JPH054427Y2 - - Google Patents

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JPH054427Y2
JPH054427Y2 JP1987131407U JP13140787U JPH054427Y2 JP H054427 Y2 JPH054427 Y2 JP H054427Y2 JP 1987131407 U JP1987131407 U JP 1987131407U JP 13140787 U JP13140787 U JP 13140787U JP H054427 Y2 JPH054427 Y2 JP H054427Y2
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seat
seat body
infant
vehicle
child
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JP1987131407U
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JPS6435960U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車両用シートに取り付けられるチ
ヤイルドシートに関する。
《従来の技術》 車両用チヤイルドシートは、一般にシート本体
の背部前面に引き出された拘束用ウエビングを有
し、ウエビングの引出し端に連結された補助パツ
ドをシート本体の座部に固定して幼児の動きを規
制保持し、幼児の安全性を確保できるようになつ
ている。第4図は、このようなチヤイルドシート
の一例を示すものである。図において、内部中空
のシート本体aの背部bに一対のスリツトcが上
下方向に複数設けられており、このスリツトcか
らリトラクター(不図示)によつて巻き上げ自在
に設けられたウエビングdが前面に引き出されて
いる。ウエビングdの先端は、補助パツドeに固
定され、補助パツドeの下端部にはタングfが設
けられて、このタングfをシート本体aの座部g
に設けられたバツクルhに固定することにより幼
児をシート本体aに拘束するようになつている。
そして、ウエビングdによつて幼児を確実に拘束
できるように、背部bに設けられたスリツトcの
上下位置を変えることにより幼児の肩とほぼ同じ
高さ位置からウエビングdを引き出してその幼児
の体格に合わせている。
このようなチヤイルドシートは、走行時の振動
等によつても動かされることがないようにシート
ベルト挿通穴iに挿通させたシートベルトによつ
て車両用シートに固定され、幼児の安全性を図つ
ている。
このような構造のチヤイルドシートでは、シー
ト本体a表面を表皮で覆うだけだつたので、夏期
など暑い時にはシート本体aの背面jと着座時の
幼児の背中等が密着してしまい、このことにより
生じる汗により蒸れて幼児は不快な気分で着座し
ていた。
そこで、第5図に示すように、従来よりシート
本体aの背面前面jに夏期等における着座状態を
良くするために多数の通気孔kを設けているもの
がある。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような構造のチヤイルドシ
ートは、ブロー成形によりシート本体a内部は中
空構造なために背部bの前面j等だけに通気孔k
を設けても幼児が着座することにより、通気孔k
を幼児の背中で塞いでしまうので、シート本体a
外部との空気の流通が生じないためにシート本体
aの背部前面jと着座時の幼児の背中との密着に
より生じる汗を乾燥させることは困難である。し
たがつて、幼児の背中の汗は蒸れ状態のままなの
で、快適に着座できない問題点があつた。
そこで、この考案の目的は、幼児の背中等を汗
により蒸らさずに快適に着座することができる車
両用チヤイルドシートを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この目的を達成するために、この考案の車両用
チヤイルドシートは、座部と背部とを一体成形し
た内部中空のシート本体を備えた車両用チヤイル
ドシートであつて、前記シート本体の背部前面の
少なくとも下部領域に設けられた凹陥部と、前記
凹陥部の前面開口部に前記シート本体の背部前面
とほぼ同一面になるように取り付けられた多数の
孔を備えた通気板と、前記シート本体の両側部に
設けられて前記凹陥部に連通するシートベルト挿
通穴とを備えたことを特徴とする。
《作用》 背部前面に設けられた凹陥部がシート本体側部
のベルト挿通穴と連通しており、凹陥部の前面開
口部に通気板が取り付けられているので、シート
本体背部前面の下部領域は外気と連通するとにな
り、着座時の幼児のシート本体背部との接触部に
生じる汗を乾燥させることができる。
《実施例》 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図に示すように、この考案のチヤイルドシ
ート1は、座部2と背部3とが一体に形成された
合成樹脂製の中空バケツトタイプのシート本体4
と、背部3の前面3aに引き出された一対のウエ
ビング5と、このウエビング5の先端に結合され
た補助パツド6とを備えている。
背部3の前面3aには、一対のスリツト7が縦
に複数設けられ、そのうちの一対のスリツト7か
