JPH0544622A - 多気筒内燃機関の点火装置 - Google Patents
多気筒内燃機関の点火装置Info
- Publication number
- JPH0544622A JPH0544622A JP3201774A JP20177491A JPH0544622A JP H0544622 A JPH0544622 A JP H0544622A JP 3201774 A JP3201774 A JP 3201774A JP 20177491 A JP20177491 A JP 20177491A JP H0544622 A JPH0544622 A JP H0544622A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power distribution
- internal combustion
- combustion engine
- cylinder internal
- plug connection
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P3/00—Other installations
- F02P3/02—Other installations having inductive energy storage, e.g. arrangements of induction coils
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多気筒内燃機関への搭載性及び取付け作業性
に優れ、且つノイズが漏洩し難い多気筒内燃機関の点火
装置の提供。 【構成】 プラグ嵌合部11、12、13、14を兼ね
るハウジング1と、ハウジング1内に注型樹脂16でモ
ールドされる同時点火コイル2、3と、バネ41、5
1、61、71と二次巻線23、33の巻き端とを電気
接続する、導電性樹脂製の配電ターミナル4、5、6、
7とを備える。
に優れ、且つノイズが漏洩し難い多気筒内燃機関の点火
装置の提供。 【構成】 プラグ嵌合部11、12、13、14を兼ね
るハウジング1と、ハウジング1内に注型樹脂16でモ
ールドされる同時点火コイル2、3と、バネ41、5
1、61、71と二次巻線23、33の巻き端とを電気
接続する、導電性樹脂製の配電ターミナル4、5、6、
7とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同時点火コイルを用い
た、多気筒内燃機関の点火装置に関する。
た、多気筒内燃機関の点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−190673号公報には、
点火コイルと点火プラグとの間を、配電プレート中の電
極を介して電気的に接続することに拠り、高圧コードを
不要にして搭載性を向上させた技術が開示されている。
点火コイルと点火プラグとの間を、配電プレート中の電
極を介して電気的に接続することに拠り、高圧コードを
不要にして搭載性を向上させた技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、スパークプラグで発生したノイズが電極か
ら漏洩し易く、雑音電波の放射レベルが高くなったり、
電源ラインにノイズが乗り易いという課題がある。本発
明の目的は、多気筒内燃機関への搭載性及び取付け作業
性に優れ、且つノイズが漏洩し難い多気筒内燃機関の点
火装置の提供にある。
来の技術は、スパークプラグで発生したノイズが電極か
ら漏洩し易く、雑音電波の放射レベルが高くなったり、
電源ラインにノイズが乗り易いという課題がある。本発
明の目的は、多気筒内燃機関への搭載性及び取付け作業
性に優れ、且つノイズが漏洩し難い多気筒内燃機関の点
火装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた複数個の
同時点火コイルと、この同時点火コイルの個数の2倍の
プラグ接続端子と、前記二次巻線とプラグ接続端子とを
接続する配電部材とを備えた多気筒内燃機関の点火装置
において、前記同時点火コイル、プラグ接続端子、及び
配電部材を電気絶縁性の樹脂で一体にモールドするとと
