JPH0544629A - 斜板式アキシヤルプランジヤポンプ - Google Patents
斜板式アキシヤルプランジヤポンプInfo
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- JPH0544629A JPH0544629A JP19946691A JP19946691A JPH0544629A JP H0544629 A JPH0544629 A JP H0544629A JP 19946691 A JP19946691 A JP 19946691A JP 19946691 A JP19946691 A JP 19946691A JP H0544629 A JPH0544629 A JP H0544629A
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- JP
- Japan
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- plunger
- swash plate
- air
- cylinder bore
- fuel
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/02—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type
- F02M59/04—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by special arrangement of cylinders with respect to piston-driving shaft, e.g. arranged parallel to that shaft or swash-plate type pumps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は斜板式アキシャルピプランジャポン
プに関し、エアカーテンの形成によって被圧縮媒体と潤
滑油との混合を防止することを目的とする。 【構成】 プランジャ23は斜板20に接触する第１プラン
ジャ24とポンプ室38を形成する第２プランジャ26とより
なる。プランジャ23の往復動によってポンプ室38に吸入
孔40から燃料が導入され、吐出室50に燃料が圧送され
る。給油口62から潤滑油がプランジャ23とシリンダとの
摺動部分に導入される。回転軸16に連結されるインペラ
70が設けられ、インペラ70は空気導入孔74より外気を導
入し、空気は、エアアウトレット76より第２プランジャ
26のシリンダボア28に対する摺動面に吹きつけられ、エ
アカーテンが形成される。円周ポンプ室38からクリヤラ
ンスの部分に漏洩した燃料はこのエアカーテンによって
斜板20の側に対して遮断され、潤滑油に燃料が混入され
るのが防止される。
プに関し、エアカーテンの形成によって被圧縮媒体と潤
滑油との混合を防止することを目的とする。 【構成】 プランジャ23は斜板20に接触する第１プラン
ジャ24とポンプ室38を形成する第２プランジャ26とより
なる。プランジャ23の往復動によってポンプ室38に吸入
孔40から燃料が導入され、吐出室50に燃料が圧送され
る。給油口62から潤滑油がプランジャ23とシリンダとの
摺動部分に導入される。回転軸16に連結されるインペラ
70が設けられ、インペラ70は空気導入孔74より外気を導
入し、空気は、エアアウトレット76より第２プランジャ
26のシリンダボア28に対する摺動面に吹きつけられ、エ
アカーテンが形成される。円周ポンプ室38からクリヤラ
ンスの部分に漏洩した燃料はこのエアカーテンによって
斜板20の側に対して遮断され、潤滑油に燃料が混入され
るのが防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はプランジャが一端で回
転する斜板に当接することでプランジャはシリンダボア
内を往復し、プランジャの他端に形成されるポンプ室よ
り流体媒体の圧送を行う斜板式アキシャルプランジャポ
ンプに関する。
転する斜板に当接することでプランジャはシリンダボア
内を往復し、プランジャの他端に形成されるポンプ室よ
り流体媒体の圧送を行う斜板式アキシャルプランジャポ
ンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】回転する斜板に一端が接触するプランジ
ャを有し、プランジャの他端にポンプ室が形成され、斜
板の回転によりプランジャを往復させることによりポン
プ室の容積を変化させポンプ作用を実現する斜板式アキ
