JPH0545182A - 車両用計器盤の構造 - Google Patents

車両用計器盤の構造

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Publication number
JPH0545182A
JPH0545182A JP3201888A JP20188891A JPH0545182A JP H0545182 A JPH0545182 A JP H0545182A JP 3201888 A JP3201888 A JP 3201888A JP 20188891 A JP20188891 A JP 20188891A JP H0545182 A JPH0545182 A JP H0545182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
instrument panel
instrument board
instruments
driver
Prior art date
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Pending
Application number
JP3201888A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Kazama
憲男 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3201888A priority Critical patent/JPH0545182A/ja
Publication of JPH0545182A publication Critical patent/JPH0545182A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転車が計器盤内部からの光や外部からの光線
により眩惑されることなく計器類を確実に視認でき且つ
乗員に広々とした解放感を与えると共に、計器盤周りの
造形自由度を改善することのできる車両用計器盤の構造
を提供する。 【構成】計器盤の前面に設けられている透明体の前方
に、光を透過するが光を反射しない布部材を設けたの
で、外部から入射してくる光が透明体に当たって反射す
ることがなく運転者は眩惑されることがない。また、計
器盤からの照明光が透明体で乱反射してその光がフロン
トウインドパネル等に映り込んで前方を見づらくするこ
とも防止される。しかも、布部材は光を透過させるの
で、計器類を視認することができる。また、従来のよう
に計器盤の上方にフードを設ける必要が無くなるので、
乗員に広々感を与えると共に計器盤周りの造形自由度が
増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用計器盤の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用計器盤の構造としては、例
えば図6に示すようなものがある。車両Mのインストル
メントパネル1は、芯材2aの表面にポリウレタンフォ
ーム材などよりなるパッド2と、ポリ塩化ビニルなどよ
りなる表皮部材3を一体に設けて形成され、運転者に対
向する位置には計器盤4が埋め込まれている。この計器
盤4は、速度計や燃料計等の計器類5と照明用のバルブ
6とこれらを内蔵した計器箱7から成り、計器箱7の前
面開口部にはガラス(透明体)8が設けられている。そ
して、フロントウインドパネル9やサイドウインドパネ
ル10を通して車両内部に入射してくる外部からの光L
が、計器盤4の前面(図中A側)のガラス8で反射して
計器類5が見づらくなるのを防止するために、計器盤4
の上方にはインルトルメントパネル1を延長してフード
11を設けている。さらに、ガラス8を湾曲させて後方
からの光Lの反射光が運転者の目に入らないようにされ
ている。尚、12はフロントピラーである。
【0003】また、実開昭56−46438号公報に示
されるように計器盤4の前面に偏光板を設けて該計器盤
4内部からの光がウインドパネルに反射するのを防止し
たり、実開昭56−93703号公報に示されるように
計器盤4の前面に透過光線の角度を規制するルーバーを
用いて計器盤4内部からの光がフロントウインドパネル
9に反射するのを防止する等の種々の構造が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、計器盤4からの光がフロン
トウインドパネル9等へ映り込むのを防止したり、フロ
ントウインドパネル9やサイドウインドパネル10から
入射して来た外部からの光Lが計器盤4前面のガラス8
で反射して乗員を眩惑するのを防止して視認性を確保す
るために、フード11が乗員側に突出しているため、車
室内の広々感を阻害したり、インストルメントパネル1
等の造形時における制限となって不利である。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、運転者が計器盤内部からの光
や外部からの光線により眩惑されることなく計器類を確
実に視認でき且つ乗員に広々とした解放感を与えると共
に、計器盤周りの造形自由度を改善することのできる車
両用計器盤の構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用計
器盤の構造は、計器類及び光源を内蔵すると共に前面に
透明体が設けられている計器箱を、インストルメントパ
ネルに埋め込んで成る車両用計器盤の構造において、前
記透明体の前方に、光を透過し且つ光を反射しない布部
材を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明に係る車両用計器盤の構造によれば、
計器盤の前面に設けられている透明体の前方に、光を透
過するが光を反射しない布部材を設けたので、外部から
入射してくる光が透明体に当たって反射することがなく
運転者は眩惑されることがない。また、計器盤からの照
明光が透明体で乱反射してその光がフロントウインドパ
ネル等に映り込んで前方を見づらくすることも防止され
る。しかも、布部材は光を透過させるので、計器類を視
認することができる。また、従来のように計器盤の上方
にフードを設ける必要が無くなるので、乗員に広々感を
与えると共に計器盤周りの造形自由度が増す。
【0008】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】20が計器盤であり、車室内前部のインス
トルメントパネル21の前面(図中A側面)に設けられ
ている。この計器盤20の計器箱22内部には、速度計
等の計器類23と、夜間にこれら計器類23を後方から
照らして視認性を確保するためのバルブ(光源)24が
設けられている。そして、計器箱20の前面には、平面
状の透明樹脂体(透明体)25が嵌め込まれている。こ
の透明樹脂体25の内部には、透過光線角度を規制する
ために不透明のルーバー26が所定間隔で一体的に形成
されており、また、内面には英数字27が該透明樹脂体
25及び計器箱22の後板22aと異なった色で設けら
れている。そして、透明樹脂体25の前面には、光を透
過させ且つ光を反射しない布部材28が設けられてい
る。
【0010】尚、29は針であり、速度や温度等を指し
示すためのものである。この針29は色付きの透明部材
であるが、視認性の観点から計器箱22の後板22aや
