JPH0545421A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0545421A
JPH0545421A JP3205130A JP20513091A JPH0545421A JP H0545421 A JPH0545421 A JP H0545421A JP 3205130 A JP3205130 A JP 3205130A JP 20513091 A JP20513091 A JP 20513091A JP H0545421 A JPH0545421 A JP H0545421A
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JP
Japan
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circuit
teg
potential
output
semiconductor device
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JP3205130A
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Inventor
Yoshihiko Okihara
好彦 沖原
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本番用回路1とTEG回路2とを内蔵する半
導体チップ300上に、本番用回路1に接続される外部
端子4,5−1〜5−nのそれぞれとTEG回路2との
間に設けられるトランスファーゲート8,9−1〜9−
nと、ある特定の信号入力に応答してこれらのトランス
ファーゲートをON状態にするとともに本番用回路1を
不活性化するための信号を出力するTEGモード設定回
路3が形成される。 【効果】 半導体チップ300がパッケージに組込まれ
た後も、外部端子を介してTEG回路2を動作させるこ
とができるため、TEG回路2の特性を測定・観測する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、テ
ストエレメントグループ回路を内蔵する半導体装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超LSI等の、複雑な内部回路を有する
半導体装置の多くには、一般に、テストエレメントグル
ープ(以下、TEGと称す)と呼ばれる、信頼性設計の
ための回路が設けられる。
【0003】図8は、このようなTEG回路を持たない
従来の半導体装置のブロック図であり、図9は、このよ
うなTEG回路を有する従来の半導体装置のブロック図
である。
【0004】TEG回路を持たない半導体装置は、図8
に示されるように、この半導体装置の本来の機能を果た
す内部回路(以下、本番用回路と称す)1のみを有する
チップ100と、この本番用回路1を駆動するための電
源電圧VCCを外部から受ける電源端子4と、接地電位V
SSを外部から受ける接地端子7と、本番用回路1を活性
化するための制御信号であるチップセレクト信号を外部
から受けるチップセレクト端子6と、入出力端子5−1
〜5−nとを含む。
【0005】入出力端子5−1〜5−nの各々には、活
性化された本番用回路1において処理されるために本番
用回路1に外部から入力される入力信号または、活性化
された本番用回路1から出力される、外部への出力信号
を受ける。
【0006】本番用回路1は、電源端子4および接地端
子7間に印加された外部電圧によって駆動されて、チッ
プセレクト信号CEにより活性化されている期間、所定
の入出力端子5−1〜5−nに与えられた入力信号を処
理し、これによって得られた信号を出力信号として所定
の入出力端子5−1〜5−nに供給する。
【0007】TEG回路を有する従来の半導体装置(図
6参照)は、図5に示される半導体装置と異なり、本番
用回路1およびこの本番用回路1とは電気的に独立なT
EG回路2の両方が形成された半導体チップ200を含
む。
【0008】図6を参照して、本番用回路1に接続され
る入出力端子5−1〜5−n,チップセレクト端子6,
電源端子4,および接地端子7等の外部端子はTEG回
路2に一切接続されない。
【0009】TEG回路2は、半導体基板200上に本
番用回路1と同時に形成される。このため、TEG回路
2は、本番用回路1と同じ製造プロセスで形成される。
したがって、TEG回路2を構成する素子の特性や、こ
れらの素子の組合わせによって実現される機能などを検
査すれば、その検査結果から、本番用回路1における素
子の特性や、素子の設計上の寸法からのばらつきや、回
路性能などの、本番用回路1の信頼性にかかわるパラメ
ータのうち製造プロセスに影響される種々のパラメータ
について類推することができる。
【0010】実際には、チップ同士がまだ物理的に切り
離されていないウェハ状態において、TEG回路2に駆
動電圧が供給され、所定の部分に信号が入力されたとき
に所定の部分から出力される信号を検出することによ
り、本番用回路1の信頼性に関与する種々のパラメータ
が測定・観測される。TGE2への駆動電圧の印加,入
力信号の供給,出力信号の取出しは、テストピンと呼ば
れる、針状の金属端子を用いて行なわれる。
【0011】このようなTEG回路2の種々の特性を測
定・観測するためにTEG回路2内のどの部分にどのよ
うな信号を入力しTEG回路2のどの部分に現われた信
号を取出すかは、TEG回路2の特性にかかわるパラメ
ータのうちのどのようなパラメータを測定・観測するか
に応じて予め決められている。
【0012】このような測定・観測の結果に基づいて、
本番用回路1の信頼性が判断される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、TEG
回路を有する従来の半導体装置において、TEG回路は
本番用回路と同じ半導体チップ上に、この本番用回路と
