JPH0541561Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0541561Y2 JPH0541561Y2 JP15462687U JP15462687U JPH0541561Y2 JP H0541561 Y2 JPH0541561 Y2 JP H0541561Y2 JP 15462687 U JP15462687 U JP 15462687U JP 15462687 U JP15462687 U JP 15462687U JP H0541561 Y2 JPH0541561 Y2 JP H0541561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- radiator
- sub
- fan
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 32
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 230000009291 secondary effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は省スペースでかつ、大出力が必要な
車載用音響機器や、車載用無線機の放熱に好適な
トランジスタの冷却構造に関するものである。
車載用音響機器や、車載用無線機の放熱に好適な
トランジスタの冷却構造に関するものである。
(ロ) 従来技術
従来からのトランジスタの冷却構造は、機器の
ケースと兼用に構成した本体放熱器へ、パワトラ
ンジスタを直接取付けていた。
ケースと兼用に構成した本体放熱器へ、パワトラ
ンジスタを直接取付けていた。
従つて、パワトランジスタの発熱は、本体放熱
器を介して機器外部および、機器内部へ自然対流
によつて放散されていた。
器を介して機器外部および、機器内部へ自然対流
によつて放散されていた。
さらに、上記の、構造よりも冷却効果を得るに
は、機器内部へ冷却フアンを取付けることによつ
て、機器外部へ強制的に熱対流を行う冷却構造の
ものも提供されていた。
は、機器内部へ冷却フアンを取付けることによつ
て、機器外部へ強制的に熱対流を行う冷却構造の
ものも提供されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかし、上記した、従来のものにおいては、例
え、機器内部に冷却フアンが取付けても、熱の対
流構造が不充分なため、パワトランジスタの温度
を下げることが困難であり、そのため、機器サイ
ズを大型化するか、小出力のパワアンプとなつて
いた。
え、機器内部に冷却フアンが取付けても、熱の対
流構造が不充分なため、パワトランジスタの温度
を下げることが困難であり、そのため、機器サイ
ズを大型化するか、小出力のパワアンプとなつて
いた。
しかも、最悪の場合には上記のパワトランジス
タが熱破壊する恐れもあつた。
タが熱破壊する恐れもあつた。
この考案は上記した点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記従来例の欠
点を解消したトランジスタの冷却構造を提供する
ことにある。
あり、その目的とするところは、上記従来例の欠
点を解消したトランジスタの冷却構造を提供する
ことにある。
(ニ) 問題を解決するための手段
この考案に係るトランジスタの冷却構造とし
て、機器外部に取付け、パワトランジスタを冷却
するための放熱器の冷却構造において、上記放熱
器と連結させるとともに、パワトランジスタを取
付けて、機器内部に形成されたサブ放熱器と、 冷却フアンを取付けるために、放熱孔が形成さ
れたフアン固定金具とを備え、上記放熱器に形成
された放熱孔と、サブ放熱器とフアン固定金具を
並行配置させるとともに、放熱孔近傍へ上記フア
ン固定金具を配置可能に形成したことによつて熱
対流は、サブ放熱器の両サイドから冷却フアンを
介して放熱孔より機器外部へ放散されるように構
成したものである。
て、機器外部に取付け、パワトランジスタを冷却
するための放熱器の冷却構造において、上記放熱
器と連結させるとともに、パワトランジスタを取
付けて、機器内部に形成されたサブ放熱器と、 冷却フアンを取付けるために、放熱孔が形成さ
れたフアン固定金具とを備え、上記放熱器に形成
された放熱孔と、サブ放熱器とフアン固定金具を
並行配置させるとともに、放熱孔近傍へ上記フア
ン固定金具を配置可能に形成したことによつて熱
対流は、サブ放熱器の両サイドから冷却フアンを
介して放熱孔より機器外部へ放散されるように構
成したものである。
(ホ) 作用
放熱器および、サブ放熱器の冷却効果を得るた
めには、機器内部へ冷却フアンを設け、さらに、
フアン固定金具とパワトランジスタが取付けられ
たサブ放熱器を並行配置したことによつて熱の対
流経路が形成され、上記の冷却フアンを動作させ
ると、パワトランジスタで発生する熱は、サブ放
熱器の両サイドから放熱孔を介して強制的に機器
外部へ放散されるとともに、放熱器と側板に形成
した他の放熱孔から新しい空気が入り、機器内部
に熱い空気と混じり合つた後、フアンを中央部へ
配置したことによつて、サブ放熱器に熱のたまり
場を作ることなく上記の放熱孔から放散される。
(即ち、熱の循環作用が可能となつた。) 従つて、機器内部における熱対流が改善され、
放熱器の小型化に伴い、機器の外形寸法を小型化
することが可能になつた。
めには、機器内部へ冷却フアンを設け、さらに、
フアン固定金具とパワトランジスタが取付けられ
たサブ放熱器を並行配置したことによつて熱の対
流経路が形成され、上記の冷却フアンを動作させ
ると、パワトランジスタで発生する熱は、サブ放
