JPH0543834Y2 - - Google Patents

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JPH0543834Y2
JPH0543834Y2 JP6285389U JP6285389U JPH0543834Y2 JP H0543834 Y2 JPH0543834 Y2 JP H0543834Y2 JP 6285389 U JP6285389 U JP 6285389U JP 6285389 U JP6285389 U JP 6285389U JP H0543834 Y2 JPH0543834 Y2 JP H0543834Y2
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engine
gear
large gear
main rotor
mast
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は模型ヘリコプターの主ローター駆動用
伝動装置に関する。
(従来の技術) 模型ヘリコプターに用いられる従来の主ロータ
ー駆動用伝動装置は、第3図に示すようにエンジ
ン1の出力軸1aに冷却風発生用の羽根ローター
2、テールローター駆動用の歯付プーリー3及
び、遠心クラツチ4の一部をなすシユー装置5を
固定させると共に、前記出力軸1aを延長させた
箇所に該軸1aとは一体的に連結のなされていな
い且つ軸受6などを介して一定位置での回動変位
自在になした回転軸7を設け、且つ該軸7には子
歯車8及び、前記遠心クラツチ4の一部をなして
いて前記シユー装置4の一定部位が出力軸1aの
回転による遠心力の作用で内接されるものとなる
クラツチベル9を設けるようになし、他方では主
ローター10の固定されていてフレームに一定位
置での回動変位自在に支持せしめたマスト11に
一方向クラツチ12を介してマスト11との連動
可能に大歯車13を装着し、該歯車13を前記子
歯車8に噛み合わせるようになし、また前記羽根
ローター2が発生した風をエンジン1の加熱部に
送るためのダクト14を設けた構成となされてい
る。ここに15は主ローター10のブレード10
aに迎角を生ぜしめるスワツシユプレート装置、
16はサーボモータ、17は燃料タンクである。
これが作動を説明すると、エンジン1の出力軸
1aが回転すると羽根ローター2や遠心クラツチ
4が回転され、該回転が一定速度以上になつたと
き遠心クラツチ4のシユー装置5の一部がクラツ
チベル9に内接して子歯車8が回転され、該回転
が大歯車13を連動回転させると共に一方向クラ
ツチ12を介してマスト11及び主ローター10
を適宜駆動するのであり、また主ローター10の
回転中に大歯車13の回転速度が減少し主ロータ
ー10が惰性回転しようとすることがあるが、こ
のようなときは一方向クラツチ12が作用して主
ローター10と大歯車13の連動連結を遮断し伝
動系を保護するのである。また羽根ローター2の
発生した風はダクト14を通じてエンジン1の加
熱部に送られ該部を冷却するものとなり、さらに
歯付プーリー3の回転は適宜な伝動手段を介して
テールローターへ伝達されるのである。
(考案が解決しようとする課題) 上記した在来の主ローター駆動用伝動装置にあ
つては、高速で回転されるエンジン1の出力軸1
aに羽根ローター2、歯付プーリー3及びシユー
装置5といつた多くの部品を設けることから、出
力軸1aと一体の回転質量が大きくなつてしま
い、このために特にエンジン1の回転速度が加速
度的に変化するさい(例えばエンジン1の指導開
始時や主ローター10の回転速度変化時など)エ
ンジン1の回転負荷が増大し、これがエンジン1
の動力伝達効率を低下させるものとなるのであ
り、またエンジン1から子歯車8に至る伝動系を
構成している多くの部品は該伝動系の芯出し(即
ち角部品の回転中心軸を一直線状に合致させる)
作業を著しく煩瑣になすなどの問題がある。
本考案は上記問題点を合理的に解消させ得るも
のとした模型ヘリコプターの主ローター駆動用伝
動装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、エンジン
の出力軸に子歯車を固定させると共に該歯車を一
定位置での回動変位自在に設けられた大歯車に噛
み合させ、他方では主ローターを支持させてあつ
て一定位置での回動変位自在になされたマストと
前記大歯車とを遠心クラツチを介して連動・分離
自在に伝動連結させるほか、前記大歯車の側面に
は起風羽根を突設し、該羽根の発生せしめた風を
エンジンの加熱部に案内するためのダクトを設け
たことを特徴とする。
(作用) 通常使用状態では、エンジンの出力軸は子歯車
及び大歯車を回転させ、さらに遠心クラツチを介
してマスト及び主ローターを回転させるのであ
る。
他方、エンジンの始動時など出力軸側の回転速
度の低いときは遠心クラツチが大歯車と主ロータ
ーとの連動連結を遮断するように作動し、また回
転中の主ローターがその回転惰性で出力軸側より
も速く回転しようとするときにも遠心クラツチは
伝動系を保護すべく大歯車と主ローターとの連動
連結を緩和して両者の相対回転を許容するように
作動する。
また大歯車が回転するとこれと同体の起風羽根
が周回変位して風を発生させるのであり、該風は
ダクトを通じてエンジンの加熱部に達し、該部を
冷却するものとなる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づい
て説明する。なお従来と同一部位には同一符号を
付すこととする。
第1図は本考案に係る模型ヘリコプターの側面
図視説明図、第2図は遠心クラツチの部分を示す
斜視分解図である。
フレームに固定させたエンジン1の出力軸1a
には子歯車8を直接固定させるようになす。この
さい両者の芯出し作業は加工が正確であれば殆ど
必要としない。
他方では、主ローター10を固定させ且つフレ
ームの一定位置での回動変位を自在になしたマス
ト11を設け、これの基部に大歯車13Aを一定
位置での回動変位自在に装着するのであるが、本
考案では従来品と異なつて大歯車13Aとマスト
11との間に一方向クラツチを形成せしめない。
しかして該大歯車13Aは前記子歯車8に噛み合
