JPH0541972Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541972Y2
JPH0541972Y2 JP4977186U JP4977186U JPH0541972Y2 JP H0541972 Y2 JPH0541972 Y2 JP H0541972Y2 JP 4977186 U JP4977186 U JP 4977186U JP 4977186 U JP4977186 U JP 4977186U JP H0541972 Y2 JPH0541972 Y2 JP H0541972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rails
tongue
rail
basic
tongue rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4977186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62163501U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4977186U priority Critical patent/JPH0541972Y2/ja
Publication of JPS62163501U publication Critical patent/JPS62163501U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0541972Y2 publication Critical patent/JPH0541972Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は分岐器の鎖錠装置に関する。
〈従来の技術〉 分岐器は、ポイント部分とリード部分及びクロ
ツシング部分からなり、前記ポイント部分におい
て、基本レールに対してトングレールを転てつ機
を用いて転換動作させ列車を他の線路へ移す装置
であり、安全のため転換させたトングレールを鎖
錠する必要がある。
かかる鎖錠装置としては例えば第3図に示すよ
うなものがある。
図において、1A,1Bは基本レール、2A,
2Bはトングレール、3はひし形状のゲレンク
で、枕木4に固定したブラケツト5に支承された
支軸6に回動可能に支持され、リンク7A,7B
を介してそれぞれのトングレール2A,2Bとリ
ンク結合すると共に、転てつ機8の動作桿9先端
に連結している。
かかる鎖錠装置によれば、転てつ機8により動
作桿9を図中左方向に移動させると、ゲレンク3
が支軸6回りに図中反時計方向に回動する。する
と、リンク7Aを介してトングレール2Aが基本
レール1A側に押され、リンク7Bを介してトン
グレール2Bが基本レール1Bから離間されトン
グレール2A,2Bの転換動作が行われる。そし
て、この転換動作の終了位置において、リンク7
Aの軸線が支軸6の中心点と一致してリンク7A
側から外力によつてはゲレンク3に回転力が作用
しない、所謂デツドポイントを設けることによつ
て、トングレール2A,2Bの鎖錠を行う。
このようなトングレール先端側で直接鎖錠する
鎖錠装置は、転てつ機の内部で鎖錠する方式に比
べて精度が高い等の利点を有する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、トングレール先端側で鎖錠する
上述した従来の鎖錠装置では、気温等の影響で、
トングレール2A,2Bが長手方向に伸縮する
と、デツトポイントがずれて鎖錠動作が不安定に
なる。また、レール中間にリンク7A,7Bやゲ
レンク3があり、列車通過時に何かが当たつたと
き、その力でゲレンク3が回動して鎖錠状態が解
除される恐れがある。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
デツドポイント方式を採用することなくトングレ
ール側で直接鎖錠できる構成とすることにより、
トングレールの長手方向の伸縮に影響を受けない
確実でかつ精度の良い鎖錠装置を提供することを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案は、転てつ機によつて転換され
たトングレール13A,13Bを、基本レール1
1A,11Bに対して鎖錠する分岐器の鎖錠装置
であつて、略L字状の一対のクランク部材16
A,16Bと、基本レール11A,11Bと枕木
12上の床板20A,20Bとの間に配置されて
基本レール11A,11B下面と床板20A,2
0Bとの間に間隙を形成する一対の係合部材22
A,23Aとを備えて構成され、各クランク部材
16A,16Bは、一端がトングレール13A,
13B内側において転てつ機の動作桿14に回動
自由に連結し、前記一端とクランク部材16A,
16B折曲部との中間部が前記トングレール13
A,13B先端部内側に回動可能に連結され、他
端が、前記基本レール11A,11B下面と床板
20A,20Bとの間の間隙を貫通して基本レー
ル11A,11B外側に位置し、前記他端には、
上方に突出するフツク部21A,21Bを有する
構成であり、前記各係合部材22A,23Aは、
トングレール13A,13Bの移動方向と平行な
側面の一端下部を切り欠いた断面略L字状をな
し、この切欠部側側面に前記フツク部21A,2
1Bがスライドするガイド部22b,23bを有
し、該ガイド部22b,23bと直交する面に前
記フツク部21A,21Bが係合する係止部22
c,23cを有する構成であり、トングレール1
3A,13Bの転換動作時、前記動作桿14のス
ライド動作に伴つてクランク部材16A又は16
Bのフツク部21A又は21Bが、係合部材22
A又は23Aのガイド部22b又は23bに当接
してスライドし、トングレール13A,13Bの
転換動作終了位置で、鎖錠側トングレール13A
又は13Bに連結するクランク部材16A又は1
6Bが、回動して係合部材22A又は23Aと床
板20A,20Bとの間の間隙に入り込み、フツ
ク部21A又は21Bが係合部材22A又は23
Aの係止部22c又は23cに係合してトングレ
ール13A,13Bの鎖錠を行う構成とした。
〈作用〉 上記の構成において、動作桿をスライドさせる
と、まず、鎖錠側トングレールに装着されたクラ
