JPH0541344Y2 - - Google Patents

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JPH0541344Y2
JPH0541344Y2 JP1988088106U JP8810688U JPH0541344Y2 JP H0541344 Y2 JPH0541344 Y2 JP H0541344Y2 JP 1988088106 U JP1988088106 U JP 1988088106U JP 8810688 U JP8810688 U JP 8810688U JP H0541344 Y2 JPH0541344 Y2 JP H0541344Y2
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、冷却媒体が循環する配管の外部に
生じた結露水を確実に回収し、これを機外に排出
し得る結露水排出構造に関するものである。
従来技術 冷蔵庫中に果実や野菜その他肉、魚等の生鮮食
品を長期に亘り冷凍貯蔵し、また冷凍食品を徐々
に解凍する場合は、一般に冷蔵庫内の温度変化を
極力抑制し、併せて食品からの水分蒸発を防止す
るよう管理する必要がある。
この要請に応える冷凍方式として、冷却媒体に
ブライン(不凍液)を使用する恒温多湿冷蔵庫が
知られている。これはブラインタンク中に貯留し
たブラインを冷凍系に接続する蒸発器により冷却
し、この冷却されたブラインを貯蔵庫内壁に配設
した冷却器に循環させて庫内の冷却を行なうもの
である。このブライン冷却式の冷蔵庫では、蒸発
器を冷却源に使用する通常の冷蔵庫に比べ、比熱
の大きいブラインを大量に循環させ得るために、
大きな冷却容量が確保され、従つて多量の食材を
冷却貯蔵するのに適している。しかも冷却器の表
面温度と庫内温度との差を少なくし得るため、庫
内空気中の水分が冷却器表面に凝結し霜として成
長するのを抑制して、庫内を高湿度に保持するこ
とができる。
また、直接冷却式の冷蔵庫に加湿装置を配設
し、これにより庫内を高湿度に保持する冷蔵庫も
一部で商品化されている。前述した何れのタイプ
の冷蔵庫であつても、冷却媒体を配管を介して収
納庫内に配設した冷却器(蒸発器)に循環供給す
ることにより庫内を冷却するよう構成されてい
る。
本考案は、冷却媒体が循環する配管の結露水の
排出構造に関するので、先ず冷蔵庫の概略構成に
つき、ブライン冷却式の高温多湿冷蔵庫を例示し
て説明する。
第5図に示す如く、冷蔵庫は、内部に冷凍食品
等の食材を冷却貯蔵する収納庫10を画成した箱
体12と、冷却ユニツト部14とに区画され、冷
却ユニツト部14は、冷凍装置16およびブライ
ン冷却ユニツト部18を備えている。この冷凍装
置16は、圧縮機CM,フアンモータFM1その他
凝縮機20等の冷凍系を構成する部材を有し、当
該冷凍装置16に近接してブラインタンク22を
備えるブライン冷却ユニツト部18が配設されて
いる。
収納庫10内には、冷却媒体としてのブライン
が循環供給される冷却器24が設置され、この冷
却器24に近接配置した冷気循環用フアンモータ
FM2により庫内空気を該冷却器24に接触させ
て冷気とした後、これを庫内に循環させることに
よつて、収納庫10の内部全体が冷却される。
ブライン冷却ユニツト部18は、前記冷凍装置
16によりタンク22内のブラインを冷却し、該
ブラインを冷却媒体として冷却器24に循環供給
する機能を果すものである。すなわち、ユニツト
部18におけるブラインタンク22は、外箱26
と内箱28との間に断熱材30を充填した箱状容
器として構成され、その上方開口部に図示しない
断熱蓋が被着されている。このタンク22の内部
には、前記冷凍装置16に供給管41および吸入
管43に接続するコイル状の蒸発器38が水平に
配置され、タンク22中に所定の液位で貯留した
ブライン40は冷凍装置16の運転により所要温
度まで冷却される。
前記タンク22の下部には、吸入管32の一端
部が連通されてその開口部をタンク22中に臨ま
せ、他端部はブライン循環ポンプPMの吸入側に
接続されている。このポンプPMの吐出側は、冷
却器24の供給管34と連通している。またタン
ク22の上部開口には、冷却器24からの帰還管
36が連通接続されている。なお、ポンプPMの
下方には排水皿37が配設され、この排水皿37
は、吸入管32および供給管34とポンプPMと
の接続部に発生する結露水を回収して機外へ排出
するべく機能する。
このように構成した冷蔵庫では、圧縮機CMで
圧縮された気化冷媒は凝縮器20で液化し、供給
管41に配設したドライヤ42で脱湿された後、
液化冷媒は膨張弁44で減圧され、前記ブライン
タンク22中に配設した蒸発器38中で蒸発気化
してブライン40と熱交換を行ない、該ブライン
40を冷却する。蒸発気化した冷媒は、吸入管4
3を経て圧縮機CMに帰還する。
所定温度にまで冷却されたブライン40は、タ
ンク22から導出した吸入管32を介して循環ポ
ンプPMにより吸入され、吐出側に接続する供給
管34を介して冷却器24に供給される。当該ブ
ライン40は冷却器24を冷却して、庫内空気と
