JPH0541677U - 打撃工具の規制トルク切換機構 - Google Patents

打撃工具の規制トルク切換機構

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JPH0541677U
JPH0541677U JP9350391U JP9350391U JPH0541677U JP H0541677 U JPH0541677 U JP H0541677U JP 9350391 U JP9350391 U JP 9350391U JP 9350391 U JP9350391 U JP 9350391U JP H0541677 U JPH0541677 U JP H0541677U
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JP
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gear
pinion
slip
cylinder
sleeve
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俊明 高木
喜彦 渡辺
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、運動変換機構部と打撃機構部と回転
伝達機構部を有する打撃工具に関するもので、その目的
とするところは、作業者がスリップトルクを多段階に選
定できることである。 【構成】サ−ドピニオン17軸上に、セカンドギヤ1
9、メタル11、スチ−ルボ−ル20、ホルダ21、プ
レ−ト23、スプリング22によって構成されるスリッ
プクラッチと、シリンダ13軸上に、サ−ドギヤ24、
スリ−ブA30、ニ−ドル31、C型スプリング34、
スリ−ブB36によって構成されるスリップクラッチを
それぞれ有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気ハンマドリルのような、運動変換機構部と打撃機構部と回転伝 達機構部を有する打撃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の打撃工具を図7によって説明する。図7は従来技術によるハンマドリル の一例を示す縦断側面図である。回転子2の回転運動は、ファ−ストギヤ6、ク ランクシャフト5、コンロッド8、ピストン9によって往復運動に変換される。 さらに、空気室26の圧縮変動によって打撃子14に往復運動を与え中間打撃子 15を打撃する。該中間打撃子15からドリルビット16へと打撃が伝達される 。又、回転子2の回転運動は、ファ−ストギヤ6、セカンドピニオン7、セカン ドギヤ19、サ−ドピニオン17、サ−ドギヤ24、クラッチ25の順に伝達さ れる。さらに、クラッチ25はシリンダ13とキ−結合されており、中間打撃子 15はシリンダ13とスプライン27により係合されているため、中間打撃子 15が回転する。従って、中間打撃子15と六角シャンク28により係合してい るドリルビット16に回転が伝達される。サ−ドピニオン17外周には、セカン ドギヤ19が空転可能なようにメタル11を介して係合されている。さらに、サ −ドピニオン17外周には、スチ−ルボ−ル20が収納されたホルダ21が二面 幅によって係合されている。スチ−ルボ−ル20はスプリング22によってプレ −ト23を介してセカンドギヤ19に押圧されている。作業中に、ドリルビット 16が拘束されると、サ−ドピニオン17及びセカンドギヤ19が拘束されよう とするが、スプリング22の荷重によってセカンドギヤ19を押圧しているスチ −ルボ−ル20が、設定トルク以上になると、セカンドギヤ19の座繰り穴から 乗り上げ滑り出す。従って、スチ−ルボ−ル20を収納しているホルダ21とサ −ドピニオン17が拘束しても、セカンドギヤ19が空転する。これにより、作 業中、ドリルビット16が拘束されてもハンマドリル本体が振り回されるのを防 止する。従来は、上記したスリップクラッチ機構部が、回転伝達機構部の1ヶ所 の軸上のみに設けられていた。
【0003】
【考案が解決しようする課題】
従来の打撃工具は、先端工具に伝達されるトルクを規制するスリップクラッチ 機構部が、回転伝達機構部の1ヶ所の軸上のみに設けられているため、1つのス リップトルクしか設定できず、作業者がスリップトルクを変えることができない という問題があった。本考案の目的は、上記した従来技術の問題点をなくし、こ の種の打撃工具の スリップトルクを多段階に選定することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、回転伝達機構部の2ヶ所以上の軸上に、先端工具に伝達されるト ルクを規制し、かつスリップトルクの異なるスリップクラッチを設け、これらの スリップクラッチを個別に拘束可能にすることにより達成される。
【0005】
【作用】
上記のように構成された打撃工具は、スリップトルクの異なる複数のスリップ クラッチを個別に拘束または拘束解除することにより、作動するスリップクラッ チを切り換える。
【0006】
【実施例】
以下、実施例図面により本考案を説明する。図1は本考案によるハンマドリル の一実施例を示す縦断側面図、図2・図5は図1のA部拡大図、図3・図4は図 2のB−B断面図、図6は図5のC−C断面図である。本体枠を形成するハウジ ング1内にモ−タ(回転子2、固定子3)があり、ハウジング1に固定されたク ランクケ−ス4内にクランクシャフト5が回転自在に軸支されている。クランク シャフト5にはファ−ストギヤ6及びセカンドピニオン7がキ−結合されており 、回転子2のピニオンはファ−ストギヤ6と噛み合っている。クランクシャフト 5にはコンロッド8を介してピストン9が装着されている。又、クランクケ−ス 4に固定されたシリンダケ−ス10内には回転自在に軸支されたシリンダ13が あり、シリンダ13内にはピストン9、打撃子14、中間打撃子15がしゅう動 可能に係合されている。中間打撃子15はシリンダ13とスプライン27により 係合されており、中間打撃子15とドリルビット16とは六角シャンク28によ り係合される。また、打撃軸と直角方向にサ−ドピニオン17軸があり、サ−ド ピニオン17はクランクケ−ス4及びギヤカバ18内に回転自在に軸支されてい る。サ−ドピニオン17外周には、セカンドギヤ19が空転可能なようにメタル 11を介して係合されている。さらに、サ−ドピニオン17外周には、スチ−ル ボ−ル20が収納されたホルダ21が二面幅によって係合されている。スチ−ル ボ−ル20は、スプリング22によってプレ−ト23を介してセカンドギヤ19 に押圧されており、セカンドギヤ19はセカンドピニオン7と噛み合っている。 