JPH0542171A - 歯科用骨加工治具 - Google Patents
歯科用骨加工治具Info
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- JPH0542171A JPH0542171A JP3205030A JP20503091A JPH0542171A JP H0542171 A JPH0542171 A JP H0542171A JP 3205030 A JP3205030 A JP 3205030A JP 20503091 A JP20503091 A JP 20503091A JP H0542171 A JPH0542171 A JP H0542171A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- tool
- jig
- positioning
- blade
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C8/00—Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
- A61C8/0089—Implanting tools or instruments
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 人工歯根の頭部下端部を挿入する穴をドリル
等のツールをもって顎骨の所定位置に正確かつ容易に加
工し得る治具を提供する。 【構成】 上記人工歯根のブレードを植込むために顎骨
に加工した２条の溝に嵌合する位置決めブレード1 とそ
の上端を結合するブリッジ2 とから成り、上記ブリッジ
には人工歯根の頭部に対応する位置にツール挿通孔2aが
明けられて成る位置出し部材と、上記位置出し部材のブ
リッジ2 に結合され、上記ツール挿通孔2aを中心にツー
ルホルダ5 を一定方向にガイドするガイド面3aを有する
ガイド部材3 と、から構成されたことを特徴とする。上
記ガイド部材は位置出し部材のブリッジに着脱自在なよ
う構成したり、或いは位置出し部材のブリッジに固着す
るようにしてもよい。
等のツールをもって顎骨の所定位置に正確かつ容易に加
工し得る治具を提供する。 【構成】 上記人工歯根のブレードを植込むために顎骨
に加工した２条の溝に嵌合する位置決めブレード1 とそ
の上端を結合するブリッジ2 とから成り、上記ブリッジ
には人工歯根の頭部に対応する位置にツール挿通孔2aが
明けられて成る位置出し部材と、上記位置出し部材のブ
リッジ2 に結合され、上記ツール挿通孔2aを中心にツー
ルホルダ5 を一定方向にガイドするガイド面3aを有する
ガイド部材3 と、から構成されたことを特徴とする。上
記ガイド部材は位置出し部材のブリッジに着脱自在なよ
う構成したり、或いは位置出し部材のブリッジに固着す
るようにしてもよい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用の骨加工治具に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】人工歯根（インプラント）として従来よ
り例えば図７に示すような構成のものが用いられてい
る。同図(a) はその正面図、(b) は側面図で、２枚のブ
レード７間に頭部８を結合支持した構造である。各ブレ
ード７は２つの円弧を結合した二子山形状の植込み先端
を有し、側面に骨の再生用に多数の孔7aを明けた構造
で、この２枚のブレード７を平行に固定すると共に、こ
のブレード間の中心に人工歯牙の支台となる頭部８を結
合支持する。頭部８の下端は突出部8aを形成し、ブレー
ド７と共に顎骨の中に植込まれる。8bは頭部８の上端近
くに設けた孔で、人工歯根を顎骨から引抜く時に利用す
る孔である。
り例えば図７に示すような構成のものが用いられてい
る。同図(a) はその正面図、(b) は側面図で、２枚のブ
レード７間に頭部８を結合支持した構造である。各ブレ
ード７は２つの円弧を結合した二子山形状の植込み先端
を有し、側面に骨の再生用に多数の孔7aを明けた構造
で、この２枚のブレード７を平行に固定すると共に、こ
のブレード間の中心に人工歯牙の支台となる頭部８を結
合支持する。頭部８の下端は突出部8aを形成し、ブレー
ド７と共に顎骨の中に植込まれる。8bは頭部８の上端近
くに設けた孔で、人工歯根を顎骨から引抜く時に利用す
る孔である。
【０００３】このような人工歯根を顎骨に植込むには顎
骨に対して溝及び穴の加工をする必要がある。図８は溝
加工用の切削工具の一実施例斜視図であり、同図中、
９、91は上記人工歯根の２枚のブレード７の間隔に対応
した間隔に固定した２枚の回転カッタ板で、その回転半
