JPH0541045A - 磁気ヘツド駆動装置 - Google Patents
磁気ヘツド駆動装置Info
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- JPH0541045A JPH0541045A JP19466691A JP19466691A JPH0541045A JP H0541045 A JPH0541045 A JP H0541045A JP 19466691 A JP19466691 A JP 19466691A JP 19466691 A JP19466691 A JP 19466691A JP H0541045 A JPH0541045 A JP H0541045A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】キャリッジの保護のためのストッパ構造部の発
塵を防止する。 【構成】磁気ヘッド駆動装置の駆動源である磁気回路８
の内壁の側面に設けた貫通穴８ｂに先端が傘形状をした
弾性体から成る傘形状部９ａを有する弾性ストッパピン
９が挿入されている。この弾性ストッパピン９のもう一
方の先端部はネジ形状を有し、ナット１２により磁気回
路８の内壁に固定されている。弾性ストッパピン９はナ
ット１２を締めることにより、先端の傘形状部９ａがた
わみ、貫通穴８ｂ部を封止すると同時に、たわみの反発
力によりナット１２のゆるみを防止する。 【効果】上記により、磁気回路に設けた貫通穴等成生ず
る金属紛やストッパピン組込み時の磨耗分の発塵を防止
できる。
塵を防止する。 【構成】磁気ヘッド駆動装置の駆動源である磁気回路８
の内壁の側面に設けた貫通穴８ｂに先端が傘形状をした
弾性体から成る傘形状部９ａを有する弾性ストッパピン
９が挿入されている。この弾性ストッパピン９のもう一
方の先端部はネジ形状を有し、ナット１２により磁気回
路８の内壁に固定されている。弾性ストッパピン９はナ
ット１２を締めることにより、先端の傘形状部９ａがた
わみ、貫通穴８ｂ部を封止すると同時に、たわみの反発
力によりナット１２のゆるみを防止する。 【効果】上記により、磁気回路に設けた貫通穴等成生ず
る金属紛やストッパピン組込み時の磨耗分の発塵を防止
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置の磁
気ヘッド駆動装置に関し、特にボイスコイルモータを使
用している磁気ヘッド駆動装置に関する。
気ヘッド駆動装置に関し、特にボイスコイルモータを使
用している磁気ヘッド駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、現在使用されている磁気ヘッド
を磁気ディスクの所定のシリンダ上に位置決めするため
の磁気ヘッド駆動装置のうち、ボイスコイルモータを駆
動源とするものは、磁気ヘッドを保持するキャリッジに
取り付けられた磁気ヘッドと一体となって運動するコイ
ルと、このコイルに対応して固定して設けられた磁気回
路（マグネット）とを備えており、コイルに電流を流す
ことにより生ずる磁束と、磁気回路によって生じている
磁束との間の吸引力または反発力によって磁気ヘッドの
位置決め動作のための運動を与える構成となっている。
また、片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、各記録面に対応する磁気ヘッドとを有
し、磁気ヘッドを磁気ディスクの所定のシリンダに位置
決め動作を行うときは、各記憶面の各シリンダのセクタ
ーに書き込まれているサーボ情報を読出して指定された
トラック上に位置決めを行ういわゆるセクタサーボ方式
による磁気ヘッド位置決め方式を採用している。さら
に、磁気ディスク装置の電源が落とされた場合に磁気デ
ィスクの損傷を防ぐため、磁気ディスクの最内周に設け
られたコンタクトスタートストップエリア（以下、ＣＳ
Ｓと称す）に機械的に磁気ヘッドを待避させる構造と成
っている。この時、キャリッジに大きな衝撃が加わるの
を防ぐためにキャリッジ保護弾性体を介してストッパピ
ンに当てる方法を採用している。上記のような動作に用
いられる磁気ヘッド駆動装置には、磁気ヘッドに磁気デ
ィスク装置の外周から中心に向かう直線往復運動を行わ
せることによって位置決め動作を行ういわゆるリニア型
の磁気ヘッド駆動装置と、固定の軸を中心とする回転運
動によって位置決め動作を行ういわゆるロータリ型の磁
気ヘッド駆動装置の２形式がある。次に、従来の磁気ヘ
ッド駆動装置について図面を参照して説明する。図３は
従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造図、図３（ａ）
は従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造の側面図、図
３（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの取
