JPH0541705Y2 - - Google Patents
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- JPH0541705Y2 JPH0541705Y2 JP6215590U JP6215590U JPH0541705Y2 JP H0541705 Y2 JPH0541705 Y2 JP H0541705Y2 JP 6215590 U JP6215590 U JP 6215590U JP 6215590 U JP6215590 U JP 6215590U JP H0541705 Y2 JPH0541705 Y2 JP H0541705Y2
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- Japan
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- needle support
- needle
- hollow piston
- support part
- pinching
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は医療用注射器に関するもので、特に
使用後注射針が自動的に中空ピストン内に落込む
安全注射器に関するものである。
使用後注射針が自動的に中空ピストン内に落込む
安全注射器に関するものである。
目前、一般に使用されている注射器はプラスチ
ツク製の、使用後直ちに捨てられる再使用不可能
な使い捨て注射器であり、それによつて注射後の
注射針が体液性感染(body fluid contact)病の
媒体になることを防いでいる。
ツク製の、使用後直ちに捨てられる再使用不可能
な使い捨て注射器であり、それによつて注射後の
注射針が体液性感染(body fluid contact)病の
媒体になることを防いでいる。
しかしながら、この種の良く知られている使い
捨てプラスチツク製注射器にあつては、その使用
前後において外観に顕著な差がないため、医療人
員の不注意によつて再使用されるおそれがあり、
また、一部の医療人員は費用削減のために一度使
用した注射器を洗つて再使用する可能性も存在す
る。この注射器の重複使用は後に注射を受ける患
者にとつて、例えば、エイズ(AIDS)および肝
炎(Hepatitis)等厳重な体液性感染病に極めて
感染されやすいものである。
捨てプラスチツク製注射器にあつては、その使用
前後において外観に顕著な差がないため、医療人
員の不注意によつて再使用されるおそれがあり、
また、一部の医療人員は費用削減のために一度使
用した注射器を洗つて再使用する可能性も存在す
る。この注射器の重複使用は後に注射を受ける患
者にとつて、例えば、エイズ(AIDS)および肝
炎(Hepatitis)等厳重な体液性感染病に極めて
感染されやすいものである。
上記使い捨てプラスチツク製注射器のもう一つ
の欠点は極めて容易に医薬人員の思いがけないさ
さり傷による体液感染である。プラスチツク製注
射器の注射針には保護用カバーが付けられ、使う
時はそのカバーを取り外して薬液を吸入し、注射
が終わつて捨てる前に、医薬人員は前記カバーを
付け戻し、医薬廃棄物を扱う作業者が誤つて前記
注射針の針先によつて不意なささり傷を受けるこ
とを防いでいる。ところが、一般的に使用されて
いる注射器の針カバーは口径が小さいため、付け
戻しがなかなか難しく、特に、緊急状況または仕
事の圧力下においてカバーを付け戻す際に、医薬
人員は極めて容易に注射後の針によつて思いがけ
ないさされ傷を受けるものである。1987年8月21
日アメリカ衛生省が出版したMorbidity and
Mortality Weekly Report(Vol.36,No.2S)の研
究報告によると、調査を受けた883名の医薬人員
の中、708名が注射後の針による不意なさされ傷
を受けた経験があり、その被害率は80%を越えて
いる。また、The New England Journal of
Medicine(Vol.31)によれば、注射後の針にささ
れることはもつとも危険なことであり、容易にエ
イズまたは肝炎等の体液性感染病に感染される。
の欠点は極めて容易に医薬人員の思いがけないさ
さり傷による体液感染である。プラスチツク製注
