JPH0542851Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0542851Y2 JPH0542851Y2 JP1987046914U JP4691487U JPH0542851Y2 JP H0542851 Y2 JPH0542851 Y2 JP H0542851Y2 JP 1987046914 U JP1987046914 U JP 1987046914U JP 4691487 U JP4691487 U JP 4691487U JP H0542851 Y2 JPH0542851 Y2 JP H0542851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- sintered metal
- head
- golf club
- oily substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 30
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
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- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はゴルフクラブヘツドに関する。
特開昭53−51110号公報には空孔内に合成樹脂
を含浸固化させた焼結金属からなるゴルフクラブ
ヘツドが開示されている。このヘツドは打球の際
の振動を減少させることを目的としたものである
が、打球面の摩擦係数が大きくなるため、アイア
ン型或いはウツド型のヘツドに適用した場合に
は、打球時にボールにバツクスピンがかかりすぎ
て、ボールの飛距離が減少するという問題が生じ
る。
を含浸固化させた焼結金属からなるゴルフクラブ
ヘツドが開示されている。このヘツドは打球の際
の振動を減少させることを目的としたものである
が、打球面の摩擦係数が大きくなるため、アイア
ン型或いはウツド型のヘツドに適用した場合に
は、打球時にボールにバツクスピンがかかりすぎ
て、ボールの飛距離が減少するという問題が生じ
る。
本出願人による実公昭56−36521号公報には樹
脂を含浸させた海綿状金属で少なくともヘツドの
打球面を形成したゴルフクラブヘツドが開示され
ている。このヘツド構造によれば打球時にボール
にバツクスピンがかかり易くなるので、ボールの
飛距離が減少することとなる。
脂を含浸させた海綿状金属で少なくともヘツドの
打球面を形成したゴルフクラブヘツドが開示され
ている。このヘツド構造によれば打球時にボール
にバツクスピンがかかり易くなるので、ボールの
飛距離が減少することとなる。
上述した従来のヘツドの欠点に鑑み、本考案
は、打球時にボールに生じるバツクスピンを減少
させることにより、ボールの飛距離を増大させる
ことができるゴルフクラブヘツドを提供すること
を目的とする。
は、打球時にボールに生じるバツクスピンを減少
させることにより、ボールの飛距離を増大させる
ことができるゴルフクラブヘツドを提供すること
を目的とする。
本考案は、少なくとも打球面の一部を焼結金属
により形成し、該焼結金属の空隙内に油性物を含
浸させてなるゴルフクラブヘツドを提供する。
により形成し、該焼結金属の空隙内に油性物を含
浸させてなるゴルフクラブヘツドを提供する。
本考案によるゴルフクラブヘツドにおいては、
打球の際にボールとヘツドの打球面との間に油性
物の膜が介在することとなるので、ボールにバツ
クスピンが生じにくくなる。したがつて、ボール
が低い弾道で飛び、且つ、落下後のランの距離が
増大することとなるので、ボールの飛距離が増大
することとなる。
打球の際にボールとヘツドの打球面との間に油性
物の膜が介在することとなるので、ボールにバツ
クスピンが生じにくくなる。したがつて、ボール
が低い弾道で飛び、且つ、落下後のランの距離が
増大することとなるので、ボールの飛距離が増大
することとなる。
また、焼結金属の表面が油性物で被覆されるの
で、油性物の潤滑作用により、打球面が摩耗しに
くくなる他、油性物によつて発錆が防止されるこ
ととなる。
で、油性物の潤滑作用により、打球面が摩耗しに
くくなる他、油性物によつて発錆が防止されるこ
ととなる。
更に、油性物が少なくなつた場合には再度油性
物を含浸させることにより、簡単に油性物を補充
することができるので、打撃面の摩擦特性を容易
に一定に保つことができるようになる。
物を含浸させることにより、簡単に油性物を補充
することができるので、打撃面の摩擦特性を容易
に一定に保つことができるようになる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図ないし第3図は本考案を所謂アイアン型
ヘツドに適用した場合の一実施例を示すものであ
る。これらの図を参照すると、アイアンヘツド1
0は全体が焼結金属で形成されており、焼結金属
11の空隙内には、第3図に模式的に示すよう
に、油性物12が含浸されている。焼結金属11
としては、例えば、鉄系、アルミニウム系、マグ
ネシウム系等の焼結金属を用いることができる。
油性物12としては、例えば石油系潤滑油、合成
潤滑油、脂肪油等を用いることができる。
ヘツドに適用した場合の一実施例を示すものであ
る。これらの図を参照すると、アイアンヘツド1
0は全体が焼結金属で形成されており、焼結金属
11の空隙内には、第3図に模式的に示すよう
に、油性物12が含浸されている。焼結金属11
としては、例えば、鉄系、アルミニウム系、マグ
ネシウム系等の焼結金属を用いることができる。
油性物12としては、例えば石油系潤滑油、合成
