JPH0545299U - 多段変速機 - Google Patents

多段変速機

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JPH0545299U JP10457491U JP10457491U JPH0545299U JP H0545299 U JPH0545299 U JP H0545299U JP 10457491 U JP10457491 U JP 10457491U JP 10457491 U JP10457491 U JP 10457491U JP H0545299 U JPH0545299 U JP H0545299U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機を大型化、重量化させることなく、変
速段の多段化を図ることができるような構成の多段変速
機を得る。 【構成】 エンジン出力軸1に複数のメインクラッチ1
0,15を介して係脱自在に連結された副変速機構20
と、この副変速機構20の出力側に常時連結される入力
軸31を有した主変速機構30とから構成される。副変
速機構20は複数の動力伝達経路を有して構成されると
ともに、これら各動力伝達経路がそれぞれ上記複数のメ
インクラッチ10,15のいずれかを介してエンジン出
力軸1に係脱自在に連結される。そして、上記複数のメ
インクラッチ10,15および副変速機構20がエンジ
ン出力軸1に取り付けられたフライホイールハウジング
3内に配設されている。なお、副変速機構20を構成す
る複数の動力伝達経路は、エンジンの出力をそのまま主
変速機構入力軸31に伝達する第1動力伝達経路と、エ
ンジンの出力を遊星歯車列により減速して主変速機構入
力軸31に伝達する第2動力伝達経路とから構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主変速機構と副変速機構とを有してなる多段変速機に関し、さらに詳 しくは、エンジンと副変速機とを係脱自在に連結するメインクラッチが複数個、 並列配置されてなる構造の多段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両においてエンジン出力を効率よく車体側(車輪)に伝達するため、変速機 においては変速段の多段化が要求されている。但し、現行構造のまま多段化を図 った場合には、変速機の大型化、重量化に繋がり、車体が大型化して重量が増加 し効率がかえって低下するという問題がある。 このため、従来から変速機の小型・軽量化を図るとともに変速段の多段化を図 ることが要求されている。
【0003】 このようなことから、例えば、実開昭60−43752号公報には、エンジン にメインクラッチを介して係脱自在に第1遊星歯車式変速機構(第1副変速機構 )を連結するとともにこの第1遊星歯車式変速機構の出力軸を第1カウンタ軸式 変速機構(第1主変速機構)に連結し、さらに、上記エンジンに第2遊星歯車式 変速機構(第2副変速機構)を連結するとともにこの第2遊星歯車式変速機構の 出力軸を第2カウンタ軸式変速機構(第2主変速機構)に連結してなる多段変速 機が開示されている。
【0004】 また、実開昭61−150228号公報には、エンジンの出力軸に2つのメイ ンクラッチを並列に取り付け、一方のクラッチを介してエンジン出力軸に係脱自 在に連結される第1メインシャフトと、他方のクラッチを介してエンジン出力軸 に係脱自在に連結される第2メインシャフトと、1本のカウンターシャフトとを 配設し、カウンターシャフト上のギヤを共通として、第1メインシャフトとカウ ンターシャフトとの間および第2メインシャフトとカウンターシャフトとの間に それぞれ、カウンター軸式変速機構を配設してなる多段変速機が開示されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記実開昭60−43752号公報に開示の多段変速機は、それぞれ遊星歯車 式変速機構とカウンター軸式変速機構とを直列に連結してなる2組の変速機構を 、軸方向に並べて配設して変速段の多段化を図るものである。このため、変速機 の軸方向長さが長くなることが避けられず、多段化を進めることはできても変速 機の大型化、重量化の問題が残される。また、この変速機においては、メインク ラッチに加えて、遊星歯車式変速機構の変速用のクラッチ、ブレーキが必要であ り、さらに、カウンター軸式変速機構の変速用のクラッチも必要であり、変速制 御機構が複雑であるという問題もある。