シャルプランジャポンプが提案されている。かかる斜板
式アキシャルプランジャポンプは内燃機関の燃料系にお
ける燃料ポンプに使用することができる。例えば、特願
平２−２０３８２３号はこの種の燃料噴射ポンプを開示
する。
ャを有し、プランジャの他端にポンプ室が形成され、斜
板の回転によりプランジャを往復させることによりポン
プ室の容積を変化させポンプ作用を実現する斜板式アキ
シャルプランジャポンプが提案されている。かかる斜板
式アキシャルプランジャポンプは内燃機関の燃料系にお
ける燃料ポンプに使用することができる。例えば、特願
平２−２０３８２３号はこの種の燃料噴射ポンプを開示
する。
【０００３】プランジャの潤滑のためシリンダボアの内
周面に開口する潤滑油溝が設けられ、この潤滑油溝から
の潤滑油はプランジャとシリンダボアとの摺動面を経て
プランジャと斜板との係合面に給油され、斜板室内に回
収される。潤滑油溝からの潤滑油はポンプ室側に向かっ
てもプランジャとシリンダボア間の隙間を介して漏洩す
るが、ポンプ室の手前の位置においてシリンダボアの内
周にリーク油回収通路が設けられ、ポンプ室側への潤滑
油の漏洩を遮断しようとしている。
周面に開口する潤滑油溝が設けられ、この潤滑油溝から
の潤滑油はプランジャとシリンダボアとの摺動面を経て
プランジャと斜板との係合面に給油され、斜板室内に回
収される。潤滑油溝からの潤滑油はポンプ室側に向かっ
てもプランジャとシリンダボア間の隙間を介して漏洩す
るが、ポンプ室の手前の位置においてシリンダボアの内
周にリーク油回収通路が設けられ、ポンプ室側への潤滑
油の漏洩を遮断しようとしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】プランジャとシリンダ
ボアとの摺動面との間にはクリアランスがあるため潤滑
油のみならずポンプ室からの被圧縮媒体（例えば軽油）
も漏洩する。この漏洩した燃料がプランジャとシリンダ
ボアとの摺動面に給油される潤滑油と混入されると、潤
滑油の品質が劣化する恐れがある。斜板室で集められた
潤滑油は内燃機関の他の部分の潤滑にも使用されること
から、潤滑油の品質が劣化することは適正なエンジンの
潤滑性の確保のためにも抑制する必要がある。
ボアとの摺動面との間にはクリアランスがあるため潤滑
油のみならずポンプ室からの被圧縮媒体（例えば軽油）
も漏洩する。この漏洩した燃料がプランジャとシリンダ
ボアとの摺動面に給油される潤滑油と混入されると、潤
滑油の品質が劣化する恐れがある。斜板室で集められた
潤滑油は内燃機関の他の部分の潤滑にも使用されること
から、潤滑油の品質が劣化することは適正なエンジンの
潤滑性の確保のためにも抑制する必要がある。
【０００５】この発明は被圧送媒体と潤滑油との混合を
防止することを目的とし、プランジャとシリンダボアと
の摺動面においてポンプ室側と斜板側とを遮断する空気
流を設け、そのエアーカーテン効果によって被圧送媒体
と潤滑油とが混合しないようにしている。
防止することを目的とし、プランジャとシリンダボアと
の摺動面においてポンプ室側と斜板側とを遮断する空気
流を設け、そのエアーカーテン効果によって被圧送媒体
と潤滑油とが混合しないようにしている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、プラ
ンジャが一端で回転する斜板に当接することでプランジ
ャはシリンダボア内を往復し、プランジャの他端に形成
されるポンプ室より流体媒体の圧送を行う斜板式アキシ
ャルプランジャポンプにおいて、斜板と同一の駆動源に
より回転駆動されるエア圧送部材を備え、プランジャが
摺動するシリンダボアの内面にエア供給溝を設け、エア
圧送部材からの空気流をエア供給溝に供給することを特
徴とする斜板式アキシャルプランジャポンプが提供され
る。
ンジャが一端で回転する斜板に当接することでプランジ
ャはシリンダボア内を往復し、プランジャの他端に形成
されるポンプ室より流体媒体の圧送を行う斜板式アキシ
ャルプランジャポンプにおいて、斜板と同一の駆動源に
より回転駆動されるエア圧送部材を備え、プランジャが
摺動するシリンダボアの内面にエア供給溝を設け、エア
圧送部材からの空気流をエア供給溝に供給することを特
徴とする斜板式アキシャルプランジャポンプが提供され
る。
【０００７】
【作用】エア圧送部材からの空気流はエア供給溝に供給
され、エアカーテン効果によってプランジャとシリンダ
ボアとの摺動面に漏洩した潤滑油と被圧縮媒体とが混合
するのを防止する。
され、エアカーテン効果によってプランジャとシリンダ
ボアとの摺動面に漏洩した潤滑油と被圧縮媒体とが混合
するのを防止する。
【０００８】
【実施例】１０はシリンダであり、シリンダ１０はケー
