JPH0542805Y2 - - Google Patents

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JPH0542805Y2
JPH0542805Y2 JP1988171525U JP17152588U JPH0542805Y2 JP H0542805 Y2 JPH0542805 Y2 JP H0542805Y2 JP 1988171525 U JP1988171525 U JP 1988171525U JP 17152588 U JP17152588 U JP 17152588U JP H0542805 Y2 JPH0542805 Y2 JP H0542805Y2
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coil
surf ace
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top plate
nmr spectroscopy
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気共鳴画像撮影装置(以下MRIと
いう)のスペクトロスコピー用のサーフエースコ
イルを収容するスペクトロスコピー用コイルボツ
クスに関し、特に異核種用サーフエースコイルを
用いる際に便利なスペクトロスコピー用コイルボ
ツクスに関する。
(従来の技術) 原子核を静磁場中におくと、原子核は、磁界の
強さと原子核の種類によつて異なる定数とに比例
した角速度で歳差運動をする。この静磁場に垂直
な軸に前記の周波数の高周波回転磁場を印加する
と磁気共鳴が起こり、前記の定数を有する特定の
原子核の集団は共鳴条件を満足する高周波磁場に
よつて準位間の遷移を生じ、エネルギー準位の高
い方に遷移する。共鳴後高い準位に励起された原
子核は低い準位に戻つてエネルギーの放射を行
う。MRIはこの特定の原子核による核磁気共鳴
(以下NMRという)現象を観察して被検体の断
層像を撮影する装置である。このMRIを用いて
代謝を観察し、被検体の健康状態を推察する手法
31Pスペクトロスコピー法がある。これは第2
図に示すような31Pの周波数スペクトルを観察し、
その振幅値の大きさを見る方法である。
生体において、グルコースや脂質等からエネル
ギーを産出するために代謝が行われるが、この代
謝の過程に係わるATP(アデノシン3燐酸)や代
謝中間体のグルコース燐酸エステル等の代謝中に
存在する燐の量を見ることによつて、その代謝が
旺盛であるか貧困であるかを知り、生体の健康状
態を推察することができる。31Pスペクトロスコピ
ー法はこの代謝に係わる燐の量を見ようとするも
のである。
人体に対し、31Pスペクトロスコピー実験を行う
場合、31サーフエースコイルによつて燐の共鳴に
よる信号を受信し、そのスペクトルの振幅によつ
て燐の量を知ることができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、31Pスペクトロスコピー法により燐の
量を測定する場合、静磁場に不均一が有ると測定
した燐の量に誤差が生ずるので磁場不均一を補正
する必要がある。一般にMRIは生体中の水分子
を作つているプロトン1Hの共鳴信号を受信して
画像表示するのが通常で、従つて上記の31Pスペ
クトロスコピー実験を実施する際には、1Hサーフ
エースコイルを用いてプロトンの像を見ながらシ
ムによる磁場補正(シミング)行い、シミングが
終つた後1Hサーフエースコイルを取り外して31P
サーフエースコイルと入れ換えていた。そのため
入れ換え作業中の被検者の動き、サーフエースコ
イルの位置の変化等により、1Hサーフエースコイ
ルの位置と入れ換えた31Pスペクトロスコピー実
験時の31Pサーフエースコイルの位置とに変化が
生じ、1Hサーフエースコイルを用いての位置決
め、シミングに対する信憑性がなくなつてしまつ
ていた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、サーフエースコイルの入れ換えに当た
つて被検体を動かさないようにし、且つ、サーフ
エースコイルが同じ場所に配置されるようにして
1Hサーフエースコイルでの位置決め、シミング
の信憑性が保たれるようにするためのサーフエー
スコイルを収納するNMRスペクトロスコピー用
コイルボツクスを実現することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の課題を解決する本考案は、被測定者をそ
の上に載置する天板部と、該天板部と共に内部に
NMRスペクトロスコピー用コイルの厚みの収納
部を構成する底板部と、前記天板部と前記底板部
とを保持し前記NMRスペクトロスコピー用コイ
ルの直径に略等しい空間を形成する2枚の側板部
と、前記NMRスペクトロスコピー用コイルを前
方から収納して突き当てにより位置決めする背板
部とを備え、天板部、底板部、側板部及び背板部
により形成される表面コイルの直径に略等しい空
間内におけるNMRスペクトロスコピー用コイル
の入れ換え及び位置決めが被測定者を天板部に載
置した状態の測定中においても可能に構成された
ことを特徴とするものである。
(作用) コイルボツクスの上に被検体を載せ、1Hサーフ
エースコイルをコイルボツクス内に入れる。1Hサ
ーフエースコイルを用いてプロトンの画像を見な
がら位置決めやシミングを行い、終了後1Hサー
フエースコイルを出して31Pサーフエースコイル
を背板部に突き当てて収容し、同一条件で測定を
行う。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
図は本考案の一実施例の構造図である。図にお
いて、1は円形に柄のついた形状をしたサーフエ
ースコイル2を収容するコイルボツクスで、サー
フエースコイル2を内部に収納した状態で示して
ある。イ図はその正面図、ロ図は平面図、ハ図は
側面図である。3はその上に被検体を載置する天
板部で、2枚の側板部4に支えられている。側板
部4の幅はサーフエースコイル2の厚みよりやや
大き目に作られ、その長さはサーフエースコイル
2をロ図に示すような方法で収容した場合のサー
フエースコイル2の奥行きに略等しく作られてい
る。5は天板部3と側板部4と共にサーフエース
コイル2を収容する箱を構成している底板部で、
背面は背板部6で仕切られ、前部はコイル挿入口