の熱交換を行なつた後、帰還管36を介してタン
ク22内へ再び戻される。
このように、冷却ブライン40により庫内を冷
却するサイクルが繰り返されると、庫内温度が
徐々に低下する。殊にブライン40の循環量を多
くし、かつ冷却器24の表面積を増大させると、
庫内空気との熱交換量が増える。しかも庫内温度
と冷却器24との温度差は極く僅かとなるので、
冷却器24への着霜量が減少し、庫内を除湿する
ことが少ないため高湿度が保たれる。
考案が解決しようとする課題 前述した構成に係るブライン循環式の冷蔵庫で
は、ブライン循環用の吸入管32や供給管34
は、冷却されたブラインが循環することにより冷
却されて、その外表面の温度は外気温度よりも低
下する。このため、管外表面に外気中の湿分が凝
結付着して結露を生じ、この結露水が滴下して冷
却ユニツト部14で錆を発生させたり、電装品に
漏電を来す原因となる等の問題があつた。そこ
で、各配管を断熱材により被覆して結露を防止す
ることが行なわれているが、完全に結露を防止し
ようとするとコストが嵩む難点がある。しかも、
各配管を断熱材で被覆しても、外気の湿度変化が
激しくなる時期(梅雨期等)には、依然として断
熱材の外表面に結露が発生する事態は回避し得な
い。
そこで、配管に結露を生ずるのは致し方ないこ
ととして、冷却ユニツト部14の下方に排水皿3
7を配設し、各配管から滴下する結露水を排水皿
37に回収して機外に排出する対策が採られてい
る。ところが、前述した如く、収納庫10と冷却
ユニツト部14とは別体として構成され、当該冷
蔵庫の据付け場所に応じて、その配設位置を変更
し得るようになつている。このため、ブライン冷
却ユニツト部18と冷却器24とを接続する供給
管34および帰還管36として、収納庫10と冷
却ユニツト部14との配設位置に応じて配管経路
を容易に変更でき、コスト的にも低廉な可撓性材
料、例えばビニールホースが好適に使用されてい
る。
すなわち、冷却ユニツト内での配管経路は、各
製品により異なる場合があり、前記排水皿37の
配設位置を確定するのが困難であつた。しかも配
管の下方に電装品等が設置されている場合には、
排水皿37を配設することができず、前述した結
露水による漏電や錆等の発生を防止し得ないと云
う重大な欠点も指摘される。
考案の目的 本考案は、前述した結露水の排出構造に内在す
る欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであつて、冷却媒体の配管の配設位置が
変更された場合であつても、該配管の結露水を確
実に回収して機外に排出することができ、これに
よりユニツト内での錆や漏電等の発生を防止し得
る手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前述した問題点を克服し、所期の目的を好適に
達成するため本考案は、内部に冷却器を配設した
食材貯蔵用の収納庫と、冷凍装置およびブライン
冷却ユニツト部を内部に備える冷却ユニツト部と
を別体として構成し、これら収納庫と冷却ユニツ
ト部とを分離しても配置し得るように、前記冷却
器とブライン冷却ユニツト部とを可撓性の配管を
介して接続し、冷却媒体が循環供給される前記配
管に生じた結露水の落下を、冷却ユニツト部の底
部下方の定位置に設けた排水皿で受けて機外に排
出するようにしたブライン循環式冷蔵庫におい
て、 前記配管の水平に延在する部分に固定バンドを
着脱自在に巻装し、この固定バンドを介して該配
管の直下に所要の勾配を付して受皿を懸吊状態で
支持可能とし、 前記収納庫と冷却ユニツト部との配設位置に応
じて、前記固定バンドによる前記受皿の取付方向
を操作することによつて、該受皿の斜め下方に開
放する端部を前記冷却ユニツト部の定位置にある
排水皿の上方に指向させ得るよう構成したことを
特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る冷蔵庫の結露水排出構造に
つき、好適な実施例としてブライン冷却式の恒温
多湿冷蔵庫を例示して、添付図面を参照しながら
以下説明する。なお、第5図に関連して、従来技
術で説明した部材と同一の部材については、同一
の符号により指示する。
第1図は、本考案が採用される冷蔵庫の要部縦
断面図であつて、冷蔵庫の底板48にポンプPM
が載置固定され、このポンプPMの吸入側の配管
32は、上方に配設したブラインタンク22に連
通接続されている。またポンプPMの吐出側の配
管34は、庫内に配設した冷却器(図示せず)に
連通接続され、前記ブラインタンク22から吸入
したブライン40を冷却器に循環供給するよう構
成されている。吸入管32および供給管34は、
夫々断熱ホース50で外装されて、所要の断熱保
護がなされている。なお、底板48の所定位置に
は、後述する受皿52から落下する結露水を回収
して機外に排出するべく機能する排水皿37が配
設されている。
前記供給管34は、第1図および第2図に示す
如く、ポンプPMの上方において底板48と平行
に折曲形成され、この部位に外装した断熱ホース
50の下方に、バンド等の固定具60を介して受
皿52が着脱自在に懸吊支持されている。この受