潤滑油、脂肪油等を用いることができる。
この実施例の場合、打球の際にボール13とヘ
ツド10の打球面10aとの間に油性物12の膜
が介在することとなるので、ボール13にバツク
スピンが生じにくくなる。したがつて、ボール1
3が低い弾道で飛び、且つ、落下後のランの距離
が増大することとなるので、ボール13の飛距離
が増大することとなる。
ツド10の打球面10aとの間に油性物12の膜
が介在することとなるので、ボール13にバツク
スピンが生じにくくなる。したがつて、ボール1
3が低い弾道で飛び、且つ、落下後のランの距離
が増大することとなるので、ボール13の飛距離
が増大することとなる。
ヘツド10の打撃面10aは油性物12の潤滑
作用により摩耗しにくくなるので、ヘツド10の
打撃面10aの耐久性が高まる。また、この実施
例ではヘツド10全体が焼結金属11からなつて
おり、焼結金属11の空隙内に油性物12が含浸
されているので、ヘツド10の表面全体にわたり
錆の発生が油性物によつて防止されることとな
る。
作用により摩耗しにくくなるので、ヘツド10の
打撃面10aの耐久性が高まる。また、この実施
例ではヘツド10全体が焼結金属11からなつて
おり、焼結金属11の空隙内に油性物12が含浸
されているので、ヘツド10の表面全体にわたり
錆の発生が油性物によつて防止されることとな
る。
油性物12が少なくなつた場合には、再度油性
物12を焼結金属11の空隙内に含浸させること
により、簡単に油性物12を補充することができ
るので、打撃面12の摩擦特性を容易に一定に保
つことができる。
物12を焼結金属11の空隙内に含浸させること
により、簡単に油性物12を補充することができ
るので、打撃面12の摩擦特性を容易に一定に保
つことができる。
図示はされていないが、油性物12には香料を
添加することができる。香料としては、動物性香
料、植物性香料、人造香料等を用いることができ
る。ゴルフはメンタルなスポーツであるため、焼
結金属11の空隙内に含浸される油性物12内に
香料を添加しておけば、シヨツトを行なう前に香
料の匂いを嗅ぐことにより、リラツクスすること
ができ、安定したシヨツトを行なうことができる
ようになる。
添加することができる。香料としては、動物性香
料、植物性香料、人造香料等を用いることができ
る。ゴルフはメンタルなスポーツであるため、焼
結金属11の空隙内に含浸される油性物12内に
香料を添加しておけば、シヨツトを行なう前に香
料の匂いを嗅ぐことにより、リラツクスすること
ができ、安定したシヨツトを行なうことができる
ようになる。
更に、油性物12には着色剤を添加することが
できる。これにより、ヘツド10の表面を好みの
色に容易に着色することができ、塗装の場合のよ
うな色剥げが生じる虞れがなくなる。
できる。これにより、ヘツド10の表面を好みの
色に容易に着色することができ、塗装の場合のよ
うな色剥げが生じる虞れがなくなる。
第4図は本考案を所謂ウツド型ヘツドに適用し
た場合の他の実施例を示すものである。この実施
例では、ヘツド20がヘツド本体21とその打球
面21aに形成された凹所に装着されたフエース
インサート22とを備えている。フエースインサ
ート22は上記実施例と同様の焼結金属で作られ
ており、焼結金属の空隙内には上記実施例と同様
の油性物が含浸されている。ヘツド本体は、木質
部材、金属、繊維強化プラスチツク、繊維強化金
属等で作ることができる。
た場合の他の実施例を示すものである。この実施
例では、ヘツド20がヘツド本体21とその打球
面21aに形成された凹所に装着されたフエース
インサート22とを備えている。フエースインサ
ート22は上記実施例と同様の焼結金属で作られ
ており、焼結金属の空隙内には上記実施例と同様
の油性物が含浸されている。ヘツド本体は、木質
部材、金属、繊維強化プラスチツク、繊維強化金
属等で作ることができる。
この実施例においても、上記実施例と同様の飛
距離増大効果が得られ、また、フエースインサー
ト22の摩耗低減効果及び発生防止効果が得られ
ることとなる。
距離増大効果が得られ、また、フエースインサー
ト22の摩耗低減効果及び発生防止効果が得られ
ることとなる。
以上、図示実施例に基づき説明したが、本考案
は上記実施例のみに限定されるものではなく、例
えば焼結金属はヘツドの打球面全体に設けてもよ
く、また、ヘツドの全表面層を焼結金属とし、コ
アを別部材としてもよい。
は上記実施例のみに限定されるものではなく、例
えば焼結金属はヘツドの打球面全体に設けてもよ
く、また、ヘツドの全表面層を焼結金属とし、コ
アを別部材としてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ヘツドの少なくとも打球面の一部が焼結金属
により形成され、且つ、焼結金属の空隙内に油性
物が含浸されているので、打球の際にボールとヘ
ツドの打球面との間に油性物の膜が介在すること
となり、ボールにバツクスピンが生じにくくな
る。したがつて、ボールが低い弾道で飛ばすこと
ができるとともに、落下後のランの距離を増大さ
せることができることとなり、ボールの飛距離を
増大させることができるゴルフクラブヘツドを提
供できることとなる。
ば、ヘツドの少なくとも打球面の一部が焼結金属
により形成され、且つ、焼結金属の空隙内に油性
物が含浸されているので、打球の際にボールとヘ
ツドの打球面との間に油性物の膜が介在すること
となり、ボールにバツクスピンが生じにくくな
る。したがつて、ボールが低い弾道で飛ばすこと
ができるとともに、落下後のランの距離を増大さ
せることができることとなり、ボールの飛距離を
増大させることができるゴルフクラブヘツドを提