熱器の両サイドから放熱孔を介して強制的に機器
外部へ放散されるとともに、放熱器と側板に形成
した他の放熱孔から新しい空気が入り、機器内部
に熱い空気と混じり合つた後、フアンを中央部へ
配置したことによつて、サブ放熱器に熱のたまり
場を作ることなく上記の放熱孔から放散される。
(即ち、熱の循環作用が可能となつた。) 従つて、機器内部における熱対流が改善され、
放熱器の小型化に伴い、機器の外形寸法を小型化
することが可能になつた。
(ヘ) 実施例
この考案に係るトランジスタの冷却構造の実施
例を第1図乃至第5図に基づいて説明する。
例を第1図乃至第5図に基づいて説明する。
第1図は全体の冷却構造を示す内部平面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は熱対流を示す斜
示図、第4図は第3図の平面図、第5図は他の実
施例を示した斜視図である。
2図は第1図の側面図、第3図は熱対流を示す斜
示図、第4図は第3図の平面図、第5図は他の実
施例を示した斜視図である。
図において、1は機器10のケースを兼ねた本
体放熱器であり、この本体放熱器1には機器10
内部から熱を放散させるための長穴等からなる放
熱孔1aが形成されている。
体放熱器であり、この本体放熱器1には機器10
内部から熱を放散させるための長穴等からなる放
熱孔1aが形成されている。
2は、上記の本体放熱器1と連結させ、パワト
ランジスタ6が側面に複数個取付けられたサブ放
熱器である。
ランジスタ6が側面に複数個取付けられたサブ放
熱器である。
3は機器10内部の熱を強制的に外部へ放散さ
せる冷却フアン4が2個取付けられたフアン固定
金具であり、このフアン固定金具3には冷却フア
ン4の取付位置に合わせて放熱孔3が形成されて
いる。
せる冷却フアン4が2個取付けられたフアン固定
金具であり、このフアン固定金具3には冷却フア
ン4の取付位置に合わせて放熱孔3が形成されて
いる。
上記のサブ放熱器2とフアン固定金具3は、多
少の距離をおいて放熱孔1aの近傍に並行配置さ
れている。
少の距離をおいて放熱孔1aの近傍に並行配置さ
れている。
なお、5は本体放熱器1のサイドに取付けられ
た側板、7は電源部、8はパワ部であり、それぞ
れで機器10が構成されている。
た側板、7は電源部、8はパワ部であり、それぞ
れで機器10が構成されている。
次に、パワトランジスタ6からの発熱がどの様
にして冷却されるか第3図、第4図に基づき述べ
てみる。
にして冷却されるか第3図、第4図に基づき述べ
てみる。
上記したように、サブ放熱器2とフアン固定金
具3を並行配置したことによつて、熱の放散経路
が機器10内部に構成されるため、機器10内部
の温度が一定値以上になると冷却フアン4が動作
し、パワトランジスタ6で発生した熱は、サブ放
熱器2の両サイドより機器10の中央に配置した
フアン吸入口3aを経由して放熱孔1aから機器
10外部へ強制的に放散される。
具3を並行配置したことによつて、熱の放散経路
が機器10内部に構成されるため、機器10内部
の温度が一定値以上になると冷却フアン4が動作
し、パワトランジスタ6で発生した熱は、サブ放
熱器2の両サイドより機器10の中央に配置した
フアン吸入口3aを経由して放熱孔1aから機器
10外部へ強制的に放散される。
さらに、本体放熱器1には丸孔等からなる空気
の流通孔(図示せず)および、側板5にはスリツ
ト等からなる空気の流通孔(図示せず)が形成さ
れている。
の流通孔(図示せず)および、側板5にはスリツ
ト等からなる空気の流通孔(図示せず)が形成さ
れている。
この流通孔から新しい空気が絶えず入り込み、
機器10内部の熱い空気と混じり合い、上記で説
明したように放熱孔1aを経由しながら矢印で示
す熱対流9によつて、機器10外部へ放散される
に伴つて、次第に冷却効果が得られる。即ち、熱
の循環作用が可能となつた。
機器10内部の熱い空気と混じり合い、上記で説
明したように放熱孔1aを経由しながら矢印で示
す熱対流9によつて、機器10外部へ放散される
に伴つて、次第に冷却効果が得られる。即ち、熱
の循環作用が可能となつた。
第5図は他の実施例であり、サブ放熱器2の表
面に、凸凹形状からなるフイン2aを形成したこ
とによつて、上記の構成よりもより良い冷却効果
が得られた。
面に、凸凹形状からなるフイン2aを形成したこ
とによつて、上記の構成よりもより良い冷却効果
が得られた。
(ト) 考案の効果
この考案に係るトランジスタの冷却構造によれ
ば、機器内部に形成されたサブ放熱器および、フ
アン固定金具を本体放熱器の放熱孔近傍へそれぞ
れ並行配置したため、熱はサブ放熱器の両サイド
を経由しながら、放熱孔から機器外部に放散され
ることによつて冷却効果が得られる。即ち、熱の
循環作用が可能となつた。
ば、機器内部に形成されたサブ放熱器および、フ
アン固定金具を本体放熱器の放熱孔近傍へそれぞ
れ並行配置したため、熱はサブ放熱器の両サイド
を経由しながら、放熱孔から機器外部に放散され
ることによつて冷却効果が得られる。即ち、熱の
循環作用が可能となつた。
その結果、本体放熱器の小型化に伴い機器の外
形寸法を小型化することが可能となつた。
形寸法を小型化することが可能となつた。
また、アンプの温度上昇試験結果、パワトラン
ジスタのフランジ温度は、従来のものと比べて約
20℃低下した。
ジスタのフランジ温度は、従来のものと比べて約
20℃低下した。
さらに、フアン固定金具を形成した副次的効果
として、アンプ部と電源部等とのシールド、底板
の補強、側板の補強が得られた。
として、アンプ部と電源部等とのシールド、底板
の補強、側板の補強が得られた。
従つて、必要最小限の部品点数で冷却と補強構