らは一対のウエビング5が引き出されている。ウ
エビング5の基端は、座部2裏面に設けられた緊
急ロツク装置付きリトラクター(不図示)に常時
巻き取り方向に付勢されている。また、補助パツ
ド6下端には、タング8が一体的に固着されてお
り、座部2前部の凹段部2a内にブラケツトを介
して取り付けられたバツクル9に挿着されるよう
になつている。
また、第2図および第3図に示すように、背部
3の前面3aの下部領域には、凹陥部10が形成
されており、この凹陥部10前面開口部の段部1
0aには多数の通気孔11を設けた通気板12が
接着嵌合されて、前面3aとほぼ同一面状になる
ように一体化されている。
凹陥部10は、その前面開口部が背部3の前面
3aの幅とほぼ同じ幅に形成され、その底部10
aが背部3の背面3bに当接している。そしてシ
ート本体4の両側部4aには、この凹陥部10に
連通するシートベルト挿通穴13が形成されてい
る。
このように形成されたチヤイルドシート1は、
そのベルト挿通穴13に車両用シートのシートベ
ルトを挿通してシートに固定される。幼児、特に
おむつをした乳幼児はその腰部に汗をかきやすい
が、このチヤイルドシートに着座した幼児は、そ
の腰部が当たるシート本体4の背部下部領域が通
気板12、凹陥部10およびシートベルト挿通穴
13を通じて外気に連通しているので、汗をかい
てもこの外気によつて乾燥されるか、または汗を
かきにくくなる。
なお、シート本体4の前面3aに設けられた凹
陥部10および通気板12は、上記実施例ではシ
ート本体4の下部領域に位置しているが、幼児の
背中が接触する上部領域にも同様に設けてもよ
い。また、凹陥部10および通気板12を背部3
だけに設けるのではなく、座部2側の臀部接触領
域にも同様に設けることができる。
《考案の効果》 以上、説明したように、この考案の車両用チヤ
イルドシートは、内部中空のシート本体背部の少
なくとも下部領域を外気と連通可能にしたので、
チヤイルドシートに着座した幼児のシート本体背
部との接触部における汗による蒸れを防ぐことが
でき、しかも、凹陥部は、シート本体の両側部に
設けたシートベルト挿通孔に連通しているため、
幼児の発汗により、内部が温度上昇したとして
も、両シートベルト挿通孔によつて、外気との自
然対流が起こり、フアン等の動力を使用しなくと
も、自然換気を行い、常に幼児等を快適に過ごさ
せることができる。
また、この考案の車両用チヤイルドシートは、
シートベルト挿通穴をシート本体の背部側に設け
たので、シートベルトを挿通する際にウエビング
等の邪魔がないこととなつて、ベルト通しを容易
に行うことができ、さらに前記凹陥部をシート本
体の背部前面の下部領域に設けた結果、シートベ
ルト挿通部における強度を一段と向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による車両用チヤ
イルドシートを示す斜視図、第2図は同チヤイル
ドシートを示す正面図、第3図は第1図の−
線断面図、第4図は従来の車両用チヤイルドシー
トの一例を示す斜視図、第5図は従来の車両用チ
ヤイルドシートの別の例を示す断面図である。 1……車両用チヤイルドシート、2……座部、
3……背部、3a……前面、4……シート本体、
4a……側部、10……凹陥部、11……通気
孔、12……通気板、13……シートベルト挿通
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座部と背部とを一体成形した内部中空のシート
    本体を備えた車両用チヤイルドシートであつて、
    前記シート本体の背部前面の少なくとも下部領域
    に設けられた凹陥部と、前記凹陥部の前面開口部
    に前記シート本体の背部前面とほぼ同一面になる
    ように取り付けられた多数の孔を備えた通気板
    と、前記シート本体の両側部に設けられて前記凹
    陥部に連通するシートベルト挿通穴とを備えた車
    両用チヤイルドシート。
JP1987131407U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH054427Y2 (ja)

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JPS6435960U JPS6435960U (ja) 1989-03-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4566600B2 (ja) * 2004-03-30 2010-10-20 コンビ株式会社 幼児用シート
JP4722428B2 (ja) * 2004-08-11 2011-07-13 コンビ株式会社 育児器具

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JPS5618761B2 (ja) * 1972-08-17 1981-05-01

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JPS53145622U (ja) * 1977-04-22 1978-11-16
JPS5618761U (ja) * 1979-07-20 1981-02-19

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