JPH0545385Y2 - - Google Patents

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JPH0545385Y2
JPH0545385Y2 JP1990030377U JP3037790U JPH0545385Y2 JP H0545385 Y2 JPH0545385 Y2 JP H0545385Y2 JP 1990030377 U JP1990030377 U JP 1990030377U JP 3037790 U JP3037790 U JP 3037790U JP H0545385 Y2 JPH0545385 Y2 JP H0545385Y2
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mixture
container
stirring
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dispersion
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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、インク、塗料、磁気記録媒体用磁性
塗料等のように、分散媒に分散質を混合した混合
物について、前記分散質を分散媒に一様に分散さ
せるための分散機に関する。 [従来の技術] 従来の分散機を第3図と第4図に示す。第3図
で示すように、円筒形の容器4の中にモータ5で
回転駆動されるシヤフト6が配置され、これに攪
拌板7,7…がスペーサ9,9…を介して一定の
間隔で固定されている。第4図で示すように、こ
の攪拌板7,7…は、中心から渦巻状に延びる切
り溝13を有し、スペーサ9,9…に挟まれた状
態で、一定の間隔をおいてシヤフト6に固定され
ている。 前記容器4は、下部に導入口14を、上部に排
出口15を有し、排出口15の手前には、スクリ
ーン20が設けられている。分散媒と分散質との
混合物は、タンク2側からダクト12を経てポン
プ3へ送られ、ここで0.3〜5.0Kg/cm2程度の圧力
を与えられ、ダクト11を経て前記導入口14か
ら容器4の中に加圧・導入される。 前記容器4の中には、粒径0.5〜3mmの微小な
粒状のメデイアを容器の容積の40〜90%程度収納
しておく。このメイデアは、前記攪拌板7,7…
の切り溝13を通過するが、スクリーン20は通
過しない。 この分散機において、前記導入口14から容器
4内に加圧・導入された混合物は、前記メデイア
と共に攪拌板7の回転によつて、撹拌、混合さ
れ、分散質が分散媒中に次第に均一に分散する。
さらに、この混合物は、前記攪拌板7の回転の作
用に加え、導入口14から圧送される混合物に押
されて次第に容器の中を上昇する。その際、攪拌
板7の切り溝13をメデイアと共に通過すること
によつて、混合物が攪乱され、分散質が分散媒中
にさらに均一に分散される。そして、スクリーン
20で混合物がメデイアから分離された後、排出
口15から容器1の外に取り出される。 この分散機において、効率的な能力の高い分散
を行なうためには、種々の条件を満足することが
必要となるが、とりわけメデイアが容器4の中で
混合物中に概ね一様に分散していることが重要で
ある。 [考案が解決しようとする課題] 従来、前記メデイアが容器4の中で特定の個所
に偏在しないように、様々な工夫がなされてお
り、例えば、メデイアの混合物に対する比重や混
合物の容器4への導入圧等を適宜選択する、或は
攪拌板7の回転数と混合物の導入圧との調和を図
る等の手段が講じられてきた。 しかしながら、いかに条件を調整して混合、分
散を行なつても、混合物のレオロジー特性の変化
により、メデイアに対して作用する上下の力のバ
ランスを完全に維持することは不可能である。こ
のため、メデイアが混合物の中を下方に沈降した
り上方に浮上したりしやすく、メデイアが容器の
上下の何れか一方に偏る傾向がある。従つて、分
散機の運転を続けると、どうしても容器の上下に
メデイアの分布差が生じ、これが次第に拡大する
ため、分散機の分散能力が低下する。 そこで本考案は、前記従来の問題点に鑑み、メ
デイアが容器の中で上下に偏りにくい分散能力が
得られる分散機を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] すなわち、前記問題を解決するため、本考案に
おいて採用した手段の要旨は、容器4に混合物を
加圧導入する導入口14と、同混合物を容器4の
外に排出する排出口15とを設け、容器4の中
に、その中の混合物と粒状のメデイアとを撹拌す
る回転駆動される攪拌板7を上下に配設した混合
物分散機において、前記攪拌板7と共に回転され
て、下方に推力を生じるスクリユー状の攪拌翼1
0と、上方に推力を生じるスクリユー状の攪拌翼
10とが、前記攪拌板7の各々上下に配置されて
いる混合物分散機である。 [作用] 前記本考案の混合分散機では、攪拌板7,7…
を挟むように配置された攪拌翼10,10によ
り、容器4の下方へ沈降しようとするメデイア
は、下の攪拌翼10に近づくと、その推力により
押し上げられる。また、容器4の中で上方に浮揚
しようとするメデイアが上の攪拌翼10に近づく
