JPH0544439U - ボーリングマシン - Google Patents

ボーリングマシン

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JPH0544439U
JPH0544439U JP9649191U JP9649191U JPH0544439U JP H0544439 U JPH0544439 U JP H0544439U JP 9649191 U JP9649191 U JP 9649191U JP 9649191 U JP9649191 U JP 9649191U JP H0544439 U JPH0544439 U JP H0544439U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボーリングマシンの自動化に関するものであ
り、特に複数の穴径に対応でき、かつ高精度加工ができ
るボーリングマシンを提供することにある。 【構成】 一端側にカムを形成したカムロッドと、カム
ロッドを進退移動させる駆動手段と、カムロッドを位置
決めする装置と、前記主軸と一体回転可能な工具主軸
と、工具主軸に着脱自在に装着される工具体と、前記工
具主軸に所望の工具体を供給する自動工具交換装置と、
工具体を固定または固定解除する工具固定手段と、計測
データなどの入出力を行い、或いは識別データなどの入
出力を行う入出力部と、補正データを記憶している工具
補正メモリと、加工寸法の計測データと前記補正データ
とを演算し新しい補正データを求める演算部と、中央処
理装置とを有する制御装置とからなり、工具交換しなが
ら補正データに従ってカムロッドの位置を制御し、工具
体の刃先位置を工具体毎に補正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はボーリング加工を行うボーリングマシンの自動化に関するものであり 、特に複数の種類の穴径のボーリング加工を高精度に行うことを可能にしたボー リングマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ボーリングマシンでワーク(被加工物)の穴を連続してボーリング加工を行う と工具の刃先摩耗、機械の熱変位等により加工寸法が徐々に変化し、加工交差を 越えた不良品を加工してしまうことがある。そのため、高精度加工を行う場合、 加工の終了したワークの穴径寸法を計測装置で計測し、目標値との差をボーリン グマシンにフィードバックして、次のワークを加工する時の工具の刃先位置を補 正することが行われる。この工具の刃先位置を補正する方法としては、主軸ヘッ ドに外側主軸とこの外側主軸に対して偏心した内側主軸を配して、内側主軸を偏 心させることにより、工具の刃先位置の補正を行う技術が特開昭52−5818 6号公報に開示されている。 しかしながら、前記した偏心主軸の技術では主軸および主軸支持部構造が大型 化、複雑化するとともに、主軸の剛性も低下するなどの問題点を生じていた。そ のため、本出願人は特開昭59−214503号公報において、主軸内に軸線方 向に進退移動するカムロッドに形成したカムに沿って移動主軸を半径方向に移動 させ工具の刃先位置を補正するボーリングヘッドに関する技術を開示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭59−214503号公報の技術では、高精度な補正を 行うにはカムの傾斜をゆるやかにする必要があるため、工具の移動範囲は狭くな る。そのうえ、工具体を自動的に交換できる構成ではないため、加工できる穴径 が限定されてしまい、複数の種類の穴径に自動的に対応できないという問題点を 生じた。そのため、このボーリングヘッドは小種多量生産のための加工システム の場合には適当であるが、多種少量生産のための加工システムの場合には不適当 であった。そこで、いろいろな穴径のワークに対応可能なように柔軟性に富み、 なおかつ、高精度な穴径のボーリング穴加工が自動的に行えるボーリングマシン が求められてきた。 