付を示す図３（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
を磁気ディスクの所定のシリンダ上に位置決めするため
の磁気ヘッド駆動装置のうち、ボイスコイルモータを駆
動源とするものは、磁気ヘッドを保持するキャリッジに
取り付けられた磁気ヘッドと一体となって運動するコイ
ルと、このコイルに対応して固定して設けられた磁気回
路（マグネット）とを備えており、コイルに電流を流す
ことにより生ずる磁束と、磁気回路によって生じている
磁束との間の吸引力または反発力によって磁気ヘッドの
位置決め動作のための運動を与える構成となっている。
また、片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、各記録面に対応する磁気ヘッドとを有
し、磁気ヘッドを磁気ディスクの所定のシリンダに位置
決め動作を行うときは、各記憶面の各シリンダのセクタ
ーに書き込まれているサーボ情報を読出して指定された
トラック上に位置決めを行ういわゆるセクタサーボ方式
による磁気ヘッド位置決め方式を採用している。さら
に、磁気ディスク装置の電源が落とされた場合に磁気デ
ィスクの損傷を防ぐため、磁気ディスクの最内周に設け
られたコンタクトスタートストップエリア（以下、ＣＳ
Ｓと称す）に機械的に磁気ヘッドを待避させる構造と成
っている。この時、キャリッジに大きな衝撃が加わるの
を防ぐためにキャリッジ保護弾性体を介してストッパピ
ンに当てる方法を採用している。上記のような動作に用
いられる磁気ヘッド駆動装置には、磁気ヘッドに磁気デ
ィスク装置の外周から中心に向かう直線往復運動を行わ
せることによって位置決め動作を行ういわゆるリニア型
の磁気ヘッド駆動装置と、固定の軸を中心とする回転運
動によって位置決め動作を行ういわゆるロータリ型の磁
気ヘッド駆動装置の２形式がある。次に、従来の磁気ヘ
ッド駆動装置について図面を参照して説明する。図３は
従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造図、図３（ａ）
は従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造の側面図、図
３（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの取
付を示す図３（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
【０００３】図３において、従来例の磁気ヘッド駆動装
置の内部構造は、磁気ヘッド１と、支持バネ２と、アー
ム３と、スペーサ４と、固定軸５と、コイル６と、弾性
体ｂ７ｂと、永久磁石８ａとネジ穴８ｃとを有する磁気
回路８と、ナット１２と、ベース１３と、磁気ディスク
１４と、従来のストッパピン１５とから構成されてい
る。
置の内部構造は、磁気ヘッド１と、支持バネ２と、アー
ム３と、スペーサ４と、固定軸５と、コイル６と、弾性
体ｂ７ｂと、永久磁石８ａとネジ穴８ｃとを有する磁気
回路８と、ナット１２と、ベース１３と、磁気ディスク
１４と、従来のストッパピン１５とから構成されてい
る。
【０００４】ここで、従来例の磁気ヘッド駆動装置は、
磁気ヘッド１を支持バネ２の先端に支持し、支持バネ２
の後端をアーム３の先端に保持し、このようなアーム３
を磁気ディスク１４の数に対応した必要の数だけスペー
サ４を介して積層して搭載され、固定軸５の回りに一体
となって回転運動を行うことが出来るように構成されて
いる（この部分をキャリッジと称す）。アーム３の後方
には、コイル６が固定され、このコイル６に対応して永
久磁石８ａを備えた磁気回路８が設けられ、この磁気回
路８がベース１３に固定されている。磁気ヘッドがＣＳ
Ｓに待避する際にコイル６の側面に固着されたキャリッ
ジの保護弾性体である弾性体ｂ７ｂと、ネジ形状を有し
磁気回路８の側面のネジ穴８ｃを利用してナット１２に
より固定された従来のストッパピン１５が押し当たるよ
うに構成されている。そして、キャリッジが回転して弾
性体ｂ７ｂが従来のストッパピン１５に当ったときにキ
ャリッジの回転衝撃力を止めるようになっている。
磁気ヘッド１を支持バネ２の先端に支持し、支持バネ２
の後端をアーム３の先端に保持し、このようなアーム３
を磁気ディスク１４の数に対応した必要の数だけスペー
サ４を介して積層して搭載され、固定軸５の回りに一体
となって回転運動を行うことが出来るように構成されて
いる（この部分をキャリッジと称す）。アーム３の後方
には、コイル６が固定され、このコイル６に対応して永
久磁石８ａを備えた磁気回路８が設けられ、この磁気回
路８がベース１３に固定されている。磁気ヘッドがＣＳ
Ｓに待避する際にコイル６の側面に固着されたキャリッ
ジの保護弾性体である弾性体ｂ７ｂと、ネジ形状を有し
磁気回路８の側面のネジ穴８ｃを利用してナット１２に