【0006】 一方、上記実開昭61−150228号公報に開示の多段変速機の場合には、 第1および第2メインシャフトおよびカウンターシャフトが互いに平行に配設さ れており、第1メインシャフトとカウンターシャフトとの間に設けられる変速機 構と第1メインシャフトとカウンターシャフトとの間に設けられる変速機構とは 、軸と直角な方向に並列に配設されるため、変速機の軸方向寸法の短縮化を図る ことができる。しかしながら、軸と直角な方向の寸法、すなわち変速機の幅およ び高さが大きくなりこの場合でも変速機の大型化、重量化の問題がある。
【0007】 本考案は、以上のような問題に鑑みたもので、変速機の大型化、重量化をでき る限り抑えるととともに、変速段の多段化を図ることができるような構成の多段 変速機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本考案の変速機は、エンジン出力軸に複数のメイ ンクラッチを介して係脱自在に連結された副変速機構と、この副変速機構の出力 側に常時連結される入力軸を有した主変速機構とから構成され、副変速機構は複 数の動力伝達経路を有して構成されるとともに、これら各動力伝達経路がそれぞ れ上記複数のメインクラッチのいずれかを介してエンジン出力軸に係脱自在に連 結され、さらに、上記複数のメインクラッチおよび副変速機構がエンジン出力軸 に取り付けられたフライホイールハウジング内に配設されている。
【0009】 なお、副変速機構を構成する複数の動力伝達経路を、エンジンの出力をそのま ま主変速機構入力軸に伝達する第1動力伝達経路と、エンジンの出力を減速して 主変速機構入力軸に伝達する第2動力伝達経路とから構成し、上記複数のメイン クラッチを、第1動力伝達経路をエンジン出力軸に係脱自在に連結する第1メイ ンクラッチと、第2動力伝達経路をエンジン出力軸に係脱自在に連結する第2メ インクラッチとから構成するのが好ましく、これら第1メインクラッチおよび第 1動力伝達経路と、第2メインクラッチおよび第2動力伝達経路とを、フライホ イールハウジング内において軸方向に並列配置するのが好ましい。 この場合には、第2動力伝達経路を、第2メインクラッチに連結されたリング ギヤと、主変速機構入力軸に連結されたキャリアと、固定保持されたサンギヤと からなる遊星歯車列から構成することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 本考案の一例に係る変速機を図2に示しており、この変速機の動力伝達経路は 図1に示すように構成される。これら両図を用いて、この変速機の構成を説明す る。 この変速機はエンジンフライホイール2に直接連結されるようになっており、 変速機の先端部分がフライホイールハウジング3により覆われるとともに、フラ イホイールハウジング3にはフライホイール2が結合されている。このフライホ イール2は取付ボルト1aによりエンジンの出力軸(クランクシャフト)1に結 合される。
【0011】 フライホイールハウジング3の後端にはポンプドライブギヤ4が形成されてお り、このポンプドライブギヤ4は変速機ハウジング7により回転自在に支持され るとともに油圧ポンプ6に繋がったポンプドリブンギヤ5と噛合している。この ため、エンジン運転中においては、ポンプドライブギヤ4が常時エンジン出力軸 1と同一回転で駆動され、ポンプドリブンギヤ5を介して油圧ポンプ6が常時駆 動される。
【0012】 フライホイールハウジング3内の構造を図3に詳細に示しており、この図も参 照してこの部分の構造を説明する。 フライホイールハウジング3内には、第1および第2メインクラッチ10,1 5が軸方向に並んで配設されている。これらメインクラッチ10,15の径方向 内方に副変速機構20が配設され、この副変速機構20に主変速機構30のメイ ンシャフト31が繋がる。副変速機構20は、第1メインクラッチ10のクラッ チプレート11と主変速機構30のメインシャフト31とを直結する直結プレー ト21と、第2メインクラッチ15のクラッチプレート16と主変速機構30の メインシャフト31とを直結プレート21を介して連結する遊星歯車式減速機構 23とから構成される。 このため、直結プレート21が第1の動力伝達経路を構成し、遊星歯車式減速 機構23が第2の動力伝達経路を構成している。