は電気的に独立に形成される。
【0014】一方、このような半導体装置が製品として
完成した状態において、半導体チップはプラスチック等
の樹脂などで封止されるため、TGE回路に外部から駆
動電圧や信号を入力したり、TEG回路から信号を取出
すことが不可能となる。
【0015】すなわち、図6を参照して、製品として完
成した状態では、半導体チップ200はこのような樹脂
によるパッケージに内蔵されており、端子4,5−1〜
5−n,6,7だけが、半導体チップ200の内部回路
に接続されるリードと呼ばれる外部端子として、このパ
ッケージの外に設けられる。したがって、製品として完
成した半導体装置においては、本番用回路1にのみ駆動
電圧を与えたり、信号の入力および取出しを行なうこと
ができる。一方、TEG回路2は半導体チップ200上
において、外部端子4,5−1〜5−n,6,7のいず
れにも電気的に接続されていないため、これらの外部端
子4,5−1〜5−n,6,7を介してTEG2の特性
を測定・観測することは不可能である。
【0016】それゆえ、完成した製品の状態の半導体装
置における本番用回路1の信頼性を、TEGの特性を測
定・観測することによって確認することはできない。
【0017】しかしながら、完成した半導体装置が実際
に使用される前と後でこの半導体装置の内部回路の特性
がどのように変化するかや、完成した半導体装置を高温
下で動作させることによって、実際の使用に耐えない製
品を見分ける、いわゆるバーンインなどのような、完成
した半導体装置に種々の外的なストレスを印加して行な
われる試験の前と後でこの半導体装置の内部回路の特性
がどのように変化するかなどをTEGを利用して検査す
ることはできない。すなわち、TEG回路を有する従来
の半導体装置によれば、半導体装置が製品として完成し
た後の工程で本番用内部回路に生じる特性の変化に対し
て、この半導体装置の内部回路の製造プロセス等が与え
る影響を知ることが不可能である。
【0018】それゆえに、本発明の目的は、上記のよう
な問題点を解決し、半導体装置の内部回路の特性を、こ
の半導体装置が製品として完成した状態でもTEG回路
を用いて検査することが可能な半導体装置を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明に係る半導体装置は、外部からの駆
動電圧を受ける外部電源端子と、外部からの信号を受け
る外部入力端子と、内部機能回路と、内部機能回路によ
り出力された所定の信号を受ける外部出力端子と、テス
トエレメントグループ回路と、このテストエレメントグ
ループ回路の動作を指示する指示手段と、この指示手段
の指示出力に応答して、外部電源端子,外部入力端子,
および外部出力端子を内部テストエレメントグループ回
路に電気的に接続するとともに、内部機能回路を不活性
化する手段とを、同一チップ上に備える。
【0020】内部機能回路は、この半導体装置の本来の
機能を実現するために、外部電源端子に供給された駆動
電圧により駆動されて、外部入力端子に供給された信号
を処理して所定の信号を外部出力端子に出力する。テス
トエレメントグループ回路は内部機能回路の特性を類推
するために設けられる。
【0021】
【作用】本発明に係る半導体装置は、上記のように構成
されるので、テストエレメントグループ回路が外部端子
と電気的に接続可能であるとともに、テストエレメント
グループ回路が外部端子に電気的に接続されている期
間、内部機能回路が不活性化される。このため、テスト
エレメントグループ回路および内部機能回路が形成され
た半導体チップがパッケージに組込まれ製品として完成
した後に、テストエレメントグループ回路のみを動作さ
せてテストエレメントグループ回路から信号を取出すこ
とができるので、この半導体装置が製品として完成した
後の期間に内部テスト回路の特性を外部端子を介して測
定・観測することができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の半導体装置の全
体構成を示すブロック図である。
【0023】図1を参照して、この半導体装置300
は、TEG回路を有する従来の半導体装置(図6参照)
の構成に加えて、TEGモード設定回路3と、TEGモ
ード設定回路3の出力を反転するインバータ11と、T
EGモード設定回路3の出力およびチップセレクト端子
6の電位とを入力として受ける2入力NORゲート10
と、電源端子4および入出力端子5−1〜5−nとTE
G回路2との間にそれぞれ設けられるトランスファーゲ
ート8および9−1〜9−nとを含む。
【0024】これらのトランスファーゲート8,9−1
〜9−nの各々は、TEGモード設定回路3の出力をゲ
ートに受けるNチャネルMOSトランジスタ9aと、イ
ンバータ11の出力をゲートに受けるPチャネルMOS
トランジスタ9bとを含む。
【0025】なお、従来と異なり、接地端子7は本番用
回路1だけでなくTEG回路2にも接続される。
【0026】本実施例において、チップセレクト端子6
に与えられるチップセレクト信号は、負活性な信号であ
り、明細書中では/CEで表わす。本番用回路1は従来
の半導体装置においてチップセレクト信号が供給された
部分にNORゲート10の出力信号を受ける。本実施例
では、本番用回路1は、この部分にローレベルの電位を
供給されている期間不活性化され、この部分にハイレベ
ルの電位を受けている期間活性化されるものとする。
【0027】TEGモード設定回路3は、この半導体チ
ップ300の外部から与えられる信号または、本番用回
路1から与えられる信号がある特定の状態にあるときに
のみハイレベルの電位を出力し、他の期間にはローレベ
ルの電位を出力する。
【0028】TEGモード設定回路3の出力電位がロー
レベルであれば、トランスファーゲート8,9−1〜9
−nの各々において、トランジスタ9aおよび9bがそ
れぞれローレベルの電位およびハイレベルの電位をゲー