もに、前記プラグ接続端子および配電部材の、全部また
は一部を導電性樹脂で形成した。 (2)一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた複数個の
同時点火コイルと、この同時点火コイルの個数の2倍の
プラグ接続端子と、前記二次巻線とプラグ接続端子とを
接続する配電部材とを備えた多気筒内燃機関の点火装置
において、全ての前記同時点火コイル、少なくとも一個
のプラグ接続端子、及びこのプラグ接続端子と前記二次
巻線とを接続する配電部材を電気絶縁性の樹脂で一体に
モールドするとともに、前記樹脂内にモールドされた、
前記プラグ接続端子および配電部材の、全部または一部
を導電性樹脂で形成した。
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた複数個の
同時点火コイルと、この同時点火コイルの個数の2倍の
プラグ接続端子と、前記二次巻線とプラグ接続端子とを
接続する配電部材とを備えた多気筒内燃機関の点火装置
において、前記同時点火コイル、プラグ接続端子、及び
配電部材を電気絶縁性の樹脂で一体にモールドするとと
もに、前記プラグ接続端子および配電部材の、全部また
は一部を導電性樹脂で形成した。 (2)一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた複数個の
同時点火コイルと、この同時点火コイルの個数の2倍の
プラグ接続端子と、前記二次巻線とプラグ接続端子とを
接続する配電部材とを備えた多気筒内燃機関の点火装置
において、全ての前記同時点火コイル、少なくとも一個
のプラグ接続端子、及びこのプラグ接続端子と前記二次
巻線とを接続する配電部材を電気絶縁性の樹脂で一体に
モールドするとともに、前記樹脂内にモールドされた、
前記プラグ接続端子および配電部材の、全部または一部
を導電性樹脂で形成した。
【0005】
(請求項1について)全ての、同時点火コイル、プラグ
接続端子、及び配電部材を所定の電気抵抗を有する電気
絶縁性の樹脂で一体にモールドしたので点火装置が一体
化される。プラグ接続端子および配電部材の、全部また
は一部を、所定の電気抵抗を有する導電性樹脂で形成し
たので、スパークプラグの放電に起因するノイズが導電
性樹脂にした配電部材から漏洩し難い。 (請求項2について)全ての前記同時点火コイル、少な
くとも一個のプラグ接続端子、及びこのプラグ接続端子
と二次巻線とを接続する配電部材を電気絶縁性の樹脂で
一体にモールドすることに拠り、点火装置の一体化が進
む。樹脂内にモールドされた、プラグ接続端子および配
電部材の、全部または一部を、所定の電気抵抗を有する
導電性樹脂で形成したので、スパークプラグの放電に起
因するノイズが導電性樹脂にした配電部材から漏洩し難
い。
接続端子、及び配電部材を所定の電気抵抗を有する電気
絶縁性の樹脂で一体にモールドしたので点火装置が一体
化される。プラグ接続端子および配電部材の、全部また
は一部を、所定の電気抵抗を有する導電性樹脂で形成し
たので、スパークプラグの放電に起因するノイズが導電
性樹脂にした配電部材から漏洩し難い。 (請求項2について)全ての前記同時点火コイル、少な
くとも一個のプラグ接続端子、及びこのプラグ接続端子
と二次巻線とを接続する配電部材を電気絶縁性の樹脂で
一体にモールドすることに拠り、点火装置の一体化が進
む。樹脂内にモールドされた、プラグ接続端子および配
電部材の、全部または一部を、所定の電気抵抗を有する
導電性樹脂で形成したので、スパークプラグの放電に起
因するノイズが導電性樹脂にした配電部材から漏洩し難
い。
【0006】
(請求項1について)点火装置が一体化されるので、内
燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上する。スパー
クプラグの放電に起因するノイズが漏洩し難いので、車
両に搭載された各種電子制御装置の誤作動が防止でき、
また、車両から外部に放射されるノイズも低減できる。 (請求項2について)点火装置の一体化が進むので、内
燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上する。全ての