シング１２に固定される。回転軸１６はケーシング１２
およびシリンダ１０にボールベアリング１８および１９
によって回転自在に軸支される。回転軸１６の一端に斜
板２０が固定される。斜板２０は回転軸１６の軸線に対
して幾分傾斜する傾斜面20A を形成している。シリンダ
１０は円周方向に間隔を置いて第１シリンダボア２２が
複数（この実施例では５個）形成される。プランジャ２
３は２分割され、第１プランジャ２４と、第２プランジ
ャ２６とにより構成され、第１プランジャ２４と第２プ
ランジャ２６とは点接触しており、これは斜板２０より
第１プランジャに加わる半径方向の成分を有した力が、
第２プランジャ２６に対しては遮断され、第２プランジ
ャ２６に側圧が加わらないようにし、その磨耗の急速な
進行が起こらないように圧縮漏れを回避ししたものであ
る。第１プランジャ２４は第１シリンダボア２２に軸方
向に摺動自在に収納される。第１プランジャ２４は一端
で斜板２０の傾斜面20Aに接触される各シリンダボア２
２と軸を共通して直列に第１シリンダボア２２より径が
小さい第２シリンダボア２８が形成され、第２プランジ
ャ２６が各シリンダボア２８が第１プランジャ２４と同
軸に配置される。第２プランジャ２６は一端で半球面を
呈するフランジ部３０を形成し、スプリング３２は一端
でこのフランジ部30と係合し、他端はシリンダボア２２
とシリンダボア２８との間の肩部３４に係合し、第２プ
ランジャ２６は図の左方にそのフランジ部３０の半球状
端面が第１プランジャ２４の他端の垂直面24A に点にて
接触するように付勢され、その結果、プランジャ２４は
斜板２０の傾斜面20A に押し付けられる。第２プランジ
ャ２６の他端におけるシリンダボア２８内にポンプ室３
８が形成される。
シング１２に固定される。回転軸１６はケーシング１２
およびシリンダ１０にボールベアリング１８および１９
によって回転自在に軸支される。回転軸１６の一端に斜
板２０が固定される。斜板２０は回転軸１６の軸線に対
して幾分傾斜する傾斜面20A を形成している。シリンダ
１０は円周方向に間隔を置いて第１シリンダボア２２が
複数（この実施例では５個）形成される。プランジャ２
３は２分割され、第１プランジャ２４と、第２プランジ
ャ２６とにより構成され、第１プランジャ２４と第２プ
ランジャ２６とは点接触しており、これは斜板２０より
第１プランジャに加わる半径方向の成分を有した力が、
第２プランジャ２６に対しては遮断され、第２プランジ
ャ２６に側圧が加わらないようにし、その磨耗の急速な
進行が起こらないように圧縮漏れを回避ししたものであ
る。第１プランジャ２４は第１シリンダボア２２に軸方
向に摺動自在に収納される。第１プランジャ２４は一端
で斜板２０の傾斜面20Aに接触される各シリンダボア２
２と軸を共通して直列に第１シリンダボア２２より径が
小さい第２シリンダボア２８が形成され、第２プランジ
ャ２６が各シリンダボア２８が第１プランジャ２４と同
軸に配置される。第２プランジャ２６は一端で半球面を
呈するフランジ部３０を形成し、スプリング３２は一端
でこのフランジ部30と係合し、他端はシリンダボア２２
とシリンダボア２８との間の肩部３４に係合し、第２プ
ランジャ２６は図の左方にそのフランジ部３０の半球状
端面が第１プランジャ２４の他端の垂直面24A に点にて
接触するように付勢され、その結果、プランジャ２４は
斜板２０の傾斜面20A に押し付けられる。第２プランジ
ャ２６の他端におけるシリンダボア２８内にポンプ室３
８が形成される。
【０００９】プランジャ２６が摺動するシリンダボア２
８の周面に吸入孔４０の一端が開口し、この吸入孔４０
の他端は環状通路４２に連通する。環状通路４２は吸入
口４４を介して外部の被圧送媒体（軽油等）源（図示せ
ず）に接続される。シリンダボア２８の端面に吐出孔４
６の一端が開口し、吐出孔４６の他端はチェックボール
４８を介して吐出室５０に連通され、吐出室は吐出通路
５４を介して図示しない圧縮媒体の消費部（例えばディ
ーゼル機関の燃料噴射弁）に接続される。
８の周面に吸入孔４０の一端が開口し、この吸入孔４０
の他端は環状通路４２に連通する。環状通路４２は吸入
口４４を介して外部の被圧送媒体（軽油等）源（図示せ
ず）に接続される。シリンダボア２８の端面に吐出孔４
６の一端が開口し、吐出孔４６の他端はチェックボール
４８を介して吐出室５０に連通され、吐出室は吐出通路
５４を介して図示しない圧縮媒体の消費部（例えばディ
ーゼル機関の燃料噴射弁）に接続される。
【００１０】第１プランジャ２４が摺動するシリンダボ
ア２２の内周に給油孔５６の一端が開口し、給油孔５６
の他端は環状通路５８に連通し、この環状通路５８は潤