トに受けてともにOFF状態となる。したがって、TE
Gモード設定回路3の出力電位がローレベルである期間
には、トランスファーゲート8,9−1〜9−nはすべ
てOFF状態となるため、電源端子4,入出力端子5−
1〜5−nはいずれもTEG回路2から電気的に切離さ
れる。
【0029】逆にTEGモード設定回路3の出力電位が
ハイレベルであれば、トランスファーゲート8,9−1
〜9−nの各々において、トランジスタ9aおよび9b
がそれぞれハイレベルの電位およびローレベルの電位を
ゲートに受けてともにON状態となる。したがって、T
EGモード設定回路3の出力電位がハイレベルである期
間には、トランスファーゲート8および9−1〜9−n
がON状態となって、電源端子4および入出力端子5−
1〜5−nをそれぞれTEG回路2に電気的に接続す
る。
【0030】一方、NORゲート10は、TEGモード
設定回路3の出力電位がハイレベルのときチップセレク
ト端子6の電位レベルにかかわらずローレベルの電位を
出力し、TEGモード設定回路3の出力電位がローレベ
ルのとき、チップセレクト端子6の電位レベルを反転し
て出力する。
【0031】したがって、TEGモード設定回路3の出
力電位がローレベルである期間には、チップセレクト信
号/CEが、このチップ300が動作すべきであること
を示すローレベルの電位にあることに応答して、本番用
回路1を活性化するハイレベルの電位を出力する。さら
に、NORゲート10は、TEGモード設定回路3の出
力電位がハイレベルである期間には、本番用回路1を常
時不活性化する。
【0032】以上のことからわかるように、TEGモー
ド設定回路3の出力電位がローレベルである期間には、
接地端子7を除く他のすべての外部端子4,5−1〜5
−n,6から電気的に切離されるとともに、本番用回路
1は従来の半導体装置の場合と同様にチップセレクト信
号/CEによって制御されて動作する。それゆえ、本番
用回路1は、外部電源によって駆動されて、通常の動作
を行なう。一方、TEGモード設定回路3の出力電位が
ハイレベルである期間には、本番用回路1だけでなくT
EG回路2もすべての外部端子4,5−1〜5−n,
6,7に電気的に接続されるとともに、本番用回路1が
不活性化される。
【0033】そこで、この半導体チップ300がパッケ
ージに内蔵された後、すなわちこの半導体装置が製品と
して完成した後の期間にも、TEGモード設定回路3に
外部から、本番用回路1から与えられる信号が前述の特
定の状態となる期間を、ユーザが任意に設定すれば、T
EG回路2のみに対し、駆動電圧の印加,入力信号の供
給,および出力信号の取出しを行なうことができる。電
源端子4に接続されるトランスファーゲート8および接
地端子7は、TEG回路2の駆動電圧が印加されるべき
ノードや接続線(図示せず)に接続される。入出力端子
5−1〜5−nにそれぞれ接続されるトランスファーゲ
ート9−1〜9−nは、TEG回路2内のノードや接続
線(図示せず)のうち、TEG回路2を構成する素子の
特性を測定・観測するのに適したものに接続される。し
たがって、この半導体装置が製品として完成した後も、
外部端子4,5−1〜5−n,6,7を介してTEG回
路2の特性を測定・観測することが可能となる。
【0034】TEGモード設定回路3への入力信号は、
たとえば、入出力端子5−1〜5−nのうちのいずれか
から直接供給されてもよいし、入出力端子5−1〜5−
nのうちのいずれかに外部から入力された信号の電位レ
ベルやその変化タイミング等に応じて変化する信号が現
われる、本番用回路1内のノードや接続線から供給され
てもよい。
【0035】図2は、本発明の他の実施例の半導体装置
の全体構成を示すブロック図である。
【0036】図2を参照して、この半導体装置では、図
1に示される半導体装置の場合と異なり、入出力端子5
−1〜5−nのそれぞれと本番用回路1との間にも、ト
ランスファーゲート12−1〜12〜nが設けられ、か
つ、チップセレクト端子6と、本番用回路1およびTE
G回路2のそれぞれとの間にトランスファーゲート13
および14が設けられる。この半導体装置のチップ40
0上の他の回路構成は先の実施例の場合と同様である。
【0037】チップセレクト端子6とTEG回路2との
間に設けられるトランスファーゲート13は、TEG回
路2に接続される他のトランスファーゲート9−1〜9
−nと同様の構成を有する。
【0038】本番用回路1に接続されるトランスファー
ゲート12−1〜12−n,14の各々は、TEG回路
2に接続されるトランスファーゲート9−1〜9−n,
13の各々と逆に、TEGモード設定回路3の出力電位
をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタ12a
と、インバータ11の出力電位をゲートに受けるNチャ
ネルMOSトランジスタ12bとを含む。
【0039】以下、この半導体装置の動作について説明
する。TEGモード設定回路3の出力電位がローレベル
であれば、TEG回路2に接続されるトランスファーゲ
ート8,9−1〜9−n,13の各々を構成するトラン
ジスタ9aおよび9bがそれぞれローレベルの電位およ
びハイレベルの電位をゲートに受けてOFF状態となる
一方、本番用回路1に接続されるトランスファーゲート
12−1〜12−n,14の各々を構成するトランジス
タ12aおよび12bがそれぞれローレベルの電位およ
びハイレベルの電位をゲートに受けてともにON状態と
なる。したがって、TEGモード設定回路3の出力電位
がローレベルである期間には、電源端子4,入出力端子
5−1〜5−n,およびチップセレクト端子6が本番用
回路1にのみ電気的に接続され、TEG回路2からは電
気的に切離される。
【0040】このため、本番用回路1だけが外部端子
4,5−1〜5−n,6を介して駆動および制御可能と
なり、TEG回路2はこれらの外部端子を介して駆動不
可能となる。
【0041】TEGモード設定回路3の出力電位がハイ