より固定された従来のストッパピン１５が押し当たるよ
うに構成されている。そして、キャリッジが回転して弾
性体ｂ７ｂが従来のストッパピン１５に当ったときにキ
ャリッジの回転衝撃力を止めるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
磁気ヘッド駆動装置は、磁気回路側面のネジ穴加工時に
ネジ穴内部に発生した金属粉あるいはストッパピン組込
み時の摩耗粉がストッパピンに付着し、磁気ヘッドがＣ
ＳＳに待避する際あるいは電気的な故障によりコイルに
大電流が流れキャリッジが暴走した際に弾性体と当たり
ストッパピンに付着した金属粉等を磁気ディスク装置内
にまき散らす恐れがある。
磁気ヘッド駆動装置は、磁気回路側面のネジ穴加工時に
ネジ穴内部に発生した金属粉あるいはストッパピン組込
み時の摩耗粉がストッパピンに付着し、磁気ヘッドがＣ
ＳＳに待避する際あるいは電気的な故障によりコイルに
大電流が流れキャリッジが暴走した際に弾性体と当たり
ストッパピンに付着した金属粉等を磁気ディスク装置内
にまき散らす恐れがある。
【０００６】磁気ディスク装置は磁気ヘッドが約３６０
０ｒｐｍで回転している磁気ディスクから約０．２μｍ
の位置に浮上しているため、上記のように金属粉等が磁
気ディスク装置内にまき散らされると、磁気ディスクと
磁気ヘッドに重大な損傷を与える恐れがあるという欠点
がある。
０ｒｐｍで回転している磁気ディスクから約０．２μｍ
の位置に浮上しているため、上記のように金属粉等が磁
気ディスク装置内にまき散らされると、磁気ディスクと
磁気ヘッドに重大な損傷を与える恐れがあるという欠点
がある。
【０００７】本発明の目的は、キャリッジの回転衝撃力
を止めるストッパピンの保持を目的として設けられた磁
気回路の貫通ネジ穴あるいは貫通穴を磁気回路の内壁側
より完全に封止することにより、上記の欠点を解消し、
金属粉等の発塵を防止し、磁気ディスクや磁気ヘッドの
損傷を回避することができ、性能や信頼性の高い磁気デ
ィスク装置の磁気ヘッド駆動装置を提供することにあ
る。
を止めるストッパピンの保持を目的として設けられた磁
気回路の貫通ネジ穴あるいは貫通穴を磁気回路の内壁側
より完全に封止することにより、上記の欠点を解消し、
金属粉等の発塵を防止し、磁気ディスクや磁気ヘッドの
損傷を回避することができ、性能や信頼性の高い磁気デ
ィスク装置の磁気ヘッド駆動装置を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】第一の発明の磁気ヘッド
駆動装置は、ベースプレートに取り付けられたスピンド
ルモータにより回転する片面または両面を記録面とする
少なくとも１枚の磁気ディスクと、磁気ディスクの記録
面上でデータの書込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁
気ヘッドを先端に保持するアームと、アームをスペーサ
を介して積層しベースプレートに取り付けられた固定軸
を軸中心に一体となり回転運動を行うように構成された
キャリッジと、キャリッジのスペーサの後端に固定され
たコイルと、ベースプレートに取り付けられコイルに磁
界を与える磁気回路とを備えた磁気ディスク装置の磁気
ヘッド駆動装置において、磁気回路の内壁の少なくとも
１箇所の側面に設けられた貫通穴と、貫通穴部を完全に
封止し一方の先端部が傘形状で他方の先端部がネジ形状
を有し傘形状部でキャリッジの回転衝撃力を緩和する弾
性ストッパピンと、弾性ストッパピンを磁気回路の貫通
穴を通して磁気回路の内壁に保持するナットとを備えて
いる。
駆動装置は、ベースプレートに取り付けられたスピンド
ルモータにより回転する片面または両面を記録面とする
少なくとも１枚の磁気ディスクと、磁気ディスクの記録
面上でデータの書込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁
気ヘッドを先端に保持するアームと、アームをスペーサ
を介して積層しベースプレートに取り付けられた固定軸
を軸中心に一体となり回転運動を行うように構成された
キャリッジと、キャリッジのスペーサの後端に固定され
たコイルと、ベースプレートに取り付けられコイルに磁
界を与える磁気回路とを備えた磁気ディスク装置の磁気
ヘッド駆動装置において、磁気回路の内壁の少なくとも
１箇所の側面に設けられた貫通穴と、貫通穴部を完全に
封止し一方の先端部が傘形状で他方の先端部がネジ形状
を有し傘形状部でキャリッジの回転衝撃力を緩和する弾
性ストッパピンと、弾性ストッパピンを磁気回路の貫通
穴を通して磁気回路の内壁に保持するナットとを備えて
いる。
【０００９】第二の発明の磁気ヘッド駆動装置は、ベー
スプレートに取り付けられたスピンドルモータにより回
転する片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面上でデータの書