造を構成することが可能となつた。
造を構成することが可能となつた。
しかも、構造が簡単であつて、また安価に構成
することができるため、実施も容易である等の優
れた特長を有している。
することができるため、実施も容易である等の優
れた特長を有している。
第1図乃至第5図はこの考案に係るトランジス
タの冷却構造の実施例を示し、第1図は全体の冷
却構造を示す内部平面図、第2図は第1図の側面
図、第3図は熱対流を示す斜視図、第4図は第3
図の平面図、第5図は他の実施例を示した斜視図
である。 主な符番の説明、1……本体放熱器、2……サ
ブ放熱器、3……フアン固定金具、4……冷却フ
アン、6……パワトランジスタ、9……熱対流、
1a……放熱孔、2a……フイン、3a……フア
ン吸入口。
タの冷却構造の実施例を示し、第1図は全体の冷
却構造を示す内部平面図、第2図は第1図の側面
図、第3図は熱対流を示す斜視図、第4図は第3
図の平面図、第5図は他の実施例を示した斜視図
である。 主な符番の説明、1……本体放熱器、2……サ
ブ放熱器、3……フアン固定金具、4……冷却フ
アン、6……パワトランジスタ、9……熱対流、
1a……放熱孔、2a……フイン、3a……フア
ン吸入口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 機器外部に取付け、パワトランジスタを冷却す
るための放熱器の冷却構造において、 上記放熱器と連結させるとともに、パワトラン
ジスタを取付けて、機器内部に形成されたサブ放
熱器と、 冷却フアンを取付けるために、放熱孔が形成さ
れたフアン固定金具と、 上記放熱器に形成された放熱孔とを備え、 サブ放熱器とフアン固定金具を並行配置させる
とともに、放熱孔近傍へ上記フアン固定金具を配
置可能に形成したことによつて熱対流は、サブ放
熱器の両サイドから冷却フアンを介して放熱孔よ
り機器外部へ放散されるように構成したことを特
徴とするトランジスタの冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15462687U JPH0541561Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15462687U JPH0541561Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0160546U JPH0160546U (ja) | 1989-04-17 |
JPH0541561Y2 true JPH0541561Y2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=31431527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15462687U Expired - Lifetime JPH0541561Y2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541561Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP15462687U patent/JPH0541561Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0160546U (ja) | 1989-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160366794A1 (en) | Inverter | |
JPS6249700A (ja) | ヒ−トシンク装置 | |
TWI225767B (en) | Heat-dissipating module structure for electronic apparatus | |
KR20040044705A (ko) | 전기전자기기의 냉각장치 및 이를 장착한 전기전자기기 | |
US11096312B1 (en) | Heat dissipation apparatus with fan | |
JPH0541561Y2 (ja) | ||
CN213152665U (zh) | 一种散热装置及电子设备 | |
JPH0595062A (ja) | Lsi空冷機構 | |
JP2001015969A (ja) | 冷却装置 | |
JPH01208626A (ja) | 空気調和機 | |
TWI397369B (zh) | 散熱裝置 | |
JPH08149621A (ja) | 密閉型電源冷却装置 | |
JP7108943B2 (ja) | 電気設備 | |
JPH0661674A (ja) | 電子装置の実装構造 | |
TWI680629B (zh) | 馬達及其散熱裝置 | |
JP4469101B2 (ja) | 放熱構造を有する電子回路装置 | |
JP2531328Y2 (ja) | 放熱器の放熱構造 | |
JPH0837387A (ja) | 電力増幅器の放熱実装構造 | |
JPH07297583A (ja) | ファン付きヒートシンク | |
JPH0727677Y2 (ja) | ヒートシンクの冷媒流案内機構 | |
JPH07288391A (ja) | 高発熱素子の冷却構造 | |
JPS6141244Y2 (ja) | ||
US20070181286A1 (en) | Structure for air conduction in radiator device | |
JPH0786780A (ja) | 発熱素子搭載基板の冷却構造 | |
JPH0878873A (ja) | 車両用半導体制御装置 |