プラグ接続端子を、電気絶縁性の樹脂でモールドしてい
ないので、点火装置が著しく大重量にならない。スパー
クプラグの放電に起因するノイズが漏洩し難いので、車
両に搭載された各種電子制御装置の誤作動が防止でき、
また、車両から外部に放射されるノイズも低減できる。
燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上する。スパー
クプラグの放電に起因するノイズが漏洩し難いので、車
両に搭載された各種電子制御装置の誤作動が防止でき、
また、車両から外部に放射されるノイズも低減できる。 (請求項2について)点火装置の一体化が進むので、内
燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上する。全ての
プラグ接続端子を、電気絶縁性の樹脂でモールドしてい
ないので、点火装置が著しく大重量にならない。スパー
クプラグの放電に起因するノイズが漏洩し難いので、車
両に搭載された各種電子制御装置の誤作動が防止でき、
また、車両から外部に放射されるノイズも低減できる。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1に対応)を図
1〜図5に基づいて説明する。図に示す如く、四気筒内
燃機関の点火装置Aは、プラグ嵌合部11、12、1
3、14を兼ねるハウジング1と、ハウジング1に内包
される同時点火コイル2、3と、導電性樹脂による配電
ターミナル4、5、6、7とを有する。
1〜図5に基づいて説明する。図に示す如く、四気筒内
燃機関の点火装置Aは、プラグ嵌合部11、12、1
3、14を兼ねるハウジング1と、ハウジング1に内包
される同時点火コイル2、3と、導電性樹脂による配電
ターミナル4、5、6、7とを有する。
【0008】ハウジング1は、凹部101、102を形
成した、電気絶縁樹脂製の函体であり、図示右端にコネ
クタ110を突設している。
成した、電気絶縁樹脂製の函体であり、図示右端にコネ
クタ110を突設している。
【0009】同時点火コイル2、3は、コネクタ110
に接続されパワートランジスタ(図示せず)等に拠りパ
ルス状の一次電流が流れる一次巻線21、31と、磁気
エネルギーの蓄積及び放出を行うL字型鉄心22、32
と、高電圧が発生する二次巻線23、33とを備え、L
字型鉄心22、32の外周には樹脂製のコアモールドデ
ッド15が施されている。二次巻線23、33を巻線し
た二次巻線用スプール26、36には、導電性の菊座2
4、25、34、35が配設され、二次巻線23、33
の巻き端が電気接続されている。
に接続されパワートランジスタ(図示せず)等に拠りパ
ルス状の一次電流が流れる一次巻線21、31と、磁気
エネルギーの蓄積及び放出を行うL字型鉄心22、32
と、高電圧が発生する二次巻線23、33とを備え、L
字型鉄心22、32の外周には樹脂製のコアモールドデ
ッド15が施されている。二次巻線23、33を巻線し
た二次巻線用スプール26、36には、導電性の菊座2
4、25、34、35が配設され、二次巻線23、33
の巻き端が電気接続されている。
【0010】配電ターミナル4、5、6、7は、高電圧
をスパークプラグに給電する配電部材であり、棒状の基
部は菊座34、24、25、35に差し込まれ、カップ
状の先部はプラグ嵌合部11、12、13、14内に臨
んでいる。また、棒状の基部以外はハウジング1の底部
にモールドされている。この配電ターミナル4、5、
6、7は、粉末やファイバー状の導電物(カーボン、真
銅、ステンレス等)を溶融状態の樹脂(ゴム、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ABS等)中に分散させて製造
したものであり、数kΩ/m〜数十kΩ/mの電気抵抗
を有する。尚、スパークプラグの受電端子(図示せず)
と配電ターミナル4、5、6、7との電気接続は、配電
ターミナル4、5、6、7の先端内壁(メタライズ処理
されている)に弾装されるバネ41、51、61、71
に拠り成される。
をスパークプラグに給電する配電部材であり、棒状の基
部は菊座34、24、25、35に差し込まれ、カップ
