JPH0541284U - 電流制御装置 - Google Patents

電流制御装置

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JPH0541284U
JPH0541284U JP9630491U JP9630491U JPH0541284U JP H0541284 U JPH0541284 U JP H0541284U JP 9630491 U JP9630491 U JP 9630491U JP 9630491 U JP9630491 U JP 9630491U JP H0541284 U JPH0541284 U JP H0541284U
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positive temperature
thermal
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JP9630491U
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睦広 高野
久直 戸坂
通一 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱スイッチのストロ−クを大きくすると共
に、遮断時の電流のバラツキを小さくして消磁特性の安
定した電流制御装置を提供する。 【構成】 熱応動機構220は形状記憶合金でなる熱変
形部材221を含み、熱変形部材221が正特性サーミ
スタ21に熱結合され、熱変形部材221の熱変形動作
に応じた熱変位を生じる。固定接点222は第1の端子
23に設けられている。可動接点223は正特性サーミ
スタ21の電極212に導通すると共に、熱応動機構2
20に追従して固定接点222との間で開閉動作をす
る。第2の端子24は正特性サーミスタ21の電極21
3に導通している。第3の端子25は可動接点223と
固定接点222が開動作状態にあるとき電極212に対
する電流供給経路を構成し、可動接点223と固定接点
222が閉動作状態にあるとき電流供給経路を実質的に
開路する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、正特性サ−ミスタ及び感熱スイッチとを含み、正特性サ−ミスタの 抵抗温度特性に基づく電流制御動作と、正特性サ−ミスタの発熱による感熱スイ ッチのスイッチ動作に基づく電流制御動作とにより、負荷電流を制御する電流制 御装置に関する。本考案に係る電流制御装置は、主に、カラ−テレビ消磁回路に 使用される。
【0002】
【従来の技術】
カラ−テレビ消磁回路においては、電流制限用の正特性サ−ミスタと、加熱用 の正特性サ−ミスタとを、金属板でなる平板状の共通端子を間に挟んで重ね合わ せると共に、弾性端子で弾力的に挾持した2素子タイプの電流制御装置が、最も よく知られ、実用に供されている。
【0003】 しかし、この従来技術の場合、電流制限用サ−ミスタの抵抗値は熱平衡時の抵 抗よりも増大させることができないから、完全なスイッチ作用を得ることができ ず、残留電流が流れる。このため、消磁回路等においては、充分な消磁作用を得 ることができない。かかる問題点を解決する従来技術として、実公昭52−28 112号公報、実公昭52−28113号公報に開示された電流減衰装置が知ら れている。これらの従来技術では、正特性サ−ミスタと感熱スイッチとを含み、 正特性サ−ミスタの抵抗温度特性に基づく電流制御動作と、正特性サ−ミスタの 発熱による感熱スイッチのスイッチ動作とにより、負荷電流を制御する。感熱ス イッチは負荷となる消磁コイルを短絡するように動作する。
【0004】 図7にその具体例を示す。11は正特性サ−ミスタ、12は正特性サ−ミスタ に熱結合された感熱スイッチである。13は第1の端子、14は第2の端子、1 5は第3の端子、16はケ−ス、17はケ−ス底部である。
【0005】 正特性サ−ミスタ11は素体111の相対向する両面に一対の電極112、1 13を有している。第1の端子13は感熱スイッチ12の固定接点121を有し ており、第2の端子14は正特性サ−ミスタ11の電極112に導通している。 第3の端子15は、電極接触片151と、可動片122とを有し、電極接触片1 51が正特性サ−ミスタ11の電極113と面接触し、可動片122がスポット 溶着等の手段によって電極接触片151に機械的に固着されている。可動片12 2はバイメタルによって構成されており、自由端側に可動接点123が設けられ ている。図8は上記電流制御装置を用いた消磁回路を示している。第1の端子1 3は電源接続端子を構成すると共に、負荷となる消磁コイル8の一端が接続され ている。第2の端子14は正特性サ−ミスタ11の電極112をスイッチ9を介 して電源7に接続する電源端子を構成している。第3の端子15は正特性サ−ミ スタ11の電極113に導通し、負荷となる消磁コイル8を接続する接続端子を 構成している。
