JPH0544991B2 - - Google Patents

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JPH0544991B2
JPH0544991B2 JP20494984A JP20494984A JPH0544991B2 JP H0544991 B2 JPH0544991 B2 JP H0544991B2 JP 20494984 A JP20494984 A JP 20494984A JP 20494984 A JP20494984 A JP 20494984A JP H0544991 B2 JPH0544991 B2 JP H0544991B2
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JP
Japan
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output
wave height
photomultiplier tube
scintillator
height discriminator
Prior art date
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Application number
JP20494984A
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JPS6183985A (ja
Inventor
Yoshibumi Azuma
Seiichi Yamamoto
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、ポジトロン用あるいはシングルフ
オトン用のリング型ECT装置(エミツシヨン・
コンピユータ断層撮影装置)に使用されるシンチ
レーシヨン検出器に関する。
(ロ) 従来技術 リング型ECT装置は多数の放射線検出器をリ
ング型に配列してなるものであるが、放射線検出
器を小さくしてその配列密度を高くする程空間分
解能が向上する。ところで、従来では、放射線検
出器として通常、1個のシンチレータと1個の光
電子増倍管とを組合せてなるシンチレーシヨン検
出器が用られている。そのため、光電子増倍管の
大きさにより各シンチレーシヨン検出器の大きさ
が制限され、小さくするのにも限界がある。ま
た、たとえ小さくできたとしてもリング型配列全
体では光電子増倍管の本数も増加するので高価に
なるという欠点がある。
(ハ) 目的 この発明は、光電子増倍管を増加させずに、し
たがつて高価格化を招くことなく、空間分解能を
向上させたシンチレーシヨン検出器を提供するこ
とを目的とする。
(ニ) 構成 この発明のシンチレーシヨン検出器では、多数
個のシンチレータが互いに隣接して配列されてお
り、そのうちの一定個数ずつが複数個の光電子増
倍管のそれぞれに光結合されている。そして各光
電子増倍管の出力パルスの波高が第1の波高弁別
器により所定の高いレベルのウインド内に入つて
いることが検出され、また第2の波高弁別器によ
り所定の低いレベルのウインド内に入つているこ
とが検出される。同一の光電子増倍管の結合され
るシンチレータ間では光のクロストークがないよ
うにされ、隣接している光電子増倍管に結合して
いるシンチレータ間では光のクロストークが生じ
るようにされる。各光電子増倍間に接続された第
1の波高弁別器の出力と該光電子増倍管に隣接す
る他の光電子増倍管に接続された第2の波高弁別
器の出力との組合せによりどのシンチレータに放
射線が入射したかが判別される。
(ホ) 実施例 第1図において、多数のシンチレータ1が互い
に隣接してリング型に配列されており、3個ずつ
ライトガイド4を介して1個の光電子増倍管5に
光学的に結合されている。同一の光電子増倍管5
に結合されるシンチレータ1の間には光学的遮蔽
板2が挿入されて互いに光のクロストークがない
ようにされているが、隣接する光電子増倍管5に
結合されるシンチレータ1の間は光学的結合面3
となつていて、互いに光のクロストークが生じる
ようにされている。各光電子増倍管5には、増幅
器6を介して主波高別器7と副波高弁別器8とが
それぞれ接続されている。これらの波高弁別器
7,8は光電子増倍管5から生じる出力パスルの
波高を弁別するもので、主波高弁別器7は第2図
イに示すように高いレベルのウインドに波高が入
つているときに出力を生じ、副波高弁別器8は第
2図(ロ)に示すように主波高弁別器7よりは低いレ
ベルのウインドに波高入つているときに出力を生
じる。この高いレベルのウインドは各光電子増倍
管5にライトガイド4を介して結合されたシンチ
レータ1がらの光に対応して定められ、低いレベ
ルのウインドは隣接する光電子増倍管5に結合さ
れたシンチレータ1からのクロストーク光に対応
して定められている。主波高弁別器7の出力はゲ
ート回路10を介して出力されるが、このゲート
回路10はAND回路9の出力がないときのみ開
いて信号を通過させ、AND回路9から出力が送
られているときは閉じて信号を阻止する。AND
回路9には、主波高弁別器7の出力の隣りの副波
高弁別器8の出力とが入力されている。
今、第1図のシンチレータ1のうちa,b,
c,dの記号を付したものにそれぞれγ線が入射
するものとする。まず、シンチレータaにのみγ
線が入射した場合、ここで生じたシンチレーシヨ
ン光は光学的遮蔽板2で遮られるので隣接するシ
ンチレータb等に漏れることなく、全てAの光電
子増倍管5に入射する。そこで、この場合は光電
子増倍管Aから生じる出力パルスの波高は大きな
ものとなり、そのためA側では主波高弁別器7か
ら出力が生じるが副波高弁別器8からは出力は生
じない。また、このとき、Bの光電子増倍管5に
は何らの光も入射されないのでB側では主および
副波高弁別器7,8とも出力を生じない。そこ
で、この場合はA側のAND回路9から出力が生
じないので、A側の主波高弁別器7の出力はその
ままゲート回路10を通過する。
つぎに、シンチレータbにのみγ線が入射した
場合は、ここで生じたシンチレーシヨン光は光学
的遮蔽板2で遮られるので隣接するシンチレータ
aには漏れないが隣接するシンチレータcには漏