射器の注射針には保護用カバーが付けられ、使う
時はそのカバーを取り外して薬液を吸入し、注射
が終わつて捨てる前に、医薬人員は前記カバーを
付け戻し、医薬廃棄物を扱う作業者が誤つて前記
注射針の針先によつて不意なささり傷を受けるこ
とを防いでいる。ところが、一般的に使用されて
いる注射器の針カバーは口径が小さいため、付け
戻しがなかなか難しく、特に、緊急状況または仕
事の圧力下においてカバーを付け戻す際に、医薬
人員は極めて容易に注射後の針によつて思いがけ
ないさされ傷を受けるものである。1987年8月21
日アメリカ衛生省が出版したMorbidity and
Mortality Weekly Report(Vol.36,No.2S)の研
究報告によると、調査を受けた883名の医薬人員
の中、708名が注射後の針による不意なさされ傷
を受けた経験があり、その被害率は80%を越えて
いる。また、The New England Journal of
Medicine(Vol.31)によれば、注射後の針にささ
れることはもつとも危険なことであり、容易にエ
イズまたは肝炎等の体液性感染病に感染される。
エイズが全世界に迅速に蔓延している。アメリ
カ衛生省の統計によると1988年5月までには
68052件のエイズ病例が見つかり、その中、34088
人が死亡しており、1991年までは150万人が帯菌
者になると予測されている。それ故、如何にして
医薬人員及び医療廃棄物を扱う作業者が注射針の
傷害を受けず、またはエイズに感染されないこと
は目前の医学界の一刻も遅らすことのできない、
すぐにも解決すべき課題である。
カ衛生省の統計によると1988年5月までには
68052件のエイズ病例が見つかり、その中、34088
人が死亡しており、1991年までは150万人が帯菌
者になると予測されている。それ故、如何にして
医薬人員及び医療廃棄物を扱う作業者が注射針の
傷害を受けず、またはエイズに感染されないこと
は目前の医学界の一刻も遅らすことのできない、
すぐにも解決すべき課題である。
この考案の目的は即ち絶対安全な医療用注射器
を提供することであり、それで注射を終わらせば
注射針は自動的に中空ピストン内に落ち込んで外
へ露出せず、それを使用した後医薬人員は針カバ
ーの付け戻しまたはその他いかなる処理をも必要
とせず、ただちにそれをすてることができるた
め、思いかけないさされ傷による体液性感染病に
感染されるおそれがない。医薬廃棄物を扱う者お
よびその他の人々にとつても思いがけないさされ
傷を受ける心配がない。
を提供することであり、それで注射を終わらせば
注射針は自動的に中空ピストン内に落ち込んで外
へ露出せず、それを使用した後医薬人員は針カバ
ーの付け戻しまたはその他いかなる処理をも必要
とせず、ただちにそれをすてることができるた
め、思いかけないさされ傷による体液性感染病に
感染されるおそれがない。医薬廃棄物を扱う者お
よびその他の人々にとつても思いがけないさされ
傷を受ける心配がない。
この考案の次の目的は上記形式の安全注射器を
提供し、それの使用前後の外観は極めて大きい違
いがあり、且つ使用後注射針は安全注射器内部に
落ち込むので重複使用の可能は絶対にあり得ない
ことにある。同時に注射を受ける患者は直接外観
からその安全注射器が使用されたものであるか否
かを判断することができ、患者の安全感を高める
ことができる。
提供し、それの使用前後の外観は極めて大きい違
いがあり、且つ使用後注射針は安全注射器内部に
落ち込むので重複使用の可能は絶対にあり得ない
ことにある。同時に注射を受ける患者は直接外観
からその安全注射器が使用されたものであるか否
かを判断することができ、患者の安全感を高める
ことができる。
上記目的等を達成する安全注射器は、円筒形薬
剤容器と、容器内部に伸入し並びに軸方向に移動
できる突起リング及び中空ピストンを含む。中空
ピストンの先端には閉塞部品に閉塞されている開
口端があり、注射器の針は終始弾力作用を受けて
軸方向のすべり趨勢を持つ針支持部上に固定さ
れ、針支持部は注射する前は挟み装置に挟まれて
注射準備位置に位置付けられてある。
剤容器と、容器内部に伸入し並びに軸方向に移動
できる突起リング及び中空ピストンを含む。中空
ピストンの先端には閉塞部品に閉塞されている開
