JPH0540860U - 摩耗表示灯付プラグ - Google Patents

摩耗表示灯付プラグ

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JPH0540860U
JPH0540860U JP9028791U JP9028791U JPH0540860U JP H0540860 U JPH0540860 U JP H0540860U JP 9028791 U JP9028791 U JP 9028791U JP 9028791 U JP9028791 U JP 9028791U JP H0540860 U JPH0540860 U JP H0540860U
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JP
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plug
case
wear
electrode members
indicator lamp
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Application number
JP9028791U
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English (en)
Inventor
和典 小川
琢磨 遠藤
Original Assignee
帝人製機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、機械破損等につながるような摩耗
を早期のうちに確実に検知することを目的とし、特に既
存のプラグ組付け孔を利用する小型で組付けの容易な摩
耗表示灯付プラグを提供することを目的とする。 【構成】 機械的伝動部を収納したケースの貫通孔部に
装着されるプラグ本体11と、互いに所定間隙を隔てるよ
うプラグ本体11のケース内方側端部に設けられ、少なく
とも一方が磁化された一対の電極部材12、13と、プラグ
本体11に埋設され前記ケースの外方側に光を放出する表
示灯15と、表示灯15を介して電極部材12、13の間に所定
の電圧を印加する電池17とを備えるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケースに取付けられ該ケース内におけるオイル潤滑式の機械の摩耗 を検知し、摩耗表示をする摩耗表示灯付プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケース内に機械的伝動部を収納した各種の装置においては、伝動部の各 部(軸受、歯車、その他の摺動部分)の摩耗や劣化の程度を、潤滑オイルの点検 、又はそのカバーを取り外す定期点検(分解による点検)によって点検するよう にしたものが多い。そして、これらの点検によりケース内部の異常の発生を検出 するようにしている。
【0003】 また、ケース内に収容した潤滑オイルを抜き取ったりするため、ケース下部に は一般にドレン孔が設けられており、その孔に栓をするようプラグ部材が螺合に より組み付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の機械摩耗検知方式にあっては、オイル点検や定期点 検が手間のかかる作業であることから、十分な点検が行えないというのが実情で あり、摩耗を早期に検出するのが困難であった。このため、前記伝動部の摩耗が かなり進むまで異常に気付かなかったり、異常の発生を検知することができない まま運転を続けて機械破損を招いたりすることがあった。
【0005】 そこで本考案は、機械破損等につながるような摩耗を早期のうちに確実に検知 することを目的とし、特に既存のプラグ組み付け構造を利用して小型で組み付け の容易な摩耗表示灯付プラグを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的達成のため、本考案は、機械的伝動部を収納したケースの貫通孔部に 装着されるプラグ本体と、互いに所定間隙を隔てるようプラグ本体のケース内方 側端部に設けられ、少なくとも一方が磁化された一対の電極部材と、プラグ本体 に埋設され、前記ケースの外方側に光を放出する表示灯と、表示灯を介して電極 部材間に所定の電圧を印加する電圧印加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案では、プラグ本体がケースに取付けられると、電極部材がケース内方側 に位置する。そして、ケース内の機械的伝動部の摩耗が進んだり局部的な破損が 発生したりすると、その摩耗粉や破片が磁石である少なくとも一方の電極部材に 吸着され、電極部材の間の隙間がその付着物により埋められる。したがって、所 定の電圧が印加された電極部材の間で通電され、これにより表示灯による摩耗表 示がされる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1、図2は本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第1実施例を示す図である。 図1において、1は産業車両等に装備される公知の回転駆動装置であり、この 回転駆動装置1は、油圧モータ2と、油圧モータ2の回転を減速して回転ケース 3(ケース)を回転させる遊星歯車減速機(図示しない機械的伝動部)とを具備 している。また、回転ケース3には雌ねじ部を有する貫通孔部4が形成されてお り、貫通孔部4には摩耗表示灯付プラグ10が螺合により着脱可能に取付けられて いる。なお、油圧モータ2を取り囲む固定ケース部分と回転ケース3の間には図 示しない軸受と適当なシール部材とが介装されており、これにより前記遊星歯車 減速機を収納する収納室5が形成されている。この収納室5には、前記遊星歯車 減速機の噛合部や摺動部等を潤滑する潤滑オイルが収容されている。
【0009】 図2は、摩耗表示灯付プラグ10の詳細を示す断面図である。同図において、11 は雄ねじ部11aを有するプラグ本体で、前記遊星歯車減速機を収納した回転ケー ス3の貫通孔部4に螺合している。また、12、13は、互いに所定間隙を隔ててプ ラグ本体11から回転ケース3の内方側に突出した一対の略L字形の磁石からなる 電極部材であり、両電極部材12、13は図中左端部で最も近接している。この両電 極部材12、13の近接距離は、潤滑オイル中に混在する前記遊星歯車減速機等から の機械摩耗粉が所定量だけ両電極部材12、13の間に吸着されたとき電極12、13が 導通するように設定された距離であり、この導通時には前記減速機等のメンテナ ンスが必要となる。