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、その目的はボーリングマシンの 自動化に関するものであり、特に複数の穴径に対応でき、かつ高精度加工ができ るボーリングマシンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するために、本考案は、ワークにボーリング加工を行うボーリ ングマシンであって、主軸ヘッドに回転自在に軸承された主軸内を貫通し、この 主軸の軸線方向に進退移動自在に設けられ、一端側にカムを形成したカムロッド と、前記主軸ヘッドの前記カムロッドの他端と係合してカムロッドを進退移動さ せるシリンダ装置と、前記主軸ヘッドの前記シリンダ装置に沿って設けられ、前 記カムロッド他端側に当接してこのカムロッドを位置決めする位置決め装置と、 前記主軸の一端側に径方向に移動自在に設けられ、前記カムロッドと係合してこ のカムロッドの進退移動により径方向に移動するとともに前記主軸と一体回転可 能な工具主軸と、この工具主軸に着脱自在に装着される工具体と、前記ボーリン グマシンの基体に設けられ、複数の工具体を貯蔵するとともに前記工具主軸に所 望の工具体を供給する自動工具交換装置と、前記基体に設けられ、前記工具主軸 へ進退移動して前記工具主軸の前記工具体を固定または固定解除する工具固定手 段と、前記ボーリングマシンの近傍に設けられ、前記ワークに加工された穴径の 寸法を計測する計測装置とのあいだで計測データなどの入出力を行う第1の入出 力部と、前記ボーリングマシンに設けられ、前記ワークの種類を特定させるため の識別手段とのあいだで識別データなどの入出力を行う第2の入出力部と、前記 複数の工具体の刃先位置を補正するための補正データをこの工具体毎に記憶して いる工具補正メモリと、前記識別データで種類を特定されたワークを所定の工具 体で加工後、その加工寸法を計測した計測データと前記工具補正メモリ内に記憶 された前記所定の工具体に対応した補正データとを演算し新しい補正データを求 める演算部と、この各部、メモリを統轄制御する中央処理装置とを有する制御装 置とからなり、工具交換しながら複数の穴径のボーリング加工をする際、前記計 測装置の計測データを前記制御装置側にフィードバックすることにより前記工具 補正メモリの工具体毎の補正データを順次書き替えるとともに、この補正データ に従って前記位置決め装置により前記カムロッドの位置を制御し、前記工具体の 刃先位置を工具体毎に補正することを特徴とする。
【0005】
【作用】
所定ワークWを加工するプログラム内に工具交換指令があれば、その工具番号 に基づき工具体の貯蔵部より所望の工具体を選択し、工具交換を実行する。つい で、工具径補正指令があれば、補正番号に基づき工具補正メモリより工具補正デ ータを読み出し、この補正データに従い、シリンダ装置を駆動させ、ストッパを 位置決め制御し、カムロッド、移動主軸を介して工具体の刃先位置を位置決めし 、工具径補正を行う。工具径補正を実行した後、所定のボーリング加工を実行す る。ボーリング加工が終了後、ワークの穴径を内径計測装置より計測し、この計 測データから目標値との差を求め、この差分をフィードバックした新しい補正デ ータを工具補正メモリの補正番号に対応する工具補正データを書き換える。 以上から、自動工具交換装置により複数の種類の穴径の加工に対応可能となる と共に、刃先位置を補正する補正機構により交換工具の補正も容易となりボーリ ングマシンのより一層の自動化と高精度な寸法の維持とが可能となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明を行う。 図1は本考案のボーリングマシン等のブロック図、図2は本考案のボーリング マシンの正面図、図3は図2の側面図、図4は図2のIV−IV矢視の概略断面 図、図5は本考案のボーリングマシンの穴径変更時の工具交換動作および工具補 正動作の処理を説明するフローチャートである。 図1において、1はボーリングマシンを数値制御するNC(数値制御)装置1 6のCPU(中央処理装置)、2はボーリングマシンを数値制御するためのシス テムプログラムを記憶しているROM、3はパラメータ等データを記憶している RAM、4は表示手段であるCRT、5は入力手段であるキーボード(K.B. )であり、各々バスライン1aを介してCPU1に接続されている。4aは、I /Oインタフェースである。6は各種ワークに対応した加工プログラムを記憶し ている加工プログラムメモリ、7は各工具の補正番号に対応した工具補正データ を記憶している工具補正メモリ、7aは工具補正データの演算を行う工具補正デ ータ演算部であり、この工具補正データ演算部7aもバスライン1aに接続され ている。また、9はサーボモータであり移動軸制御部8、サーボアンプ9aを介 してバスライン1aに接続されている。