口端があり、注射器の針は終始弾力作用を受けて
軸方向のすべり趨勢を持つ針支持部上に固定さ
れ、針支持部は注射する前は挟み装置に挟まれて
注射準備位置に位置付けられてある。
この発明に係る安全注射器を使用して注射を行
う場合、医薬人員は中空ピストンとその先端に付
けてある突起リングを押し、薬剤容器内の薬液は
針の流体通路を経て患者の体内に注入される。中
空ピストンが容器の最先端までに押さえられたら
先に閉塞部品を破壊し、そのほとんど同時にピス
トンは挟み装置を挟み位置から押し外し、針支持
部への挟み作用を失なわらせ、よつて針支持部は
スプリングに押さえられて後側に向かつて移動
し、並びに破壊された閉塞部品の後をついて中空
ピストンの中空胴部内に落ち込み、注射後の針は
完全に外部へ露出することなく、重複使用または
思いがけないさされ傷から起こる体液性感染を確
実にくい止めることができる。
う場合、医薬人員は中空ピストンとその先端に付
けてある突起リングを押し、薬剤容器内の薬液は
針の流体通路を経て患者の体内に注入される。中
空ピストンが容器の最先端までに押さえられたら
先に閉塞部品を破壊し、そのほとんど同時にピス
トンは挟み装置を挟み位置から押し外し、針支持
部への挟み作用を失なわらせ、よつて針支持部は
スプリングに押さえられて後側に向かつて移動
し、並びに破壊された閉塞部品の後をついて中空
ピストンの中空胴部内に落ち込み、注射後の針は
完全に外部へ露出することなく、重複使用または
思いがけないさされ傷から起こる体液性感染を確
実にくい止めることができる。
以下、この考案に関する詳細説明と図面をご参
照いただければ、更にこの考案の構造の特徴およ
び技術内容を理解することができるものである。
照いただければ、更にこの考案の構造の特徴およ
び技術内容を理解することができるものである。
図1および図2を参照下さい。この考案の安全
注射器10は円筒状の薬剤容器12を含む。上記
薬剤容器12の末端は開口端14となり、先端は
直径を縮小して首部16となり、首部16の中壁
には内ねじ17が設けられ、首部16の前部端面
18には針伸出孔19が設けられてある。内ねじ
17には弾性を持つ挟み装置20がねじ込まれ、
挟み装置20は円筒形ねじ部22の前半部と2個
の対称でできている張り出し挟み部24,26の
後半部に分かれ、円筒形ねじ部22は薬剤容器1
2の内ねじ17と相合してねじ込み固定され、2
個の対称で且つ大体L形にできている挟み部2
4,26はねじ部22と一体に作られており、こ
れら挟み部は弾力があつて内側に向かつて挟む力
を持つ。上記挟み装置20は上記薬剤容器12と
一体に製作されることもできる。注射針30は薬
液の出入りに供する流体通路31があり、針先3
2は患者の体に差し込める尖つた形となり、それ
によつて薬剤容器12内の薬剤は流体通路31を
経て患者の体内に注入することができる。注射針
30は予め針支持部34上に固定され、針支持部
34は2個の張り出して且つ内側に挟む力を持つ
弾性挟み部24,26に挟まれている。挟み部2
4,26の針支持部34に対する挟み作用を強め
るため、挟み部24,26と針支持部34上には
互いに相合わせる嵌め込み用突起28は恰度凹溝
36内に嵌め込まれるように作られる。それ故2
個の挟み部24,26は外側に開かれる状況下で
なければそれ自身の内側に向く弾力及び突起28
の嵌め込み作用により、確実に針支持部34を挟
むことができ、並びに注射針30を薬剤容器12
の針伸出孔19から伸出させて注射準備位置に位
置させることができる。また針支持部34の底面
には少なくとも1個の突起341が設けられ、針
支持部34と円筒形ねじ部22の間にはスプリン
グ38が組み付けられ、スプリング38は注射針
30を取り付けてある針支持部34に軸方向に移
動する弾力を与えるが、その弾力は注射する前は
挟み部24,26が針支持部34上に作用する挟
み作用力に克服されて作用を起こすことができな
い。また、上記安全注射器10は高周波加工また
はその他加工方式によつて中空ピストン50の前
縁に取り付けられている突起リング60を含み、
その突起リング60は中空ピストン50とプラン
ジヤー装置を構成し、開口端14から押し込み合
わせ方式によつて薬剤容器12の内部に押し込
み、並びに軸方向移動を行うことができる。突起
