JPH0544134U - 目薬容器 - Google Patents

目薬容器

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JPH0544134U
JPH0544134U JP10459391U JP10459391U JPH0544134U JP H0544134 U JPH0544134 U JP H0544134U JP 10459391 U JP10459391 U JP 10459391U JP 10459391 U JP10459391 U JP 10459391U JP H0544134 U JPH0544134 U JP H0544134U
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JP
Japan
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eye drop
container
pressing
container body
nozzle
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JP10459391U
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English (en)
Inventor
保博 鳥住
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定容量の薬液を液滴状として、而も、一定
の速度で確実に吐出しうる目薬容器を提供することにあ
る。 【構成】 比較的硬質の合成樹脂材料製で、一側に液滴
吐出口を設けた偏平構造の容器本体からなる目薬容器に
おいて、前記容器本体の一側壁面に、可撓手段によって
囲まれた自動復帰習性をもつ押圧変形部を形成したこ
と、および、薬液注入口の内部全域に、ノズル孔を有す
るノズル部材を充填止着したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、目薬容器の改善に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】
一般的な目薬容器における点眼は液滴の自由落下を利用している。この場合、 図14に示すように、目と液滴吐出口(ノズル)の中心軸線を結ぶ線が垂直にな らないと自由落下する液滴が目から外れてしまい、点眼の目的が達成できない。 また、液滴が目から外れないようにノズルを目に近づけすぎると、ノズル部が目 やまつ毛に触れるおそれがあり、目を傷つけたり、あるいは、まつ毛に付着して いる雑菌や汚れの逆流により容器内の薬液の汚染又は混濁につながるという課題 がある。
【0003】 更に、図14のように、点眼の際真上を向くことには苦痛を伴うことから、図 15で示すような斜め上向きの楽な姿勢で点眼することが多い。この場合、必然 的にまつ毛に薬液が付着し、汚染された薬液が目に入るという課題がある。また 、一般に従来の目薬容器本体1に設けられる吐出口(ノズル)2には図16のよ うに凹所3が形成されている。このため、ノズルを下方に向ける点眼動作の際に 上記凹所3内に図17で示すような気泡4が残ることが多く、この気泡の存在に より容器のつまみ変形量と薬液吐出量とが対応しないという不都合もあった。
【0004】
【従来の技術】
上述のような技術的背景に基いて従来では、液滴を所要の速度をもって放出さ せ、楽な姿勢で適確に点眼しうるようにした目薬容器の提案がなされている。 (例えば、実開昭61−156940号公報参照)
【0005】 更に、目薬容器本体に鏡面体を付設し、鏡に目を映しながら適確に点眼する目 薬容器などの提案もある。(例えば、実開昭55−19610号公報参照)
【0006】 また、容器本体のノズルが直接目やまつ毛に接触するのを防止するとともに、 目に対するノズルの位置決めをし、衛生的に而も適確に点眼させようとする目薬 容器の提案もある。(例えば、実開昭57−45949号公報,実開昭61−3 4250号公報,実開昭61−94036号公報参照)
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記実開昭61−156940号公報に開示された目薬容器の構成は、合成樹 脂製の容器本体の外壁適宜位置に、一定容量に設定した弾力性を有する押圧部を 突設したもので、この押圧部を指先で押圧変形することにより一定容量の薬液を 液滴状に放出しようとしたものであるが、押圧部の成形に問題がある。この開示 技術によれば、押圧部を容器本体より肉薄に成形して弾力性を付与したものであ るが、この種の容器は一般にブロー成型手段によって製造されるものであること から、容器部分を肉厚剛性とし、押圧部のみを肉薄として弾性をもたせることは 製造技術的に不可能に近く、実現し得ないものと判断される。また、容器本体全 体を弾力性をもつ合成樹脂材料にて成形すると、押圧時における変形が容器全体 に及び、吐出量を一定量に設定することに困難性が伴うなどの課題が残されてい る。