レベルであれば、上記の場合とは逆に、本番用回路1に
接続されるトランスファーゲート12−1〜12−n,
14の各々を構成するトランジスタ12aおよび12b
がそれぞれハイレベルの電位およびローレベルの電位を
ゲートに受けてともにOFF状態となり、TEG回路2
に接続されるトランスファーゲート8,9−1〜9−
n,13の各々を構成するトランジスタ9aおよび9b
がそれぞれハイレベルの電位およびローレベルの電位を
ゲートに受けてともにON状態となる。したがって、T
EGモード設定回路3の出力電位がハイレベルである期
間には、電源端子4,入出力端子5−1〜5−n,およ
びチップセレクト端子6は、本番用回路1ではなくTE
G回路2に電気的に接続される。
【0042】このため、TEG回路2に対する、駆動電
圧の供給,入力信号の印加,出力信号の取出しが、電源
端子4,入出力端子5−1〜5−n,およびチップセレ
クト端子6を介して行うことができる。
【0043】このように、外部端子と本番用回路1およ
びTEG回路2との間にそれぞれ、TEGモード設定回
路3によって制御されて相補的に動作するトランスファ
ーゲートを設けても、TEG回路2と本番用回路1とを
切換えて外部端子を介して駆動することができる。した
がって、本実施例によっても、この半導体装置が製品と
して完成した後に、TEG回路2の特性を測定・観測す
ることができる。
【0044】図3は、本発明のさらに他の実施例の半導
体装置の構成を示すブロック図である。
【0045】図3を参照して、この半導体装置は、図1
で示される半導体装置の場合と異なり、電源端子4とT
EG回路2との間に設けられるトランスファーゲート8
を制御するための2入力NANDゲート15およびイン
バータ16を含む。NANDゲート15は、チップセレ
クト端子16の電位とインバータ11の出力電位とを入
力として受ける。インバータ16は、このNANDゲー
ト15の出力を受ける。
【0046】トランスファーゲート8を構成するPチャ
ネルMOSトランジスタ9aおよびNチャネルMOSト
ランジスタ9bはそれぞれ、インバータ16の出力電位
およびNANDゲート15の出力電位をゲートに受け
る。
【0047】本実施例の半導体装置の他の部分の構成
は、図1に示される半導体装置の場合と同様である。
【0048】以下、本実施例の半導体装置の動作につい
て説明する。TEGモード設定回路3の出力電位がロー
レベルである期間には、入出力端子5−1〜5−nにそ
れぞれ接続されるトランスファーゲート9−1〜9−n
の各々を構成するトランジスタ9aおよび9bがそれぞ
れローレベルの電位およびハイレベルの電位をゲートに
受けてOFF状態となるので、入出力端子5−1〜5−
nはTEG回路2から電気的に切離される。
【0049】一方、このような期間には、NANDゲー
ト15がインバータ11からハイレベルの電位を受ける
ため、NANDゲート15は、チップセレクト端子6の
電位がハイレベルであればローレベルの電位を出力し、
チップセレクト端子6の電位がローレベルであれば、ハ
イレベルの電位を出力する。したがって、トランスファ
ーゲート8を構成するトランジスタ9aおよび9bは、
チップセレクト信号/CEの電位がハイレベルであると
きにはOFF状態となって、電源電位VCCをTEG回路
2に供給しないように動作し、チップセレクト信号/C
Eの電位がローレベルであるときには、ともにON状態
となって、電源電位VCCをTEG回路2に供給する。
【0050】つまり、本実施例では、上記2つの実施例
の場合と異なり、TEGモード設定回路3の出力電位が
ローレベルである期間、すなわち、TEG回路2が動作
する必要のない期間にも、本番用回路1が動作すべきと
きには、TEG回路2に本番用回路1と同様に電源電圧
が印加される。このため、TEG回路2に、本番用回路
1に加えられると同じ外的なストレスが加えられる。
【0051】一方、TEGモード設定回路3の出力電位
がハイレベルである期間には、入出力端子5−1〜5−
nにそれぞれ接続されるトランスファーゲート9−1〜
9−nの各々を構成するトランジスタ9aおよび9bが
それぞれ、ハイレベルの電位およびローレベルの電位を
ゲートに受けてON状態となって、入出力端子5−1〜
5−nをTEG回路2に電気的に接続する。
【0052】このような期間には、NANDゲート15
はインバータ11からローレベルの電位を受けるので、
チップセレクト端子6の電位にかかわらず、ハイレベル
の電位を出力する。このため、トランスファーゲート8
を構成するトランジスタ9aおよび9bはそれぞれハイ
レベルの電位およびローレベルの電位をゲートに受けて
ON状態となって、電源端子4を常時TEG回路2に電
気的に接続する。したがって、TEG回路2に対する、
駆動電圧の印加,入力信号の供給,出力信号の取出し
を、外部端子4,5−1〜5−nを介して行なうことが
可能となる。
【0053】NORゲート10は、TEGモード設定回
路3の出力電位がハイレベルである期間には、本番用回
路1を不活性化する信号を出力し、TEGモード設定回
路3の出力電位がローレベルである期間には、本番用回
路1を活性化するための信号を出力する。したがって、
本実施例によっても、本番用回路1とTEG回路2とを
切換えて外部端子を介して動作させることができる。こ
のため、半導体チップ500がパッケージに内蔵された
後も、外部端子4,5−1〜5−nを介して、TEG回
路2の特性を測定・観測することができる。
【0054】さて、本実施例では、前述したように、T
EG回路2を動作させない期間にも、TEG回路2には
本番用回路1と同様の外的なストレスが加えられる。こ
のため、この半導体装置が製品として完成された状態
で、本番用回路1を動作させた後、TEG回路2の特性
を測定・観測すれば、この半導体装置の内部回路の特性
がその使用時間などによってどのように変化するかを知
ることができる。すなわち、この半導体装置の経時的な