リング60及び中空ピストン50先端端面51に
よつて共同に薬剤容器12の開口端14を閉塞
し、突起リング60及び中空ピストン50の同調
軸方向移動による真空吸引方式を以て薬液を薬剤
容器12内部に充填させ、または薬剤容器12内
に充填されている薬液を注射針30の流体通路3
1から射出させる。中空ピストン50の内部は中
空状52となり、且つ先端端面51上には中空胴
部52に入る開口部54を予めのこしておくが、
その開口部54は注射前は閉塞部品56によつて
緊密に閉塞される。中空ピストン50の末端には
医療人員に持たせる閉塞取手端58が付けられて
いる。
注射器10は円筒状の薬剤容器12を含む。上記
薬剤容器12の末端は開口端14となり、先端は
直径を縮小して首部16となり、首部16の中壁
には内ねじ17が設けられ、首部16の前部端面
18には針伸出孔19が設けられてある。内ねじ
17には弾性を持つ挟み装置20がねじ込まれ、
挟み装置20は円筒形ねじ部22の前半部と2個
の対称でできている張り出し挟み部24,26の
後半部に分かれ、円筒形ねじ部22は薬剤容器1
2の内ねじ17と相合してねじ込み固定され、2
個の対称で且つ大体L形にできている挟み部2
4,26はねじ部22と一体に作られており、こ
れら挟み部は弾力があつて内側に向かつて挟む力
を持つ。上記挟み装置20は上記薬剤容器12と
一体に製作されることもできる。注射針30は薬
液の出入りに供する流体通路31があり、針先3
2は患者の体に差し込める尖つた形となり、それ
によつて薬剤容器12内の薬剤は流体通路31を
経て患者の体内に注入することができる。注射針
30は予め針支持部34上に固定され、針支持部
34は2個の張り出して且つ内側に挟む力を持つ
弾性挟み部24,26に挟まれている。挟み部2
4,26の針支持部34に対する挟み作用を強め
るため、挟み部24,26と針支持部34上には
互いに相合わせる嵌め込み用突起28は恰度凹溝
36内に嵌め込まれるように作られる。それ故2
個の挟み部24,26は外側に開かれる状況下で
なければそれ自身の内側に向く弾力及び突起28
の嵌め込み作用により、確実に針支持部34を挟
むことができ、並びに注射針30を薬剤容器12
の針伸出孔19から伸出させて注射準備位置に位
置させることができる。また針支持部34の底面
には少なくとも1個の突起341が設けられ、針
支持部34と円筒形ねじ部22の間にはスプリン
グ38が組み付けられ、スプリング38は注射針
30を取り付けてある針支持部34に軸方向に移
動する弾力を与えるが、その弾力は注射する前は
挟み部24,26が針支持部34上に作用する挟
み作用力に克服されて作用を起こすことができな
い。また、上記安全注射器10は高周波加工また
はその他加工方式によつて中空ピストン50の前
縁に取り付けられている突起リング60を含み、
その突起リング60は中空ピストン50とプラン
ジヤー装置を構成し、開口端14から押し込み合
わせ方式によつて薬剤容器12の内部に押し込
み、並びに軸方向移動を行うことができる。突起
リング60及び中空ピストン50先端端面51に
よつて共同に薬剤容器12の開口端14を閉塞
し、突起リング60及び中空ピストン50の同調
軸方向移動による真空吸引方式を以て薬液を薬剤
容器12内部に充填させ、または薬剤容器12内
に充填されている薬液を注射針30の流体通路3
1から射出させる。中空ピストン50の内部は中
空状52となり、且つ先端端面51上には中空胴
部52に入る開口部54を予めのこしておくが、
その開口部54は注射前は閉塞部品56によつて
緊密に閉塞される。中空ピストン50の末端には
医療人員に持たせる閉塞取手端58が付けられて
いる。
薬剤容器12の外部に露出している注射針30
は必要に応じ針カバー(図示されていない)を以
て嵌め付け、思いがけないさされ傷を避ける。
尚、注射針30は使用前は人体に不意のさされ傷
を与える可能性はあるが、その不意のさされ傷に
よる体液性感染の恐れはない。
は必要に応じ針カバー(図示されていない)を以
て嵌め付け、思いがけないさされ傷を避ける。
尚、注射針30は使用前は人体に不意のさされ傷
を与える可能性はあるが、その不意のさされ傷に
よる体液性感染の恐れはない。
図2を参照して下さい。注射を行わない時は注
射針30が付いている針支持部34は挟み装置2