【0007】 10はボーリングマシンの各アクチュエータ等をシーケンス制御するためのシ ーケンサ(プログラマブルコントローラ)である。11はステッピングモータで あり、このステッピングモータ11はステッピングモータ制御部11aで制御さ れる。12はATC(自動工具交換)動作を行うためのアクチュエータ類である 。13は主軸モータであり、この主軸モータ13は主軸制御部で制御される。 14はパレットやワークに付加されたワーク識別部材であるICカードやID チップなどの識別データを読み取るワーク識別情報読取手段の制御部であり、読 み取った識別データをI/Oインタフェース14aを介してNC装置16に送信 する。 15はタレットヘッドにワークの穴径に対応した内径計測ヘッドを複数個装着 しておき、穴径の種類によって所定のタレットヘッドを割り出し、内径計測ヘッ ドをワークの穴部と対向させて計測を行う公知の内径計測装置の制御部であり、 計測データをI/Oインタフェース15aを介してNC装置16に送信する。な お、図示しない内径計測装置にも、このボーリングマシンと同様にワーク識別部 材の識別データを読み取るワーク識別情報読取手段が付属されており、この識別 データに従って、ワークの穴径を特定し計測動作を行う。
【0008】 図2から図4に従って、この考案のボーリングマシンの本体構造を説明する。 ベースB(図3参照)上にコラムCが立設され、コラムCに形成されたガイド に沿って主軸ヘッド20はサーボモータ9および図示しないボールスクリューに よる公知の駆動方法によって上下方向に移動する。Pはパレットであり、ワーク Wを載置するとともに図示しない搬送装置により加工システム内をボーリングマ シン、内径計測装置と搬送されワークWの加工・計測動作を可能とする。このパ レットPにはワークWの種類等を特定するための識別データが記憶されたワーク 識別部材が付加されている。この識別データは、ボーリングマシンや内径計測装 置への搬送路を搬送中またはサドル27などに固定されたとき図示しない読み取 りヘッドにより非接触で読み出される。このワーク識別情報読取手段は、ICカ ードやIDチップを利用した公知のものであり、ここではこれ以上説明しない。
【0009】 図4において、主軸ヘッド20に回転自在に主軸56が軸支されている。この 主軸56は主軸モータ13(図2、図3参照)によって回転駆動される。この主 軸56内には中央部を貫通するとともに、主軸56に対して軸線方向に進退移動 可能なカムロッド51が挿入されている。このカムロッド51の一端には第1の カム51aと第2のカム51bが形成されている。カムロッド51の他端側には 軸受51cを介してピストンロッドが接続されているシリンダ52が形成されて おり、シリンダ室52aまたはシリンダ室52bに圧力流体を供給することによ りカムロッド51が進退移動する。そして、軸受51cによって、カムロッド5 1が回転してもピストンロッドは回転しない。カムロッド51の後部にはステッ ピングモータ11の回転をナット54に伝達し、ネジ機構によりストッパ53を 軸線方向に移動させる位置決め手段55が設けられている。そして、カムロッド 51の移動により第1のカム51aに沿って工具主軸21は径方向に微少量移動 し、第2のカム51bに沿ってバランサ58が工具主軸57と反対方向に移動し 、回転バランスを維持する。この補正機構に関しては特開昭59−214503 号公報に詳説してあるので、ここではこれ以上詳しく説明しない。
【0010】 図2において、26はドラム型の自動工具交換装置(ATC)であり、工具マ ガジン26aの円周部に公知の把持部材を設け、複数の工具ヘッド23の把持部 23aを保持している。そして、NC装置16(図1参照)よりの指令で図示し ない駆動体により所定の工具ヘッド23を割り出す。また、工具マガジン26a は図示しない駆動体により待機位置と主軸装着位置間を図2の左右方向に移動す る。 工具主軸21(図4参照)の前部には工具ホルダ22が固定されており、この 工具ホルダ22に工具ヘッド23を挿入して固定ネジ59により固定する。すな わち、主軸ヘッド20の上下方向移動と、工具マガジン26aの主軸56側への 移動により、主軸56の軸線と工具マガジン26aに保持された工具ヘッド23 の軸線を一致させた後、主軸ヘッド20を下降させて、工具ホルダ22に工具ヘ ッド23を挿入するのである。 24(図2参照)は工具固定手段であり、シリンダ24bによって主軸ヘッド 20側にナットランナ24aを移動させ、先端部を固定ネジ59(図4参照)に 係合させる。工具ホルダ22に工具ヘッド23が挿入されている状態で、ナット ランナ24aにより固定ネジ59をねじ込んだり、弛めたりすることにより、工 具ホルダ22と主軸ヘッド23との固定/固定解除を行う。
【0011】 次に、本考案のボーリングマシンの工具交換動作および工具補正動作の処理を 図5に基づいて説明する。 ワークWを載置しているパレットPがボーリングマシンに搬入、固定されると 、CPU1はワーク識別情報読取手段の制御部14に、パレットPに付加された ワーク識別部材の識別データを読み取らせ、送信させる(ステップ31)。 次に、この識別データよりワークWの種類を特定し、加工プログラムメモリ6 より所定の加工プログラムを特定する(ステップ32)。加工プログラムを1ブ ロックずつ読み出し(ステップ33)、そのブロックが工具交換の指令か否かを 判断する(ステップ34)。