【0006】 回路動作において、電源スイッチ9が閉じられると、正特性サ−ミスタ11、 第3の端子15の接触片151、消磁コイル8及び第2の端子14による回路ル −プを通して電流が流れ、正特性サ−ミスタ11が発熱動作をすると共に、消磁 コイル8に電流が流れる。正特性サ−ミスタ11の抵抗値は時間経過と共に急激 に増大してゆき、消磁コイル8に流れる電流がそれにつれて絞り込まれてゆくの で、消磁コイル8に対して、正特性サ−ミスタ11の抵抗温度特性による電流制 御作用が与えられる。
【0007】 正特性サ−ミスタ11に発生した熱は感熱スイッチ12に伝達され、バイメタ ルとなっている可動片122の感熱動作により、感熱スイッチ12の可動接点1 23が固定接点121に接触する。これにより、電源7から消磁コイル8への電 流経路が遮断される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の電流制御装置には、次のような問題点があった。 (a)バイメタルの温度−撓み特性の勾配は小さいから、バイメタルのバラツキ により、正特性サ−ミスタが動作温度に達しても可動接点のストロ−クが不足し 、感熱スイッチの誤作動を生ずることがある。 (b)バイメタルの温度−撓み特性の勾配が小さいことから、バイメタルのバラ ツキにより感熱スイッチが動作する温度のバラツキが大きくなり、その結果、感 熱スイッチの遮断時の電流にバラツキが大きくなり、消磁のバラツキも大きくな る。 (c)バイメタルは回復時のバネ力(以下回復応力と称する。)が小さいので、 接点の接触圧の耐久性が問題となる。
【0009】 そこで、本考案の課題は上述する問題点を解決し、感熱スイッチの可動接点の ストロ−クを大きくすると共に、感熱スイッチの遮断時の電流のバラツキを小さ くし、消磁特性の安定した電流制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題解決のため、本考案は、正特性サ−ミスタと、感熱スイッチと、 第1の端子と、第2の端子と、第3の端子と、これらを支持するケ−スとを含む 電流制御装置であって、 前記正特性サ−ミスタは、相対する両面に電極を有しており、 前記感熱スイッチは、熱応動機構と、固定接点と、可動接点とを有しており、 前記熱応動機構は、熱変形部材を含み、前記熱変形部材が形状記憶合金でなる 共に、前記正特性サーミスタに熱結合され、前記熱変形部材の熱変形動作に応じ た熱変位を生じるものであり、 前記固定接点は、前記第1の端子に設けられており、 前記可動接点は、前記正特性サーミスタの前記電極の一方に導通すると共に、 前記熱応動機構に追従して前記固定接点との間で開閉動作をするものであり、 前記第2の端子は、前記正特性サーミスタの電極の他方に導通しており、 前記第3の端子は、前記可動接点と前記固定接点が開動作状態にあるとき前記 正特性サ−ミスタの前記電極の一方に対する電流供給経路を構成し、前記可動接 点と前記固定接点が閉動作状態にあるとき前記電流供給経路を実質的に開路する こと を特徴とする。
【0011】
【作用】
正特性サ−ミスタは相対する両面に電極を有し、可動接点は正特性サーミスタ の電極の一方に導通すると共に、熱応動機構に追従して固定接点との間で開閉動 作をし、第2の端子は正特性サ−ミスタの電極の他方と導通し、第3の端子は可 動接点と固定接点が開動作状態にあるとき正特性サ−ミスタの電極の一方に対す る電流供給経路を構成するようになっているから、第2の端子及び第3の端子間 に交流電源と消磁コイルとを直列に外部接続し、直列接続した中間点を第1の端 子に接続した回路構成においては、第2の端子、正特性サ−ミスタ及び第3の端 子による電流供給経路が構成され、正特性サ−ミスタが発熱動作をすると共に、 消磁コイルにも電流が供給される。正特性サ−ミスタはスイッチング温度を超え ると抵抗値が急激に増大する性質を有しているので、消磁コイルに流れる電流も それにつれて急激に絞り込まれてゆき、消磁コイルに対して、正特性サ−ミスタ の抵抗温度特性による電流制御作用が与えられる。
【0012】 感熱スイッチは、熱応動機構が熱変形部材を含み、熱変形部材が正特性サーミ スタに熱結合され、熱変形部材の熱変形動作に応じた熱変位を生じ、可動接点が 熱応動機構に追従して固定接点との間で開閉動作をし、第3の端子は可動接点と 固定接点が閉動作状態にあるとき電流供給経路を実質的に開路するようになって いるから、第3の端子に消磁コイルを接続した場合、消磁コイルへの電流が実質 的に遮断される。これと共に、第2の端子、正特性サ−ミスタ及び第1の端子に よる保持回路が形成され正特性サーミスタが継続して加熱される。