と、その推力で下方に押し下げられる。これによ
り、上下に偏ろうとするメデイアが攪拌板7,7
のある中央部に散在し、上下に偏らないので、高
い分散能力が得られる。 [実施例] 次に、図面に従い、本考案の実施例について詳
細に説明する。 第1図で示すように、円筒形の容器4がフレー
ム1に設置され、同容器4の中にモータ5で回転
駆動されるシヤフト6が挿入されている。そし
て、このシヤフト6に攪拌板7,7…がスペーサ
9,9…を介して一定の間隔で装着され、シヤフ
ト6の先端にねじ込んだナツト19で締め付け、
固定されている。 前記容器4は、下部に導入口14が、上部に排
出口15が設けられ、分散媒と分散質との混合物
は、タンク2側からダクト12を経てポンプ3へ
送られ、ここで0.3〜5.0Kg/cm2程度の圧力を与え
られ、ダクト11を経て前記導入口14から容器
4の中に加圧・導入される。 攪拌板7,7…は、第2図に示すように、円板
に渦巻状の切欠13を等角度間隔で4条形成した
ものであり、図示の場合は、前記シヤフト6の中
間部にスペーサ9で間隔をおいて2枚取り付けら
れている。 さらに、この攪拌板7,7の上下には、スクリ
ユー状の攪拌翼10,10がスペーサ9,9で
各々間隔をおいてシヤフト6に取り付けられてい
る。この攪拌翼10,10は、ボス部17から放
射状に4本の翼18,18…が突設されたもの
で、この翼18,18…のブレードアンングル、
つまり翼18,18…の捩れの方向は、上下の攪
拌翼10,10において互いに逆となつている。
このため、シヤフト6を回転させて、この攪拌翼
10,10を回転させると、上下の攪拌翼10,
10で、互いに逆方向の推力が混合物に働く。こ
の場合に、シヤフト6は、下の攪拌翼10では上
方への推力が、上の攪拌翼10では下方への推力
が働く方向に回転される。 下表は、磁気記録テープ用の磁性塗料を、前記
実施例の分散機を用いて分散しながら、分散開始
から5時間目以降1時間毎に磁性塗料を取り出
し、これから常法に従つて何れも同じ条件で磁気
記録テープを製造した場合において、磁気記録テ
ープの磁性膜面の角形比が0.84以上になつた分散
時間を示している。ここで、混合物の分散媒は、
樹脂バインダー、分散質は、Co−γFe2O3系の針
状磁性粉末、メデイアは、粒径1.5〜3mmの微少
な粒状体であり、この混合物を、ポンプ3で3
Kg/cm2の圧力に加圧し、容器1の中に導入した。 さらに、この実施例と比較するため、前記第3
図と第4図で示すような従来の分散機を用いて、
同様にして前記試験を行ない、磁気記録テープの
磁性膜面の角形比が0.84以上になるのに要した分
散時間を示している。 表から明かな通り、本考案による分散機を用い
た実施例では、従来の分散機を用いた比較例に比
べて2/3の分散時間で0.84以上の角形比が得られ
た。磁性膜面の角形比は、磁性塗料における磁性
粉のバインダ中の分散状態に大きく依存すること
が知られている。すなわち、本考案の実施例によ
る装置を用いた場合、比較例に比べて高い分散能
力が得られたことになる。
【表】 [考案の効果] 以上説明した通り、本考案による分散機では、
撹拌機の中で混合物中のメデイアが上下に偏つて
しまわないことにより、従来に比べて高い分散能
力が得られ、混合物の効率的で確実な分散が可能
となり、分散時間の短縮により、生産性の向上を
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す分散機の配
管・断面図、第2図は、同分散機の主要構成部品
を示す分解斜視図、第3図は、従来例を示す分散
機の配管・断面図、第4図は、同分散機の主要構
成部品を示す分解斜視図である。 4……容器、6……シヤフト、7……攪拌板、
10……攪拌翼、14……導入口、15……排出
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器4に混合物を加圧導入する導入口14と、
    同混合物を容器4の外に排出する排出口15とを
    設け、容器4の中に、その中の混合物と粒状のメ
    デイアとを撹拌する回転駆動される攪拌板7を上
    下に配設した混合物分散機において、前記攪拌板
    7と共に回転されて、下方に推力を生じるスクリ
    ユー状の攪拌翼10と、上方に推力を生じるスク
    リユー状の攪拌翼10とが、前記攪拌板7の各々
    上下に配置されていることを特徴とする混合物分
    散機。
JP1990030377U 1990-03-24 1990-03-24 Expired - Lifetime JPH0545385Y2 (ja)

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JP1990030377U JPH0545385Y2 (ja) 1990-03-24 1990-03-24

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JPH03123526U JPH03123526U (ja) 1991-12-16
JPH0545385Y2 true JPH0545385Y2 (ja) 1993-11-19

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