【0013】 第1メインクラッチ10は、ピストン12の押圧力により係合されるクラッチ プレート11を有しており、ピストン12は作動油室13へ供給される作動油圧 を受けて係合方向に作動される。作動油室13は油路13a,13b,13c, 13dを介して、変速機ハウジング7側に連通している。油路13dは図示しな いクラッチ制御バルブに連通しており、このクラッチ制御バルブからの作動油圧 が、油路13a〜13dを介して作動油室13に適宜供給されるようになってい る。 この作動油室13にピストン12を介して対向する背圧油室14が設けられて おり、この背圧油室14は油路14a,14b,14c,14dを介して、変速 機ハウジング7側に連通している。この油路14dには低圧の作動油圧(例えば 、潤滑油圧)を有する作動油が常時供給されており、ピストン12はこの低圧油 圧と背圧油室14内のスプリング力を受けて常時解放方向に押されるようになっ ている。
【0014】 第2メインクラッチ15は、ピストン17の押圧力により係合されるクラッチ プレート16を有しており、ピストン17は作動油室19へ選択的に供給される 油圧を受けて係合方向に作動される。作動油室19は油路19aを介して、変速 機ハウジング7に形成された油路(図示しないが、上記油路13dと並列に形成 される)に連通している。この油路は図示しないクラッチ制御バルブに連通して おり、このクラッチ制御バルブからの作動油圧が、油路19aを介して作動油室 19に適宜供給されるようになっている。 この作動油室19にピストン17を介して対向する背圧油室18が設けられて おり、この背圧油室18は油路18aを介して、上記油路14dに連通している 。このため、背圧油室18には低圧の作動油圧(例えば、潤滑油圧)を有する作 動油が常時供給され、ピストン17はこの低圧油圧と背圧油室18内のスプリン グ力を受けて常時解放方向に押されるようになっている。
【0015】 ここで、クラッチ制御バルブから油路13a〜13dを介して作動油室13に 作動油を供給すると、第1メインクラッチ10のピストン12は背圧油室14か らの押力に抗して係合方向に押圧されて第1メインクラッチ10は係合される。 なお、このとき、第2メインクラッチ15のピストン17は、背圧油室18から の押力を受けて解放方向に押されており、第2メインクラッチ15は解放された 状態となっている。 一方、、クラッチ制御バルブから油路19aを介して作動油室19に作動油を 供給すると、第2メインクラッチ15のピストン17は背圧油室18からの押力 に抗して係合方向に押圧されて第2メインクラッチ17は係合される。 なお、両背圧油室14,18には常時低圧の作動油が供給されているため、こ のクラッチ10,15が回転されたときに作動油室13,19内に発生する遠心 油圧を、背圧油室14,18内に発生する遠心油圧により相殺して打ち消すよう になっている。
【0016】 第1動力伝達経路を構成する直結プレート21は円盤上の部材であり、外径側 において第1メインクラッチ10のクラッチプレート11とスプライン係合し、 内径側において主変速機構30のメインシャフト31の先端部31aとスプライ ン係合する。 第2動力伝達経路を構成する遊星歯車式減速機構23は、外径側において第2 メインクラッチ15のクラッチプレート16とスプライン係合するリングギヤ2 4と、このリングギヤ24と噛合するピニオン25と、このピニオン25を回転 自在に支持するキャリア26と、ピニオン25と噛合するとともに変速機ハウジ ング7に結合固定されたサンギヤ27とから構成される。キャリア26は直結プ レート21に結合されており、この結果、キャリア26は主変速機構30のメイ ンシャフト31に連結される。このため、第2メインクラッチ15が係合されリ ングギヤ27がエンジン出力軸1と同一回転で駆動されると、キャリア26は減 速された速度で回転駆動され、このキャリア26の回転がメインシャフト31に 伝達される。
【0017】 このため、第1メインクラッチ10を係合させれば、エンジン出力軸1からの エンジン出力は直結プレート21、すなわち第1動力伝達経路を介してそのまま 主変速機構30に伝達され、第2メインクラッチ15を係合させれば、エンジン 出力は遊星歯車式減速機構23、すなわち第2動力伝達経路を介して減速されて 主変速機構30に伝達される。 このように、本例の変速機においては、第1および第2メインクラッチ10, 15を選択作動させることにより、従来のメインクラッチの役割であるエンジン と変速機との係脱制御のみならず、副変速機構20の作動制御を同時に行うこと ができこの作動制御により副変速機のH−L変速段切換を行わせることができる 。具体的には、第1メインクラッチ10を係合させてH変速段(高速段)を設定 し、第2メインクラッチ15を係合させてL変速段(低速段)を設定することが できる。