【0013】 熱変形部材は形状記憶合金でなるから、設定温度で大きな熱変位が得られる。 このため、可動接点のストロ−クが大きくなると共に、感熱スイッチの動作温度 が一定になり、消磁コイルに対する遮断時の電流のバラツキが小さくなり、消磁 特性が安定する。
【0014】 熱変形部材としてバイメタルを用いた場合の回復応力は最大20kg/mm2である が、形状記憶合金を用いた場合の回復応力は最大30kg/mm2であり、バイメタル の回復応力より大きいので、可動接点と固定接点との接触抵抗を小さくすると共 に、接触不良に至るまでの耐久時間も長くできる。
【0015】
【実施例】
図1は本考案に係る電流制御装置の正面断面図、図2は本考案に係る電流制御 装置を用いた消磁回路、図3は消磁コイルに供給される消磁電流の特性図、図4 は形状記憶合金の温度ー撓み特性を示している。図1において、21は正特性サ −ミスタ、22は感熱スイッチ、23は第1の端子、24は第2の端子、25は 第3の端子、26はこれらを支持するケースである。7は交流電源、8は負荷と なる消磁コイル、9は電源スイッチである。図示の電流制御装置も、基本的に、 正特性サ−ミスタ21の抵抗温度特性に基づく電流制限動作と、正特性サ−ミス タ21の発熱による感熱スイッチ22のスイッチ動作に基づく電流制御動作とに より、負荷となる消磁コイル8に流れる電流を制御する。
【0016】 正特性サ−ミスタ21は、素体211の相対する両面に電極212、213を 有している。熱応動機構220は、熱変形部材221を含み、熱変形部材221 が正特性サーミスタ21に熱結合され、熱変形部材221の熱変形動作に応じた 熱変位Aを生じるようになっている。熱変形部材221は、形状記憶合金でなり 、Ni−Ti合金、Au−Cd合金、In−Tl合金、Cu−Al−Ni合金等 で構成されている。固定接点222は第1の端子23に設けられている。可動接 点223は、正特性サーミスタ21の電極212に導通すると共に、熱応動機構 220に追従して固定接点222との間で開閉動作をする。第2の端子24は、 正特性サーミスタ21の電極213に導通している。第3の端子25は、可動接 点223と固定接点222が開動作状態にあるとき正特性サ−ミスタ21の電極 212に対する電流供給経路を構成し、可動接点223と固定接点222が閉動 作状態にあるとき電流供給経路を実質的に開路するようになっている。
【0017】 図示の電流制御装置において、正特性サ−ミスタ21は相対する両面に電極2 12、213を有し、可動接点223は正特性サーミスタ21の電極212に導 通すると共に、熱応動機構220に追従して固定接点222との間で開閉動作を し、第2の端子24は正特性サ−ミスタ21の電極213と導通し、第3の端子 25は可動接点223と固定接点222が開動作状態にあるとき正特性サ−ミス タ21の電極212に対する電流供給経路を構成するようになっているから、第 2の端子24及び第3の端子25間に交流電源7と消磁コイル8とを直列に外部 接続し、直列接続した中間点を第1の端子23に接続した図2のような回路構成 においては、第2の端子24、正特性サ−ミスタ21及び第3の端子25による 電流供給経路が構成され、正特性サ−ミスタ21が発熱動作をすると共に、消磁 コイル8にも電流が供給される。正特性サ−ミスタ21はスイッチング温度を超 えると抵抗値が急激に増大する性質を有しているので、消磁コイル8に流れる電 流もそれにつれて急激に絞り込まれてゆき、消磁コイル8には、図3に示すよう な、正特性サ−ミスタ21の抵抗温度特性による電流制御作用が与えられる。
【0018】 感熱スイッチ22は、熱応動機構220が熱変形部材221を含み、熱変形部 材221が正特性サーミスタ21に熱結合され、熱変形部材221の熱変形動作 に応じた熱変位Aを生じ、可動接点223が熱応動機構220に追従して固定接 点222との間で開閉動作をし、第3の端子25は可動接点223と固定接点2 22が閉動作状態にあるとき電流供給経路を実質的に開路するようになっている から、第3の端子25に消磁コイル8を接続した場合、消磁コイル8への電流が 実質的に遮断される。これと共に、第2の端子24、正特性サ−ミスタ21及び 第1の端子23による保持回路が形成され正特性サーミスタ21が継続して加熱 される。