状の先部はプラグ嵌合部11、12、13、14内に臨
んでいる。また、棒状の基部以外はハウジング1の底部
にモールドされている。この配電ターミナル4、5、
6、7は、粉末やファイバー状の導電物(カーボン、真
銅、ステンレス等)を溶融状態の樹脂(ゴム、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ABS等)中に分散させて製造
したものであり、数kΩ/m〜数十kΩ/mの電気抵抗
を有する。尚、スパークプラグの受電端子(図示せず)
と配電ターミナル4、5、6、7との電気接続は、配電
ターミナル4、5、6、7の先端内壁(メタライズ処理
されている)に弾装されるバネ41、51、61、71
に拠り成される。
【0011】つぎに、四気筒内燃機関の点火装置Aの製
造方法を簡単に述べる。配電ターミナル4、5、6、7
を製造する。基部を除き、配電ターミナル4、5、6、
7がモールドされる様に、ハウジング1を成形する。同
時点火コイル2、3をハウジング1内に入れ、菊座2
4、34、25、35に配電ターミナル5、4、6、7
の基部を差し込む(図3、図4参照)。一次巻線21、
31の巻き端とコネクタ110とを結線する。注型樹脂
16をハウジング1内に流し込む。バネ41、51、6
1、71、およびプラグブーツ111、121、13
1、141を嵌め込む。
造方法を簡単に述べる。配電ターミナル4、5、6、7
を製造する。基部を除き、配電ターミナル4、5、6、
7がモールドされる様に、ハウジング1を成形する。同
時点火コイル2、3をハウジング1内に入れ、菊座2
4、34、25、35に配電ターミナル5、4、6、7
の基部を差し込む(図3、図4参照)。一次巻線21、
31の巻き端とコネクタ110とを結線する。注型樹脂
16をハウジング1内に流し込む。バネ41、51、6
1、71、およびプラグブーツ111、121、13
1、141を嵌め込む。
【0012】つぎに、四気筒内燃機関の点火装置Aの利
点を述べる。 (ア)同時点火コイル2、3、プラグ嵌合部11、1
2、13、14が一体になっているので点火装置がパッ
ケージされ、内燃機関への搭載性及び取付け作業性に優
れる。 (イ)配電ターミナル4、5、6、7が数kΩ/m〜数
十kΩ/mの電気抵抗を有するので、スパークプラグの
放電に起因するノイズが配電ターミナル4、5、6、7
から漏洩し難く、車両に搭載された各種電子制御装置の
誤作動が防止できる。尚、配電ターミナル4、5、6、
7の部分を金属材に変更した比較品と、四気筒内燃機関
の点火装置Aとの、雑音電界強度の比較結果を図5に示
す。スペクトラムアナライザーに拠る測定は、四気筒内
燃機関の点火装置Aを四気筒2000ccエンジンに装
着し、オープンサイトで、地上高3mの受信アンテナを
用い、測定距離10mで行った。 (ウ)配電ターミナル4、5、6、7は、成型する際、
表面に絶縁層が生じる。しかし、菊座34、24、2
5、35中に差し込む際、表面が削れ確実に導通が図れ
る。
点を述べる。 (ア)同時点火コイル2、3、プラグ嵌合部11、1
2、13、14が一体になっているので点火装置がパッ
ケージされ、内燃機関への搭載性及び取付け作業性に優
れる。 (イ)配電ターミナル4、5、6、7が数kΩ/m〜数
十kΩ/mの電気抵抗を有するので、スパークプラグの
放電に起因するノイズが配電ターミナル4、5、6、7
から漏洩し難く、車両に搭載された各種電子制御装置の
誤作動が防止できる。尚、配電ターミナル4、5、6、
7の部分を金属材に変更した比較品と、四気筒内燃機関
の点火装置Aとの、雑音電界強度の比較結果を図5に示
す。スペクトラムアナライザーに拠る測定は、四気筒内
燃機関の点火装置Aを四気筒2000ccエンジンに装
着し、オープンサイトで、地上高3mの受信アンテナを
用い、測定距離10mで行った。 (ウ)配電ターミナル4、5、6、7は、成型する際、
表面に絶縁層が生じる。しかし、菊座34、24、2
5、35中に差し込む際、表面が削れ確実に導通が図れ
る。
【0013】本発明の第2実施例(請求項1に対応)を
図6、図7に基づいて説明する。本実施例の四気筒内燃
機関の点火装置Bは、図6、図7に示す如く、プラグ嵌
合部11、12を兼ねるハウジング1と、ハウジング1