滑油の外部からの給油口６２に連通される。第２プラン
ジャ２６が摺動する第２シリンダボア２８の内周におい
て環状溝６３を介してリーク潤滑油回収孔６４が開口
し、このリーク潤滑油回収孔６４は環状通路６６を介し
てリーク潤滑油回収口６８に連通される。第１プランジ
ャ２４内にその一端面から他端面にオイル孔６９が形成
され、第２プランジャ２６の周囲において第１シリンダ
ボア２２に形成される空間Ｓを斜板室Ｄに接続してい
る。
ア２２の内周に給油孔５６の一端が開口し、給油孔５６
の他端は環状通路５８に連通し、この環状通路５８は潤
滑油の外部からの給油口６２に連通される。第２プラン
ジャ２６が摺動する第２シリンダボア２８の内周におい
て環状溝６３を介してリーク潤滑油回収孔６４が開口
し、このリーク潤滑油回収孔６４は環状通路６６を介し
てリーク潤滑油回収口６８に連通される。第１プランジ
ャ２４内にその一端面から他端面にオイル孔６９が形成
され、第２プランジャ２６の周囲において第１シリンダ
ボア２２に形成される空間Ｓを斜板室Ｄに接続してい
る。
【００１１】この発明によれば、斜板２０を設けた回転
軸１６上にインペラ７０が設けられ、ボルト７２によっ
て回転軸１６に固定される。このインペラ７０は軸流−
半径流変換型のものであり、中心部はシリンダ１０の軸
線方向に形成される空気導入孔７４に開口しており、イ
ンペラ７０の外周に対向しエアアウトレット７６の一端
が開口し、エアアウトレット７６の他端は第２プランジ
ャ２６に対向してシリンダボア２８の内周に開口するエ
ア供給溝７８に開口している。インペラ７０の回転によ
って外部から吸入された空気はエアアウトレット７６を
介して溝７８より第２プランジャの対向面に噴出され、
この噴出された空気は第２プランジャ２６とシリンダボ
ア２８とのクリアランスの部分より外部にリーク油回収
孔６４等を介して抜け、このとき形成させる空気の流れ
によるエアカーテンの効果によって第２プランジャ２６
とシリンダボア２８間へのポンプ室３８からの漏洩燃料
は第１プランジャ側への漏洩しないように遮断される。
軸１６上にインペラ７０が設けられ、ボルト７２によっ
て回転軸１６に固定される。このインペラ７０は軸流−
半径流変換型のものであり、中心部はシリンダ１０の軸
線方向に形成される空気導入孔７４に開口しており、イ
ンペラ７０の外周に対向しエアアウトレット７６の一端
が開口し、エアアウトレット７６の他端は第２プランジ
ャ２６に対向してシリンダボア２８の内周に開口するエ
ア供給溝７８に開口している。インペラ７０の回転によ
って外部から吸入された空気はエアアウトレット７６を
介して溝７８より第２プランジャの対向面に噴出され、
この噴出された空気は第２プランジャ２６とシリンダボ
ア２８とのクリアランスの部分より外部にリーク油回収
孔６４等を介して抜け、このとき形成させる空気の流れ
によるエアカーテンの効果によって第２プランジャ２６
とシリンダボア２８間へのポンプ室３８からの漏洩燃料
は第１プランジャ側への漏洩しないように遮断される。
【００１２】回転軸１６によって斜板２０が回転される
と、第１プランジャ２４が軸方向厚みが小さくなって行
く斜板２０と接触するとき第１プランジャ２４、第２プ
ランジャ２６はスプリング３２によって図の左方向に動
き、第１プランジャ２４が斜板２０の厚みが増大すると
き斜板２０に接触すれば、第１プランジャ２４、第２プ
ランジャ２６はスプリング３２に抗して図の右方向に動
く。プランジャ２３が図の左方向に移動するときプラン
ジャ２６が吸入孔４０をポンプ室３８と連通させる位置
に来ると、吸入孔４０からポンプ室３８に低圧(2kg/cm2
程度）の媒体（燃料）が吸入される。
と、第１プランジャ２４が軸方向厚みが小さくなって行
く斜板２０と接触するとき第１プランジャ２４、第２プ
ランジャ２６はスプリング３２によって図の左方向に動
き、第１プランジャ２４が斜板２０の厚みが増大すると
き斜板２０に接触すれば、第１プランジャ２４、第２プ
ランジャ２６はスプリング３２に抗して図の右方向に動
く。プランジャ２３が図の左方向に移動するときプラン
ジャ２６が吸入孔４０をポンプ室３８と連通させる位置
に来ると、吸入孔４０からポンプ室３８に低圧(2kg/cm2
程度）の媒体（燃料）が吸入される。
【００１３】プランジャが図の右方向に移動するとき、
吸入孔４０が塞がれた後はポンプ室３８の媒体はプラン
ジャ２６によって圧縮を受け、媒体の圧力によってチェ
ックボール４８はスプリング48A に抗して押し開けら
れ、媒体の圧送がされる。斜板２０と第１プランジャ２
４との力の方向は斜板の表面20A と直交し、斜板の表面
20A と第１プランジャ２４の軸線とは相互に傾斜してい