信頼性等も評価することが可能となる。
【0055】図4は、本発明のさらに他の実施例の半導
体装置の構成を示すブロック図である。
【0056】図4を参照して、この半導体装置は、上記
3つの実施例の場合と異なり、電源端子4とTEG回路
2との間に2つのトランスファーゲート8および18が
設けられ、かつ、これら2つのトランスファーゲート8
および18のうちの一方18を制御するためにVCC高電
圧判定回路19が設けられる。本実施例の半導体装置の
他の部分の構成は、図1で示される半導体装置と同様で
ある。
【0057】トランスファーゲート8は、図1および図
2で示される実施例の場合と同様に、TEGモード設定
回路3の出力をゲートに受けるNチャネルMOSトラン
ジスタ9aと、インバータ11の出力をゲートに受ける
PチャネルMOSトランジスタQbとを含む。一方、ト
ランスファーゲート18は、VCC高電圧判定回路19の
出力をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ1
8aと、インバータ17の出力をゲートに受けるPチャ
ネルMOSトランジスタ18bとを含む。
【0058】VCC高電圧判定回路19は、電源端子4に
接続され、電源端子4に外部から供給された電圧が、本
番用回路1を駆動するために通常与えられる電圧よりも
高いか否かを判定し、その判定結果に応じた論理レベル
の電位を出力する。
【0059】具体的には、VCC高電圧判定回路19は、
電源端子4に供給された電圧が、本番用回路1の通常の
駆動電圧よりも高ければ、ハイレベルの電位を出力し、
電源端子4に供給された電圧が前記通常の駆動電圧以下
であれば、ローレベルの電位を出力する。
【0060】したがって、電源端子4に本番用回路1の
通常の駆動電圧よりも高い電圧が印加されると、トラン
スファーゲート18を構成するトランジスタ18aおよ
び10bがそれぞれハイレベルの電位およびローレベル
の電位をゲートに受けてON状態となり、電源端子4を
TEG回路2に電気的に接続する。これによって、この
高い電圧が本番用回路1だけでなく、TEG回路2にも
印加される。
【0061】電源端子4に、本番用回路1の通常の駆動
電圧が供給されると、トランジスタ18aおよび18b
はそれぞれ、ローレベルの電位およびハイレベルの電位
をゲートに受けてOFF状態となる。
【0062】一方、トランスファーゲート8は、TEG
モード設定回路3の出力電位がハイレベルであるときに
ON状態となり、TEGモード設定回路3の出力電位が
ローレベルのときOFF状態となる。
【0063】したがって電源端子4に印加される電圧が
本番用回路の通常の駆動電圧であれば、電源端子4とT
EG回路2との間の電気的接続はトランスファーゲート
8によってのみ、すなわちTEGモード設定回路3の出
力電位レベルのみによって制御される。しかし、電源端
子4に印加される電圧がこの通常の駆動電圧よりも高い
ときには、電源端子4は、TEGモード設定回路3の出
力電位レベルにかかわらず、トランスファーゲート18
を介してTEG回路2に電気的に接続される。
【0064】したがって、たとえば、本番用回路1に通
常の駆動電圧よりも高い電圧を印加して半導体装置の内
部回路の高温下での経時特性等を検査するバーンイン時
に、TEG回路2にも、本番用回路1に印加されると同
じ高電圧が印加される。
【0065】一方、トランスファーゲート8,9−1〜
9−nおよびNORゲート10の動作によって、本番用
回路1とTEG回路2とは別々に動作し得る。したがっ
て、たとえば、この半導体チップ600がパッケージに
内蔵された状態で行なわれるバーンイン終了後に、外部
端子4,5−1〜5−n,6を介してTEG回路2を動
作させれば、入出力端子5−1〜5−nから得られる信
号に基づいて、この半導体チップ600の内部回路の製
造プロセスに影響される特性がバーンインによってどの
ように変化するかなどを類推することができる。
【0066】すなわち、本実施例によっても、先の実施
例の場合と同様に、製品として完成した半導体装置にお
いて、TEG回路2に本番用回路1と同様の外的なスト
レスを加えることができるため、この半導体装置の内部
回路の経時的な信頼性などを、内部回路の製造プロセス
の観点から、評価することが可能となる。
【0067】図3および図4でそれぞれ示される実施例
においては、本番用回路1を不活性化する手段としてT
EGモード設定回路3の出力信号とチップセレクト信号
/CEとを入力として受けるNORゲート10が用いら
れたが、このような手段として、図2に示される実施例
の場合のように、チップセレクト端子6と、本番用回路
1およびTEG回路2のそれぞれとの間に設けられ、か
つ、相補的に動作するようにTEGモード設定回路3の
出力信号によって制御されるトランスファーゲート1
3,14が用いられてもよい。
【0068】なお、上記いずれの実施例の場合にも、入
出力端子5−1〜5−nがすべてトランスファーゲート
を介してTEG回路2に接続されたが、TEG回路2に
接続される入出力端子は、TEG回路2のどのような特
性を測定・観測するかに応じて任意に選択されればよ
い。
【0069】図1ないし図4で示される半導体集積回路
装置は、例えばSRAM(スタティックランダムアクセ
スメモリ)である。
【0070】なお、図1ないし図4におけるTEGモー
ド設定回路3および、図4におけるVCC高電圧判定回路
19はそれぞれ、たとえば、以下に説明するような回路
で実現可能である。
【0071】図5は、TEGモード設定回路3の一例を
示す回路図であり、本発明がSRAMに適用される場合
に実現可能なTEGモード設定回路の一例を示す。
【0072】以下、このTEGモード設定回路の構成お
よび動作について、図6も参照しながら具体的に説明す
る。
【0073】図6は、図5のTEGモード設定回路3の
入出力信号および内部信号の波形を示す図である。
【0074】このTEGモード設定回路は、SRAMに
