JPH054168B2 - - Google Patents
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- JPH054168B2 JPH054168B2 JP10816684A JP10816684A JPH054168B2 JP H054168 B2 JPH054168 B2 JP H054168B2 JP 10816684 A JP10816684 A JP 10816684A JP 10816684 A JP10816684 A JP 10816684A JP H054168 B2 JPH054168 B2 JP H054168B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/02—Sand moulds or like moulds for shaped castings
- B22C9/04—Use of lost patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はロストワツクス法によつてなされる
精密鋳造において、中子をシエルモールドによつ
て形成することで中子溶出工程を省略した鋳造鋳
型の製造方法に関するものである。
精密鋳造において、中子をシエルモールドによつ
て形成することで中子溶出工程を省略した鋳造鋳
型の製造方法に関するものである。
(従来例)
従来、ロストワツクス法によつてなされる精密
鋳造に用いられる鋳造鋳型は、ワツクス製の主
型、つまり精密鋳造用消失模型に、コロイダルシ
リカ、溶融シリカ、ジルコンなどによつてなるス
ラリ液をコーテイングしたのち、アルミナサンド
をコーテイングして乾燥する処理を回数繰り返
し、ついで加熱を行なつて上記消失模型を除去
(脱ロウ)したのち、焼成することによつて得ら
れる。
鋳造に用いられる鋳造鋳型は、ワツクス製の主
型、つまり精密鋳造用消失模型に、コロイダルシ
リカ、溶融シリカ、ジルコンなどによつてなるス
ラリ液をコーテイングしたのち、アルミナサンド
をコーテイングして乾燥する処理を回数繰り返
し、ついで加熱を行なつて上記消失模型を除去
(脱ロウ)したのち、焼成することによつて得ら
れる。
したがつて、たとえば第10図に示すようなド
ラム9をロストワツクス法による精密鋳造で成型
する場合には、まず,第11図に示すように、ポ
リエチレングリコール、重ソウ、などからなるワ
ツクスを射出成型することで分割中子11A,1
1Bを形成し、これら分割中子11A,11Bの
接着面11a,11bにコロイダルシリカ系、リ
ン酸塩系、アルカリ金属ケイ酸塩系などの無機系
接着剤12を塗布して、第12図に示すように接
着剤12の層を介して分割中子11A,11Bが
互いに接着された中子11を形成する。
ラム9をロストワツクス法による精密鋳造で成型
する場合には、まず,第11図に示すように、ポ
リエチレングリコール、重ソウ、などからなるワ
ツクスを射出成型することで分割中子11A,1
1Bを形成し、これら分割中子11A,11Bの
接着面11a,11bにコロイダルシリカ系、リ
ン酸塩系、アルカリ金属ケイ酸塩系などの無機系
接着剤12を塗布して、第12図に示すように接
着剤12の層を介して分割中子11A,11Bが
互いに接着された中子11を形成する。
つぎに、第13図の主型の成型金属13A,1
3Bと中子11とで形成される空間14に、ユリ
ア樹脂、尿素樹脂などのワツクスを射出して、第
14図に示すように、中子11を有する精密鋳造
用消失模型15を形成する。
3Bと中子11とで形成される空間14に、ユリ
ア樹脂、尿素樹脂などのワツクスを射出して、第
14図に示すように、中子11を有する精密鋳造
用消失模型15を形成する。
ついで、第15図に示すように、濃度12%の塩
酸水溶液16中に中子11を有する消失模型15
を浸漬して中子11を溶出し、第16図に示す消
失模型15を得たのち、コロイダルシリカ、溶融
シリカ、ジルコンなどからなるスラリ液をコーテ
イングし、さらにアルミナサンドをコーテイング
して乾燥(自然乾燥)する処理を数回繰り返し
て、第17図のように、コーテイング層17を形
成する。
酸水溶液16中に中子11を有する消失模型15
を浸漬して中子11を溶出し、第16図に示す消
失模型15を得たのち、コロイダルシリカ、溶融
シリカ、ジルコンなどからなるスラリ液をコーテ
イングし、さらにアルミナサンドをコーテイング