【0018】 主変速機構30は、上述のように副変速機構20に繋がるメインシャフト31 と、これと平行に配設されたカウンターシャフト34とを有し、両シャフト31 はそれぞれ一対のベアリング32a,32bおよび35a,35bにより回転自 在に支持されている。 メインシャフト31には、1速ドライブギヤ41aが回転自在に配設され、2 速,3速およびリバースドライブギヤ42a,43a,44aが固設されている 。なお、1速ドライブギヤ41aは1速クラッチ45を介してメインシャフト3 1に連結されており、この1速クラッチ45を係合させれば、1速ドライブギヤ 41aをメインシャフト31と結合することができるようになっている。
【0019】 一方、カウンターシャフト34には、1速ドリブンギヤ41bおよびリバース ドリブンギヤ44bが固定され、2速および3速ドリブンギヤ42b,43bが 回転自在に配設されている。但し、2速および3速ドリブンギヤ42b,43b はそれぞれ、2速および3速クラッチ46,47によりカウンターシャフト34 に結合することができる。
【0020】 これら1速〜3速ドリブンギヤ41b,42b,43bはそれぞれ1速〜3速 ドライブギヤ41a,42a,43aと噛合しており、上記1速〜3速クラッチ 45,46,47を選択作動させることにより、メインシャフト31の回転を各 ギヤ比に応じて変速してカウンターシャフト34に伝達することができる。 リバースドリブンギヤ44bは、回転自在に保持されたリバースアイドラギヤ 44cを介してリバースドライブギヤ44aと噛合している。このリバースアイ ドラギヤ44cは、図1において矢印Aで示すように、軸方向に摺動可能であり 、リバースドライブおよびドリブンギヤ44a,44bと噛合する噛合位置とこ れらギヤ44a,44bから離れる解放位置との間を移動可能となっている。よ って、リバースアイドラギヤ44cを噛合位置に位置せしめれば、これらギヤ4 4a,44b,44cを介して動力伝達を行わせるリバース段を設定することが できる。
【0021】 カウンターシャフト34にはアウトプットドライブギヤ38も固設されており 、このギヤ38はデフ機構52を有したアウトプットドリブンギヤ50と噛合し ている。デフ機構52は左右のアクスルシャフト54,55に繋がっており、カ ウンターシャフト34の回転はアウトプットギヤ組38,50およびデフ機構5 2を介して左右のアクスルシャフト54,55に伝達される。
【0022】 上記の構成の変速機においては、第1および第2メインクラッチ10,15の 作動制御を行うだけで、エンジンと変速機との係脱制御(すなわち、クラッチ制 御)のみならず、副変速機構の作動制御を行うことができる。これに加えて、主 変速機構の作動制御を行えば、前進側6速(H−1,2,3およびL−1,2, 3)と後進側2速(H−RおよびL−R)の変速段を選択することができる。こ のため、この変速機の場合は、クラッチ制御および変速制御が簡単且つ容易であ る。
【0023】 このように前進側6速の変速段を達成するには、従来では、1つのメインクラ ッチ、6組のギヤ列(動力伝達経路)および6つの変速用クラッチ(もしくはブ レーキ)を必要とした。しかしながら、本例の変速機の場合には、2つのメイン クラッチおよびこれに一体に組み合わされた副変速機構と、3組のギヤ列と、3 つの変速用クラッチを必要とするだけであり、変速機を小型・軽量化した上で、 変速段の多段化を図ることができる。 また、この変速機の場合には、メインクラッチの径方向内側に副変速機構を配 設することができるので、ほぼ2組のメインクラッチを配設するスペースがあれ ば、メインクラッチおよび副変速機構を設けることができ、変速機を小型・軽量 化することができる。なお、これらを覆うフライホイールハウジング3はフライ ホイール2と結合されているため、フライホイールハウジング3がフライホイー ル質量として作用する。このため、フライホイール2を小さくすることかでき、 その分変速機の軸方向寸法を短縮することができる。