径がブレードの円弧半径とほぼ等しく設計されている。
10はカッタ板の回転支持軸で、この回転により顎骨を加
工すればカッタ板９、91によって２条の溝が同時に加工
できる。
骨に対して溝及び穴の加工をする必要がある。図８は溝
加工用の切削工具の一実施例斜視図であり、同図中、
９、91は上記人工歯根の２枚のブレード７の間隔に対応
した間隔に固定した２枚の回転カッタ板で、その回転半
径がブレードの円弧半径とほぼ等しく設計されている。
10はカッタ板の回転支持軸で、この回転により顎骨を加
工すればカッタ板９、91によって２条の溝が同時に加工
できる。
【０００４】即ち、図９は上記の如き切削工具を用いて
顎骨に加工した溝11を示し、カッタ板９、91の回転中心
を２個所に移動させて加工することにより人工歯根のブ
レード７の先端形状に相当する二子山形状円弧の底形状
をした２条の平行溝11が同時に形成される。図におい
て、12は溝11間の中間位置に形成される穴であって、こ
の穴12に人工歯根の頭部８の下端突出部8aが挿入され
る。通常、上記穴12の加工は溝11の加工後に、溝に治具
を当ててドリル等のツールにより加工するようにしてい
るが、口腔内の加工であり、穴が曲がったり位置がずれ
たりして正確な穴を加工することは極めて困難である。
顎骨に加工した溝11を示し、カッタ板９、91の回転中心
を２個所に移動させて加工することにより人工歯根のブ
レード７の先端形状に相当する二子山形状円弧の底形状
をした２条の平行溝11が同時に形成される。図におい
て、12は溝11間の中間位置に形成される穴であって、こ
の穴12に人工歯根の頭部８の下端突出部8aが挿入され
る。通常、上記穴12の加工は溝11の加工後に、溝に治具
を当ててドリル等のツールにより加工するようにしてい
るが、口腔内の加工であり、穴が曲がったり位置がずれ
たりして正確な穴を加工することは極めて困難である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
に人工歯根のブレードを植込むため顎骨に加工した溝を
利用して、人工歯根の頭部下端部を挿入する穴をドリル
等のツールをもって顎骨の所定位置にストレートに容易
に加工し得る治具を提供することを目的とするものであ
る。
に人工歯根のブレードを植込むため顎骨に加工した溝を
利用して、人工歯根の頭部下端部を挿入する穴をドリル
等のツールをもって顎骨の所定位置にストレートに容易
に加工し得る治具を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、平行に対向
した２枚のブレードと上記ブレードによって支持される
頭部より成る人工歯根を顎骨に植込むために顎骨を加工
する際に使用する歯科用骨加工治具であって、上記人工
歯根のブレードを植込むために顎骨に加工した２条の溝
に嵌合する位置決めブレードとその上端を結合するブリ
ッジとから成り、上記ブリッジには人工歯根の頭部に対
応する位置にツール挿通孔が明けられて成る位置出し部
材と、上記位置出し部材のブリッジに結合され、上記ツ
ール挿通孔を中心にツールホルダを一定方向にガイドす
るガイド面を有するガイド部材と、から構成されたこと
を特徴とする歯科用骨加工治具によって達成し得る。
した２枚のブレードと上記ブレードによって支持される
頭部より成る人工歯根を顎骨に植込むために顎骨を加工
する際に使用する歯科用骨加工治具であって、上記人工
歯根のブレードを植込むために顎骨に加工した２条の溝
に嵌合する位置決めブレードとその上端を結合するブリ
ッジとから成り、上記ブリッジには人工歯根の頭部に対
応する位置にツール挿通孔が明けられて成る位置出し部
材と、上記位置出し部材のブリッジに結合され、上記ツ
ール挿通孔を中心にツールホルダを一定方向にガイドす
るガイド面を有するガイド部材と、から構成されたこと
を特徴とする歯科用骨加工治具によって達成し得る。
【０００７】上記ガイド部材は位置出し部材のブリッジ
に着脱自在なよう構成したり、或いは位置出し部材のブ
リッジに固着するようにしてもよい。また、上記ガイド
部材のガイド面を上記位置出し部材のツール挿通孔を中
心とする円弧状ガイド面とし、更に、ツールホルダを上
記位置出し部材のツール挿通孔を中心に少なくとも90°
回動可能な状態でガイドできるように形成することが推
奨される。更にまた、治具の全高は25mm以下とすること
が推奨される。
に着脱自在なよう構成したり、或いは位置出し部材のブ
リッジに固着するようにしてもよい。また、上記ガイド
部材のガイド面を上記位置出し部材のツール挿通孔を中
心とする円弧状ガイド面とし、更に、ツールホルダを上
記位置出し部材のツール挿通孔を中心に少なくとも90°
回動可能な状態でガイドできるように形成することが推