ンク部材は回動してそのフツク部が係合部材の係
止部から外れトングレールの鎖錠が解除される。
その後は、各係合部材のガイド部に沿つて各クラ
ンク部材は動作桿のスライド動作に伴つてスライ
ドしトングレールの転換動作が行われる。そし
て、この転換動作の終了位置で今回鎖錠する側の
トングレールに装着されたクランク部材のフツク
部が係合部材の係止部に係合してトングレールを
鎖錠するようになつている。従つて、トングレー
ルの長手方向の伸縮による影響を受けることなく
確実にトングレールの鎖錠を行うことができるよ
うになる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
図において、11A,11Bは枕木12上に敷
設された基本レール、13A,13Bは基本レー
ル11A,11B内側に対して接離可能に設けら
れた一対のトングレールで、その先端は枕木12
上に位置するよう取り付けてある。14は転てつ
機(図示せず)の動作桿で、その先端のねじ部に
連結棒15が当該動作桿14と平行に装着されて
いる。前記連結棒15の両端には、略L字状をな
す一対のクランク16A,16Bの一端がそれぞ
れピン17A,17Bを介して回動可能に取り付
けられ、連結棒15を介して動作桿14に連動す
るようになつている。前記各クランク16A,1
6Bは、連結棒15との連結端とL字状に折曲し
ている折曲部との中間部分において、各トングレ
ール13A,13Bの先端部内側に固定したブラ
ケツト18A,18Bにピン19A,19Bを介
して回動可能に装着されている。
一方、トングレール13A,13Bの各先端が
位置する枕木12には一対の床板20A,20B
が敷設され、該各床板20A,20Bと基本レー
ル11A,11Bとの間に後述する係合部材22
A,23Aを介装して各床板20A,20Bと各
基本レール11A,11Bとの間に間隙を形成し
ている。この間隙を介してクランク16A,16
Bの他端を基本レール11A,11Bの外側に配
置し、各クランク16A,16B他端には、上方
に突出形成した軸部16a,16bに回転自由に
フツクとしてのローラ21A,21Bが取り付け
てある。
前述した係合部材22A,23Aは上面に基本
レール11A,11Bを嵌め込む溝22a,23
aを有し、また一側側面の下部を切欠いてクラン
ク16A,16Bは入り込めるだけの間隙を床板
20A,20Bとの間に形成している。更に、前
記クランク16A,16Bのローラ21A,21
Bのローラ面が当接し、かつスライドするガイド
部22b,23bと、トングレール13A,13
Bの転換動作終了時にローラ21A,21Bが係
合する係止部22c,23cを有している。
次に作用を説明する。
トングレール13Bが基本レール11Bに密着
している第1図の状態からトングレール13Aを
基本レール11Aに密着させるべく転換動作する
場合、まず、転てつ機により動作桿14を図中左
方向にスライドさせる。すると、連結棒15も同
方向にスライドし、トングレール13Bが固定状
態にあるためクランク16Bがブラケツト18B
のピン19B回りに図中時計方向に回動し、その
先端のローラ21Bが係止部23cから外れ鎖錠
が解除される。その後は、クランク16A先端の
ローラ21Aが係合部材22Aのガイド部22b
に当接しておりクランク16Aの回動動作が阻止
されているため、動作桿14のスライド動作に伴
つてローラ21Aがガイド部22b上を輪転して
両トングレール13A,13Bが連結棒15を介
して一体に図中左方向に移動してトングレール1
3A,13Bの転換が行われる。
そして、トングレール13Aが基本レール11
Aに密着する転換動作終了位置まで移動すると、
クランク16A先端のローラ21Aはガイド部2
2bから外れ、クランク16Aはトングレール1
3Aに固定されるブラケツト18Aのピン19A
回りに図中時計方向に回動して係合部材22Aと
床板20Aとの間隙に嵌り込むと共に、クランク
16A先端のローラ21Aが係合部材22Aの係
止部22cに係合して鎖錠される。
かかる構成によれば、トングレール13A,1
3B側において直接鎖錠するので、転てつ機内部
で鎖錠する方式に比べて動作桿等の伸縮による影
響を受けることがなく精度を高くできる。また、
トングレール13A,13Bの先端部で鎖錠する
ので、トングレール中間部で鎖錠するもののよう
に鎖錠時にその鎖錠力でトングレール先端が反つ
て基本レールとの間で隙間が規定以上に拡がつて
しまうということがない。
更には、デツドポイント方式のようなトングレ
ールの長手方向の伸縮による影響を受けず、常に
確実かつ安定な鎖錠を行うことができ安全性が高
い。更に加えて、転てつ機からの押付力が一定以
上の反力で解放される、具体的には、開口側トン
グレールが列車の車輪フランジからの作用力を受
けることによつて自動的にトングレールの転換動
作が行われ分岐器のポイントを開通させる構成の
割出し形にも適用することができる。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、トングレー
ル先端側においてトングレールと基本レールを挾
む形で直接鎖錠するので、トングレール先端部と
基本レールとの密着度を規定範囲内に確実に収め
ることができ、高い精度を得ることができる。ま
た、トングレールの長手方向の伸縮による影響が
なく極めて安定した鎖錠となり安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は同上実施例の要部斜視図、第3図は従来例を
示す構成図である。 11A,11B……基本レール、13A,13
B……トングレール、14……動作桿、16A,
16B……クランク、17A,17B……ピン、
19A,19B……ピン、21A,21B……ロ
ーラ(フツク部)、22A,23A……係合部材、
22b,23b……ガイド部、22c,23c…
…係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 転てつ機によつて転換されたトングレール13
    A,13Bを、基本レール11A,11Bに対し
    て鎖錠する分岐器の鎖錠装置であつて、 略L字状の一対のクランク部材16A,16B
    と、基本レール11A,11Bと枕木12上の床
    板20A,20Bとの間に配置されて基本レール
