JPH0543846Y2 - - Google Patents

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JPH0543846Y2
JPH0543846Y2 JP1988039976U JP3997688U JPH0543846Y2 JP H0543846 Y2 JPH0543846 Y2 JP H0543846Y2 JP 1988039976 U JP1988039976 U JP 1988039976U JP 3997688 U JP3997688 U JP 3997688U JP H0543846 Y2 JPH0543846 Y2 JP H0543846Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガス集塵装置におけるフイルタの支持
構造に関する。
〔従来技術〕
ガス集塵装置の一形式として第7図に示すよう
に、ハウジング1内に配設されて同ハウジング1
内を被処理ガスの流入口1aおよび捕集塵の排出
口1bを有する下室R1と処理ガスの流出口1c
を有する上室R2とに区画する上方支持プレート
2と前記下室R1の下方部に配設された下方支持
部材3とにより、筒状のセラミツクフイルタ体を
長手方向に複数本接合してなる多数の長尺フイル
タ4a,4b……を起立状に支持したガス集塵装
置がある。
かかる形式の集塵装置は占有設置面積を大きく
することなくフイルタの濾過面積を大きくすべ
く、筒状のフイルタ体4a1〜4a3,4b1〜
4b3……を長手方向に複数本接合したフイルタ
4a,4b……を採用しているものである。しか
して、かかるフイルタ4a,4b……において
は、フイルタ体を複数本接合して長尺化されてい
ることから芯ずれが生じ、かつ被処理ガスとして
高温ガスを処理する場合には特に長手方向の伸縮
が大きい。このため、各フイルタ4a,4b……
の支持手段が重要であり、従来は第7図に示すよ
うにフイルタの下端部を下方支持部材3に固定ま
たは保持するとともに、フイルタの上端部を上方
支持プレート2の貫通孔を貫通させた状態で伸縮
管5を介して同支持プレート2に支持している。
これにより、フイルタの芯ずれおよび伸縮が許容
され、かつフイルタと同支持プレート2間が気密
状態の保持される。
一方、上記したガス集塵装置に類似構成のガス
集塵装置が特開昭59−225721号公報および特開昭
60−68030号公報に示されている。当該集塵装置
においてはフイルタを構成するフイルタ体に対応
する数の管板がハウジング内に配設されていて、
各フイルタ体の端部が各管板の挿入孔に挿入され
て互いに対向し、各管板との隙間にシール部材が
充填されてシールする支持手段が採られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記した前者のフイルタ支持手段を
採る場合には、数100℃といつた高温ガスの雰囲
気に長期間耐え、フイルタの芯ずれや長さのバラ
ツキを吸収する収縮管の選定が難しくかつ高価で
あり、また各フイルタにおける伸縮管の支持反力
を同一にするには各フイルタ、伸縮管のいずれか
または両者の寸法を精度よく調整しなければなら
ない。
一方、上記した後者のフイルタ支持手段におい
ては、支持部が各フイルタ体の端部の各対向部位
であつてフイルタの長手方向に複数直列して存在
しているとともに、各支持部は各フイルタ体の端
部を各管板の挿入孔に挿入した状態でその外周の
周間隙にシール材が充填された構造となつてい
る。
このため、かかる支持手段においては、以下の
ごとき欠陥を備えている。第1には直列する支持
部でのフイルタ体に対する支持力が一定とはなら
ず、ハウジングが伸びて管板間の間隔が広がつた
場合には特定のフイルタ体間に大きな隙間が発生
し易く、またハウジングが収縮する際管板が元の
位置に正確には復帰せずにフイルタがこじれると
いう欠陥があり、第2には支持部でのシール部材
の被シール部への締め付けを十分にすることがで
きず、支持部でのガス漏れが発生し易いという欠
陥があり、第3には管板とフイルタ体間の熱膨張
差による相対的移動によりシール部材がこれら両
者間から飛び出し易いという欠陥がある。
従つて、本考案の目的は、高温ガスの雰囲気に
長期間耐える安価な部材を用いて、フイルタの芯
ずれおよび伸縮が許容されるようフイルタを支持
することにあるとともに、上記した後者のフイル
タ支持手段における各欠陥を解消することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は上記した形式のガス集塵装置におい
て、前記フイルタの下端部を前記下方支持部材に