図2のように、シリンダ13外周には、サ−ドギヤ24と円筒形のスリ−ブA3 0が回転自在に係合され、サ−ドギヤ24はサ−ドピニオン17と噛み合い、ス リ−ブA30とはクラッチ結合されている。図3のように、シリンダ13外周に はニ−ドル31の一部が収納可能な溝32が設けられ、スリ−ブA30には、ニ −ドル31が収納可能なように、貫通した長穴33が設けられており、ニ−ドル 31は溝32と長穴33に同時に収納され、スリ−ブA30外周に係合された円 筒形のC形スプリング34によって外側へはずれないようになっており、ニ−ド ル31を介してスリ−ブA30からシリンダ13へ回転力が伝達される。回転子 2の回転運動は、ファ−ストギヤ6、クランクシャフト5、コンロッド8、ピス トン9により往復運動に変換される。それに伴い、空気室26が圧縮変動し、打 撃子14も往復運動をして中間打撃子15を打撃し、ドリルビット16へ打撃を 伝達する。また、回転は、回転子2、ファ−ストギヤ6、セカンドピニオン7、 セカンドギヤ19、スチ−ルボ−ル20、ホルダ21、サ−ドピニオン17、サ −ドギヤ24、スリ−ブA30、ニ−ドル31、シリンダ13、中間打撃子15 、ドリルビット16の順で伝達される。スリップクラッチ機構は、サ−ドピニオ ン17軸上、及びシリンダ13外周に配設されている。サ−ドピニオン17軸上 のスリップクラッチは、スプリング22の荷重によってセカンドギヤ19を押圧 しているスチ−ルボ−ル20が、設定トルク以上になると滑り出し、セカンドギ ヤ19が空転する。シリンダ13軸上のスリップクラッチは、ニ−ドル31にか かるトルクが設定値以上になると、図4のようにニ−ドル31がC形スプリング 34を外側へ押し拡げ、ニ−ドル31が溝32からはずれ、スリ−ブA30が空 転する。サ−ドピニオン17軸上のスリップクラッチのスリップトルクは、シリ ンダ13軸上のスリップクラッチのスリップトルクより高い値に設定されている 。図1、図2、図5のように、円筒形のスリ−ブB36は、スリ−ブA30外周 に配設され、レバ−35を回転させることによりシリンダ13軸方向にしゅう動 可能になっている。低いスリップトルクが必要な時は、スリ−ブB36が図2の 位置に来るように、レバ−35の位置をセットしておけば、低いスリップトルク の方のシリンダ13軸上のスリップクラッチが作動する。また、高いスリップト ルクが必要な時は、レバ−35を回転させ、図5・図6のように、スリ−ブB3 6をC形スプリング34の外周に移動させ、C形スプリング34が押し拡げられ るのを妨げ、シリンダ13軸上のスリップクラッチを拘束させる。すると、スリ ップトルクの高いサ−ドピニオン17軸上のスリップクラッチのみ作動する。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、回転伝達機構部の2ヶ所以上の軸上に、先端工具に伝達され るトルクを規制し、かつスリップトルクの異なるスリップクラッチを設け、これ らのスリップクラッチを個別に拘束可能にしたので、作業者がスリップトルクを 多段階に選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるハンマドリルの一実施例を示す縦
断側面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図1のA部拡大図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】従来技術によるハンマドリルの一例を示す縦断
側面図である。
【符号の説明】
1はハウジング、2は回転子、3は固定子、4はクラン
クケ−ス、5はクランクシャフト、6はファ−ストギ
ヤ、7はセカンドピニオン、8はコンロッド、9はピス
トン、10はシリンダケ−ス、11はメタル、13はシ
リンダ、14は打撃子、15は中間打撃子、16はドリ
ルビット、17はサ−ドピニオン、18はギヤカバ、1
9はセカンドギヤ、20はスチ−ルボ−ル、21はホル
ダ、22はスプリング、23はプレ−ト、24はサ−ド
ギヤ、25はクラッチ、26は空気室、27はスプライ
ン、28は六角シャンク、30はスリ−ブA、31はニ
−ドル、32は溝、33は長穴、34はC形スプリン
グ、35はレバ−、36はスリ−ブBである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源と、この回転駆動源に連結され
    該駆動源の回転運動を往復運動に変換する変換機構部
    と、この変換機構部に連結された打撃機構部と、先端工
    具に回転を伝達する回転伝達機構部と、前記先端工具に
    伝達されるトルクを規制する過負荷クラッチを有する打
    撃工具において、前記回転伝達機構部の2ヶ所以上の軸
    上に、規制トルクの異なる過負荷クラッチを配設し、か
    つ、これらの過負荷クラッチを個別に拘束可能にしたこ
    とを特徴とする打撃工具の規制トルク切換機構。
JP9350391U 1991-11-14 1991-11-14 打撃工具の規制トルク切換機構 Expired - Lifetime JP2549578Y2 (ja)

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JPH0541677U true JPH0541677U (ja) 1993-06-08
JP2549578Y2 JP2549578Y2 (ja) 1997-09-30

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008514440A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 手持ち式工作機械、特にドリル及び/又は打撃ハンマ
JP2012011546A (ja) * 2011-10-19 2012-01-19 Hitachi Koki Co Ltd 打撃工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008514440A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 手持ち式工作機械、特にドリル及び/又は打撃ハンマ
JP2012011546A (ja) * 2011-10-19 2012-01-19 Hitachi Koki Co Ltd 打撃工具

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JP2549578Y2 (ja) 1997-09-30

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