JPH0543674Y2 - - Google Patents

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JPH0543674Y2
JPH0543674Y2 JP15857988U JP15857988U JPH0543674Y2 JP H0543674 Y2 JPH0543674 Y2 JP H0543674Y2 JP 15857988 U JP15857988 U JP 15857988U JP 15857988 U JP15857988 U JP 15857988U JP H0543674 Y2 JPH0543674 Y2 JP H0543674Y2
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light
side wall
roof
house
ventilation
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  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は葉タバコ乾燥用パイプハウスに関する
ものである。
[従来の技術] 収穫された生葉(葉タバコ)は、乾燥させるこ
とが必要である。
従来、葉タバコの乾燥に、軟質ビニールフイル
ム等による透光性の高い被覆物で、パイプによる
フレームを覆つたパイプハウスが使われることが
ある。
一般に、葉タバコの乾燥の際には、温度、風通
し等の条件が、葉タバコを乾燥させたもの(葉タ
バコ)の品質に大きな影響を与える。
従つて、葉タバコをパイプハウス内で乾燥させ
る場合、パイプハウス内の、温度、風通し等の条
件の管理調節は慎重に行う必要がある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のパイプハウスは、本来、
園芸用に使われるものであり、葉タバコの乾燥の
ために特別考慮して作られていない。
従来のパイプハウスにおける管理調節は、主
に、妻、肩、裾の開閉操作や、屋根を寒冷紗等の
遮光物で覆つて遮光することにより行われてい
る。
このような管理調節では、葉タバコの乾燥に必
要とされる条件を満足させるには不十分であり、
高品質の葉たばこを提供することができない。
例えば、第1に、投下日射量が多い場合には、
寒冷紗でパイプハウスを覆うと共に、妻、肩、裾
の各部を開けたとしても換気が不十分になりがち
であり、パイプハウス内が高温になりやすい。
そのため、肩やけや急乾葉、及び、日射による
葉元の白ボケ葉等が生出しやすく、特に奥行きが
良いパイプハウス程顕著である。
第2に、換気を行う場合には、主に、妻、裾の
部分で行われ、肩の部分による換気はあまり期待
できず、特に高温になりがちなハウス内上部の温
度を低下させにくい。
そのため、特に、ハウス内上部の葉たばこにつ
いて、急乾葉や白ボケ葉等が多く生出しやすい。
また、裾の部分による換気では、粗風による急
激脱水で帯青葉が生出しやすい。
第3に、寒冷紗で屋根を覆う場合、取り付け作
業が容易でなく、特に雨等により遮光物が水分を
含んだ状態では、それだけ重くなるので、極めて
作業性が悪くなる。
本考案の目的は、上述した課題を解決し、葉タ
バコを乾燥させるのに適し、高品質の葉たばこを
提供することができ、作業性に優れた葉タバコ乾
燥用パイプハウスを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記した課題を解決するために、出入
口を有する正面側壁と、該正面側壁と対向する背
面側壁と、正面側壁と背面側壁との間に位置する
側面側壁と、屋根とからなるパイプハウスにおい
て、正面側壁と背面側壁、及び側面側壁に、遮光
性被覆物を用い、屋根について、帯状部分に透光
性被覆物を、他の部分に遮光性被覆物をそれぞれ
用い、肩部には通風口を形成し、該通風口に、開
閉自在な遮光性の蓋を取り付け、ハウス内部に
は、屋根の透光性被覆物を用いた帯状部分の下方
に、遮光幕を、水平方向に張り出すように、開閉