して乾燥(自然乾燥)する処理を数回繰り返し
て、第17図のように、コーテイング層17を形
成する。
つぎに、加熱室に装入して圧力5Kg/cm2、温度
145℃のスチームによつて加熱処理を行ない、第
18図のように、ワツクス製の消失模型15を溶
融流出させる脱ロウ処理を施し、ついで温度1000
℃の加熱炉中で2.5時間焼成処理することによつ
て鋳型18が形成され、この鋳型18の中空部1
8aに溶融金属を鋳込み、放冷後ハンマによる打
圧もしくは加振装置によつて振動を与えること
で、鋳型18をばらし除去して、第10図に示す
ドラム9が得られる。
145℃のスチームによつて加熱処理を行ない、第
18図のように、ワツクス製の消失模型15を溶
融流出させる脱ロウ処理を施し、ついで温度1000
℃の加熱炉中で2.5時間焼成処理することによつ
て鋳型18が形成され、この鋳型18の中空部1
8aに溶融金属を鋳込み、放冷後ハンマによる打
圧もしくは加振装置によつて振動を与えること
で、鋳型18をばらし除去して、第10図に示す
ドラム9が得られる。
しかしながら、上記従来の方法で鋳型18を製
造するに際し、第12図に示した中子11は上述
のワツクスによつて形成されているから、第15
図のように塩酸水溶液16中に溶出させる煩雑な
処理を施さなければならない問題がある。
造するに際し、第12図に示した中子11は上述
のワツクスによつて形成されているから、第15
図のように塩酸水溶液16中に溶出させる煩雑な
処理を施さなければならない問題がある。
(発明の目的)
この発明は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、中子をシエルモールドによつて形
成することで、煩雑な中子溶出工程を省略し、苛
性処理によつて中子を容易に除去できるようにし
て作業性の向上を図つた鋳造鋳型の製造方法を提
供することを目的とする。
されたもので、中子をシエルモールドによつて形
成することで、煩雑な中子溶出工程を省略し、苛
性処理によつて中子を容易に除去できるようにし
て作業性の向上を図つた鋳造鋳型の製造方法を提
供することを目的とする。
(発明の構成)
上記目的を達成するため、この発明は精密鋳造
用消失模型を使用する鋳造鋳型の製造方法におい
て、中子砂を合成樹脂粘結剤により結合させて中
子を作り、ついでこの中子にSiO220〜30%(重
量%、以下単に%で示す)、Na2O1〜6%、LiO2
0.1〜0.5%、界面活性剤0.005〜1.0%、残りが水、
よりなる含浸剤を含浸させ、この上に消失模型を
形成し、鋳物砂を消失模型の表面にコーテイング
したのち加熱して消失模型を除去させて鋳型を製
造するようになされている。
用消失模型を使用する鋳造鋳型の製造方法におい
て、中子砂を合成樹脂粘結剤により結合させて中
子を作り、ついでこの中子にSiO220〜30%(重
量%、以下単に%で示す)、Na2O1〜6%、LiO2
0.1〜0.5%、界面活性剤0.005〜1.0%、残りが水、
よりなる含浸剤を含浸させ、この上に消失模型を
形成し、鋳物砂を消失模型の表面にコーテイング
したのち加熱して消失模型を除去させて鋳型を製
造するようになされている。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
第1図はこの発明に適用される中子の断面図を
示し、該中子1はケイ砂(中子砂)97.5%〜98重
量%と石炭酸樹脂からなる合成樹脂結合剤2.0〜
2.5重量%によつて形成されている。
示し、該中子1はケイ砂(中子砂)97.5%〜98重
量%と石炭酸樹脂からなる合成樹脂結合剤2.0〜
2.5重量%によつて形成されている。
すなわち、第2図に示すように電気代ヒータも
しくはガス燃焼式ヒータ(図示せず)によつて、
常時250℃〜300℃に加熱保持された中子成形金型
2A,2Bの空間2a内に、上記中子砂と合成樹
脂結合剤からなり、平均粒径が約150メツシユの
シコルモールド用鋳物砂をエアブロー方式によつ
て吹き込み、約30秒加熱保持することで金型2
A,2B内で一旦溶融してから硬化する合成樹脂
結合剤によつて、中子砂が結合されて、第1図の
中子1が形成される。
しくはガス燃焼式ヒータ(図示せず)によつて、
常時250℃〜300℃に加熱保持された中子成形金型
2A,2Bの空間2a内に、上記中子砂と合成樹
脂結合剤からなり、平均粒径が約150メツシユの
シコルモールド用鋳物砂をエアブロー方式によつ
