JPH054182U - カ―ドホルダ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は安価に成型することができ、かつど
んな棚板にでも使用することができるカ―ドホルダ―を
提供する。 【構成】 商品陳列棚上に置くことができる支持板と、
この支持板の先端部より下方へ突出するように一体成型
された前記商品陳列棚の前面に位置できるカ―ドを収納
支持できるＵ字状のホルダ―と、前記支持板の前記ホル
ダ―側部位に形成された該ホルダ―に支持されたカ―ド
の取出しを容易にするための切欠部とで構成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はス―パ―マ―ケット等の商品陳列棚において使用される、価格や商品 名等を記入したカ―ドを支持するカ―ドホルダ―に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の商品陳列棚に使用されるカ―ドホルダ―は、カ―ドが収納されるホルダ ―と、このホルダ―に取付けられた棚板に取付けられるクリップとで構成されて いる。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従来のカ―ドホルダ―はクリップを備えているので構造が複雑で、コスト高に なるという欠点があるとともに、棚板にクリップで取付けるため、取付けられる 棚板に制限があるという欠点があった。

【０００４】 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、構造が簡単で、成型によって製造で き、コストの低減を図ることができるとともに、どんな商品陳列棚にでも使用す ることができるカ―ドホルダ―を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は商品陳列棚上に置くことができる支持板 と、この支持板の先端部より下方へ突出するように一体成形された前記商品陳列 棚の前面に位置できるカ―ドを収納支持できるＵ字状のホルダ―と、前記支持板 の前記ホルダ―側部位に形成された該ホルダ―に支持されたカ―ドの取出しを容 易にするための切欠部とでカ―ドホルダ―を構成している。

【０００６】

【作用】

上記のように構成されたカ―ドホルダ―は、支持板を商品陳列棚の棚板上に置 くとともに、該棚板の前面にホルダ―を位置させることができ、このホルダ―に カ―ドを収納して表示できる。 また、切欠部によって全体を金型を用いて成型することができるとともに、該 切欠部より指先を挿入してカ―ドの取出しを行なうことができる。

【０００７】

【本考案の実施例】

以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明する。

【０００８】 図１ないし図７の本考案の第１の実施例において、１はアクリル材等の合成樹 脂材で成型された本考案のカ―ドホルダ―で、このカ―ドホルダ―１は商品陳列 棚２の棚板３上に置くことができる板状の支持板４と、この支持板４の先端部よ り下方へ突出するように一体成型されたカ―ド５を収納支持できるＵ字状のホル タ―６と、このホルダ―６の背面板６ａおよび前記支持板４のホルダ―６寄りの 先端部に形成した切欠部７、８とから構成されている。

【０００９】 前記切欠部７、８は金型で成型可能にかつホルダ―６に収納されたカ―ド５の 取出しを容易にできるように形成されたものである。

【００１０】 上記構成のカ―ドホルダ―１は、ホルダ―６に上部あるいは側面部位よりカ― ド６を挿入する。 しかる後、ホルダ―６が商品陳列棚２の棚板３の前面に位置するように支持板 ４を棚板３上に置く。 この状態で、支持板４や棚板３上に商品を並べて陳列する。

【００１１】 次に図８ないし図２５に示す本考案の異なる実施例につき説明する。なお、こ れらの本考案の異なる実施例の説明に当って、前記本考案の第１の実施例と同一 構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。

【００１２】 図８ないし図１３の本考案の第２の実施例において、前記本考案の第１の実施 例と主に異なる点はホルダ―６Ａを逆方向に曲げて形成した点で、このように形 成したカ―ドホルダ―１Ａにしても前記本考案の第１の実施例と同様な作用効果 が得られる。

【００１３】 図１４ないし図１６の本考案の第３の実施例において、前記本考案の第１の実 施例と主に異なる点は、支持板４の後端部より下面にスベリ止めを防止するゴム 等のスベリ止めシ―ト９を貼着固定した点で、このように構成されたカ―ドホル ダ―１Ｂにしても前記本考案の第１の実施例と同様な作用効果が得られるととも に、移動するのを効率よく防止することができる。

【００１４】 図１７ないし図２０の本考案の第４の実施例において、前記本考案の第１の実 施例と主に異なる点は、支持板４の後端部寄りの部位に商品陳列棚２の棚板３に 接着剤等で固定された逆Ｔ字状のストッパ―片１０と係合する係合凹部１１を形 成した点で、このように形成されたカ―ドホルダ―１Ｃにしても前記本考案の第 １の実施例と同様な作用効果が得られる。

【００１５】 図２１ないし図２３の本考案の第５の実施例において、前記本考案の第１の実 施例と主に異なる点は、支持板４とホルダ―６との間に商品陳列棚２の棚板３Ａ の前面に固定された該棚板３Ａの上面より上方へ突出する化粧板１３と係合する 係合凹部１４を形成した点で、このように構成したカ―ドホルダ―１Ｄにしても 前記本考案の第１の実施例と同様な作用効果が得られる。