【0012】 もし、工具交換指令でない場合には、ステップ35以降の処理を行い、工具交 換指令の場合にはステップ40に進み以下の処理を行う。主軸56の工具ホルダ 22に装着させている工具ヘッド23を受け取る工具マガジン26aの把持部材 の面を割り出し、主軸56側に工具マガジン26aを移動させ、工具ヘッド23 の把持部23と工具マガジン26aの把持部材とを係合させる。ナットランナ2 4aを主軸56側に移動させ、固定ネジ59とナットランナ24aの先端を係合 させる。固定ネジ59をゆるめ、主軸ヘッド20をサーボモータ9により上昇さ せることにより、工具ホルダ22より工具ヘッド23を離脱させる。ナットラン ナ24aを反主軸56側に戻し、工具マガジン26aを割り出し、所定の工具ヘ ッド23を主軸56と対向させる。主軸ヘッド20を下降させ、工具ホルダ22 の穴に工具ヘッド23を挿入させる。ナットランナ26aを主軸56側に移動さ せ、固定ネジ59と係合させ、固定ネジ59をねじ込むことにより、工具ホルダ 22に工具ヘッド23を固定する。工具マガジン26a、ナットランナ24aを 各々反主軸56側に戻して、工具交換動作が完了する(ステップ40)。
【0013】 ステップ35において、読み出したブロックが工具径補正の指令か否かを判断 する。工具径補正指令であれば、ステップ45以降の処理を行い、工具径補正指 令でない場合にはステップ36以降の処理を行う。 ステップ36では、読み出したブロックの指令、例えば主軸回転停止指令、主 軸ヘッドの上昇・下降などの移動指令などを実行する。次に、ステップ37にお いて、内径計測装置の制御部15より補正データ送信用の信号の有無を判断し、 信号有りの場合には、ステップ50以降の処理を行い、信号無しの場合には、ス テップ38に進み、このワークWの加工プログラムの実行が終了したか否かを判 断し、まだ終了していない場合には、ステップ33に戻り処理を繰り返す(ステ ップ38)。
【0014】 ステップ35において、工具径補正指令と判断された場合には、指示された補 正番号の工具補正データを工具補正メモリ7より読み出す(ステップ45)。次 にシリンダ52のピストンロッドが前進側(カムロッド51とストッパ53が離 反する方向)に移動しているか否かを判断し(ステップ46)、前進側でない場 合には前進させる(ステップ47)。 工具補正データに従ってステッピングモータ11を駆動し、ストッパ53を位 置決めする(ステップ48)。シリンダ52のピストンロッドを後退させ、スト ッパ53にカムロッド51を当接させることにより、移動主軸21、工具ホルダ 52を介して工具ヘッド23の刃先位置が位置決めされる(ステップ49)。そ して、ステップ38に進み処理を行う。なお、この工具径補正指令は、工具ヘッ ド23が交換されたときや、同じ工具ヘッド23で連続して加工を行っている場 合には、前のワークの計測データがフィードバックされて補正データが書き替わ ったときなどに実行すれば好適である。すなわち、加工プログラムでは、ボーリ ング穴加工を行う直前に実行すればよい。
【0015】 ステップ37において、内径計測装置の制御部15より計測データの出力が有 りと判断された場合には、ワーク又は加工穴などの識別データと計測データとを CPU1は受信する(ステップ50)。この識別データにより工具補正メモリ7 の補正番号を特定し、その補正番号の補正データを読み出す。補正データ演算部 7aにおいて計測データが目標値(径)との差のデータであれば、補正データに 計測データを加減算し、新しい補正データを演算する。例えば、計測した内径が 、目標径より5μm大きく加工されていた場合には、補正データを径方向の5μ mに相当する軸線方向寸法分を減算し、目標径より5μm小さい場合には、補正 データを径方向の5μmに相当する軸線方向寸法分を加算する(ステップ51) 。工具補正メモリ7の所定の補正番号の補正データを新しく演算した補正データ に書き替え(ステップ52)、ステップ38に進み、処理を行う。
【0016】 このようにワークWの種類等により変わる穴径に対応して工具ヘッド23を工 具交換することができる。そのうえ、この工具ヘッド23に対応した補正データ を前回加工したワークWの穴径寸法より目標値に対する差分がフィードバックさ れ、新しい補正データより位置決め装置55でカムロッド51の位置を制御する 工具径補正を行って加工するので高精度な穴径寸法を維持することができる。 以上説明した実施例では、計測装置から送信されてくる計測データを目標値と の差としているが、これに限定されるものではなく、穴径寸法値を送信して、N C装置内でパラメータ等に記憶させた目標値との差を求めてから、前記した処理 と同様な処理を行ってもよい。