用いられる外部制御信号の1つのであるライトイネーブ
ル信号/WEEおよび外部アドレス信号Axを入力とし
て受ける。通常、SRAMにおいてライトイネーブル信
号/WEEの電位がローレベルである期間には、アドレ
ス信号Axは変化させない。
【0075】ライトイネーブル/WEEおよびアドレス
信号Axはそれぞれ、遅延回路60およびn段カウンタ
40に入力される。
【0076】遅延回路60は、ライトイネーブル信号/
WEEを反転するインバータ610と、インバータ61
0の出力をゲートに受けるPチャネルMOSトランジス
タTr1と、トランジスタTr1と接地との間に互いに
並列に接続される抵抗Rおよび容量Cとを含む。
【0077】インバータ610の出力電位Wがローレベ
ルであるとき、トランジスタTr1がON状態となるの
で容量Cが充電されて、トランジスタTr1と抵抗Rと
の接続点の電位がハイレベルとなる。
【0078】インバータ610の出力電位Wがローレベ
ルからハイレベルに変化すると、トランジスタTr1が
OFF状態となるので、容量Cに蓄積されていた電荷が
抵抗Rを介して放電される。この結果、トランジスタT
r1と抵抗Rとの接続点の電位がハイレベルから徐々に
ローレベルに低下する。
【0079】トランジスタTr1と抵抗Rとの接続点の
電位が遅延回路60の出力信号/TLCとしてフリップ
フロップ20に入力される。
【0080】ライトイネーブル信号/WEEが図6
(a)における破線で示されるように、長期間ローレベ
ルであれば、インバータ1の出力電位Wは、図6(b)
における破線で示されるように長期間ハイレベルとな
る。このため、遅延回路60の出力信号/TLCは、図
6(c)における破線で示されるように、インバータ1
の出力電位Wの立上がり、すなわち、ライトイネーブル
/WEEの立下がりに応答して低下し始め、インバータ
1の出力電位Wの立下がり時、すなわち、ライトイネー
ブル信号/WEEの立上がり時にはローレベルとなる。
【0081】しかし、図6(a)において実線に示され
るように、ライトイネーブル信号/WEEがローレベル
である期間が短いと、図6(b)において実線で示され
るように、インバータ1の出力電位Wがハイレベルであ
る期間も短い。このため、遅延回路60の出力信号/T
LCは、図6(c)において実線で示されるように、ラ
イトイネーブル信号/WEEがローレベルである期間内
に十分に低下しない。つまり、ライトイネーブル信号/
WEEがローレベルである期間が短い場合には、遅延回
路の60の出力信号/TLCは、ハイレベルに保持され
る。
【0082】フリップフロップ20は、遅延回路6の出
力信号/TLCを反転して出力する。
【0083】ライトイネーブル/WEEがローレベルで
ある期間が長い場合には、遅延回路60の出力信号/T
LCが、フリップフロップ2の入力電位レベルが反転さ
れてフリップフロップ20の出力端に現われるのに要す
る時間以上ローレベルとなるので、フリップフロップ2
0の出力信号TLCは図6(d)における破線で示され
るように、ある期間ハイレベルとなる。
【0084】しかし、ライトイネーブル/WEEがロー
レベルである期間が短いと、遅延回路60の出力信号/
TLCは十分にローレベルとならないため、ハイレベル
のままである。
【0085】フリップフロップ20の出力信号TLCは
2入力ANDゲート50に入力される。
【0086】一方、ライトイネーブル/WEEはフリッ
プフロップ30の出力端と接地との間にもうけられるN
チャネルMOSトランジスタTr3のゲートにも与えら
れる。フリップフロップ30の出力信号は、ANDゲー
ト50に与えられる。フリップフロップ30の入力端
と、n段カウンタ40の出力端との間には、Pチャネル
MOSトランジスタTr2が設けられる。トランジスタ
Tr2のゲートには、トランジスタTr3の出力が与え
られる。
【0087】n段カウンタ40は、アドレス信号Axの
電位レベルがn回(nは2以上の整数)変化したことを
検知して、ローレベルの電位を出力し、それ以外の期間
には、ハイレベルの電位を出力する。
【0088】ライトイネーブル信号/WEEがハイレベ
ルである期間には、トランジスタTr3がON状態とな
ってフリップフロップ30の出力端を接地するため、ト
ランジスタTr2がON状態であるものの、フリップフ
ロップ30からANDゲート50への入力電位は、n段
カウンタ40の出力電位にかかわらずローレベルであ
る。したがって、このような期間には、ANDゲート5
0の出力電位はローレベルである。
【0089】ライトイネーブル信号/WEEがローレベ
ルとなると、トランジスタTr3がOFF状態となるの
で、フリップフロップ30の出力電位は、n段カウンタ
40の出力電位に依存する。
【0090】すなわち、アドレス信号Axの電位レベル
がn回変化してn段カウンタ40の出力電位がローレベ
ルとなると、フリップフロップ30がこのローレベルの
電位を反転してハイレベルの電位をANDゲート50に
与える。アドレス信号Axの電位レベルが変化しなけれ
ば、n段カウンタ40の出力電位はハイレベルであるの
で、フリップフロップ30からANDゲート50には与
えられる電位はローレベルである。
【0091】前述したように、ライトイネーブル/WE
Eがローレベルである期間には、通常アドレス信号Ax
の電位レベルは変化させられないので、フリップフロッ
プ30の出力電位はライトイネーブル/WEEがローレ
ベルである期間も、ローレベルである。したがって、A
NDゲート50の出力電位は、通常ローレベルである。
【0092】しかし、ライトイネーブル信号/WEEが
長期間ローレベルであり、このような期間内にアドレス
信号Axの電位レベルがn回以上変化させられると、フ
リップフロップ20の出力電位TLCおよびフリップフ
ロップ30の出力電位がともにハイレベルとなるため、
ANDゲート5の出力電位はハイレベルとなる。
【0093】このように、ANDゲート5の出力電位が