るから、斜板２０からの面20A に直交する力により、第
１プランジャ２４にはその軸線方向の力だけではなく、
同軸線と直交する方向の力（側圧）が加わる。一方、第
１プランジャ２４と、ポンプ室３８を形成するプランジ
ャ２６とは、共に軸線方向にガイドされており、垂直な
第１プランジャ端面と、プランジャ２６とが点接触して
いることからプランジャ２６には軸線方向の力のみ発生
し、軸線と直交する方向の側圧は全然かからない。この
斜板２０と第１プランジャ２４との間の側圧の影響によ
って第１プランジャ２４と、第１プランジャ２４が摺動
する第１シリンダボア２２の内周との間に偏磨耗が発生
する恐れがある。しかし、油圧室３８を形成するプラン
ジャ２６には側圧は加わらないため、プランジャ26とプ
ランジャ２６が摺動するシリンダボア２８との摺動面は
側圧に原因する偏磨耗は受けない。そのため、ポンプ室
３８からの被圧縮媒体の漏れの恐れがない。
吸入孔４０が塞がれた後はポンプ室３８の媒体はプラン
ジャ２６によって圧縮を受け、媒体の圧力によってチェ
ックボール４８はスプリング48A に抗して押し開けら
れ、媒体の圧送がされる。斜板２０と第１プランジャ２
４との力の方向は斜板の表面20A と直交し、斜板の表面
20A と第１プランジャ２４の軸線とは相互に傾斜してい
るから、斜板２０からの面20A に直交する力により、第
１プランジャ２４にはその軸線方向の力だけではなく、
同軸線と直交する方向の力（側圧）が加わる。一方、第
１プランジャ２４と、ポンプ室３８を形成するプランジ
ャ２６とは、共に軸線方向にガイドされており、垂直な
第１プランジャ端面と、プランジャ２６とが点接触して
いることからプランジャ２６には軸線方向の力のみ発生
し、軸線と直交する方向の側圧は全然かからない。この
斜板２０と第１プランジャ２４との間の側圧の影響によ
って第１プランジャ２４と、第１プランジャ２４が摺動
する第１シリンダボア２２の内周との間に偏磨耗が発生
する恐れがある。しかし、油圧室３８を形成するプラン
ジャ２６には側圧は加わらないため、プランジャ26とプ
ランジャ２６が摺動するシリンダボア２８との摺動面は
側圧に原因する偏磨耗は受けない。そのため、ポンプ室
３８からの被圧縮媒体の漏れの恐れがない。
【００１４】給油口６２からの潤滑油によって側圧がか
かる第１プランジャ２４とシリンダボア２２との間の摺
動面、第１プランジャ２４と斜板２０との接触面の潤滑
が行われる。給油口６２からの潤滑油は第１プランジャ
２４の往復によって空間Ｓに吸引されると共に、空間Ｓ
からプランジャ内のオイル孔６９に圧送され、第１プラ
ンジャ２４と斜板２０の接触面に効率的に給油すること
ができる。オイルは斜板室Ｄよりドレイン孔１００を介
して回収される。
かる第１プランジャ２４とシリンダボア２２との間の摺
動面、第１プランジャ２４と斜板２０との接触面の潤滑
が行われる。給油口６２からの潤滑油は第１プランジャ
２４の往復によって空間Ｓに吸引されると共に、空間Ｓ
からプランジャ内のオイル孔６９に圧送され、第１プラ
ンジャ２４と斜板２０の接触面に効率的に給油すること
ができる。オイルは斜板室Ｄよりドレイン孔１００を介
して回収される。
【００１５】また、ポンプ室３８からプランジャ２６の
クリヤランスの部分に漏洩した燃料は環状溝６３、孔６
４、環状通路６６を介し、回収口６８により回収され
る。インペラ７０の回転によって外部の空気は空気導入
孔７４を介して外部から吸入され、インペラ７０の半径
外方にエアアウトレット７６を介して夫々の溝部７８よ
り対向する第２プランジャの外面に噴出され、この噴出
された空気はプランジャ２６とシリンダボア２８とのク
リアランスの部分より外部に抜け、このとき形成させる
空気の流れによるエアカーテンの効果によってプランジ
ャ２６とシリンダボア２８間へのポンプ室３８からの漏
洩燃料は第１プランジャ２４側への漏洩しないように遮
断される。
クリヤランスの部分に漏洩した燃料は環状溝６３、孔６
４、環状通路６６を介し、回収口６８により回収され
る。インペラ７０の回転によって外部の空気は空気導入
孔７４を介して外部から吸入され、インペラ７０の半径
外方にエアアウトレット７６を介して夫々の溝部７８よ
り対向する第２プランジャの外面に噴出され、この噴出
された空気はプランジャ２６とシリンダボア２８とのク
リアランスの部分より外部に抜け、このとき形成させる
空気の流れによるエアカーテンの効果によってプランジ
ャ２６とシリンダボア２８間へのポンプ室３８からの漏
洩燃料は第１プランジャ２４側への漏洩しないように遮
断される。
【００１６】
【発明の効果】斜板を回転させる駆動源によって駆動さ
れエア圧発生部材によってプランジャの対向面に空気を