自在に取り付けたことを要旨とする。
[作用] 本考案によれば、光は屋根の帯状部分を通して
入り込み、他の部分から入り込むことがない状態
で、葉タバコの乾燥を行うことができる。
葉タバコの乾燥条件の調整は、次のように行
う。
例えば、ハウス内の温度を下げたい場合には、
遮光幕を張り出して日射量を調整すると共に、蓋
を開けて肩部全体を開放することによりハウス内
部全体について換気を行い、ハウス内の熱を外部
へ逃がす。
逆に、ハウス内の温度を上げたい場合には、遮
光幕を開いて帯状部分から光が入り込むようにす
ると共に、蓋を閉めて肩部から熱が逃げるのを防
ぐ。
このように、乾燥に適した条件を満足するよう
に、肩部の蓋の開閉操作と遮光幕の開閉操作とを
適宜調節する。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例を
説明する。
第1図は、本考案の葉タバコ乾燥用パイプハウ
スの一部を切り欠いて示す斜視図であり、第2図
は本考案の葉タバコ乾燥用パイプハウスの一部の
縦断面図である。
第1図に示すように、本考案の葉タバコ乾燥用
パイプハウスは、出入口(図示せず)を有する正
面側壁1と、該正面側壁1と対向する背面側壁2
と、正面側壁1と背面側壁2との間に位置する側
面側壁3,3と、屋根4とからなり、パイプフレ
ームを被覆材で覆うことで構成されている。
ここで用いる被覆材は、正面側壁1、背面側壁
2,側面側壁3,3を、非透光性若しくは遮光率
の高い遮光性被覆材とする。
屋根4に用いる被覆材は、正面側壁1側から背
面側壁2側へと奥行き方向に沿つて頂部4aを中
心線とする帯状部分4bを、遮光率の低い透光性
被覆材とし、その他の部分4cを、非透光性若し
くは遮光率の高い透光性被覆材とする。
上述した遮光性被覆材は、透光性被覆材と重ね
て用いることも可能であり、例えば、第2図に示
すように、屋根4全体を帯状部分4bで用いられ
ている透光性被覆材で覆い、その他の部分4c
に、透光性被覆材に重ねて透光性被覆材を用いる
こともできる。
なお、帯状部分4bとその他の部分4cとの境
界4dは、第1図中、1点鎖線で示されている。
側面側壁3,3と屋根4の境界付近を肩部とす
ると、該肩部に、正面側壁1側から背面側壁2側
へと奥行き方向に沿つて連続した開口である通風
口5が形成され、該通風口5を塞ぐように、非透
光性若しくは遮光率の高い遮光性材の断面L型状
の蓋6が開閉自在に取り付けられている。
該蓋6は、第2図に示すように、開閉状態にか
かわらず雨等が通風口5に入り込むのを防ぐため
のもので、屋根4側に取り付けられている。
該蓋6の開閉は、例えば、蓋6の側面側壁3側
端部に取り付けられた支柱7を、地面に対して垂
直に立てたり、斜めにすることで行う。
すなわち、蓋6を閉じた状態の時に、蓋6の側
面側壁3側端部から地面までの距離よりも長い支
柱7を用いることで、該支柱7を地面に対して垂
直に立てることで蓋6が開となり、第1図に示す
ように、斜めにすることで蓋6が閉となる。
なお、第1図では、通風口5が、屋根4側のみ
に形成されているが、このような場合に限定され
ず、蓋6との組合せでハウス内部に雨等が入り込
まないようにすれば、通風口5を側面側壁3の上
端側に単独で、または屋根4側と共に形成しても
よい。
パイプハウス内部には、屋根4の透光性被覆物
で覆われた帯状部分4bの下方に、非透光性若し
くは遮光率の高い寒冷紗等による遮光幕8が、水
平方向に取り付けられている。
該遮光幕8は、その他の部分4cに第1図中点
線で示すように一方の側面側壁3側から他方の側
面側壁3側へと水平方向に張り出すように、開閉
自在に取り付けられている。
なお、図中9は、ハウス内部にけん吊された葉
タバコを示す。
次に、本考案の葉タバコ乾燥用パイプハウスの
使用例について説明する。
まず、ハウス内部に葉タバコをけん吊して、該
葉タバコを、乾燥条件を慎重に調節しながら乾燥
を行う。
乾燥条件の調節について説明すると、晴天時等
のハウス内の温度を下げる必要がある場合には、
遮光幕8を引出して屋根4の帯状部分4bからの