【0024】 以上においては、主変速機構としてカウンター軸式変速機構を用いているが、 この主変速機構はこのようなものに限られず、遊星歯車式の変速機構を主変速機 構として用いても良い。また、本例においては主変速機構の変速用クラッチとし ては湿式多板油圧クラッチを用いているが、これに限られるものではなく、例え ば、シンクロメッシュ式クラッチや、単なるドグ歯クラッチを用いても良いのは 無論のことである。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、副変速機構は複数の動力伝達経路を有 して構成されるとともに、これら各動力伝達経路がそれぞれ別々にメインクラッ チを介してエンジン出力軸に係脱自在に連結され、さらに、これらメインクラッ チおよび副変速機構がエンジン出力軸に取り付けられたフライホイールハウジン グ内に配設されているので、メインクラッチおよび副変速機構をコンパクトにフ ライホイールハウジング内に配設することができ、変速機の小型・軽量化を図る ことができる。さらに、副変速機構に主変速機構が繋がる構成であるので、変速 段の多段化が容易である。 特に、この場合に、メインクラッチの作動制御を行うことにより、エンジンと 変速機との係脱制御(クラッチ制御)のみならず、副変速機構の作動制御を同時 に行うことができるので、変速制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る多段変速機の動力伝達経路を示す
スケルトン図である。
【図2】この多段変速機の構成を示す断面図である。
【図3】この多段変速機におけるフライホイールハウジ
ングに囲まれた部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン出力軸 2 フライホイール 3 フライホイールハウジング 10,15 メインクラッチ 20 副変速機構 23 遊星歯車式減速機構 30 主変速機構 31 メインシャフト 34 カウンターシャフト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力軸に複数のメインクラッチ
    を介して係脱自在に連結された副変速機構と、この副変
    速機構の出力側に常時連結される入力軸を有した主変速
    機構とからなり、 前記副変速機構は複数の動力伝達経路を有して構成され
    るとともに、これら各動力伝達経路がそれぞれ前記複数
    のメインクラッチのいずれかを介して前記エンジン出力
    軸に係脱自在に連結され、 前記複数のメインクラッチおよび前記副変速機構が前記
    エンジン出力軸に取り付けられたフライホイールハウジ
    ング内に配設されていることを特徴とする多段変速機。
  2. 【請求項2】 前記副変速機構を構成する複数の動力伝
    達経路が、前記エンジンの出力をそのまま前記主変速機
    構入力軸に伝達する第1動力伝達経路と、前記エンジン
    の出力を減速して前記主変速機構入力軸に伝達する第2
    動力伝達経路とからなり、 前記複数のメインクラッチが、前記第1動力伝達経路を
    前記エンジン出力軸に係脱自在に連結する第1メインク
    ラッチと、前記第2動力伝達経路を前記エンジン出力軸
    に係脱自在に連結する第2メインクラッチとからなり、 前記第1メインクラッチおよび第1動力伝達経路と、前
    記第2メインクラッチおよび第2動力伝達経路とが、前
    記フライホイールハウジング内において軸方向に並列配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の多段変
    速機。
  3. 【請求項3】前記第2動力伝達経路が、前記第2メイン
    クラッチに連結されたリングギヤと、前記主変速機構入
    力軸に連結されたキャリアと、固定保持されたサンギヤ
    とからなる遊星歯車列から構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載の多段変速機。
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JP2013525702A (ja) * 2010-04-20 2013-06-20 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 車両用トランスミッションシステム
JP2017128160A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 マツダ株式会社 パワートレイン構造

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