れる。そのためその光がAの光電子増倍管5に入
射するとともに、シンチレータcに漏れたクロス
トーク光が光電子増倍管Bに入射する。そこで、
この場合は光電子増倍管Aから生じる出力パルス
の波高は大きなものとなり、そのためA側では主
波高弁別器7から出力が生じるが副波高弁別器8
からは出力は生じず、しかもこのとき、光電子増
倍管Bにはクロストーク光が入射するのでB側で
は主波高弁別器7からは出力が生じないが、副波
高弁別器8は出力を生じる。そのため、この場合
はA側のAND回路9から出力が生じることにな
り、これによりA側のゲート回路10は阻止状態
になるのでA側の主波高弁別器7の出力はゲート
回路10により阻止されてしまう。
シンチレータcにのみγ線が入射した場合、そ
のシンチレーシヨン光は光学的遮蔽板2で遮られ
るので隣接するシンチレータdには漏れないが隣
接するシンチレータbには漏れる。そのためその
光が光電子増倍管Bに入射するとともに、シンチ
レータbに漏れたクロストーク光が光電子増倍管
Aに入射する。そこで、この場合は光電子増倍管
Bから生じる出力パルスの波高は大きなものとな
り、そのためB側では主波高弁別器7から出力が
生じるが副波高弁別器8からは出力は生じず、し
かもこのとき、光電子増倍管Aにはクロストーク
光が入射するのでA側では主波高弁別器7からは
出力が生じないが、副波高弁別器8は出力を生じ
る。そのため、この場合はB側のAND回路9か
らの出力が生じることになり、これによりB側の
ゲート回路10は阻止状態になるのでB側の主波
高弁別器7の出力はゲート回路10により阻止さ
れてしまう。
シンチレータdにのみγ線が入射した場合に
は、そのシンチレーシヨン光は光学的遮蔽板2で
遮られるので隣接するシンチレータc等に漏れる
ことなく、全て光電子増倍管Bに入射する。そこ
で、この場合は光電子増倍管Bから生じる出力パ
ルスの波高は大きなものとなり、そのためB側で
は主波高弁別器7から出力が生じるが副波高弁別
器8からは出力は生じない。また、このとき、光
電子増倍管Aには何らの光も入射されないのでA
側では主および副波光弁別器7,8とも出力を生
じない。そこで、この場合はB側のAND回路9
から出力が生じないので、B側の主波高弁別器7
の出力はそのままゲート回路10を通過する。
このように、光電子増倍管A,Bに接続された
主、副波高弁別器7,8の出力の組合せを判別す
ることにより、A側のゲート回路10から出力が
生じたときはシンチレータaにγ線が入射したこ
とが、A側のAND回路9から出力が生じたとき
はシンチレータbにγ線が入射したことが、B側
のAND回路9から出力が生じたときはシンチレ
ータcにγ線が入射したことが、B側にゲート回
路10から出力が生じたときはシンチレータdに
γ線が入射したことが、それぞれ識別できる。
なお、第3図のように1個の光電子増倍管5に
対して9個のシンチレータ1を光結合して光電子
増倍管5を少なくとも2層にリング型に配列し、
リング型配列の周方向のみでなく、周方向と直角
な方向でも上記と同様にγ線が入射したシンチレ
ータ1がどれであるかを識別するよう構成すれ
ば、多層スライスのECT画像を得ることができ
る。
また、上記ではリング型に配列しているが、多
角形や球状にシンチレータ1および光電子増倍管
5を配列することもできる。
(ヘ) 効果 この発明によれば、シンチレータの大きさを光
電子増倍管の大きさに関係なく小さくできるの
で、シンチレータの配列密度を高めて空間分解能
を向上させることが容易にできる。また、光電子
増倍管の本数を少なくできるので安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロツク図、第
2図イ,ロは波高弁別器の動作を説明するための
タイムチヤート、第3図は他の実施例の概略的な
斜視図である。 1……シンチレータ、2……光学的遮蔽板、3
……光学的結合面、4……ライトガイド、5……
光電子増倍管、6……増幅器、7……主波高弁別
器、8……副波高弁別器、9……AND回路、1
0……ゲート回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに隣接して配列されている多数個のシン
    チレータと、この多数のシンチレータの一定個数
    ずつがそれぞれ光結合されている複数個の光電子
    増倍管と、各光電子増倍管の出力パルスの波高が
    所定の高いレベルのウインドウ内に入つているこ
    とを検出して出力を生じる第1の波高弁別器と、
    各光電子増倍管の出力パルスの波高が所定の低い
    レベルのウインド内に入つていることを検出して
    出力を生じる第2の波高弁別回路とを有し、上記
    同一の光電子増倍管の結合されるシンチレータ間
    では光のクロストークがないようにするとともに
    隣接している光電子増倍管に結合しているシンチ
    レータ間では光のクロストークが生じるようにし
    ておいて、上記各光電子増倍管に接続された第1
    の波高弁別器の出力と該光電子増倍管に隣接する
    他の光電子増倍管に接続された第2の波高弁別器
    の出力との組合せによりどのシンチレータに放射
    線が入射したかを判別るうようにしたシンチレー
    シヨン検出器。
JP20494984A 1984-09-29 1984-09-29 シンチレ−シヨン検出器 Granted JPS6183985A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6183985A JPS6183985A (ja) 1986-04-28
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JP4132305B2 (ja) 1998-11-10 2008-08-13 浜松ホトニクス株式会社 光電子増倍管及びその製造方法
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JPS6183985A (ja) 1986-04-28

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