込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを先端に
保持するアームと、アームをスペーサを介して積層しベ
ースプレートに取り付けられた固定軸を軸中心に一体と
なり回転運動を行うように構成されたキャリッジと、キ
ャリッジのスペーサの後端に固定されたコイルと、ベー
スプレートに取り付けられコイルに磁界を与える磁気回
路とを備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置に
おいて、磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通ネジ穴と、貫通ネジ穴部を完全に封止する
ように固着されキャリッジの回転衝撃力を緩和する保護
弾性体と、保護弾性体が受けるキャリッジの回転衝撃力
を止めるように配置されネジ形状を有しネジ穴を利用し
て磁気回路の内壁に固定されるストッパピンとを備えて
いる。
スプレートに取り付けられたスピンドルモータにより回
転する片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面上でデータの書
込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを先端に
保持するアームと、アームをスペーサを介して積層しベ
ースプレートに取り付けられた固定軸を軸中心に一体と
なり回転運動を行うように構成されたキャリッジと、キ
ャリッジのスペーサの後端に固定されたコイルと、ベー
スプレートに取り付けられコイルに磁界を与える磁気回
路とを備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置に
おいて、磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通ネジ穴と、貫通ネジ穴部を完全に封止する
ように固着されキャリッジの回転衝撃力を緩和する保護
弾性体と、保護弾性体が受けるキャリッジの回転衝撃力
を止めるように配置されネジ形状を有しネジ穴を利用し
て磁気回路の内壁に固定されるストッパピンとを備えて
いる。
【００１０】第三の発明の磁気ヘッド駆動装置は、ベー
スプレートに取り付けられたスピンドルモータにより回
転する片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面上でデータの書
込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを先端に
保持するアームと、アームをスペーサを介して積層しベ
ースプレートに取り付けられた固定軸を軸中心に一体と
なり回転運動を行うように構成されたキャリッジと、キ
ャリッジのスペーサの後端に固定されたコイルと、ベー
スプレートに取り付けられコイルに磁界を与える磁気回
路とを備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置に
おいて、磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通穴と、貫通穴部を完全に封止するように固
着されキャリッジの回転衝撃力を緩和する保護弾性体
と、保護弾性体が受けるキャリッジの回転衝撃力を止め
るように配置され貫通穴に圧入して磁気回路の内壁に固
定されるストッパピンとを備えている。
スプレートに取り付けられたスピンドルモータにより回
転する片面または両面を記録面とする少なくとも１枚の
磁気ディスクと、磁気ディスクの記録面上でデータの書
込み／読出しを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを先端に
保持するアームと、アームをスペーサを介して積層しベ
ースプレートに取り付けられた固定軸を軸中心に一体と
なり回転運動を行うように構成されたキャリッジと、キ
ャリッジのスペーサの後端に固定されたコイルと、ベー
スプレートに取り付けられコイルに磁界を与える磁気回
路とを備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置に
おいて、磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通穴と、貫通穴部を完全に封止するように固
着されキャリッジの回転衝撃力を緩和する保護弾性体
と、保護弾性体が受けるキャリッジの回転衝撃力を止め
るように配置され貫通穴に圧入して磁気回路の内壁に固
定されるストッパピンとを備えている。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１２】まず、第一の発明について説明する。
【００１３】図１は第一の発明の一実施例の磁気ヘッド
駆動装置の内部構造図、図１（ａ）は本実施例の磁気ヘ
ッド駆動装置の内部構造の側面図、図１（ｂ）はキャリ
ッジの保護弾性体とストッパピンの取付を示す図１