て吹き込み、約30秒加熱保持することで金型2
A,2B内で一旦溶融してから硬化する合成樹脂
結合剤によつて、中子砂が結合されて、第1図の
中子1が形成される。
つぎにSiO220〜30重量%、Na2O1〜6重量%、
LiO20.1〜0.5重量%、アニオン系界面活性剤0.005
〜1.0重量%、残りが水からなる水ガラス系の含
浸剤3(第3図)内に中子1を浸漬し、中子1に
含浸剤3を含浸させる。
LiO20.1〜0.5重量%、アニオン系界面活性剤0.005
〜1.0重量%、残りが水からなる水ガラス系の含
浸剤3(第3図)内に中子1を浸漬し、中子1に
含浸剤3を含浸させる。
上記含浸剤3のSiO2の組成割合が20重量%以
下の場合は粘度が低く、粘結力が小さくなつて中
子1の形状保持能力が低下し、組成割合が30重量
%を超えると、粘度が高くなり過ぎ、中子1に含
浸され難くなるため、20〜30重量%の組成割合で
良好な含浸状態が得られる。
下の場合は粘度が低く、粘結力が小さくなつて中
子1の形状保持能力が低下し、組成割合が30重量
%を超えると、粘度が高くなり過ぎ、中子1に含
浸され難くなるため、20〜30重量%の組成割合で
良好な含浸状態が得られる。
また、Na2Oの組成割合が1重量%以下の場合
は強度が小さく、6重量%を超えると後述する焼
成工程時に熱変形が生じて鋳型の精度が損われる
ため、1〜6重量%の組成割合で所定の強度を確
保し、かつ熱変形が生じない中子1を得ることが
できる。
は強度が小さく、6重量%を超えると後述する焼
成工程時に熱変形が生じて鋳型の精度が損われる
ため、1〜6重量%の組成割合で所定の強度を確
保し、かつ熱変形が生じない中子1を得ることが
できる。
LiO2は後述するコーテイング層の形成および
自然乾燥工程において、吸水による中子1の軟化
溶解、つまり潮解性をなくすために配合され、か
つアニオン系の界面活性剤によつて、中子1に対
する含浸が有効に促進される。
自然乾燥工程において、吸水による中子1の軟化
溶解、つまり潮解性をなくすために配合され、か
つアニオン系の界面活性剤によつて、中子1に対
する含浸が有効に促進される。
上記水ガラス系の含浸剤3が含浸された中子1
を、第4図に示すように主型の成形金型、つまり
精密鋳造用消失模型の成形金型4A,4B内に定
置し、成型金型4A,4Bと中子1でで形成され
た空間5に、ユリア樹脂、尿素樹脂などのワツク
スを射出して、第5図に示すように、中子1を有
する精密鋳造用消失模型6を成型する。
を、第4図に示すように主型の成形金型、つまり
精密鋳造用消失模型の成形金型4A,4B内に定
置し、成型金型4A,4Bと中子1でで形成され
た空間5に、ユリア樹脂、尿素樹脂などのワツク
スを射出して、第5図に示すように、中子1を有
する精密鋳造用消失模型6を成型する。
つぎに、中子1を有する精密鋳造用消失模型6
に対して、コロイダルシリカ、溶融シリカ、ジル
コンなどによつてなるスラリ液をコーテイング
し、さらにアルミナサンドをコーテイングして自
然乾燥する処理を数回(たとえば8回)繰り返し
て、第6図に示すように、コーテイング層7を形
成する。この場合、上述のLiO2によつて中子1
の潮解が阻止され、その形状が保持される。
に対して、コロイダルシリカ、溶融シリカ、ジル
コンなどによつてなるスラリ液をコーテイング
し、さらにアルミナサンドをコーテイングして自
然乾燥する処理を数回(たとえば8回)繰り返し
て、第6図に示すように、コーテイング層7を形
成する。この場合、上述のLiO2によつて中子1
の潮解が阻止され、その形状が保持される。
第6図のように、中子1と精密鋳造用消失模型
6とを覆うコーテイング層7を形成したのち、加
熱室に装入し、圧力5Kg/cm2、温度145℃のスチ
ームによつて加熱処理を行ない、第7図のように
ワツクス製の消失模型6を溶融流出させる脱ロウ
処理を施し、つづいて温度1000℃の加熱炉中で
2.5時間焼成処理することによつて、中子1とコ
ーテイング層7とからなる鋳型8が形成される。
6とを覆うコーテイング層7を形成したのち、加
熱室に装入し、圧力5Kg/cm2、温度145℃のスチ
ームによつて加熱処理を行ない、第7図のように
ワツクス製の消失模型6を溶融流出させる脱ロウ
処理を施し、つづいて温度1000℃の加熱炉中で
2.5時間焼成処理することによつて、中子1とコ
ーテイング層7とからなる鋳型8が形成される。
上記の焼成処理を施すことによつて、中子1を