【００１６】 図２４および図２５の本考案の第６の実施例において、前記本考案の第１の実 施例と主に異なる点は、Ｕ字状のホルダ―６Ｂの背面板６ａの下部両端部を除く 部位に成型可能に形成され該Ｕ字状のホルダ―６Ｂに支持されたカ―ド５の取出 しを容易にするための下部に開口する切欠部７Ａを設けた点で、このように構成 したカ―ドホルダ―１Ｅにしても前記本考案の第１の実施例と同様な作用効果が 得られる。

【００１７】

【本考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られ る。

【００１８】 （１）商品陳列棚上に置くことができる支持板と、この支持板の先端部より下 方へ突出するように一体成型された前記商品陳列棚の前面に位置できるカ―ドを 収納支持できるＵ字状のホルダ―と、前記支持板の前記ホルダ―側部位に形成さ れた該ホルダ―に支持されたカ―ドの取出しを容易にするための切欠部とで構成 されているので、商品陳列棚の棚板の前面をホルダ―で覆うように支持板を棚板 上に置いて使用することができる。 したがって、棚板の形状に関係なく使用することができる。

【００１９】 （２）前記（１）によって、金型で成型できる形状にできるので、成型によっ て安価に多量に生産することができる。

【００２０】 （３）前記（１）によってホルダ―に収納支持されたカ―ドを切欠部より指先 を挿入して取出すことができる。したがって、カ―ドの取出しが容易にできる。

【００２１】 （４）請求項２、３、４も前記（１）〜（３）と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例の使用状態の説明図。

【図２】本考案の第１の実施例の正面図。

【図３】本考案歩第１の実施例の背面図。

【図４】本考案の第１の実施例の側面図。

【図５】本考案の第１の実施例の平面図。

【図６】本考案の第１の実施例の底面図。

【図７】図１の７−７線に沿う断面図。

【図８ないし図１３】本考案の第２の実施例を示す説明
図。

【図１４ないし図１６】本考案の第３の実施例を示す説
明図。

【図１７ないし図２０】本考案の第４の実施例を示す説
明図。

【図２１ないし図２３】本考案の第５の実施例を示す説
明図。

【図２４および図２５】本考案の第６の実施例を示す説
明図。

【符号の説明】

１、１Ａ、１Ｂ、１Ｃ、１Ｅ：カ―ドホルダ―、２：商
品陳列棚、 ３、３Ａ：棚板、４：支持板、
５：カ―ド、６、６Ａ、６Ｂ：
ホルダ―、 ７、７Ａ：切欠部、８：切欠部、
９：スベリ止めシ―ト、１０：ストッ
パ―片、 １１：係合凹部、１３：化粧
板、 １４：係合凹部。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品陳列棚上に置くことができる支持板
   と、この支持板の先端部より下方へ突出するように一体
   成型された前記商品陳列棚の前面に位置できるカ―ドを
   収納支持できるＵ字状のホルダ―と、前記支持板の前記
   ホルダ―側部位に形成された該ホルダ―に支持されたカ
   ―ドの取出しを容易にするための切欠部とからなること
   を特徴とするカ―ドホルダ―。
2. 【請求項２】 商品陳列棚上に置くことができる合成樹
   脂材製の支持板と、この支持板の先端部と一体成型され
   た前記商品陳列棚の前面に位置できるカ―ドを収納支持
   できるＵ字状でかつ先端部側に切欠部が形成されたホル
   ダ―と、前記支持板の前記ホルダ―側部位に形成された
   該ホルダ―に支持されたカ―ドの取出しを容易にするた
   めの切欠部とからなることを特徴とするカ―ドホルダ
   ―。
3. 【請求項３】 商品陳列棚上に置くことができる底面に
   スベリ止めが形成された支持板と、この支持板の先端部
   と一体成型された前記商品陳列棚の前面に位置できるカ
   ―ドを収納支持できるＵ字状のホルダ―と、前記支持板
   の前記ホルダ―側部位に形成された該ホルダ―に支持さ
   れたカ―ドの取出しを容易にするための切欠部とからな
   ることを特徴とするカ―ドホルダ―。
4. 【請求項４】 商品陳列棚上に置くことができる支持板
   と、この支持板の先端部より下方へ突出するように一体
   成型された前記商品陳列棚の前面に位置できるカ―ドを
   収納支持できるＵ字状のホルダ―と、このＵ字状のホル
   ダ―の背面板の下部両端部を除く部位に成型可能に形成
   され該ホルダ―に支持されたカ―ドの取出しを容易にす
   るための下部に開口する切欠部とからなることを特徴と
   するカ―ドホルダ―。