（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。図１において、本実施例
の磁気ヘッド駆動装置の内部構造は、磁気ヘッド１と、
支持バネ２と、アーム３と、スペーサ４と、固定軸５
と、コイル６と、弾性体７と、永久磁石８ａと貫通穴８
ｂとを有する磁気回路８と、弾性体から成る傘形状部９
ａを有する弾性ストッパピン９と、ナット１２と、ベー
ス１３と、磁気ディスク１４とから構成されている。こ
こで、磁気ヘッド駆動装置の構成と作用及びその駆動源
であるボイスコイルモータの作用ならびに磁気ヘッドの
位置決め方法は、従来の技術の項で説明した内容と同じ
であるので、ここでは弾性ストッパピンの構成について
述べる。
駆動装置の内部構造図、図１（ａ）は本実施例の磁気ヘ
ッド駆動装置の内部構造の側面図、図１（ｂ）はキャリ
ッジの保護弾性体とストッパピンの取付を示す図１
（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。図１において、本実施例
の磁気ヘッド駆動装置の内部構造は、磁気ヘッド１と、
支持バネ２と、アーム３と、スペーサ４と、固定軸５
と、コイル６と、弾性体７と、永久磁石８ａと貫通穴８
ｂとを有する磁気回路８と、弾性体から成る傘形状部９
ａを有する弾性ストッパピン９と、ナット１２と、ベー
ス１３と、磁気ディスク１４とから構成されている。こ
こで、磁気ヘッド駆動装置の構成と作用及びその駆動源
であるボイスコイルモータの作用ならびに磁気ヘッドの
位置決め方法は、従来の技術の項で説明した内容と同じ
であるので、ここでは弾性ストッパピンの構成について
述べる。
【００１４】磁気回路８の側面に貫通穴８ｂが設けられ
ていて、磁気回路８の内壁の貫通穴部を完全に封止する
ように先端が傘形状をした弾性ストッパピン９が貫通穴
８ｂに挿入されている。この弾性ストッパピン９のもう
一つの先端はネジ形状を有し、ナット１２により固定さ
れている。弾性ストッパピン９はナット１２を締めるこ
とにより先端の傘形状部９ａがたわみ、貫通穴８ｂ部を
封止すると同時に、たわみの反発力によりナット１２の
ゆるみを防止する構造となっている。そして、弾性体か
ら成る傘形状部９ａが受けるキャリッジの回転衝撃力を
弾性ストッパピン９で止めるようになっている。これに
より、磁気回路８側面のネジ穴８ａ加工時にネジ穴内部
に発生した金属粉あるいは弾性ストッパピン９組込み時
の摩耗粉が弾性ストッパピン９に付着することが無く、
また、貫通穴８ｂ内部に金属粉が有ったとしても封止さ
れ、金属粉等を磁気ディスク装置内にまき散らす危険性
が無くなり、磁気ディスク１４や磁気ヘッド１の損傷を
回避する。
ていて、磁気回路８の内壁の貫通穴部を完全に封止する
ように先端が傘形状をした弾性ストッパピン９が貫通穴
８ｂに挿入されている。この弾性ストッパピン９のもう
一つの先端はネジ形状を有し、ナット１２により固定さ
れている。弾性ストッパピン９はナット１２を締めるこ
とにより先端の傘形状部９ａがたわみ、貫通穴８ｂ部を
封止すると同時に、たわみの反発力によりナット１２の
ゆるみを防止する構造となっている。そして、弾性体か
ら成る傘形状部９ａが受けるキャリッジの回転衝撃力を
弾性ストッパピン９で止めるようになっている。これに
より、磁気回路８側面のネジ穴８ａ加工時にネジ穴内部
に発生した金属粉あるいは弾性ストッパピン９組込み時
の摩耗粉が弾性ストッパピン９に付着することが無く、
また、貫通穴８ｂ内部に金属粉が有ったとしても封止さ
れ、金属粉等を磁気ディスク装置内にまき散らす危険性
が無くなり、磁気ディスク１４や磁気ヘッド１の損傷を
回避する。
【００１５】次に、第二および第三の発明について説明
する。
する。
【００１６】図２は第二および第三の発明の一実施例の
磁気ヘッド駆動装置の内部構造図、図２（ａ）は本第二
および第三の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部
構造の側面図、図２（ｂ）は本第二の発明の実施例のキ
ャリッジの保護弾性体とストッパピンの取付を示す図２
（ａ）のＹ−Ｙ断面図、図２（ｃ）は本第三の発明の実
施例のキャリッジの保護弾性体とストッパピンの取付を
示す図２（ａ）のＹ−Ｙ断面図である。図２において、
本第二の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造
は、磁気ヘッド１と、支持バネ２と、アーム３と、スペ
ーサ４と、固定軸５と、コイル６と、弾性体ａ７ａと、
永久磁石８ａと貫通ネジ穴８ｃとを有する磁気回路８
と、ネジ付ストッパピン１０と、ベース１３と、磁気デ
ィスク１４とから構成され、本第三の発明の実施例の磁
気ヘッド駆動装置の内部構造は、図２（ｃ）に示すよう
に、上記第二の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の磁