形成している石炭酸樹脂からなる合成樹脂結合剤
は焼失されるけれども、上述の水ガラス系の含浸
剤3によつて、中子1は形くずれすることなく形
状を保持される。
形成している石炭酸樹脂からなる合成樹脂結合剤
は焼失されるけれども、上述の水ガラス系の含浸
剤3によつて、中子1は形くずれすることなく形
状を保持される。
つづいて、第7図の鋳型8の空間8a内に溶融
金属を鋳込み、放冷後、ハンマによる打圧もしく
は加振装置によつて振動を与えることで、第8図
のように、コーテイング層7からなる外部鋳型8
の全てと、中子1の一部をばらして除去して、中
子1を有するドラム、すなわち鋳造品9を得る。
つづいて、第9図に示すように、電気式ヒータも
しくはガス燃焼式ヒータからなる熱装置(図示せ
ず)によつて常時約550℃の温度に保持されてい
る苛性ソーダ10内に、中子1を有する鋳造品9
を4時間定置する。
金属を鋳込み、放冷後、ハンマによる打圧もしく
は加振装置によつて振動を与えることで、第8図
のように、コーテイング層7からなる外部鋳型8
の全てと、中子1の一部をばらして除去して、中
子1を有するドラム、すなわち鋳造品9を得る。
つづいて、第9図に示すように、電気式ヒータも
しくはガス燃焼式ヒータからなる熱装置(図示せ
ず)によつて常時約550℃の温度に保持されてい
る苛性ソーダ10内に、中子1を有する鋳造品9
を4時間定置する。
これによつて、中子1と苛性ソーダ10は
SiO2+2NaOH→Na2SiO3+H2Oのように反応
し、スラツジ(Na2SiO3)として鋳造品9から容
易かつ適正に除去され、第10図に示す形状の鋳
造品9が得られる。
SiO2+2NaOH→Na2SiO3+H2Oのように反応
し、スラツジ(Na2SiO3)として鋳造品9から容
易かつ適正に除去され、第10図に示す形状の鋳
造品9が得られる。
このように、中子砂を合成樹脂粘結剤によつて
結合させることで中子1を作り、この中子1に水
ガラス系含浸剤3を含浸させ、この上に消失模型
6を形成するようになされているから、中子1は
従来のように塩酸水溶液中に溶出させる煩雑な処
理によることなく、苛性ソーダ10内に浸漬させ
る苛性処理によつて容易に除去できるため、作業
性の向上が期待される。
結合させることで中子1を作り、この中子1に水
ガラス系含浸剤3を含浸させ、この上に消失模型
6を形成するようになされているから、中子1は
従来のように塩酸水溶液中に溶出させる煩雑な処
理によることなく、苛性ソーダ10内に浸漬させ
る苛性処理によつて容易に除去できるため、作業
性の向上が期待される。
(発明の効果)
以上説明したように、この発明によれば、中子
砂を合成樹脂粘結剤により結合させて中子を作
り、ついでこの中子に水ガラス系の含浸剤を含浸
させ、この上に精密鋳造用消失模型を形成するよ
うになされているから、塩酸水溶液による中子の
溶出を省いて苛性処理により容易に中子を除去す
ることができ、作業性が向上する。
砂を合成樹脂粘結剤により結合させて中子を作
り、ついでこの中子に水ガラス系の含浸剤を含浸
させ、この上に精密鋳造用消失模型を形成するよ
うになされているから、塩酸水溶液による中子の
溶出を省いて苛性処理により容易に中子を除去す
ることができ、作業性が向上する。
第1図はこの発明に適用される中子の断面図、
第2図は中子の成形状態の一例を示す概略断面
図、第3図は中子に対する含浸剤の含浸処理状態
を示す断面図、第4図は中子が主型の成形金型内
に定置された状態を示す断面図、第5図は中子を
有する精密鋳造用消失模型の断面図、第6図はコ
ーテイング層の形成状態を示す断面図、第7図は
脱ロウ処理と焼成処理を施して得られた鋳型の断
面図、第8図は外部鋳型がばらし除去された状態
を示す断面図、第9図は苛性ソーダ内に中子を有
する鋳造品を定置した状態を示す断面図、第10
図は鋳造品の一例を示す断面図、第11図は従来
の分割中子の断面図、第12図は従来の中子の断
面図、第13図は従来の主型成形金型内に中子を
定置した状態を示す断面図、第14図は従来の中
子を有する消失模型の断面図、第15図は従来の
中子溶出処理工程を示す断面図、第16図は従来
の精密鋳造用消失模型の断面図、第17図は従来
のコーテイング層の形成状態を示す断面図、第1
8図は従来の脱ロウ処理と焼成処理を施して得ら
れた従来の鋳型の断面図である。 1……中子、3……含浸剤、6……精密鋳造用
消失模型、8……鋳型。