固定するとともに、同フイルタの上端部を支持手
段を介して前記上方支持プレートに支持してな
り、前記支持手段を、前記フイルタの上端部が長
手方向へ摺動可能に嵌挿される貫通孔を有する有
底筒状で前記上方支持プレートに掛止されるリテ
ーナと、同リテーナ内に収容されて同リテーナと
前記フイルタの外周間をシールする耐熱性で可撓
性のシール部材と、前記上方支持プレートに固定
されて前記リテーナの上方開口部に臨み同リテー
ナに収容されたシール部材を保持するホルダーと
により構成したことを特徴とするものである。
〔考案の作用・効果〕
かかる支持構造においては、シール部材がセラ
ミツクフアイバー、ガラスフアイバー、アスベス
ト等を材料とするもので適度の可撓性、当接面の
シール性および摺接性を備えていることから、フ
イルタの上方支持プレートにおける支持部は気密
性が保持された状態で同フイルタの芯ずれおよび
伸縮を許容する。しかして、上記各フアイバーか
らなるシール部材は高耐熱性であるとともに高耐
熱性の他の材料に比して安価であり、またフイル
タの寸法精度の如何にかかわらずフイルタに対す
る支持力、支持反力が一定であつて各フイルタの
これらの力を同一にすることが容易である。
また、かかる支持構造においては、長尺のフイ
ルタを摺動可能に支持する支持部は同フイルタの
上方支持部1箇所であり、各フイルタ体の熱膨張
差を当該部位の1箇所に集中させている。従つ
て、直列的に接合した各フイルタ間には相対的な
移動がなく、安定なシール機能を保持した支持状
態を長期間確保することができるとともに、シー
ル部材の飛び出しを防止することができ、さらに
はシール部材の被シール部への締め付けを十分に
行うことができる。また、長期の使用の間にシー
ル部材が劣化してシール機能および支持機能が低
下した場合の、シール部材の交換が容易である。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図には本考案に係る支持構造を採用し
たガス集塵装置が示されている。当該集塵装置の
ハウジング11内には上方支持プレート12と下
方支持部材13とが配設されていて、上方支持プ
レート12はハウジング11内を被処理ガスの流
入口11aと捕集塵の排出口11bを有する下室
R1と処理ガスの流出口11cを有する上室R2
とに区画している。また、下方支持部材13は井
桁状のもので、下室R1の下方部における流入口
11aの上方に位置している。これら支持プレー
ト12、支持部材13により多数のフイルタ21
が起立状に支持されている。
フイルタ21は筒状の3本のセラミツクフイル
タ体21a〜21cをそれらの端部にフランジ部
21a1と21b2,21b1と21c2にて、
第2図に示すように気密的に嵌合されて長尺に形
成されている。フイルタ21はその外周に被処理
ガス中の塵を捕集するフイルタ膜を備えている。
かかるフイルタ21はそのフイルタ体21cのフ
ランジ部21c1にて、第3図に示すように下方
支持部材13の井桁状のリブ片または交叉部の上
面に固定されて起立している。
しかして、フイルタ21の上端部は第4図に示
すようにリテーナ22、セラミツクフアイバーの
集合体からなるシール部材23およびホルダー1
2にて構成された支持手段にて上方支持プレート
12が支持されている。リテーナ22は第4図お
よび第5図に示すように、円筒の上端に環状の外
向フランジ部22aを備えるとともにその下端に
環状の内向フランジ部22bを備えるもので、上
方支持プレート12に外向フランジ部22aにて
係止されている。フイルタ21はかかるリテーナ
22を貫通して上方に延びていて、これら両者2
1,22の周間隙にセラミツクフアイバーの短繊
維が充填されて筒状のシール部材23を形成して
いる。シール部材23はその上端部を第6図に示
す環状を呈するホルダー24にて押圧保持されて
おり、同ホルダー24はリテーナ22とともに上
方支持プレート12の上面に気密的に固定されて
いる。これにより、フイルタ21の上端部はシー
ル部材23にて支持されている。セラミツクフア
イバーは酸化物系耐熱繊維でアルミナ、シリカ等
の組成を持ち、繊維径数μm〜数10μm、繊維長数
mm〜数10mmのものが好適である。
なお、第1図に示す符号14は逆洗用ガスが間
欠的に供給されるメインパイプで同パイプ14に
は各フイルタ21の上端開口部に対向するノズル
15が設けられている。各ノズル15は逆洗用ガ
スをフイルタ21の上端開口部を通して内部へ噴
出する。
かかる構成の集塵装置においては、通常排出口
11bおよび電磁バルブ16が閉じていて、数
100℃の高温の排ガスが流入口11aから下室R
1内に供給される。供給された排ガスは下方支持