気回路とストッパピンが、永久磁石８ａと貫通穴８ｂと
を有する磁気回路８と、圧入用ストッパピン１１とから
構成されている。
磁気ヘッド駆動装置の内部構造図、図２（ａ）は本第二
および第三の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部
構造の側面図、図２（ｂ）は本第二の発明の実施例のキ
ャリッジの保護弾性体とストッパピンの取付を示す図２
（ａ）のＹ−Ｙ断面図、図２（ｃ）は本第三の発明の実
施例のキャリッジの保護弾性体とストッパピンの取付を
示す図２（ａ）のＹ−Ｙ断面図である。図２において、
本第二の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造
は、磁気ヘッド１と、支持バネ２と、アーム３と、スペ
ーサ４と、固定軸５と、コイル６と、弾性体ａ７ａと、
永久磁石８ａと貫通ネジ穴８ｃとを有する磁気回路８
と、ネジ付ストッパピン１０と、ベース１３と、磁気デ
ィスク１４とから構成され、本第三の発明の実施例の磁
気ヘッド駆動装置の内部構造は、図２（ｃ）に示すよう
に、上記第二の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装置の磁
気回路とストッパピンが、永久磁石８ａと貫通穴８ｂと
を有する磁気回路８と、圧入用ストッパピン１１とから
構成されている。
【００１７】上記の第一の発明のところで述べだよう
に、磁気ヘッド駆動装置の構成と作用及びその駆動源で
あるボイスコイルモータの作用ならびに磁気ヘッドの位
置決め方法は、従来の技術の項で説明した内容と同じで
あるので、ここでは弾性体とストッパピンの構成につい
て述べる。
に、磁気ヘッド駆動装置の構成と作用及びその駆動源で
あるボイスコイルモータの作用ならびに磁気ヘッドの位
置決め方法は、従来の技術の項で説明した内容と同じで
あるので、ここでは弾性体とストッパピンの構成につい
て述べる。
【００１８】本第二の発明の実施例の磁気ヘッド駆動装
置においては、磁気回路８の側面に貫通のネジ穴８ｃが
設けられていて磁気回路８の内壁のネジ穴部を完全に封
止するように弾性体ａ７ａが接着固定されている。
置においては、磁気回路８の側面に貫通のネジ穴８ｃが
設けられていて磁気回路８の内壁のネジ穴部を完全に封
止するように弾性体ａ７ａが接着固定されている。
【００１９】このネジ穴８ｃにネジ形状を有したネジ付
ストッパピン１０が固定されている。ネジ付ストッパピ
ン１０は、弾性体ａ７ａに押し当てることにより弾性体
の反発力により保持され、ナット等を使用しなくても脱
落しない構造になっている。そして、弾性体ａ７ａが受
けるキャリッジの回転衝撃力をネジ付ストッパピン１０
で止めるようになっている。
ストッパピン１０が固定されている。ネジ付ストッパピ
ン１０は、弾性体ａ７ａに押し当てることにより弾性体
の反発力により保持され、ナット等を使用しなくても脱
落しない構造になっている。そして、弾性体ａ７ａが受
けるキャリッジの回転衝撃力をネジ付ストッパピン１０
で止めるようになっている。
【００２０】また、本第三の発明の実施例の磁気ヘッド
駆動装置においては、磁気回路８の側面に貫通穴８ｂが
設けられていて磁気回路８の内壁の貫通穴部を完全に封
止するように弾性体ａ７ａが接着固定されている。
駆動装置においては、磁気回路８の側面に貫通穴８ｂが
設けられていて磁気回路８の内壁の貫通穴部を完全に封
止するように弾性体ａ７ａが接着固定されている。
【００２１】この貫通穴８ｂに圧入用ストッパピン１１
が固定されている。圧入用ストッパピン１１は、弾性体
ａ７ａに押し当てるようにして磁気回路８の内壁に取り
付けられている。そして、弾性体ａ７ａが受けるキャリ
ッジの回転衝撃力を圧入用ストッパピン１１で止めるよ
うになっている。上記により、ストッパピンに付着した
金属粉等を磁気ディスク装置内にまき散らす危険性が無
くなり、磁気ディスク１４や磁気ヘッド１の損傷を回避
する。
が固定されている。圧入用ストッパピン１１は、弾性体
ａ７ａに押し当てるようにして磁気回路８の内壁に取り
付けられている。そして、弾性体ａ７ａが受けるキャリ
ッジの回転衝撃力を圧入用ストッパピン１１で止めるよ
うになっている。上記により、ストッパピンに付着した
金属粉等を磁気ディスク装置内にまき散らす危険性が無
くなり、磁気ディスク１４や磁気ヘッド１の損傷を回避
する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ド駆動装置は、キャリッジの回転衝撃力を止めるストッ
パピンの保持を目的として設けられた磁気回路の貫通ネ
ジ穴あるいは貫通穴を磁気回路の内壁側より完全に封止
することにより、金属粉等の発塵を防止し、磁気ディス
クや磁気ヘッドの損傷を回避することができ、性能や信
頼性の高い磁気ディスク装置を提供することができると
いう効果がある。
ド駆動装置は、キャリッジの回転衝撃力を止めるストッ