皿52は、第3図および第4図に示す如く、短手
方向両端が逆「ハ」字状に形成された長尺な底板
54と、この底板54の長手方向一端に配設した
側板56と、底板54に固定した取付部材58と
から構成されている。この取付部材58は、第3
図から明らかな如く、長尺(底板54よりも短
い)な取付部58aの長手方向両端に、長さ寸法
の異なる脚部58b,58cを折曲形成し、長尺
な脚部58bを底板54の水平部54aに立設す
ると共に、短尺な脚部58cを前記側板56に固
定している。すなわち、前記底板54の水平部5
4aの長手方向に対して取付部58aは、側板5
6方向に下り勾配でもつて延在している。
従つて、受皿52における取付部材58の取付
部58aを、前記断熱ホース50に沿つて接触さ
せた状態でバンド60を介して懸吊すれば、第1
図に示す如く、受皿52の底板54は、断熱ホー
ス50に対して所要の勾配をもつて延在する。こ
のとき、底板54の開放端(側板56が配設され
ていない端部)が、傾斜下方になるように予め設
定されている。また、取付部材58は底板54の
水平部54aに配設されているので、第2図に示
す如く、断熱ホース50の外表面に凝結付着した
露は、全て受皿52に滴下する。なお、受皿52
の開放端の下方には、前記排水皿37が配設され
ているので、受皿52の底板54を流下して開放
端から落下する結露水は排水皿37に回収された
後、機外に排出される。
図示の実施例では、ブラインの供給管に受皿を
配設した場合につき説明したが、本考案はこれに
限定されるものではなく、冷却媒体が循環するこ
とにより外表面に結露が生じる配管に好適に使用
し得る。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る冷蔵庫の結露
水排出構造は、冷却媒体の配管に直接受皿を配設
し、この受皿に回収した結露水を排水皿に回収し
て機外に排出するものである。
これにより、ユニツト内に結露水が垂れて錆や
電装品の漏電を防止することができると共に、配
管の配設位置が変更されても容易に対応すること
ができ、しかも受皿の配設スペースは僅かでよ
い。更に、配管の下方に電装品等が設置されてい
ても、該電装品から離間した位置に配設した排水
皿に、配管から滴下した結露水を案内落下させ得
るもので、配管経路を自由に変更し得る等の有用
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る冷蔵庫の結露水排出構造の
実施例を示すものであつて、第1図は恒温高湿冷
蔵庫の内部概略構造を示す要部縦断面図、第2図
は第1図に示す受皿の配設状態を示す概略斜視
図、第3図は受皿の正面図、第4図は第3図に示
す受皿の右側面図、第5図は従来技術に係る冷蔵
庫に組み込まれるブライン循環回路および冷凍系
からの冷媒循環回路の管路接続状態を示す概略説
明図である。 10……収納庫、14……冷却ユニツト部、2
4……冷却器、37……排水皿、34……供給
管、52……受皿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に冷却器24を配設した食材貯蔵用の収納
    庫10と、冷凍装置16およびブライン冷却ユニ
    ツト部18を内部に備える冷却ユニツト部14と
    を別体として構成し、これら収納庫10と冷却ユ
    ニツト部14とを分離しても配置し得るように、
    前記冷却器24とブライン冷却ユニツト部18と
    を可撓性の配管34を介して接続し、冷却媒体が
    循環供給される前記配管34に生じた結露水の落
    下を、冷却ユニツト部14の底部下方の定位置に
    設けた排水皿37で受けて機外に排出するように
    したブライン循環式冷蔵庫において、 前記配管34の水平に延在する部分に固定バン
    ド60,60を着脱自在に巻装し、この固定バン
    ド60,60を介して該配管34の直下に所要の
    勾配を付して受皿52を懸吊状態で支持可能と
    し、 前記収納庫10と冷却ユニツト部14との配設
    位置に応じて、前記固定バンド60,60による
    前記受皿52の取付方向を操作することによつ
    て、該受皿52の斜め下方に開放する端部を前記
    冷却ユニツト部14の定位置にある排水皿37の
    上方に指向させ得るよう構成した ことを特徴とする冷蔵庫の結露水排出構造。
JP1988088106U 1988-07-01 1988-07-01 Expired - Lifetime JPH0541344Y2 (ja)

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JPH029783U JPH029783U (ja) 1990-01-22
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JPS4834031U (ja) * 1971-08-30 1973-04-24

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