JPH0541032Y2 - - Google Patents

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JPH0541032Y2
JPH0541032Y2 JP20289986U JP20289986U JPH0541032Y2 JP H0541032 Y2 JPH0541032 Y2 JP H0541032Y2 JP 20289986 U JP20289986 U JP 20289986U JP 20289986 U JP20289986 U JP 20289986U JP H0541032 Y2 JPH0541032 Y2 JP H0541032Y2
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JP
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case
slider
pin
memory circuit
window
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、記憶回路がケースに内蔵されたメ
モリー機能を有するカードに関する。
〔従来の技術〕
いわゆるICカードと呼ばれるメモリーカード
は、内蔵した記憶素子に様々な情報を記憶させて
おくことができ、これを情報機器との接続によつ
て随時読み取ることができるようにしたものであ
る。特に、メモリーバツクアツプ電源と共に、記
憶素子としてRAM式記憶素子を内蔵したメモリ
ーカードは、記録データの書込み、消去、書換え
が随時可能なため、広汎な分野での利用が期待さ
れている。
このような記憶素子を使用したメモリーカード
では、埃等からの保護、或いは静電気による記録
データの破壊防止のため、保護手段を施す必要が
ある。
例えば、第4図と第5図の従来例は、メモリー
カードのコネクタ部の構造を示したものである。
RAM式記憶素子を主体とする記憶回路1が収納
されたケース3の前面にピン挿入窓4を形成し、
この奥に弾性を有するピン接触端子5が配置され
ている。このピン接触端子5は、上記記憶回路1
に接続されている。
上記ピン挿入窓4から雄コネクタaの接続ピン
bを差込むと、この接続ピンbがピン挿入窓4の
中で上記ピン接触端子5と接触する。従つて、例
えば読取装置(図示せず)に接続した接続ピンb
を差し込むことによつて、該読取装置とメモリー
カードの記憶回路1とを接続することができる。
また、雄コネクタaを外した状態では、上記ピン
接触端子5がピン挿入窓4の奥に隠れ、直接人の
指や衣服等に触れることがない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来のメモリーカードでは、次の
ような問題点があつた。
第一に、ケース3の前面にピン挿入窓4が開設
されているため、ここから埃等が侵入し、これが
ピン接触端子5に付着し、接触不良やシヨートの
原因となる。また、埃や糸屑等を介して外部の静
電気の影響を受け、記憶回路1に記録されたデー
タが破壊されるおそれもある。
第二に、ケース3の帯電等に伴い、記憶回路1
のアース側電位と、接続する雄コネクタa側との
間に或る程度の電位差が生じると、雄コネクタa
側の接続ピンbがピン接触端子5に接触した瞬
間、記憶回路11に電流が流れる。このため、該
記憶回路1に記録されたデータが破壊される。
この考案は、従来のメモリーカードにおける上
記の問題点を解決するためなされたものである。
〔問題を解決するための手段〕
第1図〜第3図で示した符号を引用しながら、
この考案の構成について説明すると、記憶回路1
1をケース13に内蔵し、該ケース13の前面に
雄コネクタaの接続ピンbを差し込むピン挿入窓
14を開設する。さらに、該ピン挿入窓14の奥
に上記記憶回路11に接続されたピン接触端子1
5を配置する。
先端側に窓閉止端部17が突出されスライダ1
6をケース13内にスライド自在に収納し、上記
スライダ16にこれをケース13の前方へ押すば
ね18を装着する。スライダ16がケース13の
前方に押された所で上記窓閉止端部17の先端を
ケース13の内側からピン挿入窓14に嵌め込
む。
窓閉止端部17の先端とスライダ16の後部と
に、互いに導通する導体19,20を設け、スラ
イダ16が最前位置へスライドしたときその導体
20と接する電極21をケース13の壁面に設け
る。そして、該電極21を上記記憶回路11のア
ース側配線に接続する。
〔作用〕
このメモリーカードでは、雄コネクタaに接続
しないときは、第1図で示すように、ばね18の
弾力によつてスライダ16が最前位置に押されて
いるため、窓閉止端部17の先端がケース13の
内側からピン挿入窓14に嵌り込み、該ピン挿入
窓14を塞ぐ。
一方、雄コネクタaの接続ピンbをケース13
のピン挿入窓14に嵌め込むと、ばね18の弾力
に抗して窓閉止端部17が窓閉止端部17の奥へ
押し込まれ、ピン挿入窓14が開く。
このとき、上記雄コネクタaの接続ピンbは、
まず窓閉止端部17の先端の導体19に接触す
る。第3図で示すように、窓閉止端部17がケー
ス13のピン挿入窓14を閉じている状態では、
導体20と電極21とが接触しているため、上記
導体19がこれらを介して記憶回路11のアース
側配線に接続されており、接続ピンbと記憶回路
11のアース側電位が同電位となる。さらに、接
続ピンbをピン挿入窓14の奥へ押し込んでいく
と、導体20と電極21とが離され、接続ピンb
が記憶回路11のアース側から切り離される。続
いて、接続ピンbがピン接触端子15と接触し、
雄コネクタaが記憶回路11に接続される。
その後、上記接続ピンbをピン挿入窓14から
抜き取ると、ばね18の弾力によつてスライダ1
6がケース13の前方へ押し戻され、窓閉止端部
17がピン挿入窓14に嵌り込み、同ピン挿入窓
14が再び塞がれる。
〔実施例〕
次に、第1図〜第3図を参照しながら、この考
案の実施例について説明する。
カード状に形成されたケース13の中に記憶回
路11を構成した印刷配線基板12が収納され、
その前面に複数のピン挿入窓14が形成されてい
る。このピン挿入窓14の奥にスライド室22が
形成され、同室11の奥に上記配線基板12が装
着、固定されている。なお、スライド室22とそ
の奥とは、仕切壁23で隔離されている。
このスライド室22の中間にストツパ24が形
成され、これより奥側の部分にスライダ16が前