第2図は中子の成形状態の一例を示す概略断面
図、第3図は中子に対する含浸剤の含浸処理状態
を示す断面図、第4図は中子が主型の成形金型内
に定置された状態を示す断面図、第5図は中子を
有する精密鋳造用消失模型の断面図、第6図はコ
ーテイング層の形成状態を示す断面図、第7図は
脱ロウ処理と焼成処理を施して得られた鋳型の断
面図、第8図は外部鋳型がばらし除去された状態
を示す断面図、第9図は苛性ソーダ内に中子を有
する鋳造品を定置した状態を示す断面図、第10
図は鋳造品の一例を示す断面図、第11図は従来
の分割中子の断面図、第12図は従来の中子の断
面図、第13図は従来の主型成形金型内に中子を
定置した状態を示す断面図、第14図は従来の中
子を有する消失模型の断面図、第15図は従来の
中子溶出処理工程を示す断面図、第16図は従来
の精密鋳造用消失模型の断面図、第17図は従来
のコーテイング層の形成状態を示す断面図、第1
8図は従来の脱ロウ処理と焼成処理を施して得ら
れた従来の鋳型の断面図である。 1……中子、3……含浸剤、6……精密鋳造用
消失模型、8……鋳型。
Claims (1)
- 1 精密鋳造用消失模型を使用する鋳造鋳型の製
造方法において、中子砂を合成樹脂粘結剤により
結合させて中子を作り、ついでこの中子にSiO2
20〜30%、Na2O1〜6%、LiO20.1〜0.5%、界面
活性剤0.005〜1.0%、残りが水よりなる含浸剤を
含浸させ、この上に消失模型を形成し、鋳物砂を
消失模型の表面にコーテイングしたのち加熱して
消失模型を除去させて鋳型を製造するようにした
ことを特徴とする鋳造鋳型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10816684A JPS60250851A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造鋳型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10816684A JPS60250851A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造鋳型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60250851A JPS60250851A (ja) | 1985-12-11 |
JPH054168B2 true JPH054168B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=14477647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10816684A Granted JPS60250851A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造鋳型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60250851A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6349343A (ja) * | 1986-08-14 | 1988-03-02 | Nobuyoshi Sasaki | 中子、その製造方法およびインベストメント鋳造用鋳型の製造方法 |
DE10333872B4 (de) * | 2003-07-17 | 2015-01-22 | Mahle International Gmbh | Verwendung einer löslichen Glaszusammensetzung als Gießkern |
CN105880470B (zh) * | 2016-06-02 | 2018-05-22 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种空心铸件精密铸造成型方法 |
-
1984
- 1984-05-28 JP JP10816684A patent/JPS60250851A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60250851A (ja) | 1985-12-11 |
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