ハイレベルとなるのは、ライトイネーブル信号/WEE
がローレベルである期間がある長く、この期間内にアド
レス信号Axの電位レベルがn回以上変化させられた場
合のみである。そこで、ANDゲート5の出力電位をこ
のTEGモード設定回路の出力信号BIとして用いれ
ば、このTEGモード設定回路を備えたSRAMのたと
えばバーンイン時に、ライトイネーブル信号/WEEを
通常よりも長い期間ローレベルとし、この期間内にアド
レス信号Axを変化させることによって、このSRAM
のTEG回路を動作させることができる。
【0094】図7は、SRAM等の、複数のビット線対
を有する半導体装置に本発明が適用された場合の、Vc
c高電圧判定回路の構成の一例を示す回路図である。
【0095】図7を参照して、この高電圧判定回路19
は、電源電圧Vccを降圧するための、ダイオード接続
されたNチャネルMOSトランジスタ20および21
と、降圧された電源電圧Vccおよびチップセレクト信
号/CSを入力として受ける2入力NORゲート22
と、電源電位Vccと接地との間に互いに直列に結合さ
れるPチャネルMOSトランジスタ25およびNチャネ
ルMOSトランジスタ24とを含む。
【0096】トランジスタ24および25のゲートはそ
れぞれ、NORゲート22の出力および接地電位を受け
る。したがって、トランジスタ25は常時ON状態であ
る。トランジスタ24および25の接続点が、この高電
圧判定回路19の出力端である。
【0097】本番用回路において、メモリセルMCは、
複数の列に配列され、各列に配列されたすべてのメモリ
セルMCは、ビット線対BL,/BLに接続される。各
ビット線BL,/BLは、トランスファーゲート26を
介して電源電位Vccに結合される。
【0098】各トランスファーゲート26は、電源電位
をゲートに受けて常時ON状態のNチャネルMOSトラ
ンジスタ261と、高電圧判定回路19の入出力端の電
位をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタ26
2とを含む。
【0099】NORゲート23は、電源電位Vccと接
地電位との間に互いに直列に接続される、PチャネルM
OSトランジスタ220および221ならびにNチャネ
ルMOSトランジスタ222と、トランジスタ222と
並列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ223
とを含む。チップセレクト信号/CSはトランジスタ2
20および223のゲートに与えられる。トランジスタ
221および222のゲートには、前記降圧された電源
電位が付与される。
【0100】チップセレクト信号/CSがローレベルで
ある期間、すなわち、この高電圧判定回路19を備えた
半導体メモリチップが動作すべき期間には、NORゲー
ト22において、トランジスタ220がON状態となり
トランジスタ223がOFF状態となる。このため、N
ORゲート22は、トランジスタ221および222に
よって構成されるインバータとして動作する。
【0101】すなわち、電源電位Vccよりもトランジ
スタ20のしきい値電圧とトランジスタ22のしきい値
電圧との和だけ低い電位(前記降圧された電源電位)が
ローレベルであれば、トランジスタ221がON状態と
なるので、NORゲート22の出力電位がハイレベルと
なる。一方、降圧された電源電位がハイレベルであれ
ば、トランジスタ222がON状態となるので、NOR
ゲート22の出力電位はローレベルとなる。
【0102】したがって、降圧された電源電位が、トラ
ンジスタ221および222のしきい値電圧によって決
定される基準電位よりも高ければ、トランジスタ24は
OFF状態となるので、高電圧判定回路19の出力電位
はON状態のトランジスタ25によってハイレベルとな
る。これによって、トランスファーゲート26内のトラ
ンジスタ262はすべてOFF状態となる。このため、
メモリセルMCは、トランジスタ261によって電源電
圧VCCよりもトランジスタ261のしきい値電圧分低い
電圧で駆動される。
【0103】逆に、降圧された電源電位が前述の基準電
位よりも低ければ、トランジスタ24がON状態となる
ので、高電圧判定回路19の出力電位は、トランジスタ
25のON抵抗値とトランジスタ24のON抵抗値との
比によって決定される電位となる。ここで、トランジス
タ25のサイズは、トランジスタ24のサイズよりも小
さいため、この高電圧判定回路19の出力電位は、トラ
ンジスタ24によってローレベルとなる。この結果、ト
ランスファーゲート26内のトランジスタ262がすべ
てON状態となる。このため、メモリセルMCは、トラ
ンジスタ262によって、電源電圧VCCで駆動される。
【0104】チップセレクト信号/CSがハイレベルで
ある期間、すなわちこの高電圧判定回路19を備えた半
導体メモリチップが動作すべきでない期間には、NOR
ゲート22においてトランジスタ220がOFF状態と
なり、トランジスタ223がON状態となる。したがっ
て、このような期間には、NORゲート22の出力電位
が、降圧された電源電位のレベルにかかわらずローレベ
ルとなる。これによって、トランジスタ24は常時OF
F状態となるので、高電圧判定回路19の出力電位は常
時ハイレベルとなる。このため、トランスファーゲート
260内のトランジスタ261がすべて常時OFF状態
となる。そこで、このような高電圧判定回路19を備え
た半導体メモリチップのバーンイン時に供給される電源
電圧をトランジスタ20および21によって降圧されて
も前述の基準電位よりも高く、かつ、この半導体メモリ
チップの通常の動作時に与えられる電源電圧が、トラン
ジスタ20および21によって降圧されてこの基準電位
よりも低くなるように設定すれば、チップセレクト信号
/CSがローレベルとされてこの半導体メモリのバーン
インが行なわれている期間にのみ、高電圧判定回路19
の出力電位がハイレベルとなって、TEG回路にも、こ
のバーンインのための高電圧が印加される。