また、カムロッド51とシリンダ52のピストン ロッドが一体的に係合しているが、分離された構成でもよく、カムロッド51が 付勢部材等によりピストンロッド側に付勢されていればよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のボーリングマシンにおいては、工具交換および 交換した工具毎の工具補正の自動化が可能であるため、複数の穴径に対応するボ ーリング加工を行うことができる柔軟性に富むとともに、高精度な穴径に寸法維 持が可能なボーリング加工を行うことができ、ボーリングマシンの自動化、高精 度化が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボーリングマシン等のブロック図であ
る。
【図2】本考案のボーリングマシンの正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のIV−IV矢視の概略説明図である。
【図5】本考案のボーリングマシンの穴径変更時の工具
交換動作および工具補正動作の処理を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 メインプロセッサ(CPU) 2 ROM 3 RAM 6 加工プログラムメモリ 7 工具補正メモリ 7a 工具補正データ演算部 8 移動軸制御部 10 シーケンサ 15 内径計測装置制御部 15a I/Oインタフェース 16 NC装置 21 工具主軸 24 工具固定手段 26 ATC 51 カムロッド 52 シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにボーリング加工を行うボーリン
    グマシンであって、 主軸ヘッドに回転自在に軸承された主軸内を貫通し、こ
    の主軸の軸線方向に進退移動自在に設けられ、一端側に
    カムを形成したカムロッドと、 前記主軸ヘッドの前記カムロッドの他端と係合してカム
    ロッドを進退移動させるシリンダ装置と、 前記主軸ヘッドの前記シリンダ装置に沿って設けられ、
    前記カムロッド他端側に当接してこのカムロッドを位置
    決めする位置決め装置と、 前記主軸の一端側に径方向に移動自在に設けられ、前記
    カムロッドと係合してこのカムロッドの進退移動により
    径方向に移動するとともに前記主軸と一体回転可能な工
    具主軸と、 この工具主軸に着脱自在に装着される工具体と、 前記ボーリングマシンの基体に設けられ、複数の工具体
    を貯蔵するとともに前記工具主軸に所望の工具体を供給
    する自動工具交換装置と、 前記基体に設けられ、前記工具主軸へ進退移動して前記
    工具主軸の前記工具体を固定または固定解除する工具固
    定手段と、 前記ボーリングマシンの近傍に設けられ、前記ワークに
    加工された穴径の寸法を計測する計測装置とのあいだで
    計測データなどの入出力を行う第1の入出力部と、前記
    ボーリングマシンに設けられ、前記ワークの種類を特定
    させるための識別手段とのあいだで識別データなどの入
    出力を行う第2の入出力部と、前記複数の工具体の刃先
    位置を補正するための補正データをこの工具体毎に記憶
    している工具補正メモリと、前記識別データで種類を特
    定されたワークを所定の工具体で加工後、その加工寸法
    を計測した計測データと前記工具補正メモリ内に記憶さ
    れた前記所定の工具体に対応した補正データとを演算し
    新しい補正データを求める演算部と、この各部、メモリ
    を統轄制御する中央処理装置とを有する制御装置とから
    なり、 工具交換しながら複数の穴径のボーリング加工をする
    際、前記計測装置の計測データを前記制御装置側にフィ
    ードバックすることにより前記工具補正メモリの工具体
    毎の補正データを順次書き替えるとともに、この補正デ
    ータに従って前記位置決め装置により前記カムロッドの
    位置を制御し、前記工具体の刃先位置を工具体毎に補正
    することを特徴とするボーリングマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264565A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Honda Motor Co Ltd カム駆動装置及び加工方法
CN114603638A (zh) * 2022-04-21 2022-06-10 深圳市金洲精工科技股份有限公司 一种自动化配刀设备及配刀方法

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