に内包される同時点火コイル2、3と、配電ターミナル
4、5と、プラグキャップ8、9に高電圧を供給するハ
イテンションコード81、91および配電ターミナル8
2、92とを有する。
図6、図7に基づいて説明する。本実施例の四気筒内燃
機関の点火装置Bは、図6、図7に示す如く、プラグ嵌
合部11、12を兼ねるハウジング1と、ハウジング1
に内包される同時点火コイル2、3と、配電ターミナル
4、5と、プラグキャップ8、9に高電圧を供給するハ
イテンションコード81、91および配電ターミナル8
2、92とを有する。
【0014】この実施例でも、先部および基部以外をハ
ウジング1内に埋設した配電ターミナルは、その基部8
21、921が、差込み口を下側に形成した菊座27、
37に差し込まれ、先部が接続部17内でハイテンショ
ンコード81、91に電気接続されている。
ウジング1内に埋設した配電ターミナルは、その基部8
21、921が、差込み口を下側に形成した菊座27、
37に差し込まれ、先部が接続部17内でハイテンショ
ンコード81、91に電気接続されている。
【0015】つぎに、四気筒内燃機関の点火装置Bの製
造方法を簡単に述べる。配電ターミナル4、5、82、
92を製造する。ハウジング1を成形するとともに、配
電ターミナル4、5の先部、および配電ターミナル8
2、92の大部分をハウジング1でモールドする。同時
点火コイル2、3をハウジング1内に入れ、菊座24、
34中に配電ターミナル5、4の基部を差し込む。配電
ターミナル82、92の基部821、921を菊座2
7、37中に差し込む。一次巻線21、31とコネクタ
110とを結線する。注型樹脂16をハウジング1内に
流し込む。プラグキャップ8、9の付いたハイテンショ
ンコード81、91を、接続部17内で、配電ターミナ
ル82、92の先部に電気接続する。バネ41、51、
およびプラグブーツ111、121を嵌め込む。
造方法を簡単に述べる。配電ターミナル4、5、82、
92を製造する。ハウジング1を成形するとともに、配
電ターミナル4、5の先部、および配電ターミナル8
2、92の大部分をハウジング1でモールドする。同時
点火コイル2、3をハウジング1内に入れ、菊座24、
34中に配電ターミナル5、4の基部を差し込む。配電
ターミナル82、92の基部821、921を菊座2
7、37中に差し込む。一次巻線21、31とコネクタ
110とを結線する。注型樹脂16をハウジング1内に
流し込む。プラグキャップ8、9の付いたハイテンショ
ンコード81、91を、接続部17内で、配電ターミナ
ル82、92の先部に電気接続する。バネ41、51、
およびプラグブーツ111、121を嵌め込む。
【0016】つぎに、四気筒内燃機関の点火装置Bの利
点を述べる。同時点火コイル2、3、プラグ嵌合部1
1、12が一体になっているので点火装置のパッケージ
が進み、内燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上す
る。プラグキャップ8、9、及びハイテンションコード
81、91はハウジング1と一体になっていないので、
ハウジング1や注型樹脂16の量が少なくて済み、点火
装置Bが著しく大重量になることはない。スパークプラ
グの放電に起因するノイズが、数kΩ/m〜数十kΩ/
mの電気抵抗を有する配電ターミナル4、5、82、9
2から漏洩し難く、車両に搭載された各種電子制御装置
の誤作動が防止できる。
点を述べる。同時点火コイル2、3、プラグ嵌合部1
1、12が一体になっているので点火装置のパッケージ
が進み、内燃機関への搭載性及び取付け作業性が向上す
る。プラグキャップ8、9、及びハイテンションコード
81、91はハウジング1と一体になっていないので、
ハウジング1や注型樹脂16の量が少なくて済み、点火
装置Bが著しく大重量になることはない。スパークプラ
グの放電に起因するノイズが、数kΩ/m〜数十kΩ/
mの電気抵抗を有する配電ターミナル4、5、82、9
2から漏洩し難く、車両に搭載された各種電子制御装置
の誤作動が防止できる。
【0017】本発明は、上記実施例以外につぎの実施態
様を含む。 a.内燃機関の気筒数は、四気筒以外に、六気筒、八気