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、製品と
して完成した半導体装置に対して、その半導体装置の内
部回路の製造プロセスに影響される特性、すなわち、T
EG回路を利用して測定・観測可能な特性を検査するこ
とができる。このため、半導体装置の信頼性を従来より
も多面的に評価することができるため、半導体装置に対
する信頼性評価の精度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明のさらに他の実施例の半導体装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の半導体装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の半導体装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図5】図1ないし図4におけるTEGモード設定回路
の構成例を示す回路図である。
【図6】図5の回路の動作を説明するためのタイミング
チャート図である。
【図7】図4におけるVCC高電圧判定回路の構成例を示
す回路図である。
【図8】TEG回路を持たない従来の半導体装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図9】TEG回路を有する従来の半導体装置の全体構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 本番用回路 2 TEG回路 3 TEGモード設定回路 4 電源端子 5−1〜5−n 入出力端子 6 チップセレクト端子 7 接地端子 8,9−1〜9−n,12−1〜12−n,13,1
4,18 トランスファーゲート 10 2入力NORゲート 11,16,17 インバータ 100,200,300,400,500,600 半
導体チップ なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】TEG回路を有する従来の半導体装置(
参照)は、図8に示される半導体装置と異なり、本番
用回路1およびこの本番用回路1とは電気的に独立なT
EG回路2の両方が形成された半導体チップ200を含
む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図9を参照して、本番用回路1に接続され
る入出力端子5−1〜5−n,チップセレクト端子6,
電源端子4,および接地端子7等の外部端子はTEG回
路2に一切接続されない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】すなわち、図9を参照して、製品として完
成した状態では、半導体チップ200はこのような樹脂
によるパッケージに内蔵されており、端子4,5−1〜
5−n,6,7だけが、半導体チップ200の内部回路
に接続されるリードと呼ばれる外部端子として、このパ
ッケージの外に設けられる。したがって、製品として完
成した半導体装置においては、本番用回路1にのみ駆動
電圧を与えたり、信号の入力および取り出しを行うこと
ができる。一方、TEG回路2は半導体チップ200上
において、外部端子4,5−1〜5−n,6,7のいず
れにも電気的に接続されていないため、これらの外部端
子4,5−1〜5−n,6,7を介してTEG2の特性
を測定・観測することは不可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図1を参照して、この半導体装置300
は、TEG回路を有する従来の半導体装置(図9参照)
の構成に加えて、TEGモード設定回路3と、TEGモ
ード設定回路3の出力を反転するインバータ11と、T
EGモード設定回路3の出力およびチップセレクト端子
6の電位とを入力として受ける2入力NORゲート10
と、電源端子4および入出力端子5−1〜5−nとTE
G回路2との間にそれぞれ設けられるトランスファーゲ
ート8および9−1〜9−nとを含む。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1チップ上に形成され、所定の機能を実
    現する半導体装置であって、 外部からの駆動電圧を受ける外部電源端子と、 外部からの信号を受ける外部入力端子と、 前記所定の機能を実現するために、前記外部電源端子に
    供給された前記駆動電圧によって駆動されて、前記外部
    入力端子に供給された前記外部からの信号を処理して所
    定の信号を出力する内部機能回路と、 前記内部機能回路により出力された前記所定の信号を受
    ける外部出力端子と、 テストエレメントグループ回路と、 前記テストエレメントグループ回路の動作を指示する指
    示手段と、 前記指示手段の指示出力に応答して、前記外部電源端子
    と前記外部入力端子と前記外部出力端子とを前記テスト
    エレメントグループ回路に電気的に接続するとともに、
    前記内部機能回路を活性化する手段とを備えた、半導体
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009175546A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Ricoh Co Ltd フォトマスクデータ検証用半導体セル及び半導体チップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009175546A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Ricoh Co Ltd フォトマスクデータ検証用半導体セル及び半導体チップ

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