7になつていて解放されている。
上記のように構成されたコイルボツクス1の使
用法を説明する。被検体の同一部位の画像を得る
ためのサーフエースコイル2は1H用も31P用も同
一寸法であるため、この用途のサーフエースコイ
ル2の寸法に合わせて作つた箱にサーフエースコ
イル2を収容しようとするものである。まず1H
サーフエースコイルをコイルボツクス1に収容し
て被検体を天板部3の上に載せる。コイルボツク
ス1はサーフエースコイル2の寸法にぴつたり合
わせて作られているので、コイルボツクス1を動
かして、被検体内の水のプロトンに共鳴信号を受
信して画像の位置決めを行えば、サーフエースコ
イル2の位置決めを正確に行うことができる。こ
の状態で1Hの周波数スペクトルを画かせ、その
半値幅を最小にするようにシミングを行う。次に
1Hサーフエースコイルをコイルボツクス1から
取り出して31Pサーフエースコイルを突き当てて
収容する。コイルボツクス1は被検体を天板部3
の上に載せているので、その体重によりコイルボ
ツクス1は固定されていて、サーフエースコイル
2の入れ換えにより動くことはなく、又、31Pサー
フエースコイルは1Hサーフエースコイルと寸法
は同じで、コイルボツクス1はサーフエースコイ
ル2にぴつたりした寸法で作られているので、サ
ーフエースコイル2の被検体の測定部位に対する
位置及び静磁場に対する位置の変動はない。この
31Pサーフエースコイルによりスペクトロスコピ
ー実験を行つてその周波数スペクトルを観察し、
代謝における燐の量をその振幅から推察し、エネ
ルギー代謝の状態を知ることができる。
以上説明したように本考案によれば、被検体と
の関係位置及び静磁場中の位置に変動のない状態
1Hサーフエースコイルから31Pサーフエースコ
イルに入れかえることができて、スペクトロスコ
ピー実験を容易に且つ正確に行うことができるよ
うになる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
ない。31P用以外のサーフエースコイルでもコイル
サイズが同じであれば本実施例を使用することが
できる。他のサーフエースコイルの例として
23Naサーフエースコイル等がある。又、測定部
位によつてサーフエースコイル2の大きさが異な
る時はそのサイズのコイルボツクスを作ればよ
い。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案によれば、コ
イルボツクスが被検体の体重で押さえられている
のでサーフエースコイルの入れ換えによつても動
くことはなく、又、箱のサイズがサーフエースコ
イルのサイズに丁度ぴつたり合つているため、サ
ーフエースコイルを入れ換えてもサーフエースコ
イルと被検体との位置関係が変わらない。従つて
1Hサーフエースコイルを用いて行つた位置決め
及びシミングを31Pサーフエースコイルに入れ換
えた後もそのまま適用でき、従来面倒であつたサ
ーフエースコイルの入れ換えを容易に且つ正確に
行うことができるようになり、実用上の効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構造図、第2図は
スペクトロスコピー実験によつて得られる周波数
スペクトルの図である。 1……コイルボツクス、2……サーフエースコ
イル、3……天板部、4……側板部、5……底板
部、6……背板部、7……コイル挿入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定者をその上に載置する天板部と、該天板
    部と共に内部にNMRスペクトロスコピー用コイ
    ルの厚みの収納部を構成する底板部と、前記天板
    部と前記底板部とを保持し前記NMRスペクトロ
    スコピー用コイルの直径に略等しい空間を形成す
    る2枚の側板部と、前記NMRスペクトロスコピ
    ー用コイルを前方から収納して突き当てにより位
    置決めする背板部とを備え、天板部、底板部、側
    板部及び背板部により形成される表面コイルの直
    径に略等しい空間内におけるNMRスペクトロス
    コピー用コイルの入れ換え及び位置決めが被測定
    者を天板部に載置した状態の測定中においても可
    能に構成されたことを特徴とするNMRスペクト
    ロスコピー用コイルボツクス。
JP1988171525U 1988-12-28 1988-12-28 Expired - Lifetime JPH0542805Y2 (ja)

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JP1988171525U JPH0542805Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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JP1988171525U JPH0542805Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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Publication Number Publication Date
JPH0291509U JPH0291509U (ja) 1990-07-20
JPH0542805Y2 true JPH0542805Y2 (ja) 1993-10-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126833A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Toshiba Corp Ct装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02126833A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Toshiba Corp Ct装置

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JPH0291509U (ja) 1990-07-20

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