わせた構成になす。
さらに該大歯車13Aと前記マスト11とは遠
心クラツチ18を介して連動・離反自在に伝動連
結させるのであつて、具体的には第2図に示すよ
うに大歯車13Aの側面にクラツチシユー19を
該側面に突設した軸20廻りの揺動変位自在に装
着すると共にこれの先端を大歯車13Aの半径内
方向へ引張する弾性リング21を設けるようにな
し、他方マスト11には外周囲にテールローター
を駆動するための歯付プーリー22aの形成され
たクラツチベル22を固定させ、該ベル22の内
周面22bに前記クラツチシユー19の外側面1
9aが当接される構成になさしめてあり、ここに
23及び24はマスト11の一定高さ位置に大歯
車13Aをマスト11廻りの回動自在に支持せし
めるためのベアリングである。
そして25は前記大歯車13Aの側面に突設し
た起風羽根でこれらを大歯車13aの側面周囲と
一緒に、ダクト26の一端に形成されたカバー部
26aで被うことによりフアンを形成せしめ、且
つダクト26の他端はエンジン1の加熱部に導
き、起風羽根25の発生した風を同加熱部に向け
噴出させるようになす。
15Aはスワツシユプレート装置、17Aは燃
料タンクである。
本考案は上記のように構成され、エンジン1を
始動させると、これが一定回転数に達するまでは
遠心クラツチ18が大歯車13Aとマスト11を
連動作動させないため、出力軸1aは子歯車8と
大歯車13Aを回転させるのみであり、マスト1
1や主ローター10は回転するものとならない。
このためエンジン1は円滑に始動され且つ回転上
昇するのである。
そしてエンジン1が一定回転数に達した後は、
遠心クラツチ18のクラツチシユー19が大歯車
13Aの回転に基づく遠心力でその半径外方向へ
向けて弾性リング21の張力に抗するように張り
出しクラツチベル22の内周面22bに一定力で
押圧されるため、遠心クラツチ18は大歯車13
Aとマスト11を連動させ、主ローター10が回
転されるものとなる。
模型ヘリコプターの飛行中では操縦者の操縦操
作や飛行条件などによつて主ローター10の回転
速度が変化するが、ここでは高速で回転する出力
軸1aには子歯車8が固定されているだけである
から加速度的な回転速度変化によつて生じる回転
負荷は比較的小さく抑えられてエンジンの動力伝
達効果は良好となり得るのである。
また主ローター10が惰性で回転するさいは遠
心クラツチ18が大歯車13Aとマスト11の相
対回転を許して主ローター10を大歯車13Aと
は無関係に回転させ伝動系に過大な応力の発生す
るのを阻止するのである。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば出力軸に設けられ
る部品が子歯車だけで済むことから、伝動系の加
速度的な回転速度変化に基づいて発生する回転負
荷を小さく抑えることができてエンジンの動力伝
達効率を改善させ得るのであり、またエンジンか
ら子歯車に至る伝動系が頗る簡単であるためその
芯出し作業は殆ど不要となり、しかも該伝動系の
高さを小さくなし得るため装置全体をコンパクト
化させることができるのであり、さらには大歯車
とマストとの間に設けられていた従来の一方向ク
ラツチが不要となるなど合理的な伝動装置となる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る模型ヘリコプターの側面
視説明図、第2図は遠心クラツチの部分を示す斜
視分解図、第3図は従来例の図である。 1……エンジン、1a……出力軸、8……子歯
車、10……主ローター、11……マスト、13
A……大歯車、18……遠心クラツチ、25……
起風羽根、26……ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの出力軸に子歯車を固定させると共に
    該歯車を一定位置での回動変位自在に設けられた
    大歯車に噛み合させ、他方では主ローターを支持
    させてあつて一定位置での回動変位自在になされ
    たマストと前記大歯車とを遠心クラツチを介して
    連動・分離自在に伝動連結させるほか、前記大歯
    車の側面には起風羽根を突設し、該羽根の発生せ
    しめた風をエンジンの加熱部に案内するためのダ
    クトを設けたことを特徴とする模型ヘリコプター
    の主ローター駆動用伝動装置。
JP6285389U 1989-05-29 1989-05-29 Expired - Lifetime JPH0543834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6285389U JPH0543834Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6285389U JPH0543834Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03797U JPH03797U (ja) 1991-01-08
JPH0543834Y2 true JPH0543834Y2 (ja) 1993-11-05

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ID=31592376

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JP6285389U Expired - Lifetime JPH0543834Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4611481B2 (ja) * 1999-02-12 2011-01-12 株式会社前田製作所 クレーンの遠隔操作用送信機
JP2007204266A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンの過負荷防止装置

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JPH03797U (ja) 1991-01-08

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