空気流を作用させるとき得られるエアカーテンによって
ポンプ室と斜板側間のクリアランスの部分が遮断され、
ポンプ室内の燃料が潤滑油側に混入するのが防止され、
良好な潤滑性を維持することができる。
れエア圧発生部材によってプランジャの対向面に空気を
空気流を作用させるとき得られるエアカーテンによって
ポンプ室と斜板側間のクリアランスの部分が遮断され、
ポンプ室内の燃料が潤滑油側に混入するのが防止され、
良好な潤滑性を維持することができる。
【００１７】非接触型のため耐久性の向上を実現でき
る。摺動抵抗を増大させることがない。
る。摺動抵抗を増大させることがない。
【図１】図１はこの発明のプランジャポンプの断面図で
ある。
ある。
【図２】図２は第１図のII−II線に沿う横断面図。
【図３】図３は第１図のIII − III線に沿う横断面図。
１０…シリンダ １２…ケーシング １６…回転軸 18,19 …ボールベアリング、 ２０…斜板 ２２…第１シリンダボア ２４…第１プランジャ ２６…第２プランジャ ２８…第２シリンダボア ３２…スプリング ３８…ポンプ室 ４０…吸入孔 ４４…吸入口 ４６…吐出孔 ４８…チェックボール ５４…吐出通路 ６２…給油口 ６４…リーク油回収孔 ７０…インペラ ７４…空気導入孔 ７６…エアアウトレット ７８…エア供給溝
Claims (1)
- 【請求項１】 プランジャが一端で回転する斜板に当接
することでプランジャはシリンダボア内を往復し、プラ
ンジャの他端に形成されるポンプ室より流体媒体の圧送
を行う斜板式アキシャルプランジャポンプにおいて、斜
板と同一の駆動源により回転駆動されるエア圧送部材を
備え、プランジャが摺動するシリンダボアの内面にエア
供給溝を設け、エア圧送部材からの空気流をエア供給溝
に供給することを特徴とする斜板式アキシャルプランジ
ャポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19946691A JPH0544629A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 斜板式アキシヤルプランジヤポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19946691A JPH0544629A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 斜板式アキシヤルプランジヤポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544629A true JPH0544629A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16408276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19946691A Pending JPH0544629A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | 斜板式アキシヤルプランジヤポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544629A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112901464A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-04 | 苑亚忠 | 一种二级柱塞泵 |
| CN116241424A (zh) * | 2023-02-15 | 2023-06-09 | 武汉科技大学 | 一种无滑靴自吸性能好的轴向柱塞泵 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP19946691A patent/JPH0544629A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112901464A (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-04 | 苑亚忠 | 一种二级柱塞泵 |
| CN112901464B (zh) * | 2019-12-03 | 2024-06-04 | 苑亚忠 | 一种二级柱塞泵 |
| CN116241424A (zh) * | 2023-02-15 | 2023-06-09 | 武汉科技大学 | 一种无滑靴自吸性能好的轴向柱塞泵 |
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