奨される。更にまた、治具の全高は25mm以下とすること
が推奨される。
【０００８】
【作用】本発明の治具は、上記の如く、顎骨に加工した
２条の溝に嵌合する位置決めブレードを有する位置出し
部材と、ツールホルダをガイドするガイド部材とから成
り、上記位置出し部材のブリッジのツール挿通孔を中心
に上記ガイド部材によってツールホルダを一定方向にガ
イドするように構成したから、ツールを用いて顎骨に穴
明け加工を行なう際に、ツール挿通孔に対応する位置に
正確に穴明け研磨等の治療加工を行なうことができ、穴
が曲ったり拡大し過ぎたりすることなく精密な穴を容易
に加工できる。しかも、治具の全高を25mm以下に形成す
ることにより、患者が口を容易に開き得る範囲で口腔内
の治療を円滑に実施できる。
２条の溝に嵌合する位置決めブレードを有する位置出し
部材と、ツールホルダをガイドするガイド部材とから成
り、上記位置出し部材のブリッジのツール挿通孔を中心
に上記ガイド部材によってツールホルダを一定方向にガ
イドするように構成したから、ツールを用いて顎骨に穴
明け加工を行なう際に、ツール挿通孔に対応する位置に
正確に穴明け研磨等の治療加工を行なうことができ、穴
が曲ったり拡大し過ぎたりすることなく精密な穴を容易
に加工できる。しかも、治具の全高を25mm以下に形成す
ることにより、患者が口を容易に開き得る範囲で口腔内
の治療を円滑に実施できる。
【０００９】また、上記ガイド部材ガイド面を上記位置
出し部材のツール挿通孔を中心とする円弧状ガイド面と
し、更に、ツールホルダを上記位置出し部材のツール挿
通孔を中心に少なくとも90°回動可能な状態でガイドで
きるように形成することにより、口腔内のいずれの位置
においてもツールホルダの方向を変えて治療することが
でき、治療動作を極めて容易に行ない得る効果がある。
出し部材のツール挿通孔を中心とする円弧状ガイド面と
し、更に、ツールホルダを上記位置出し部材のツール挿
通孔を中心に少なくとも90°回動可能な状態でガイドで
きるように形成することにより、口腔内のいずれの位置
においてもツールホルダの方向を変えて治療することが
でき、治療動作を極めて容易に行ない得る効果がある。
【００１０】
【実施例】以下、図面に示した実施例を参照しつゝ本発
明を具体的に説明する。図１は本発明に係る歯科用骨加
工治具の一実施例を示しており、同図中、１は前記人工
歯根のブレード７を植込むため顎骨に加工した２条の溝
に嵌合する位置決めブレード、２は位置決めブレード１
の上端を結合するブリッジで、前記人工歯根の頭部８に
相当する位置にツール挿通孔2aが設けられる。上記ブレ
ード１とブリッジ２によって位置出し部材が構成され
る。３は上記ツール挿通孔2aを中心とする円弧状面によ
りツールホルダをガイドするガイド部材で、円弧状ガイ
ド面3aを有し、この下端を上記ブリッジ２に形成した円
弧状の溝2bに密着嵌合して固定する。以上の構成による
治具は図９に示すように顎骨13に加工した溝11に位置決
めブレード１を嵌挿して、加工しようとする穴12の位置
を定める。
明を具体的に説明する。図１は本発明に係る歯科用骨加
工治具の一実施例を示しており、同図中、１は前記人工
歯根のブレード７を植込むため顎骨に加工した２条の溝
に嵌合する位置決めブレード、２は位置決めブレード１
の上端を結合するブリッジで、前記人工歯根の頭部８に
相当する位置にツール挿通孔2aが設けられる。上記ブレ
ード１とブリッジ２によって位置出し部材が構成され
る。３は上記ツール挿通孔2aを中心とする円弧状面によ
りツールホルダをガイドするガイド部材で、円弧状ガイ
ド面3aを有し、この下端を上記ブリッジ２に形成した円
弧状の溝2bに密着嵌合して固定する。以上の構成による
治具は図９に示すように顎骨13に加工した溝11に位置決
めブレード１を嵌挿して、加工しようとする穴12の位置
を定める。
【００１１】図２は顎骨に前記穴12を形成するための加
工用ツールの一実施例で、４は穴明けもしくは研磨用ツ
ールで、ホルダ５にチャック固定して用いる。６はホル
ダ部分を支持する把持用のハンドルであり、ツール４を
回転するエアータービンや冷水ノズル等はホルダ５内に
収納されている。
工用ツールの一実施例で、４は穴明けもしくは研磨用ツ
ールで、ホルダ５にチャック固定して用いる。６はホル
ダ部分を支持する把持用のハンドルであり、ツール４を
回転するエアータービンや冷水ノズル等はホルダ５内に
収納されている。
【００１２】穴12の加工に当たっては、口腔内の溝11に
治具の位置決めブレード１をセットし、そのガイド部材
３に上記ツールのホルダ５を沿せてガイドし、ツール挿
通孔2aからツール４を挿入して顎骨に穴明け研磨等の加
工を施す。ツールは一般にツールホルダ５を含めて全高