0によつて挟まれ、注射準備位置に位置付けられ
る。注射を行う前は中空ピストン50を後側に引
いて薬剤容器12内に真空吸引力を発生させ、外
部供給の薬液を注射針30の流体通路31を経て
薬剤容器12内に充填させる。
射針30が付いている針支持部34は挟み装置2
0によつて挟まれ、注射準備位置に位置付けられ
る。注射を行う前は中空ピストン50を後側に引
いて薬剤容器12内に真空吸引力を発生させ、外
部供給の薬液を注射針30の流体通路31を経て
薬剤容器12内に充填させる。
注射を行う場合は先ず注射針30の針先32を
患者の体内に刺し込む。患者の皮膚を刺し破る
時、注射針30に与えられる反作用力は挟み装置
20の針支持部34上に与える挟み作用力に克服
され、中空ピストン50が前側に押し込まれた場
合、薬剤容器12内の薬液は流体通路31から押
し出されて患者の体内に注入される。
患者の体内に刺し込む。患者の皮膚を刺し破る
時、注射針30に与えられる反作用力は挟み装置
20の針支持部34上に与える挟み作用力に克服
され、中空ピストン50が前側に押し込まれた場
合、薬剤容器12内の薬液は流体通路31から押
し出されて患者の体内に注入される。
図3を参照して下さい。中空ピストン50が最
先端まで押さえられようとする時、針支持部34
の底面35上の突起341は挟み部24,26の
挟み部底面29よりも低くできているため、先に
中空ピストン50の先端開口部54を閉塞してい
る閉塞部品56と接触し、並びにその閉塞部品5
6を開口部54から離脱する位置まで押し動かす
か、または例え押しこわす方式を以て閉塞部品5
6を破壊する。
先端まで押さえられようとする時、針支持部34
の底面35上の突起341は挟み部24,26の
挟み部底面29よりも低くできているため、先に
中空ピストン50の先端開口部54を閉塞してい
る閉塞部品56と接触し、並びにその閉塞部品5
6を開口部54から離脱する位置まで押し動かす
か、または例え押しこわす方式を以て閉塞部品5
6を破壊する。
図4を参照して下さい。中空ピストン50が継
続に最先端まで押されたら、開口部54を閉塞す
る閉塞部品56を押し落としまたは押しこわし、
同時に中空ピストン50の先端端面51は張り出
し弾性挟み部24,26の底面29と接触し、並
びに弾性挟み部24,26を前に押さえて外へ拡
張させ、その弾性挟み部24,26は針支持部3
4の挟み作用を失い、同時に嵌め込み用突起28
も凹溝36の制限から離脱する。この状況下に於
いて注射針30を被う患者の皮膚(図示されてい
ない)だけが差し入れている注射針30に挟み作
用を提供しており、注射針30及び針支持部34
は一時的に注射位置に維持することができる。医
薬人員が注射を終わらし、患者の体から注射針3
0を完全に抜き出したら、挟み作用を完全に失つ
た針支持部34はスプリング38が与えた軸方向
の力により後側に押さえられ、並びに閉塞部品5
6が予め破壊されて開いてある開口部54を通つ
て中空ピストン50の中空胴部52に入り、完全
に外へ露出しない。
続に最先端まで押されたら、開口部54を閉塞す
る閉塞部品56を押し落としまたは押しこわし、
同時に中空ピストン50の先端端面51は張り出
し弾性挟み部24,26の底面29と接触し、並
びに弾性挟み部24,26を前に押さえて外へ拡
張させ、その弾性挟み部24,26は針支持部3
4の挟み作用を失い、同時に嵌め込み用突起28
も凹溝36の制限から離脱する。この状況下に於
いて注射針30を被う患者の皮膚(図示されてい
ない)だけが差し入れている注射針30に挟み作
用を提供しており、注射針30及び針支持部34
は一時的に注射位置に維持することができる。医
薬人員が注射を終わらし、患者の体から注射針3
0を完全に抜き出したら、挟み作用を完全に失つ
た針支持部34はスプリング38が与えた軸方向
の力により後側に押さえられ、並びに閉塞部品5
6が予め破壊されて開いてある開口部54を通つ
て中空ピストン50の中空胴部52に入り、完全
に外へ露出しない。
薬剤容器12と中空ピストン50の間には互い
に相合す楔形制限突起リング11及び59が設け
られ、その互いに相合す楔形制限突起リング1
1,59は最先端までに押さえられた中空ピスト
ン50の止め作用があり、使用後の中空ピストン
50が反対方向に抜き出されることを避け、同時