供できることとなる。
更に、焼結金属の表面が油性物で被覆されるの
で、油性物の潤滑作用により、打球面が摩耗しに
くくなる他、油性物によつて発錆が防止されるこ
ととなる。しかも、油性物が少なくなつた場合に
は再度油性物を含浸させることにより、簡単に油
性物を補充することができるので、打撃面の摩擦
特性を容易に一定に保つことができるようにな
る。したがつて、耐久性に優れ、打球面の摩擦特
性を一定に維持できるゴルフクラブヘツドを提供
できることとなる。
で、油性物の潤滑作用により、打球面が摩耗しに
くくなる他、油性物によつて発錆が防止されるこ
ととなる。しかも、油性物が少なくなつた場合に
は再度油性物を含浸させることにより、簡単に油
性物を補充することができるので、打撃面の摩擦
特性を容易に一定に保つことができるようにな
る。したがつて、耐久性に優れ、打球面の摩擦特
性を一定に維持できるゴルフクラブヘツドを提供
できることとなる。
第1図は本考案の一実施例を示すアイアン型ゴ
ルフクラブヘツドの斜視図、第2図は第1図に示
すヘツドの図中A−A線断面図、第3図は第2図
における部分Bの拡大断面図、第4図は本考案の
他の実施例を示すウツド型ゴルフクラブヘツドの
斜視図である。 図において、10はヘツド、10aは打球面、
11は焼結金属、12は油性物、20はヘツド、
21はヘツド本体、21aは打球面、22はフエ
ースインサートをそれぞれ示す。
ルフクラブヘツドの斜視図、第2図は第1図に示
すヘツドの図中A−A線断面図、第3図は第2図
における部分Bの拡大断面図、第4図は本考案の
他の実施例を示すウツド型ゴルフクラブヘツドの
斜視図である。 図において、10はヘツド、10aは打球面、
11は焼結金属、12は油性物、20はヘツド、
21はヘツド本体、21aは打球面、22はフエ
ースインサートをそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも打球面の一部を焼結金属により形
成し、該焼結金属の空隙内に油性物を含浸させ
てなるゴルフクラブヘツド。 2 ヘツドの表面全体が焼結金属により形成さ
れ、該焼結金属の空隙内に油性物が含浸されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載のゴ
ルフクラブヘツド。 3 ヘツドがヘツド本体とその打球面に装着され
たフエースインサートとを備え、フエースイン
サートが焼結金属により形成され、該焼結金属
の空隙内に油性物が含浸されている実用新案登
録請求の範囲第1項に記載のゴルフクラブヘツ
ド。 4 油性物中に香料が添加されている実用新案登
録請求の範囲第1項に記載のゴルフクラブヘツ
ド。 5 油性物中に着色剤が添加されている実用新案
登録請求の範囲第1項に記載のゴルフクラブヘ
ツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987046914U JPH0542851Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987046914U JPH0542851Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154055U JPS63154055U (ja) | 1988-10-11 |
JPH0542851Y2 true JPH0542851Y2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=30867022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987046914U Expired - Lifetime JPH0542851Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542851Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4959792A (ja) * | 1972-10-13 | 1974-06-10 | ||
JPS5334537A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-31 | Oki Electric Ind Co Ltd | Optical fiber cable connector |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61130257U (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-14 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP1987046914U patent/JPH0542851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4959792A (ja) * | 1972-10-13 | 1974-06-10 | ||
JPS5334537A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-31 | Oki Electric Ind Co Ltd | Optical fiber cable connector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154055U (ja) | 1988-10-11 |
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