25mm以下に形成してあり、これに対応して加工治具もそ
の位置決めブレード１の先端からガイド部材３を含めた
全高が25mm以下となるように形成され、これによりツー
ルは過不足なく安定にガイドされ、顎骨への穴12を正確
な位置に曲ったり傾斜したりすることなく適正に研磨加
工を施すことができる。加工治具の全高を25mm以下に制
限した理由は、口腔内の治療において口を容易に開くこ
とができ、加工治療が容易に行われ得るためである。
治具の位置決めブレード１をセットし、そのガイド部材
３に上記ツールのホルダ５を沿せてガイドし、ツール挿
通孔2aからツール４を挿入して顎骨に穴明け研磨等の加
工を施す。ツールは一般にツールホルダ５を含めて全高
25mm以下に形成してあり、これに対応して加工治具もそ
の位置決めブレード１の先端からガイド部材３を含めた
全高が25mm以下となるように形成され、これによりツー
ルは過不足なく安定にガイドされ、顎骨への穴12を正確
な位置に曲ったり傾斜したりすることなく適正に研磨加
工を施すことができる。加工治具の全高を25mm以下に制
限した理由は、口腔内の治療において口を容易に開くこ
とができ、加工治療が容易に行われ得るためである。
【００１３】図３は他の加工治具の実施例であり、図４
はツールホルダ５をガイドさせた状態の上面図である。
図において図１と同一符号は同一部分を示す。31はツー
ル挿通孔2aを中心に半円形にガイド面を形成したガイド
部材で、開口方向からツールホルダ５を円弧状ガイド面
31a にガイドさせた状態で、ツール軸を中心にしてハン
ドル６を左右に回転しても安定したガイドができるよう
にしたものである。この方向変更の回転角θは少なくと
も90°の角度範囲で回転できるようにすれば口腔内の殆
んどの位置に対して治療を施すことができる。
はツールホルダ５をガイドさせた状態の上面図である。
図において図１と同一符号は同一部分を示す。31はツー
ル挿通孔2aを中心に半円形にガイド面を形成したガイド
部材で、開口方向からツールホルダ５を円弧状ガイド面
31a にガイドさせた状態で、ツール軸を中心にしてハン
ドル６を左右に回転しても安定したガイドができるよう
にしたものである。この方向変更の回転角θは少なくと
も90°の角度範囲で回転できるようにすれば口腔内の殆
んどの位置に対して治療を施すことができる。
【００１４】図５は本発明に係る歯科用骨加工治具の更
に異なった実施例で、図１と同符号は同一部分を示す。
32はガイド部材で、ガイド面として円弧部分 32aと平面
部分32bとを有し、平面部分の下端をブリッジ２に形成
した直線状の溝2cに嵌合固定して利用するようにしたも
のである。これによれば任意の方向からツールホルダ５
をガイドの平面部分32bに当るまで挿入し、円弧部分32a
にガイドさせながら治療を施すことができる便利があ
る。
に異なった実施例で、図１と同符号は同一部分を示す。
32はガイド部材で、ガイド面として円弧部分 32aと平面
部分32bとを有し、平面部分の下端をブリッジ２に形成
した直線状の溝2cに嵌合固定して利用するようにしたも
のである。これによれば任意の方向からツールホルダ５
をガイドの平面部分32bに当るまで挿入し、円弧部分32a
にガイドさせながら治療を施すことができる便利があ
る。
【００１５】図６は更に別の実施例で、治具のブリッジ
２に２つのツール挿通孔2aを明け、それぞれの孔2aに対
応する顎骨上の位置にツールよって穴明け研磨等の加工
を施すようにしたものである。加工に当っては先ず一方
のツール挿通孔2aの周りの溝2bにガイド部材を嵌合固定
してそれに前記ツールホルダ５をガイドさせて加工し、
次いでもう一方のツール挿通孔2aに対応する溝2bにガイ
ド部材を嵌め替え固定して加工すればよく、１つのガイ
ド部材を両方のツール挿通孔2a部分の加工に利用するこ
とができる。このような２つの部分への穴明け等の加工
は、図７の人工歯根において、左右２つのブレード７の
対応位置に各々頭部８を設けたダブルヘッド型インプラ
ントを植込むときの骨加工に有効である。
２に２つのツール挿通孔2aを明け、それぞれの孔2aに対
応する顎骨上の位置にツールよって穴明け研磨等の加工
を施すようにしたものである。加工に当っては先ず一方
のツール挿通孔2aの周りの溝2bにガイド部材を嵌合固定
してそれに前記ツールホルダ５をガイドさせて加工し、
次いでもう一方のツール挿通孔2aに対応する溝2bにガイ
ド部材を嵌め替え固定して加工すればよく、１つのガイ
ド部材を両方のツール挿通孔2a部分の加工に利用するこ
とができる。このような２つの部分への穴明け等の加工
は、図７の人工歯根において、左右２つのブレード７の
対応位置に各々頭部８を設けたダブルヘッド型インプラ
ントを植込むときの骨加工に有効である。
