JPH0541675Y2 - - Google Patents

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JPH0541675Y2
JPH0541675Y2 JP1988151631U JP15163188U JPH0541675Y2 JP H0541675 Y2 JPH0541675 Y2 JP H0541675Y2 JP 1988151631 U JP1988151631 U JP 1988151631U JP 15163188 U JP15163188 U JP 15163188U JP H0541675 Y2 JPH0541675 Y2 JP H0541675Y2
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、乾燥食品の短期保存等に使用され
る減圧式保存庫を組込んだ物品収納庫(いわゆる
キツチンストツカー)に関するものである。
〔従来の技術〕
乾燥食品が湿気を帯びることを避けるため、従
来から減圧式保存容器が使用されている。従来の
減圧式保存容器は、基盤上に気密状態を保持して
半球状の透明容器を被せ、その基盤に減圧ポンプ
を取付けた構造のものであつた。
また、台所等に置かれる物品収納庫として、従
来から米びつ、戸棚、引出し等を設けたものも知
られている。
また、実開昭52−56376号公報に示されている
ように、全ての収納室を減圧式としたものがあ
り、この場合の各収納室の扉の把手が真空解除バ
ルブを兼用している。また、真空ポンプが装置の
下部奥所に設置されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の半球状透明容器を有する減圧式保存容器
は、その透明容器を持上げることにより内部の物
品の出し入れを行われなければならない不便さが
あり、また、上記の半球状容器を載せる場合は、
パツキンの密着性が得られるように正確に位置決
めする必要があつた。また減圧ポンプを手動で操
作する際、容器を上から押さえながら操作しなけ
ればならないため、操作性が悪い欠点もあつた。
また、前記の実開昭52−56376号公報に記載さ
れたものは、全ての収納室が減圧式になつている
ので非減圧の状態で収納するのに適した物品の収
納には、かえつて不便である。また、真空解除バ
ルブと把手とを兼用しているため、該バルブが複
雑となりコスト高になる欠点がある。更に、真空
ポンプが装置の下部奥所に設置されているので、
修理等の取扱いに不便である問題もある。
一方、従来の物品収納庫は、収納室に外部の空
気が自由に出入りする構造になつているため、乾
燥食品のように、湿気を嫌う食品の収納には不適
当であつた。
そこで、この考案は従来の減圧式保存容器及び
物品収納庫におけるこれらの問題点を解決するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案に係る
物品収納庫は、大気に開放された収納室と、扉を
気密に取付けた気密性の保存室とを有し、上記保
存室の内部をエアー通路により脱気装置の減圧部
に接続してなる物品収納庫において、上記脱気装
置を物品収納庫本体の前面部に設け、上記保存室
の扉に負圧解除孔を設け、その電圧解除孔の部分
に柔軟な弁板を有する逆止弁を取付けた構成とし
たものである。
〔作用〕
上記の収納室は通常の物品収納庫として使用す
る。保存室は減圧状態で保存するに適した物品を
収納する。保存室は、その扉を閉めた状態で脱気
装置を作動させると、室内の空気が排出され、減
圧される。減圧を解除する際は、扉に取付けた逆
止弁の弁板を指先でつまんで部分的に引離し、負
圧解除孔を開放する。
〔実施例〕
添付図面は、この考案に係る減圧式保存庫を組
込んだ物品収納庫の実施例である。
減圧式保存庫は、第1図に示すように、開閉用
扉1を備えた保存室2と脱気装置3とから成る。
保存室2は、前面を解放したプラスチツク製容
器でなり、所要の強度を得るために、補強リブ4
を設けている。保存室2の前面の全周縁にはパツ
キン保持溝5が形成され、そのパツキン保持溝5
にパツキン6を装着している。また、保存室2の
一側縁の上下には、ヒンジ金具7,7(第4図参
照)が取付けられ、そのヒンジ金具7,7に扉1
を開閉自在に取付けている。上記の保存室2は物
品収納庫本体8の支持板9上に挿入され、排気口
ジヨイント10により支持板9に固定される。排
出口ジヨイント10は、Oリング11により気密
を保持した状態で保存室2を支持板9に一体化す
る。
保存室2の扉1は、所要の強度を有する透明乃
至半透明のプラスチツク板から成り、内周面に前
記のパツキン6の外側面に接触するリブ12を形
成している。また、扉1の一部には負圧解除孔1
3が設けられ、これに柔軟な弁板を有する逆止弁
13′が取付けられる。
上記の扉1は、その上部に形成される上部収納
室14の扉と同一垂直面内にあるように形成され
る。
下部収納室15は、上記収納室14より前方に
突出しており、その突出部分の上部に脱気装置3
が設けられる。上記の上部及び下部収納室14,
15は共に大気に開放されている。
脱気装置3は、装置基板16を物品収納庫本体
8と一体化せしめるとともに、その基板16上に
保持部材17を介して長円形の減圧室18を設け
ている。
減圧室18の側壁には接続口21が設けられ、
前記の排気口ジヨイント10との間にジヨイント
パイプ19を接続する。
接続口21の内面には柔軟な弁板を有する逆止
弁22が取付られる。この逆止弁22は、通常は
閉止状態にあり、減圧室18が負圧になつたとき
開放される。また、接続口21の側方には、空気
排出孔23が形成され(第3図、第6図参照)、
その空気排出孔23の外側面に柔軟な弁板を有す
る逆止弁24が装着される。
減圧室18の内部には、ほぼその室内一ぱいの
容積をもつたベローズ25が収納される。ベロー
ズ25の下端部は、前記の保持部材17の内周に