パピンの保持を目的として設けられた磁気回路の貫通ネ
ジ穴あるいは貫通穴を磁気回路の内壁側より完全に封止
することにより、金属粉等の発塵を防止し、磁気ディス
クや磁気ヘッドの損傷を回避することができ、性能や信
頼性の高い磁気ディスク装置を提供することができると
いう効果がある。
【図１】本発明の一実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部
構造図である。 図１（ａ）は本実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造
の側面図である。 図１（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの
取付を示す図１（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。
構造図である。 図１（ａ）は本実施例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造
の側面図である。 図１（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの
取付を示す図１（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。
【図２】第二および第三の発明の一実施例の磁気ヘッド
駆動装置の内部構造図である。 図２（ａ）は本第二および第三の発明の実施例の磁気ヘ
ッド駆動装置の内部構造の側面図である。 図２（ｂ）は本第二の発明の実施例のキャリッジの保護
弾性体とストッパピンの取付を示す図２（ａ）のＹ−Ｙ
断面図である。 図２（ｃ）は本第三の発明の実施例のキャリッジの保護
弾性体とストッパピンの取付を示す図２（ａ）のＹ−Ｙ
断面図である。
駆動装置の内部構造図である。 図２（ａ）は本第二および第三の発明の実施例の磁気ヘ
ッド駆動装置の内部構造の側面図である。 図２（ｂ）は本第二の発明の実施例のキャリッジの保護
弾性体とストッパピンの取付を示す図２（ａ）のＹ−Ｙ
断面図である。 図２（ｃ）は本第三の発明の実施例のキャリッジの保護
弾性体とストッパピンの取付を示す図２（ａ）のＹ−Ｙ
断面図である。
【図３】従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造図であ
る。 図３（ａ）は従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造の
側面図である。 図３（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの
取付を示す図３（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
る。 図３（ａ）は従来例の磁気ヘッド駆動装置の内部構造の
側面図である。 図３（ｂ）はキャリッジの保護弾性体とストッパピンの
取付を示す図３（ａ）のＺ−Ｚ断面図である。
【符号の説明】 １ 磁気ヘッド ２ 支持バネ ３ アーム ４ スペーサ ５ 固定軸 ６ コイル ７ａ 弾性体ａ ７ｂ 弾性体ｂ ８ 磁気回路 ８ａ 永久磁石 ８ｂ 貫通穴 ８ｃ ネジ穴 ９ 弾性ストッパピン ９ａ 傘形状部 １０ ネジ付ストッパピン １１ 圧入用ストッパピン １２ ナット １３ ベース １４ 磁気ディスク １５ 従来のストッパピン
Claims (3)
- 【請求項１】 ベースプレートに取り付けられたスピン
ドルモータにより回転する片面または両面を記録面とす
る少なくとも１枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
の記録面上でデータの書込み／読出しを行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドを先端に保持するアームと、前記ア
ームをスペーサを介して積層し前記ベースプレートに取
り付けられた固定軸を軸中心に一体となり回転運動を行
うように構成されたキャリッジと、前記キャリッジのス
ペーサの後端に固定されたコイルと、前記ベースプレー
トに取り付けられ前記コイルに磁界を与える磁気回路と
を備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置におい
て、前記磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通穴と、前記貫通穴部を完全に封止し一方の
先端部が傘形状で他方の先端部がネジ形状を有し前記傘
形状部で前記キャリッジの回転衝撃力を緩和する弾性ス
トッパピンと、前記弾性ストッパピンを前記磁気回路の
前記貫通穴を通して前記磁気回路の内壁に保持するナッ
トとを備えたことを特徴とする磁気ヘッド駆動装置。 - 【請求項２】 ベースプレートに取り付けられたスピン