に使用後の廃棄注射器の占める体積を縮小するこ
とができる。
に相合す楔形制限突起リング11及び59が設け
られ、その互いに相合す楔形制限突起リング1
1,59は最先端までに押さえられた中空ピスト
ン50の止め作用があり、使用後の中空ピストン
50が反対方向に抜き出されることを避け、同時
に使用後の廃棄注射器の占める体積を縮小するこ
とができる。
薬剤容器12の外壁には容積目盛15が刻ま
れ、医薬人員の薬剤容器12内に充填されてある
薬剤量の判明に供す。
れ、医薬人員の薬剤容器12内に充填されてある
薬剤量の判明に供す。
図2から図4までに示すこの考案に係る安全注
射器10の注射過程から、医薬人員が注射器10
及び注射針30を患者の体から抜き出し、注射を
終わらした同時に、注射針30が付く針支持部3
4はすべての挟み作用力を失い、スプリング38
によつて中空ピストン50の中空胴部52内に押
し込まれ、完全に外へ露出しないことが明らかで
ある。医薬人員及び医薬廃棄物を扱う人々に対
し、注射後の針に不意のささ傷を受けたり、エイ
ズまたは肝炎等体液性感染病に感染される心配が
ない。
射器10の注射過程から、医薬人員が注射器10
及び注射針30を患者の体から抜き出し、注射を
終わらした同時に、注射針30が付く針支持部3
4はすべての挟み作用力を失い、スプリング38
によつて中空ピストン50の中空胴部52内に押
し込まれ、完全に外へ露出しないことが明らかで
ある。医薬人員及び医薬廃棄物を扱う人々に対
し、注射後の針に不意のささ傷を受けたり、エイ
ズまたは肝炎等体液性感染病に感染される心配が
ない。
図1はこの考案に係る安全注射器の分解透視図
であり、その一部は断面である。図2は安全注射
器の注射前及び組み合わせ状態を表した断面図で
ある。図3は図2と近似であるが、その安全注射
器はすぐにも注射を完了する状態を表している。
図4は安全注射器が注射を完了した後、注射針が
中空ピストンの内部に落ち込んだ時の断面図であ
る。 10……注射器、12……薬剤容器、11……
制限突起リング、15……容積目盛、14……開
口端、16……首部、17……内ねじ、19……
注射針伸出孔、18……前部端面、22……円筒
形ねじ部、20……挟み装置、28……嵌め込み
用突起、24,26……張り出し挟み部、29…
…挟み部底面、30……注射針、31……流体通
路、32……針先、34……針支持部、341…
…突起、35……底面、36……円周凹溝、38
……スプリング、50……中空ピストン、51…
…前端端面、52……中空胴部、54……開口
部、56……閉塞部品、58……閉塞取手端、5
9……制限突起リング、60……突起リング。
であり、その一部は断面である。図2は安全注射
器の注射前及び組み合わせ状態を表した断面図で
ある。図3は図2と近似であるが、その安全注射
器はすぐにも注射を完了する状態を表している。
図4は安全注射器が注射を完了した後、注射針が
中空ピストンの内部に落ち込んだ時の断面図であ
る。 10……注射器、12……薬剤容器、11……
制限突起リング、15……容積目盛、14……開
口端、16……首部、17……内ねじ、19……
注射針伸出孔、18……前部端面、22……円筒
形ねじ部、20……挟み装置、28……嵌め込み
用突起、24,26……張り出し挟み部、29…
…挟み部底面、30……注射針、31……流体通
路、32……針先、34……針支持部、341…
…突起、35……底面、36……円周凹溝、38
……スプリング、50……中空ピストン、51…
…前端端面、52……中空胴部、54……開口
部、56……閉塞部品、58……閉塞取手端、5
9……制限突起リング、60……突起リング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒形薬剤容器に開口端および直径を縮小し
た首部がある、 首部には挟み装置が設けられ、挟み装置には
張り出し弾性挟み部があり、その挟み部は内側
に向かう挟み趨勢を持つ、 注射用針を付帯する針支持部があり、その針
支持部は挟み部に緊密に挟まれ、且つ注射針は
薬剤容器の外部に伸出して注射の予備位置に位
置付けられてある。 スプリングがあり、それは針支持部上に弾力
を与え、針支持部が軸方向に移動する趨勢を持
たす、及び、 少部分が容器の開口端に挿入され、押し込み