部材13から下室R1内の上方へ流動し、各フイ
ルタ21の全外周から内周側に透過し、上室R2
内に至つて流出口11cから流出される。この
間、排ガス中の塵は各フイルタ21の外周に捕集
されて付着し、排ガスは清浄化されて流出口11
cから流出する。また、各フイルタ21の外周の
塵の付着量が多くなつた時点で、排ガスの供給を
停止しまたは継続した状態で電磁バルブ16を間
欠的に数回開放する。これにより、高圧の逆洗用
ガスが各ノズル15から各フイルタ21内へ間欠
的に噴出され、フイルタ21の内周側から外周側
へ透過する。このため、各フイルタ21に付着す
る塵は脱落して下室R1の底部に溜まり、排出口
11bを開放することにより外部へ排出される。
ところで、本実施例においては、シール部材2
3がセラミツクフアイバーを材料とするものであ
つて適度の可撓性、当接面のシール性およず摺接
性を備えていることから、各フイルタ21は上方
支持プレート12に気密的に支持された状態にて
芯ずれによる若干の変位、熱膨張および収縮によ
る長手方向の伸縮を許容される。また、かかるシ
ール部材は高耐熱性であるとともに高耐熱性の他
の材料に比して安価であり、またフイルタの寸法
精度の如何にかかわらず各フイルタに対する支持
力、支持反力を同一にすることができる。
また、当該集塵装置においては、長尺のフイル
タ21を摺動可能に支持する支持部はフイルタ2
1の上方支持部1箇所であり、各フイルタ体21
a〜21cの熱膨張差を当該部位の1箇所に集中
させている。従つて、直列的に接合した各フイル
タ体21a〜21c間には相対的な移動がなく、
安定なシール機能を保持した支持状態を長期間確
保することができる。また、支持手段の構成上シ
ール部材23の飛び出しを防止することができ、
さらにはシール部材23の被シール部への締め付
けを十分に行うことができる。また、長期の使用
の間にシール部材23が劣化してシール機能およ
び支持機能が低下した場合における、シール部材
23の交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る集塵装置の縦
断面図、第2図は同装置におけるフイルタの接合
部を示す拡大部分側面図、第3図は同フイルタの
下端部の支持状態を示す拡大部分断面図、第4図
は同フイルタの上端部の支持状態を示す拡大部分
断面図、第5図および第6図は同フイルタの支持
部材であるリテーナおよびホルダーの拡大斜視
図、第7図は従来の集塵装置の縦断面図である。 符号の説明、11……ハウジング、11a……
流入口、11b……排出口、11c……流出口、
12……上方支持プレート、13……下方支持部
材、21……フイルタ、21a〜21c……フイ
ルタ体、22……リテーナ、23……シール部
材、24……ホルダー、R1……下室、R2……
上室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内に配設されて同ハウジング内を被
    処理ガスの流入口および捕集塵の排出口を有する
    下室と処理ガスの流出口を有する上室とに区画す
    る上方支持プレートと前記下室の下方部に配設さ
    れた下方支持部材とにより、筒状のセラミツクフ
    イルタ体を長手方向に複数本接合してなる多数の
    長尺フイルタを起立状に支持したガス集塵装置に
    おいて、前記フイルタの下端部を前記下方支持部
    材に固定するとともに、同フイルタの上端部を支
    持手段を介して前記上方支持プレートに支持して
    なり、前記支持手段を、前記フイルタの上端部が
    長手方向へ摺動可能に嵌挿される貫通孔を有する
    有底筒状で前記上方支持プレートに掛止されるリ
    テーナと、同リテーナ内に収容されて同リテーナ
    と前記フイルタの外周間をシールする耐熱性で可
    撓性のシール部材と、前記上方支持プレートに固
    定されて前記リテーナの上方開口部に臨み同リテ
    ーナに収容されたシール部材を保持するホルダー
    とにより構成したことを特徴とするガス集塵装置
    におけるフイルタの支持構造。
JP1988039976U 1988-03-25 1988-03-25 Expired - Lifetime JPH0543846Y2 (ja)

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JPH0647052B2 (ja) * 1989-12-13 1994-06-22 新日本製鐵株式会社 脱塵フィルター装置
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