【実施例】
次に、この考案を、カークーラー用のマルチフロータイプのアルミニウム製凝 縮器に適用した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0010】 なお、本発明の熱交換器は、ルームエアコン用熱交換器、ラジエーター、オイ ルクーラー等の各種熱交換器に広く適用され得るものであることはいうまでもな い。また、チューブ材を蛇行状に曲成してコアを形成したサーペンタインタイプ の熱交換器にも適用されうる。
【0011】 第3図に示されるカークーラー用凝縮器において、(1)は熱交換管部として の偏平チューブ、(2)はフィンで、これらは上下方向に向けて交互配置の並列 状態にされ、熱交換器コア(3)を形成している。(4)(4)は左右1対のヘ ッダーで、偏平チューブ(1)の両端に連通状態に接続されている。そして、( 5)は送風ファン取付け用のセンターブラケットで、熱交換器コア(3)の幅方 向中央位置に該コア(3)の前面部に上下方向に延ばされた状態に取り付けられ ている。(6)は雌ねじ部である。
【0012】 なお、(7)は、ヘッダー外周面に取り付けられた送風ファン取付け用のサイ ドブラケットである。また、(8)は冷媒入口管、(9)は同出口管、(10)( 10)はフィン保護用の断面コ字状のサイドプレートである。また、図示しないが 、ヘッダー(4)(4)内は所定高さ位置において仕切られ、冷媒がチューブ( 1)群を蛇行状に流通するようになされている。
【0013】 偏平チューブ(1)は、アルミニウム製押出型材によるもので、第1図に示さ れるように、内部が仕切り壁により複数個の室に区画されて耐圧性能、伝熱性能 が高められた、いわゆるハモニカチューブが使用されている。なお、チューブと しては、押出型材の他、電縫管が使用されることもある。
【0014】 フィン(2)は、チューブ(1)の幅と略同じ幅のシート材をコルゲート状に 成形してルーバーを切り起こしたいわゆるコルゲートフィンによるもので、この シート材としてろう材層がクラッドされたアルミニウムブレージングシートが使 用されている。なお、コルゲートフィン(2)は、ブレージングシートによらず 通常のアルミニウムシートにより成形される場合もある。また、プレートフィン が使用されることもある。
【0015】 ヘッダー(4)(4)は、片面又は両面にろう材層がクラッドされた1枚のア ルミニウムブレージングシートを両側縁部突き合わせ状態に曲成することにより パイプ状となした円筒状のヘッダーパイプ(4a)の上下端部開口をアルミニウム 製ヘッダーキャップ(4b)にて外嵌め状態に塞いだものである。そして、ヘッダ ーパイプの周側壁にはチューブ(1)の端部を適合状態に挿入するチューブ挿入 孔が形成されたものとなされている。なお、上記ヘッダーパイプ(4a)としては 、電縫管、押出管等が使用されることもある。
【0016】 そして、センターブラケット(5)は、アルミニウム押出型材製の角パイプ状 の部材によるもので、その長さは、熱交換器コア(3)の前面部に配置した状態 で、その両端部が上下のサイドプレート(10)(10)の立ち上がり辺部(10a ) の外面に隣接されるものに設定されている。
【0017】 雌ねじ部(6)は、センターブラケット(5)の反コア側の周側壁(5a)の幅 方向中央位置に所定高さ位置において設けられている。この雌ねじ部(6)は、 第2図(イ)に示されるように、センターブラケット(5)の反コア側周側壁( 5a)に形成した孔(12)に、内周ねじ付きに形成されたいわゆるブレーキングス テムリベット(13)を外方より挿入配置し、ステム(14)を外方に引き離すこと により、同図(ロ)に示されるように、ブラケット(5)の中空部側にフランジ 状の塑性変形部(13a )を形成して締め付けるというようにして設けられたもの である。なお、雌ねじ部(6)の形成態様としては、ブレーキングステムリベッ ト(13)によるものの他、リブナット形式等が採用される場合もある。また、単 に、センターブラケット(5)にねじ孔を形成する態様が採用されてもよい。
【0018】 上記熱交換器は、各熱交換器構成部材を仮組状態に組み立て、この組立体をろ う付け炉ない通して一括ろう付けすることにより製造される。即ち、まず複数本 の偏平チューブ(1)を所定間隔おきに並列状態に配置して、その両端にヘッダ ー(4)(4)を、そのチューブ挿入孔にチューブ(1)の端部を挿入すること により、組み付けると共に、コルゲートフィン(2)をチューブ(1)間の間隙 内に挿入配置する。その他、出入口管(8)(9)をヘッダー(4)(4)に組 み付けると共に、上下にサイドプレート(10)(10)を配置する。またサイドブ ラケット(7)をヘッダー(4)外周面に配置する。
【0019】 これらに併せて、センターブラケット(5)をコア(3)の前面部所定位置に 配置する。なお、各熱交換器構成部材の組立て順序には特別な制限はなく、適当 な順序に従って行えばよい。
【0020】 そして、この熱交換器組立て体をろう付け炉内に配置しないしは通して、各熱 交換器構成部材同士を、またヘッダーパイプ(4a)の側縁突き合わせ部同士を、 相互に一括ろう付けし、全体を接合一体化する。これにより、センターブラケッ ト(5)はコア(3)にろう付け一体化される。以上により熱交換器に製造され る。
【0021】 この熱交換器におけるセンターブラケット(5)に対して、雌ねじ部(6)が 上記のような方法により形成される。なお、雌ねじ部(6)が形成されたセンタ ーブラケット(5)を上記一括ろう付けの際にコア(3)にろう付けするように してもよい。