光を遮断することで投下日射量を調整すると共
に、支柱7を地面に垂直に立てて蓋6を開け、両
側の通風口5,5を開く。
すると、一方の通風口5から他方の通風口5へ
と、パイプハウスの奥行き方向に対する側面全面
について風が通り、ハウス内部の換気が、ハウス
内全体にまんべんなく行われる。
なお、通風口5による換気と共に、裾や妻によ
る換気を行うこともできる。
逆に、予備黄変期や曇雨天時等の昇温を図る必
要がある場合には、遮光幕8を開いて屋根4の帯
状部分4bから光を取り入れハウス内の昇温を図
ると共に、支柱7を斜めにして通風口5を閉じ、
内部の熱が外部に逃げないようにする。
なお、必要に応じて、遮光幕8の開閉操作や、
通風口5の蓋6の開閉操作を適宜組み合わせて行
うこともできる。
ここで行われる遮光幕8の開閉操作は、ハウス
の屋根を寒冷紗で覆う場合と比較すると、容易に
作業することができ、また、雨等の天候条件によ
り作業が困難になることもない。
[考案の効果] 本考案の葉タバコ乾燥用パイプハウスは以上説
明した通りなので、次のような効果を得ることが
できる。
第1に、ハウス内の温度を下げたい場合には、
遮光幕により日射量を調整することができ、しか
も肩部による十分な換気を行うことができる。
従つて、ハウス内の温度を、所望の温度に低下
させることが可能であり、肩やけや急乾葉、及
び、日射による葉元の白ボケ葉等が生出しにく
い。
また、特に奥行きが長いパイプハウスの場合で
も、奥行き方向に対して側面全体について換気を
行うことができるので、白ボケ葉等が生出しにく
い。
第2に、換気を行う場合には、肩部による十分
な換気が行われるので、特に高温になりがちなハ
ウス内上部の温度も低下させることができる。
従つて、特に、ハウス内上部の葉たばこについ
て、急乾葉や白ボケ葉等が多く生出することもな
い。
また、主に肩部で換気を行うことができるの
で、粗風による急激脱水で帯青葉が生出する恐れ
も少ない。
第3に、遮光幕の開閉は、寒冷紗で屋根を覆う
場合と比較すると、容易に行うことができ、ま
た、遮光幕はハウス内部に取り付けられているの
で雨等の天候条件の影響によつて作業性が悪化す
る恐れも少ない。
上述した第1、第2、第3の点等から、本考案
の葉タバコ乾燥用パイプハウスは、葉タバコを乾
燥させるのに適し、高品質の葉たばこを提供する
ことができ、作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の葉タバコ乾燥用パイプハウス
の一部を切り欠いて示す斜視図、第2図:本考案
のパイプハウスの一部の縦断面図。 1……正面側壁、2……背面側壁、3……側面
側壁、4……屋根、4b……帯状部分、5……通
風口、6……蓋、8……遮光幕。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 出入口を有する正面側壁と、該正面側壁と対向
    する背面側壁と、正面側壁と背面側壁との間に位
    置する側面側壁と、屋根とからなるパイプハウス
    において、 正面側壁と背面側壁、及び側面側壁に、遮光性
    被覆物を用い、 屋根について、帯状部分に透光性被覆物を、他
    の部分に遮光性被覆物をそれぞれ用い、 肩部には通風口を形成し、 該通風口に、開閉自在な遮光性の蓋を取り付
    け、 ハウス内部には、屋根の透光性被覆物を用いた
    帯状部分の下方に、遮光幕を、水平方向に張り出
    すように、開閉自在に取り付けたことを特徴とす
    る、 葉タバコ乾燥用パイプハウス。
JP15857988U 1988-12-07 1988-12-07 Expired - Lifetime JPH0543674Y2 (ja)

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JPH0281194U JPH0281194U (ja) 1990-06-22
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