【００１６】なお上記実施例においては、ガイド部材を
治具のブリッジに形成した嵌合溝に結合固定して利用す
る実施例を説明したが、この場合は口腔内にガイド部材
とブリッジを個別に挿入し、口腔内で組立セットするこ
とができる便利があるが、予じめ両部材をねじ止め、溶
接等によって固定したものを利用することもでき、この
場合でも組立結合時の深さ方向の全高を25mm以下に形成
することにより、口腔内に容易にセットして治療するこ
とができる。
治具のブリッジに形成した嵌合溝に結合固定して利用す
る実施例を説明したが、この場合は口腔内にガイド部材
とブリッジを個別に挿入し、口腔内で組立セットするこ
とができる便利があるが、予じめ両部材をねじ止め、溶
接等によって固定したものを利用することもでき、この
場合でも組立結合時の深さ方向の全高を25mm以下に形成
することにより、口腔内に容易にセットして治療するこ
とができる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明の治具によれば、骨
に加工した２条の溝に嵌合するブレードを有する位置出
し部材と、ツールホルダをガイドするガイド部材とから
成り、前記位置出し部材に設けたツール挿通孔を中心に
前記ガイド部材がツールホルダを一定方向にガイドする
ようにしたから、このガイドによって位置出し部材のツ
ール挿通孔に正確に対応する位置に正確に穴明け研磨等
の治療加工が容易にできる。加工する穴明け研磨等はガ
イド部材によるガイドによって曲ったり傾斜したり位置
ずれすることなく精密に加工することができる。しかも
治具の深さ方向の全高を25mm以下に形成することによ
り、患者が口を容易に開き得る範囲で口腔内治療が容易
にできる。
に加工した２条の溝に嵌合するブレードを有する位置出
し部材と、ツールホルダをガイドするガイド部材とから
成り、前記位置出し部材に設けたツール挿通孔を中心に
前記ガイド部材がツールホルダを一定方向にガイドする
ようにしたから、このガイドによって位置出し部材のツ
ール挿通孔に正確に対応する位置に正確に穴明け研磨等
の治療加工が容易にできる。加工する穴明け研磨等はガ
イド部材によるガイドによって曲ったり傾斜したり位置
ずれすることなく精密に加工することができる。しかも
治具の深さ方向の全高を25mm以下に形成することによ
り、患者が口を容易に開き得る範囲で口腔内治療が容易
にできる。
【００１８】又前記ガイド部材として、位置出し部材の
ツール挿通孔を中心にツールホルダを一定にガイドする
円弧状ガイド面を有するものを使用し、且つガイド面が
ツールホルダをツール軸を中心に少なくとも90°の範囲
で回動してガイドできるように形成した場合、口腔内の
いずれの位置においてもツールホルダの方向を変えて治
療することができ、治療が極めて容易にできる効果があ
る。
ツール挿通孔を中心にツールホルダを一定にガイドする
円弧状ガイド面を有するものを使用し、且つガイド面が
ツールホルダをツール軸を中心に少なくとも90°の範囲
で回動してガイドできるように形成した場合、口腔内の
いずれの位置においてもツールホルダの方向を変えて治
療することができ、治療が極めて容易にできる効果があ
る。
【図１】本発明に係る歯科用骨加工治具の一実施例斜視
図である。
図である。
【図２】通常使用される加工用ツールの説明図である。
【図３】本発明に係る歯科用骨加工治具の他の実施例斜
視図である。
視図である。
【図４】その使用状態を示す上面図である。
【図５】本発明に係る歯科用骨加工治具の別の実施例斜
視図である。
視図である。
【図６】本発明に係る歯科用骨加工治具の更に異なった
実施例斜視図である。
実施例斜視図である。
【図７】人工歯根の一実施例構造図で(a) はその正面
図、(b) は側面図である。
図、(b) は側面図である。
【図８】人工歯根植込み用の溝加工用の切削工具の一実
施例図である。
施例図である。
【図９】顎骨に加工した溝の上面図である。
1 位置決めブレード 2 ブリッジ 2a ツール挿通孔 2b,2c 溝 3,31,32 ガイド部材 3a,31a,32a ガイド面 ４ ツール ５ ツールホルダ ６ ハンドル 11 溝 12 穴
Claims (6)
- 【請求項１】平行に対向した２枚のブレードと上記ブレ
ードによって支持される頭部より成る人工歯根を顎骨に
植込むために顎骨を加工する際に使用する歯科用骨加工
治具であって、 上記人工歯根のブレードを植込むために顎骨に加工した
２条の溝に嵌合する位置決めブレード(1) とその上端を
結合するブリッジ(2) とから成り、上記ブリッジには人
工歯根の頭部に対応する位置にツール挿通孔(2a)が明け
られて成る位置出し部材と、 上記位置出し部材のブリッジ(2) に結合され、上記ツー