ドルモータにより回転する片面または両面を記録面とす
る少なくとも１枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
の記録面上でデータの書込み／読出しを行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドを先端に保持するアームと、前記ア
ームをスペーサを介して積層し前記ベースプレートに取
り付けられた固定軸を軸中心に一体となり回転運動を行
うように構成されたキャリッジと、前記キャリッジのス
ペーサの後端に固定されたコイルと、前記ベースプレー
トに取り付けられ前記コイルに磁界を与える磁気回路と
を備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置におい
て、前記磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通ネジ穴と、前記貫通ネジ穴部を完全に封止
するように固着され前記キャリッジの回転衝撃力を緩和
する保護弾性体と、前記保護弾性体が受ける前記キャリ
ッジの回転衝撃力を止めるように配置されネジ形状を有
し前記ネジ穴を利用して前記磁気回路の内壁に固定され
るストッパピンとを備えたることを特徴とする磁気ヘッ
ド駆動装置。 - 【請求項３】 ベースプレートに取り付けられたスピン
ドルモータにより回転する片面または両面を記録面とす
る少なくとも１枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスク
の記録面上でデータの書込み／読出しを行う磁気ヘッド
と、前記磁気ヘッドを先端に保持するアームと、前記ア
ームをスペーサを介して積層し前記ベースプレートに取
り付けられた固定軸を軸中心に一体となり回転運動を行
うように構成されたキャリッジと、前記キャリッジのス
ペーサの後端に固定されたコイルと、前記ベースプレー
トに取り付けられ前記コイルに磁界を与える磁気回路と
を備えた磁気ディスク装置の磁気ヘッド駆動装置におい
て、前記磁気回路の内壁の少なくとも１箇所の側面に設
けられた貫通穴と、前記貫通穴部を完全に封止するよう
に固着され前記キャリッジの回転衝撃力を緩和する保護
弾性体と、前記保護弾性体が受ける前記キャリッジの回
転衝撃力を止めるように配置され前記貫通穴に圧入して
前記磁気回路の内壁に固定されるストッパピンとを備え
たことを特徴とする磁気ヘッド駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19466691A JPH0541045A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁気ヘツド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19466691A JPH0541045A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁気ヘツド駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0541045A true JPH0541045A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16328292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19466691A Pending JPH0541045A (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 磁気ヘツド駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0541045A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100505583B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2005-09-26 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 자기헤드 액튜에이터 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP19466691A patent/JPH0541045A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100505583B1 (ko) * | 1997-12-31 | 2005-09-26 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 자기헤드 액튜에이터 |
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