透明樹脂体25と異なる色とされている。そして、30
はベントグリルである。
【0011】布部材28としては、例えば図4に示すよ
うな、モケット織りのものを用いることができる。この
布部材28は、縦糸28aと横糸28bとが略直交する
ように織られており、重なり部28dと、空間部28e
とが形成されている。そして、重なり部28dには一定
の割合でパイル28cが取付けられている。このため、
この布部材28に対して光が照射されると、空間部28
eに照射された光線は貫通し、パイル28cのない重な
り部28dに照射された光線は一部が遮断され、また、
パイル28cのある重なり部28dに照射された光線は
大部分が遮断されることになる。従って、空間部28
e、重なり部28dの割合、パイル28cの量により、
布部材28を透過する光の量を調整することができる。
【0012】このように、計器盤20前面の透明樹脂体
25にルーバー26を設けて透過光線の角度を規制した
ため、夜間走行中に計器盤20内部のバルブ24の光が
フロントウインドパネル9に映って前方視界を損なうこ
とがなくなり、視認性が確保される。このため、従来の
ように計器盤20の周囲にフード11を設ける必要がな
くなって広々感が増すと共に、計器盤20周りの造形自
由度が増す。
【0013】また、透明樹脂体25の前方に光を反射し
ない布部材28を設けたので、昼間走行時及び夜間走行
時に外部からの光が計器盤20に入射しても直接透明樹
脂体25で反射して運転者を眩惑することがなく、視認
性を確保することができる。
【0014】尚、上記実施例においては透明樹脂体25
の内部にルーバー26を一体で設けた場合について説明
したが、これに限らず、例えば、透明樹脂体25の後方
又は前方にルーバー26を別個に設けても同様の作用・
効果が得られる。また、この場合には、透明樹脂体25
の代わりにガラスの使用も可能である。また、上記実施
例においては計器類23と別個に光源としてバルブ24
を設けた例について述べたが、計器類23自身が発光す
るいわゆる電子メータに適用しても良い。
【0015】図5には別の実施例として、平織の布部材
31を用いた場合を示している。この布部材31は、縦
糸31a及び横糸31bにより格子状に織ったものであ
る。この場合には、縦糸31a間隔及び横糸31bの間
隔によって、光の透過度を調整することができる。
【0016】また、特に図示はしていないが、インスト
ルメントパネル21の表皮部材21aとして布を使用し
ている場合には、前述の布部材28、31の代わりに表
皮部材21aを布部材として用い、一体的に透明樹脂体
25の前面を覆うようにすれば、製作コストの面及び外
観の面でさらに有利となる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る車両用計器盤の構造は、
以上説明したように、計器盤の前面に設けられている透
明体の前方に、光を透過するが光を反射しない布部材を
設けたので、外部から入射してくる光が透明体に当たっ
て反射することがなく運転者は眩惑されることがない。
また、計器盤からの照明光が透明体で乱反射してその光
がフロントウインドパネル等に映り込んで前方を見づら
くすることも防止される。しかも、布部材は光を透過さ
せるので、計器類を視認することができる。また、従来
のように計器盤の上方にフードを設ける必要が無くなる
ので、乗員に広々感を与えると共に計器盤周りの造形自
由度が増す。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用計器盤の構造を示す一部破
断の斜視図である。
【図2】図1中DA方向から計器盤を見た正面図であ
る。
【図3】図1中SA−SA線に沿った断面図である。
【図4】布部材の一例としてのモケット織りを示す説明
図である。
【図5】(A)布部材の他の例としての平織を示す平面
図である。 (B)図5(A)中SB−SB線に沿った断面図であ
る。
【図6】従来の車両用計器盤の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 計器盤 22 計器箱 23 計器類 24 バルブ(光源) 25 樹脂透明体(透明体) 26 ルーバー 28、31 布部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器類及び光源を内蔵すると共に前面に
    透明体が設けられている計器箱を、インストルメントパ
    ネルに埋め込んで成る車両用計器盤の構造において、 前記透明体の前方に、光を透過し且つ光を反射しない布
    部材を設けたことを特徴とする車両用計器盤の構造。
JP3201888A 1991-08-12 1991-08-12 車両用計器盤の構造 Pending JPH0545182A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3201888A JPH0545182A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 車両用計器盤の構造

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JP3201888A JPH0545182A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 車両用計器盤の構造

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JPH0545182A true JPH0545182A (ja) 1993-02-23

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JP3201888A Pending JPH0545182A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 車両用計器盤の構造

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JP (1) JPH0545182A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103843A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Mitsubishi Motors Corp 画像表示装置
JP2017219442A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 矢崎総業株式会社 表示装置
US10227806B2 (en) 2014-11-26 2019-03-12 Julius Blum Gmbh Arrangement of a door and cavity for an article of furniture

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JP2009103843A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Mitsubishi Motors Corp 画像表示装置
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