嵌着される挟持枠26により挟着される。挟持枠
26に囲まれた基板16の部分には孔30が形成
され、ベローズ25の内部を大気に開放する。ま
た、ベローズ25の内部にコイルバネ25′が装
着される。
ベローズ25の上端は押さえ板27に固着さ
れ、その押さえ板27に押さえ棒28が突設され
る。押さえ棒28は減圧室18を気密を保持して
上方に貫通する。押さえ棒28の上端は、長円箱
形の操作部材29の下面に設けたロツク部材31
のボス部に挿入される。
上記の操作部材29は、下部収納室15の突出
部分に取付けたパネル32の開口部分に挿入さ
れ、減圧室18の外周と物品収納庫本体8間の間
隙を上下動する。ロツク部材31は減圧室18の
上面に設けた係止部33に対応したロツク爪34
を有し(第6図参照)、このロツク爪34を係止
部33に係合させることにより(第7図参照)操
作部材29を最も押し込んだ状態にロツクする。
ロツク部材31を第7図の矢印方向に回転させる
とロツクが外れる(第8図参照)。
実施例の物品収納庫は以上のごとき構成から成
り、上記収納室14及び下部収納室15は通常の
物品収納庫として使用する。保存室2は減圧状態
で保存するのに適した物品を収納する。この保存
室2は、通常の状態で脱気装置3の操作部材29
を最も押し込んだ状態にロツクしておく(第2
図、第5図)。
保存室2に物品を収納する場合は、保存室2の
扉1を開けて、内部に所要の乾燥食品(例えば、
乾し海苔)を収納し、扉1を閉める。その後、脱
気装置3のロツクを外す。そうすると、操作部材
29は、コイルバネ25′の復元弾性で持ち上げ
られる。このとき、減圧室18内の空気は排出孔
23の逆止弁24を押し広げて排出される。操作
部材29が最上端に達した第1図の状態から、操
作部材28を押し下げるとベローズ25が収縮
し、ベローズ25の収縮に従つて減圧室18の内
部が減圧される。
保存室2は、扉1との間に介在されるパツキン
6と、排気口ジヨイント10のOリング11によ
り気密が保持されるので、減圧室18の減圧に伴
つて接続口21の逆止弁22が開放され、ジヨイ
ントパイプ19を通じて保存室2内の空気が吸引
される。このようにして、ベローズ25を最下端
まで押し縮め(第2図参照)、その後、手を離す
と操作部材29がコイルバネ25′の弾力により
上昇する。
以後、同様の操作を数回繰返えして、保存室2
の内部の空気を排出して所要の圧力まで低下させ
る。操作終了後は、操作部材29を元通り押し込
んでロツクする。この状態で保存状態に入る。
保存状態を解除するには、扉1の負圧解除用逆
止弁13′の弁板を扉1の面から引き離し、負圧
解除孔13を開放させて内部に空気を吸収せしめ
る。
以上の実施例では、脱気装置3を手動で操作す
るようにしているが、電動式のものであつてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上のように、本願考案は通常の物品収納庫と
して利用できる収納室と、減圧状態で利用できる
保存室とを備えているので、湿気を嫌う物品等減
圧状態で保存するに適した物品を減圧式保存庫を
利用して収納し、その他の物品は通常の収納室に
収納することができる便利さがある。
また、保存室の減圧を解除する際は、扉に設け
た逆止弁の弁板を扉の面から部分的に引き離すだ
けであるので、構造が簡単であり低コストである
利点がある。
更に、脱気装置を物品収納庫本体の前面に設け
ているので、修理等の取扱いに便利であるばかり
でなく、手動式である場合には操作し易い利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部を示す断面図、第2図は
同上のロツク状態を示す断面図、第3図は空気排
出孔部分の断面図、第4図は実施例の分解斜視
図、第5図は実施例の物品収納庫全体の斜視図、
第6図は脱気装置の分解斜視図、第7図及び第8
図は脱気装置の一部を示す平面図である。 1……扉、2……保存室、3……脱気装置、8
……収納庫本体、9……支持板、10……排気口
ジヨイント、13……負圧解除孔、13′……逆
止弁、18……減圧室、19……ジヨイントパイ
プ、22……逆止弁、24……逆止弁、25……
ベローズ、29……操作部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大気に開放された収納室と、扉を気密に取付け
    た気密性の保存室とを有し、上記保存室の内部を
    エアー通路により脱気装置の減圧部に接続してな
    る物品収納庫において、上記脱気装置を物品収納
    庫本体の前面部に設け、上記保存室の扉に負圧解
    除孔を設け、その負圧解除孔の部分に柔軟な弁板
    を有する逆止弁を取付けたことを特徴とする物品
    収納庫。
JP1988151631U 1988-11-21 1988-11-21 Expired - Lifetime JPH0541675Y2 (ja)

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JP1988151631U JPH0541675Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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Publication Number Publication Date
JPH0273995U JPH0273995U (ja) 1990-06-06
JPH0541675Y2 true JPH0541675Y2 (ja) 1993-10-21

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ID=31425842

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