【0019】 熱変形部材221は形状記憶合金でなるから、図4に示すように、設定温度T dで大きな熱変位が得られる。従来のバイメタルと比較すると、バイメタルは1 00度の温度変化に対する撓みDは5〜8mmであるが、形状記憶合金の撓みDは 40mmであり、5〜8倍大きな熱変位が得られる。このため、可動接点223の ストロ−クが大きくなると共に、感熱スイッチ22の動作温度が一定になり、消 磁コイル8に対する遮断時の電流のバラツキIb(図3参照)が小さくなり、消 磁特性が安定する。しかも、形状記憶合金を用いた熱変形部材221は、復帰す るときにヒステリシスをもっているので、感熱スイッチ22のハンチングを防止 し、安定したスイッチ動作をさせることができる。熱変形部材221の設定温度 Tdは、正特性サ−ミスタ21のスイッチング温度よりも高く、消磁電流の絞り 込んだ電流値に対応する正特性サ−ミスタ21の温度に設定される。
【0020】 熱変形部材221としてバイメタルを用いた場合の回復応力は最大20kg/mm2 であるが、形状記憶合金を用いた場合の回復応力は最大30kg/mm2であり、バイ メタルの回復応力より大きいので、可動接点223と固定接点222との接触抵 抗を小さくすると共に、接触不良に至るまでの耐久時間も長くできる。
【0021】 更に実施例では、熱変形部材221は可動片225となっており、可動片22 5は一端側が正特性サ−ミスタ21の電極212に面接触し、他端側が自由端と なっている。可動接点223は、可動片225の自由端に設けられている。第3 の端子25は、一端側に別の固定接点226を有し、可動片225が熱変位しな い状態では別の固定接点226が可動接点223と導通し、可動片225が熱変 位した状態では固定接点222が可動接点223と導通する。
【0022】 これにより、熱応動機構220は可動片225のみで可動接点223をストロ −クさせることができ、電流制御装置の構成が簡単化されると共に、安価にする ことができる。また、別の固定接点226と可動接点223との間が完全に遮断 されるので、消磁コイル8への電流を確実に遮断できる。
【0023】 図5は本考案に係る電流制御装置の別の実施例の正面部分断面図、図6はその 電流制御装置を用いた消磁回路を示す図である。図において、図1と同一参照符 号は同一性ある構成部分を示している。
【0024】 熱応動機構220は、可動片251を含み、可動片251は間隔d1を保って 折り返すように曲げられ、折り曲げられた一方252の先端が自由端となり、他 方253が正特性サ−ミスタ21の電極212に接触している。具体的には、折 り曲げられた他方253がスポット溶接等により電極212に固着される。熱変 形部材221は、間隔d1内に設けられている。可動接点223は、可動片25 1の自由端に設けられている。熱変形部材221は熱変形時には中央部が湾曲す るようになっている。折り曲げられた一方252には可動接点223の変位を大 きくするため突起254が設けられている。
【0025】 熱変形部材221は、間隔d1内に設けられているので、折り曲げられた他方 253から熱の供給を受けてから熱変形し、中央部が折り曲げられた一方252 側に湾曲し、可動接点223と固定接点222とを接触させる。この実施例では 、図6に示すように、第3の端子25と正特性サ−ミスタ21の電極212が常 時導通しているが、可動接点223と固定接点222と導通した時に、第2の端 子24、正特性サ−ミスタ21及び第1の端子23による保持回路を形成すると 共に、消磁コイル8の両端を短絡するので、消磁コイル8への電流を遮断する。 このため、図1の実施例と同様の作用効果が得られる。
【0026】 更に実施例では、可動片251は第3の端子25の一端側に連続して折り返す ように曲げて設けられている。このため、可動片251が電極212に精度よく 取り付けられ、可動接点223と固定接点222との位置ずれによる動作不良を 生ずることのない電流制御装置が得られる。また、可動片251を単独で電極2 12にスポット溶着させる必要がなくなり、組立作業が容易になる。
【0027】 以上述べた熱変形部材221としては、一方向性(非可逆性)または二方向性 (可逆性)の形状記憶合金が可能である。一方向性のものはリセット動作を伴な うものに適しているが、バネ性を持った金属との組み合わせによって二方向性を 持たせることも可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、次のような効果が得られる。 (a)正特性サ−ミスタは相対する両面に電極を有し、可動接点は正特性サーミ スタの電極の一方に導通すると共に、熱応動機構に追従して固定接点との間で開 閉動作をし、第2の端子は正特性サ−ミスタの電極の他方と導通し、第3の端子 は可動接点と固定接点が開動作状態にあるとき正特性サ−ミスタの電極の一方に 対する電流供給経路を構成するようになっているので、消磁コイルに対して、正 特性サ−ミスタの抵抗温度特性による電流制御作用を与え得る電流制御装置を提 供できる。 (b)感熱スイッチは、熱応動機構が熱変形部材を含み、熱変形部材が正特性サ ーミスタに熱結合され、熱変形部材の熱変形動作に応じた熱変位を生じ、可動接 点が熱応動機構に追従して固定接点との間で開閉動作をし、第3の端子は可動接 点と固定接点が閉動作状態にあるとき電流供給経路を実質的に開路するようにな っているから、消磁コイルへの電流が実質的に遮断すると共に、正特性サーミス タを継続して加熱させ得る電流制御装置を提供できる。 (c)熱変形部材は形状記憶合金でなるから、可動接点のストロ−クを大きくす ると共に、消磁コイルに対する遮断時の電流のバラツキが小さくし、消磁特性を 安定させ得る電流制御装置を提供できる。 (d)形状記憶合金の回復応力はバイメタルの回復応力より大きいので、可動接 点と固定接点との接触抵抗を小さくすると共に、接触不良に至るまでの耐久時間 を長くし得る電流制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電流制御装置の正面断面図であ
る。
【図2】本考案に係る電流制御装置を用いた消磁回路の
回路図である。
【図3】消磁コイルに供給される消磁電流の特性図であ
る。
【図4】形状記憶合金の温度ー撓み特性図である。
【図5】本考案に係る電流制御装置の別の実施例の正面
部分断面図である。
【図6】図5に示す電流制御装置を用いた消磁回路の回
路図である。
【図7】従来の電流制御装置の正面部分断面図である。
【図8】従来の電流制御装置を用いた消磁回路の回路図
である。
【符号の説明】
21 正特性サ−ミスタ 212、213 電極 22 感熱スイッチ 221 熱変形部材 222 固定接点 223 可動接点 23 第1の端子 24 第2の端子 25 第3の端子 26 ケース A 熱変位

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正特性サ−ミスタと、感熱スイッチと、
    第1の端子と、第2の端子と、第3の端子と、これらを
    支持するケ−スとを含む電流制御装置であって、 前記正特性サ−ミスタは、相対する両面に電極を有して
    おり、 前記感熱スイッチは、熱応動機構と、固定接点と、可動
    接点とを有しており、 前記熱応動機構は、熱変形部材を含み、前記熱変形部材
    が形状記憶合金でなる共に、前記正特性サーミスタに熱
    結合され、前記熱変形部材の熱変形動作に応じた熱変位
    を生じるものであり、 前記固定接点は、前記第1の端子に設けられており、 前記可動接点は、前記正特性サーミスタの前記電極の一
    方に導通すると共に、前記熱応動機構に追従して前記固
    定接点との間で開閉動作をするものであり、 前記第2の端子は、前記正特性サーミスタの電極の他方
    に導通しており、 前記第3の端子は、前記可動接点と前記固定接点が開動
    作状態にあるとき前記正特性サ−ミスタの前記電極の一
    方に対する電流供給経路を構成し、前記可動接点と前記
    固定接点が閉動作状態にあるとき前記電流供給経路を実
    質的に開路することを特徴とする電流制御装置。
  2. 【請求項2】 前記熱変形部材は可動片となっており、
    前記可動片は一端側が前記正特性サ−ミスタの前記電極
    の一方に面接触し、他端側が自由端となっており、 前記可動接点は、前記可動片の前記自由端に設けられて
    おり、 前記第3の端子は、一端側に別の固定接点を有し、前記
    可動片が熱変位しない状態では前記別の固定接点が前記
    可動接点と導通し、前記可動片が熱変位した状態では前
    記別の固定接点が前記可動接点と不導通となることを特
    徴とする請求項1に記載の電流制御装置。
  3. 【請求項3】 前記熱応動機構は、可動片を含み、前記
    可動片は間隔を保って折り返すように曲げられ、折り曲
    げられた一方の先端が自由端となり、他方が前記正特性
    サ−ミスタの前記電極の一方に接触しており、 前記熱変形部材は、前記間隔内に設けられており、 前記可動接点は、前記可動片の前記自由端に設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電流制御装置。
  4. 【請求項4】 前記可動片は、前記第3の端子の一端側
    に連続して折り返すように曲げて設けられていることを
    特徴とする請求項3に記載の電流制御装置。
JP9630491U 1991-10-28 1991-10-28 電流制御装置 Pending JPH0541284U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541062A (en) * 1978-09-18 1980-03-22 Matsushita Electronics Corp Demagnetizing unit

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