【0022】 そして、この熱交換器に対して、第3図に示されるように、送風フィン(16) の取付けを行われる。即ち、ファンモーターを支持するフレーム(17)の一方の 側縁部をサイドブラケット(7)に沿って配置すると共に、他方の側縁部をセン ターブラケット(5)に沿って配置し、その状態において、該ファンモーター支 持用フレーム(17)を、サイドブラケット(7)に締結固定すると共に、センタ ーブラケット(5)の雌ねじ部(6)に、第2図(ハ)に示されるように、ボル ト、ビス等の締結部材(19)を螺合して同センターブラケット(5)に締結する 。この締結状態において、締結部材(19)の先端部はセンターブラケット(5) の中空部内に納まり、コア(3)に干渉するまでに至らない。
【0023】 以上のように、センターブラケット(5)として、角パイプ部状の材を採用し たことにより、締結部材(19)によるチューブ(1)の損傷の危険性が排除され 、締結部材(19)による締結位置及び雌ねじ部(6)の設定位置をチューブ(1 )の位置に係わりなく自由に選定できて設計の自由度を向上することができるの はもとより、同ブラケット(5)として上記のようにアルミニウム製の角パイプ 材を使用していることにより、ブラケットとして十分な強度を確保できつつも、 軽量化を図ることができる。しかも、同ブラケット(5)はアルミニウム製の角 パイプ材であって押出型材によるものであるから、その製造を容易に行うことが できる。
【0024】 なお、上記実施例では、ファン取付け用のセンターブラケット(5)に本考案 を適用したものを示したが、本考案におけるブラケットは、用途に特に制限はな く、要は、熱交換器コア(3)の前面部及び/又は後面部に添設されて使用され る各種用途のブラケットに適用されうるものである。また、本考案におけるブラ ケットは、コア(3)に対してろう付けにより接合されるものに限られるもので はなく、例えば、その両端部をサイドプレート(10)(10)の立ち上がり辺部( 10a )に締結部材にて締結する態様の取付けがなされてもよい。
【0025】
【考案の効果】
上述の次第で、この考案の熱交換器は、熱交換器コアの前面部及び/又は後面 部に添設されるブラケットとして筒状部材が使用されたものであるから、部品を 該ブラケットの反コア側証側壁に締結部材にて締結した場合に、該締結部材の先 端部がコア内にまで達することが防がれ、そのため、締結部材による熱交換管部 の損傷の危険性を排除することができると共に、締結部材による締結位置及び雌 ねじ部の設定位置を熱交換管部の位置に係わりなく自由に選定できて設計の自由 度を向上することができる。また、筒状ブラケットは強度的に強く安定しており 、部品の取付け状態も安定した強固なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付け用ブラケットの取付け状態を示す断面斜
視図である。
【図2】図(イ)はブラケットへの雌ねじ部の形成方法
を示す断面図、図(ロ)は雌ねじ部が形成されたブラケ
ットの断面図、図(ハ)は送風ファンのファンモーター
支持用フレーム周縁部の、ブラケットへの締結固定状態
を示す断面図である。
【図3】送風ファンを取り付けた熱交換器の斜視図であ
る。
【図4】熱交換器の全体構成を示すもので、図(イ)は
正面図、図(ロ)は平面図である。
【図5】従来例のブラケット取付け状態を示す断面斜視
図である。
【符号の説明】
1…偏平チューブ(熱交換管部) 2…コルゲートフィン(フィン) 3…熱交換器コア 5…センターブラケット(取付け用ブラケット) 6…雌ねじ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔おきに並列状態に配置された複
    数の熱交換管部と、該熱交換管部間に配置されたフィン
    とにより構成された熱交換器コアを有し、該熱交換器コ
    アの前面部及び/又は後面部に取付け用ブラケットが添
    設された熱交換器において、該ブラケットが筒状部材に
    より形成され、該ブラケットの反コア側周側壁に部品締
    結用の雌ねじ部が設けられてなることを特徴とする熱交
    換器。
JP8986291U 1991-10-31 1991-10-31 熱交換器 Pending JPH0545481U (ja)

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JP8986291U JPH0545481U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 熱交換器

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JP8986291U JPH0545481U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 熱交換器

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JPH0545481U true JPH0545481U (ja) 1993-06-18

Family

ID=13982596

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JP8986291U Pending JPH0545481U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 熱交換器

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JP (1) JPH0545481U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100848567B1 (ko) * 2002-03-26 2008-07-25 한라공조주식회사 열교환기와 팬유니트 조립체

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