【0008】 また、実開昭55−19610号公報の開示技術のように、鏡面を付設したり 、また、実開昭57−45949号公報などで提案されている補助具を容器本体 に付設することは、それなりの効果は認められるにしても、容器自体が高価とな るという経済的な課題があるとともに、液滴の自由落下を利用した点眼手段であ るため、点眼姿勢に苦痛が伴うなどの課題が残されている。
【0009】 本考案の目的は、一定容量の薬液を液滴状として、而も、一定の速度で確実に 吐出しうる目薬容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、比較的硬質の合成樹脂材料製で、 一側に液滴吐出口を設けた偏平構造の容器本体からなる目薬容器において、前記 容器本体の一側壁面に、可撓手段によって囲まれた自動復帰習性をもつ押圧変形 部を形成し、その変形量が吐出量に正しく対応するようにノズル部分を気泡が滞 留しない構造にしたものである。
【0011】
【作用】
可撓手段で囲まれた押圧変形部を指先にて押圧することにより、押圧力の大小 に左右されずに押圧変形部は常に一定量だけ確実にしかも迅速に変形する。この 加圧作用で薬液を液滴状として初速をもたせて吐出させることができるため、楽 な姿勢での点眼がなしうる。
【0012】
【実施例】
次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。 図1は本考案目薬容器の正面図、図2は異った形の目薬容器の正面図、図3は 図2のA−A線部の断面図、図4は図1の縦断側面図、図5は肉薄素材による容 器の縦断側面図、図6は押圧変形部を膨出させた実施例の縦断側面図、図7は液 滴吐出口部の断面図、図8は点眼前も点眼後も気泡が滞留しないことを示す説明 図、図9は別実施例容器の正面図、図10は同上背面図、図11はつまむ力と変 形量の関係を示す特性図、図12はつまむ力と吐出量の関係を示す特性図、図1 3は本考案の点眼状態を示す説明図である。
【0013】 図1,図4について本考案目薬容器の第1実施例について説明すると、11は 、比較的硬質の合成樹脂材料からなる偏平な容器本体で、該容器本体11を構成 する広面積の一側壁に、可撓手段であるベローズ構造部12によって囲まれ、か つ、自動復帰習性をもつ押圧変形部13を形成する。また、図4,図7に示すよ うに、上記容器本体11の小面積の一側壁部に薬液注入口14を一体形成すると ともに、この薬液注入口14の内部全域にノズル孔15を有するノズル部材16 を充填固定し、更に、上記ノズル孔15の内側端にラッパ形状部17を形成し、 図8で示すように、点眼前および点眼後気泡がノズル孔15の基部に滞留せずに 直ちに離反浮流するようにしたものである。図中18はキャップである。
【0014】 図2,図3の実施例について説明すると、この実施例は図3から明らかなよう に、上記押圧変形部13を囲うベローズ構造部12を、一方から他方に至るに従 い溝の深さを順次浅く形成したものである。従って、溝の深いベローズ構造部1 2aが肉薄となって、可撓容易性が溝の浅いベローズ構造部12bより大きくな り、図1,図4の実施例で示す押圧変形部13の押圧変形に比べ小さい力で操作 が楽に行え、薬液の一定量吐出効率の向上が図れるようにしたものである。
【0015】 図5は、容器本体19を比較的肉薄の合成樹脂材料にて形成した第2の実施例 を示し、ベローズ構造部20で囲まれた自動復帰習性をもつ押圧変形部21を押 圧変形する際に、該押圧変形部21に対応する他方の側壁が凹状に変形し、薬液 の吐出量が多くなるのを防止するために、上記側壁に予め凹状変形部22を付設 形成したものである。
【0016】 図6は、容器本体23の一側壁に、ベローズ構造部24で囲まれ、かつ、側壁 より外側方に膨出された押圧変形部25を形成した第3実施例を示す。このよう に押圧変形部25を外側方に膨出することにより、薬液容量が多くできるし、ま た、薬液容量が定量規制される場合には、容器本体23をコンパクト化すること ができるようにしたものである。