ル挿通孔(2a)を中心にツールホルダ(5) を一定方向にガ
イドするガイド面(3a)を有するガイド部材(3)と、 から構成されたことを特徴とする歯科用骨加工治具。 - 【請求項２】上記ガイド部材(3) を位置出し部材のブリ
ッジ(2) に着脱自在なよう構成した請求項１に記載の歯
科用骨加工治具。 - 【請求項３】上記ガイド部材(3) を位置出し部材のブリ
ッジ(2) に固着した請求項１に記載の歯科用骨加工治
具。 - 【請求項４】治具の全高が25mm以下である請求項１に記
載の歯科用骨加工治具。 - 【請求項５】上記ガイド部材(3,31)のガイド面(3a,31a)
が上記位置出し部材のブリッジ(2)ツール挿通孔(2a)を
中心とする円弧状ガイド面である請求項１に記載の歯科
用骨加工治具。 - 【請求項６】上記ガイド部材(31)のガイド面(31a) が、
ツールホルダ(5) を上記位置出し部材のブリッジ(2) の
ツール挿通孔(2a)を中心に少なくとも90°回動可能な状
態でガイドできるように形成された請求項５に記載の歯
科用骨加工治具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205030A JPH0542171A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 歯科用骨加工治具 |
| EP92307302A EP0528616A1 (en) | 1991-08-15 | 1992-08-10 | A method of and apparatus for machining recesses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205030A JPH0542171A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 歯科用骨加工治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542171A true JPH0542171A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16500280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3205030A Pending JPH0542171A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 歯科用骨加工治具 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0528616A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0542171A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010025191A1 (en) * | 2008-08-29 | 2010-03-04 | Zimmer Dental, Inc. | Dental drill guide system |
| CN110974458A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-04-10 | 广州瑞通生物科技有限公司 | 一种种植导板 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH611792A5 (ja) * | 1975-02-12 | 1979-06-29 | Werner Lutz Koch | |
| FR2634999A1 (fr) * | 1988-08-04 | 1990-02-09 | Yeung Jean Claude | Implants-lames dentaires, calibres, leur dispositif de selection et leur dispositif modulaire de mise en place guidee |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP3205030A patent/JPH0542171A/ja active Pending
-
1992
- 1992-08-10 EP EP92307302A patent/EP0528616A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0528616A1 (en) | 1993-02-24 |
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