    11A,11B下面と床板20A,20Bとの間
    に間隙を形成する一対の係合部材22A,23A
    とを備えて構成され、 各クランク部材16A,16Bは、一端がトン
    グレール13A,13B内側において転てつ機の
    動作桿14に回動自由に連結し、前記一端とクラ
    ンク部材16A,16B折曲部との中間部が前記
    トングレール13A,13B先端部内側に回動可
    能に連結され、他端が前記基本レール11A,1
    1B下面と床板20A,20Bとの間の間隙を貫
    通して基本レール11A,11B外側に位置し、
    前記他端には、上方に突出するフツク部21A,
    21Bを有する構成であり、 前記各係合部材22A,23Aは、トングレー
    ル13A,13Bの移動方向と平行な側面の一側
    端下部を切り欠いた断面略L字状をなし、この切
    欠部側側面に前記フツク部21A,21Bがスラ
    イドするガイド部22b,23bを有し、該ガイ
    ド部22b,23bと直交する面に前記フツク部
    21A,21Bが係合する係止部22c,23c
    を有する構成であり、 トングレール13A,13Bの転換動作時、前
    記動作桿14のスライド動作に伴つてクランク部
    材16A又は16Bのフツク部21A又は21B
    が、係合部材22A又は23Aのガイド部22b
    又は23bに当接してスライドし、トングレール
    13A,13Bの転換動作終了位置で、鎖錠側ト
    ングレール13A又は13Bに連結するクランク
    部材16A又は16Bが、回動して係合部材22
    A又は23Aと床板20A,20Bとの間の間隙
    に入り込み、フツク部21A又は21Bが係合部
    材22A又は23Aの係止部22c又は23cに
    係合してトングレール13A,13Bの鎖錠を行
    う構成とした 分岐器の鎖錠装置。
JP4977186U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH0541972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4977186U JPH0541972Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4977186U JPH0541972Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163501U JPS62163501U (ja) 1987-10-17
JPH0541972Y2 true JPH0541972Y2 (ja) 1993-10-22

Family

ID=30872529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4977186U Expired - Lifetime JPH0541972Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0541972Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100741493B1 (ko) 2006-11-29 2007-07-20 삼표이앤씨 주식회사 철도 분기기용 탄성 밀착장치
JP2011084183A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 交通車両の分岐装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62163501U (ja) 1987-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1024988B1 (en) Switch box for railway, tramway points, or similar, particularly of the so called english type
JPH0541972Y2 (ja)
US4982919A (en) Reversing device for movable parts of a railway switch
US4159090A (en) Railway switch for vignoles rails
JP2001253671A (ja) エレベータドアのインタロック装置
US3468264A (en) Locking mechanism
JP2011234973A (ja) 昇降式移動テーブルにおけるロック機構付きキャスターの操作機構
US1671971A (en) Toy electric-railroad switch
SU785095A1 (ru) Поворотный круг
JPH0355493Y2 (ja)
US4068410A (en) Railway car door locking mechanism
US2980034A (en) Operating mechanism for cover device
FI51401C (fi) Anordning vid med aotminstone en sidkolv foersedda espagnolettlaos
ATE32766T1 (de) Verschluss fuer falttore.
JP3442486B2 (ja) 分岐器の先端鎖錠装置
JP3895701B2 (ja) 鉄道分岐器用エスケープクランク
JP2001106075A (ja) 可動k字クロッシング用転換鎖錠装置
CN215862493U (zh) 一种浮动锁紧平台
SU1643268A2 (ru) Устройство дл закреплени подвижного состава
NO933912D0 (no) Sporveksler med servosylinder
SU1028546A1 (ru) Поворотный круг
JPH04161501A (ja) 鉄道の分岐装置における案内レールの操作装置
US2947261A (en) Overhead monorail system
SU1733308A1 (ru) Транспортна система
JPH0332240Y2 (ja)