筒などでも良い。 b.実施例1、2において、配電ターミナル4、5の部
分は短いので、ノイズの漏洩量が少ない。このため、配
電ターミナル4、5の部分を金属材に変更しても良い。 c.導電性樹脂の基部の外周をメタライズし、同時点火
コイルの二次巻線の巻き端とはんだ付けする事に拠り、
導電性樹脂と同時点火コイルの二次巻線との電気接続を
図っても良い。
様を含む。 a.内燃機関の気筒数は、四気筒以外に、六気筒、八気
筒などでも良い。 b.実施例1、2において、配電ターミナル4、5の部
分は短いので、ノイズの漏洩量が少ない。このため、配
電ターミナル4、5の部分を金属材に変更しても良い。 c.導電性樹脂の基部の外周をメタライズし、同時点火
コイルの二次巻線の巻き端とはんだ付けする事に拠り、
導電性樹脂と同時点火コイルの二次巻線との電気接続を
図っても良い。
【図1】本発明の第1実施例に係る、四気筒内燃機関の
点火装置の正面部分断面図である。
点火装置の正面部分断面図である。
【図2】その点火装置の上面部分断面図である。
【図3】その点火装置の要部拡大図である。
【図4】その点火装置の要部拡大図である。
【図5】その点火装置と比較品との雑音電界強度の試験
結果を示すグラフである。
結果を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施例に係る、四気筒内燃機関の
点火装置の正面部分断面図である。
点火装置の正面部分断面図である。
【図7】その点火装置の上面部分断面図である。
1 ハウジング(電気絶縁性の樹脂) 2、3 同時点火コイル 4、5 配電ターミナル(プラグ接続端子) 6、7 配電ターミナル(配電部材) 15 コアモールドデッド(電気絶縁性の樹脂) 16 注型樹脂(電気絶縁性の樹脂) 21、31 一次巻線 22、32 L字型鉄心 23、33 二次巻線 A、B 四気筒内燃機関の点火装置
Claims (2)
- 【請求項1】 一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた
複数個の同時点火コイルと、 この同時点火コイルの個数の2倍のプラグ接続端子と、 前記二次巻線とプラグ接続端子とを接続する配電部材と を備えた多気筒内燃機関の点火装置において、 前記同時点火コイル、プラグ接続端子、及び配電部材を
電気絶縁性の樹脂で一体にモールドするとともに、前記
プラグ接続端子および配電部材の、全部または一部を導
電性樹脂で形成したことを特徴とする多気筒内燃機関の
点火装置。 - 【請求項2】 一次巻線、コア、及び二次巻線を備えた
複数個の同時点火コイルと、 この同時点火コイルの個数の2倍のプラグ接続端子と、 前記二次巻線とプラグ接続端子とを接続する配電部材と を備えた多気筒内燃機関の点火装置において、 全ての前記同時点火コイル、少なくとも一個のプラグ接
続端子、及びこのプラグ接続端子と前記二次巻線とを接
続する配電部材を電気絶縁性の樹脂で一体にモールドす
るとともに、前記樹脂内にモールドされた、前記プラグ
接続端子および配電部材の、全部または一部を導電性樹
脂で形成したことを特徴とする多気筒内燃機関の点火装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3201774A JPH0544622A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 多気筒内燃機関の点火装置 |
US07/926,324 US5237982A (en) | 1991-08-12 | 1992-08-10 | Ignition apparatus for internal-combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3201774A JPH0544622A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 多気筒内燃機関の点火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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