合わせ方式を以て容器壁と接合される中空ピス
トンで、それには先端端面と中空胴部があり、
先端端面には中空胴部と連通する開口部が予め
設けられ、開口部は一時的閉塞部品に閉塞され
ている、中空ピストンが薬剤容器の首部に向か
つて押し込まれた場合、閉塞部品は針支持部と
接触して閉塞部品は先に破壊され、そのほとん
ど同時に中空ピストンの先端端面に押されて挟
み部は外側に向かつて拡大され、それによつて
挟み部は針支持部への挟み作用を解除し、並び
にスプリングの弾力によつて針支持部を中空ピ
ストンの中空胴部に押し込むことを特徴とする
安全注射器。 (2) 中空ピストンにはストツパーがあり、中空ピ
ストンが針支持部と接触する位置まで押さえら
れた場合、それのもどり運動が制限されること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の安全注射器。 (3) ストツパーは各々容器内壁及び中空ピストン
の外壁に設けられている互いに合わせられる楔
型制限リングから組成されることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第2項記載の安全注射
器。 (4) 挟み部の針支持部との接触面上には嵌め込み
突起が設けられ、且つ針支持部上にはそれと合
わせる凹溝があり、挟み部が針支持部を緊密に
挟んだ場合、その嵌め込み突起は恰度凹溝内に
嵌め込まれることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の安全注射器。 (5) 針支持部には最少一つの下向に延伸する突起
があり、それが閉塞部品と接触した場合、その
閉塞部品を破壊することを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の安全注射器。 (6) 挟み装置が薬剤容器と一体に連結されたこと
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載の安全注射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215590U JPH0541705Y2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215590U JPH0541705Y2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420351U JPH0420351U (ja) | 1992-02-20 |
JPH0541705Y2 true JPH0541705Y2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=31591049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215590U Expired - Lifetime JPH0541705Y2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541705Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2320783C (en) * | 2000-01-04 | 2008-04-01 | Becton, Dickinson And Company | Retracting needle syringe |
JP4594147B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-12-08 | テルモ株式会社 | シリンジ用外筒、シリンジ、シリンジ用外筒の射出成形用金型およびシリンジ用外筒の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-11 JP JP6215590U patent/JPH0541705Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420351U (ja) | 1992-02-20 |
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