後にスライド自在に嵌め込まれている。該スライ
ダ16と上記仕切壁23との間にばね18が装着
され、第1図で示すように、該ばね18で押され
たスライダ16が上記ストツパ24で停止され
る。
スライダ16は絶縁材で形成され、その先端側
は窓閉止端部17となり、上記ストツパ24より
前方に突出している。そして第1図で示すよう
に、ばね18によつてスライダ16がストツパ2
4に当たるまでケース13の前方側へ押されたと
き、上記窓閉止端部17の先端がケース13の内
側からピン挿入窓14に嵌め込まれ、これによつ
て該ピン挿入窓14が塞がれる。
窓閉止端部17の先端部が導体19で形成され
ると共に、スライダ16の上面に導体20が設け
られ、これら導体19と20がスライダ16の内
部に形成された接続用導体25で接続されてい
る。
スライド室22のストツパ24より前方側の下
部に弾性を有するピン接触端子15の先端が配置
され、これと対向するよう同スライド室22に板
ばね26が配置されている。このピン接触端子1
5の基端側はケース13に固定されると共に、仕
切壁23の奥の配線基板12側に導出され、該基
板12に形成された記憶回路11に接続されてい
る。
第1図で示すように、ばね18で押されたスラ
イダ16の窓閉止端部17は、上記ピン接触端子
15と板ばね26との間に弾力的に挟まれ、その
先端がピン挿入窓14に確実に嵌め込まれるよう
案内されると共に、嵌め込まれた後は、その状態
を保持する。
スライダ室22の上記ストツパ24より奥側の
上面に電極21が形成されている。第1図で示す
ように、スライダ16がばね18によつてストツ
パ24に当たるまでケース13の前方側へ押され
たとき、その導体20が上記電極21に接する。
一方、上記の位置から第2図で示すように、スラ
イダ16がばね18の弾力に抗してスライド室2
2の奥へ押し込まれると、上記導体20が電極2
1から離れる。
既に述べた通り、この考案によるメモリーカー
ドでは、常時、上記ピン挿入窓14がスライダ1
6の窓閉止端部17によつてケース13の内側か
ら閉じられている。しかし、雄コネクタaの接続
ピンbを上記ピン挿入窓14から差し込むと、ば
ね18の弾力に抗してスライダ16がピン挿入窓
14の奥へ後退し、該接続ピンbを差し込むこと
ができる。差し込まれた接続ピンbは、上下から
ピン接触端子15と板ばね26とによつて弾力的
に挟まれ、保持される。
なお、上記接続ピンbの差込みに際しては、同
ピンbがまず記憶回路11のアース側の配線に導
通し、続いてこれから切り離された後、該記憶回
路11に接続される。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、ケース
13のピン挿入窓14が常に閉じられており、雄
コネクタaとの接続時のみ該ピン挿入窓14が開
くため、ケース13の内部に埃等の侵入がなく、
長期にわたつて安定したコネクタ機能が維持でき
る。
さらに、上記ピン挿入窓14が常時閉じられて
いることから、記憶回路11が外部のものと接触
する機械が全く無い。しかも、雄コネクタaの接
続ピンbがまず記憶回路11のアース側の配線に
導通した後、該記憶回路11に接続されるため、
ケース13の帯電等により、雄コネクタaと記憶
回路11との間に或る程度の電位差があるときで
も、帯電電位が記憶回路11を通つて放電されな
い。従つて、記憶回路11の記録データが破壊さ
れることが無く、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す雄コネクタ
を嵌め込んでないときのメモリーカードの要部縦
断側面図、第2図は、同メモリーカードに雄コネ
クタを嵌め込んだときの要部縦断側面図、第3図
は、同メモリーカードの外観斜視図、第4図は、
メモリーカードの従来例を示す雄コネクタを嵌め
込んでないときの要部縦断側面図、第5図は、同
メモリーカードに雄コネクタを嵌め込んだときの
要部縦断側面図である。 11……記憶回路、13……ケース、14……
ピン挿入窓、15……ピン接触端子、16……ス
ライダ、17……窓閉止端部、18……ばね、1
9,20……導体、21……電極、a……雄コネ
クタ、b……接続ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記憶回路11をケース13に内蔵し、該ケース
    13の前面に雄コネクタaの接続ピンbを差し込
    むピン挿入窓14を開設し、該ピン挿入窓14の
    奥に上記記憶回路11に接続されたピン接触端子
    15を配置したメモリーカードにおいて、先端側
    に窓閉止端部17が突出されたスライダ16をケ
    ース13内にスライド自在に収納し、上記スライ
    ダ16にこれをケース13の前方へ押すばね18
    を装着し、スライダ16がケース13の前方に押
    された所で上記窓閉止端部17の先端をケース1
    3の内側からピン挿入窓14に嵌め込み、該窓閉
    止端部17の先端とスライダ16の後部とに、互
    いに導通する導体19,20を設け、スライダ1
    6が最前位置へスライドしたときその導体20と
    接する電極21をケース13の壁面に設け、該電
    極21を上記記憶回路11のアース側配線に接続
    したことを特徴とするメモリーカード。
JP20289986U 1986-12-29 1986-12-29 Expired - Lifetime JPH0541032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20289986U JPH0541032Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20289986U JPH0541032Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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Publication Number Publication Date
JPS63108775U JPS63108775U (ja) 1988-07-13
JPH0541032Y2 true JPH0541032Y2 (ja) 1993-10-18

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