【0017】 図9,図10は、容器本体26を肉薄の合成樹脂材料にて形成した第4実施例 を示す。容器本体26を構成する一側壁に、ベローズ構造部27で囲まれた自動 復帰習性をもつ押圧変形部28を形成することは上記図5の実施例と同様である が、ベローズ構造部27と容器本体26の四隅部との間に、上記押圧変形部28 の中心部と容器本体26の四隅部を結ぶ軸線にそった補強ビード29を形成する とともに、押圧変形部28を形成した側壁と対応する他方の側壁に、該側壁の中 心部と容器本体26の四隅部とを結ぶ軸線にそった補強ビード30を放射状に形 成し、両側壁を補剛させたものである。図中31はキャップである。
【0018】 図11は、押圧変形部13,21,25,28を指先で押圧、即ち、つまむ力 と押圧変形部13,21,25,28の変形量との関係を示す特性図で、a曲線 のように変形量はつまむ力が一定以上ならそれがどのように大きくなっても変化 しないが、従来の容器だと曲線bのようになることを示している。つまり図12 のd曲線で示すように、従来の一般的な目薬容器にあっては、ノズル部の滞留気 泡により、つまみ力に対応した薬液の吐出量が実現できるとは限らない。これに 対して、本考案の容器ではc曲線のようにつまむ力の大小に左右されずに一定の 薬液の吐出量が実現できる。
【0019】
【考案の効果】
上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が得られる。 (a) 押圧変形部を指先にて押圧することにより、押圧変形部は容器本体の内方に 向け移動変形し、容器本体内部を加圧する。この加圧作用によって薬液が液滴状 で所定の速度をもって吐出点眼しうることは勿論のこと、 (b) 特に本考案においては、容器本体の一側壁面に形成した押圧変形部を、可撓 手段で囲まれた自動復帰習性をもつ押圧変形部としたので、この押圧変形部を押 圧する力、即ち、つまむ力が大きくても、図10で示すように変形量を常に一定 に保つことができる。従って、図11のc曲線のように、常に一定量の薬液を所 定の速度をもった確実な吐出点眼がなし得られ、点眼効率の向上が図れる。 (c) 薬液注入口の内部全域に、ノズル孔を有するノズル部材を充填固着したので 、図17で示す従来技術のように、ノズル部材を下方に向ける点眼動作時にノズ ル孔部に気泡が残ることがなく、図12のc曲線で示すようにつまみ変形量に対 応した薬液吐出量が適確に得られ、点眼効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図である。
【図2】図1の変形例を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線部の断面図である。
【図4】第1実施例の縦断側面図である。
【図5】第2実施例の縦断側面図である。
【図6】第3実施例の縦断側面図である。
【図7】ノズル部の断面図である。
【図8】点眼時の気泡の剥離浮遊を示す説明図である。
【図9】第4実施例の正面図である。
【図10】第4実施例の背面図である。
【図11】押圧変形部をつまむ力と変形量の関係を示す
特性図である。
【図12】つまむ力と薬液の吐出量の関係を示す特性図
である。
【図13】本考案の点眼状態を示す説明図である。
【図14】従来の自由落下点眼状態を示す説明図であ
る。
【図15】従来の自由落下点眼状態を示す説明図であ
る。
【図16】従来目薬容器のノズル部の断面図である。
【図17】点眼後の気泡がノズル部に滞留する状態の説
明図である。
【符号の説明】
11 容器本体 12 ベローズ構造部 12a ベローズ構造部 12b ベローズ構造部 13 押圧変形部 14 薬液注入口 15 ノズル孔 16 ノズル部材 17 ラッパ状部 18 キャップ 19 容器本体 20 ベローズ構造部 21 押圧変形部 22 凹状変形部 23 容器本体 24 ベローズ構造部 25 押圧変形部 26 容器本体 27 ベローズ構造部 28 押圧変形部 29 補強ビード 30 補強ビード 31 キャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的硬質の合成樹脂材料製で、一側に
    液滴吐出口を設けた偏平構造の容器本体からなる目薬容
    器において、前記容器本体の一側壁面に、可撓手段によ
    って囲まれた自動復帰習性をもつ押圧変形部を形成した
    ことを特徴とする目薬容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の一側に設けた薬液注入口の内
    部全域に、ノズル孔を有するノズル部材を充填固着した
    請求項1記載の目薬容器。
JP10459391U 1991-11-25 1991-11-25 目薬容器 Pending JPH0544134U (ja)

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