【0010】 また、電極部材12、13のうち一方の電極部材12は配線14によって発光ダイオー ド(LED)等の表示灯15に接続され、他方の電極部材13は配線16によって電池 17に接続されている。ここで表示灯15はプラグ本体11に埋設されて回転ケース3 の外方側に光を放出するものであり、電池17は表示灯15を介して電極部材12、13 の間に所定の電圧を印加する電圧印加手段となっている。
【0011】 なお、18は、プラグ本体11の図中右端部に埋設された透明の板からなる透明窓 であり、透明窓18は表示灯15の発光面の前面を覆っている。また、電極部材12、 13は、前記近接距離を得るよう配線14、16、表示灯15および電池17と共に樹脂等 の絶縁体19により一体的に保持されており、この絶縁体19がプラグ本体11の図中 左側の凹部11bに収納され、抜止めリング21によってプラグ本体11に係止される ことで、所定の位置関係が保たれている。
【0012】 上述の構成を備えた本実施例においては、油圧モータ2が回転すると、その回 転が前記減速機により減速されて回転ケース3が駆動される。 このとき、例えば回転ケース3に大きな負荷が加わって前記減速機の歯車や軸 受、摺動部分等から摩耗粉が出ると、この摩耗粉は収納室5内の潤滑オイル中に 混じることになり、その量に応じて徐々に摩耗表示灯付プラグ10の電極部材12、 13の間に付着する。
【0013】 そして、機械摩耗の度合が比較的大きくなり、付着摩耗粉を介して電極部材12 、13の間に所定の電流が流れると、表示灯15が発光する。また、電極部材12、13 の間に付着した摩耗粉の量が増加するほど、表示灯15の発光光量が増加する。し たがって、前記減速機等の摩耗がある程度進行するより前に摩耗の度合に応じた 光量で表示灯15が点灯し、減速機等の異常が回転ケース3の外部から容易に確認 できるようになる。
【0014】 このように本実施例においては、減速機の摩耗が進んだ場合、その摩耗粉を介 し電極部材12、13の間を電流が流れて表示灯15の所定の摩耗警告表示がされる。 したがって、回転ケース3内の減速機等の異常を早期かつ確実に検出することが でき、そのためのオイル点検やカバーを取外して行う点検作業等を省くことがで きる。また、既存のプラグ取付け孔(貫通孔)を利用して簡単に着脱可能であり 、特に外部配線を追加する必要もないから、きわめて実用性の高い摩耗検知装置 となる。さらに、一対の電極部材12、13の間の隙間を調節することにより、感度 を調節することができる。
【0015】 図3は本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第2実施例を示す図である。 なお、本実施例において上述例と同一の構成については同一符合を用いて説明 し、重複する内容の説明を省略する。 図3において、30は、上述例と同様なケースに着脱可能に取り付けられた摩耗 表示灯付プラグであり、31はそのプラグ本体である。また、32、33は、互いに所 定間隙を隔ててプラグ本体31から回転ケース3の内方側に突出した磁性体からな る一対の略L字形の電極部材であり、両電極部材32、33は図中左端部で最も近接 している。両電極部材32、33の近接距離は、上述例と同様に設定されている。
【0016】 電極部材32、33のうち一方の電極部材32は配線14によって表示灯15に接続され 、他方の電極部材33は配線16により電池17に接続されている。また、両電極部材 32、33の間には、永久磁石35が配設されており、これによって両電極部材32、33 が所定の極性に磁化されている。そして、上述例と同様に、電極部材32、33、配 線14、16、表示灯15、電池17および永久磁石35が、樹脂等の絶縁体39により一体 的に保持され、絶縁体39がプラグ本体31の図中左側の凹部31bに収納され抜止め リング21によりプラグ本体31に係止されることで、所定の位置関係が保たれてい る。
【0017】 本実施例においては、前記減速機の歯車や軸受、摺動部分等から摩耗粉が出る と、潤滑オイル中に混った摩耗粉がその量に応じて徐々に摩耗表示灯付プラグ30 の電極部材32、33の間に付着する。そして、機械摩耗の度合が比較的大きくなる と、電極部材32、33の間に所定の電流が流れて表示灯15が発光し、電極部材32、 33の間に付着した摩耗粉の量が増加するほど表示灯15の発光光量が増加する。し たがって、本実施例においても、上述例と同様な作用効果が得られる。
【0018】 図4は本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第3実施例を示す図である。 なお、本実施例において上述例と同一の構成については同一符合を用いて説明 し、重複する内容の説明を省略する。 図4において、40は第1実施例と同様なケースに着脱可能に取り付けられた摩 耗表示灯付プラグであり、41は雄ねじ部41aを有するそのプラグ本体である。ま た、42はプラグ本体41の内端部(ケース内方側の端部)として形成された環状の 電極部材であり、電極部材42との間に環状隙間を形成する他方の円柱状の電極部 材43は、プラグ本体41の凹部41b内に絶縁体49を介して取り付けられている。こ の電極部材43は、永久磁石からなる。
【0019】 プラグ本体41(の内端部)は表示灯15を介して電池47のプラス側に接続してお り、電極部材43は配線スプリング46を介して電池47のマイナス側に接続している 。また、絶縁体49は、例えばその軸線を挟んで対向する一対の凹状のセグメント からなり、表示灯15、電池17、電極部材43および配線スプリング46を挟んでプラ グ本体41の図中左側の凹部41bに嵌入されることで、内部の各部材を一体的に保 持している。なお、両電極部材42、43の隙間の大きさは、上述例と同様に摩耗の 進行度合が進んだとき両電極部材42、43が導通するよう設定されている。
【0020】 本実施例においても、前記減速機の歯車や軸受、摺動部分等から摩耗粉が出る と、潤滑オイル中に混った摩耗粉がその量に応じて徐々に電極部材42、43の間に 付着する。そして、機械摩耗の度合が比較的大きくなると、電極部材42、43の間 に所定の電流が流れて表示灯15が発光し、電極部材42、43の間に付着した摩耗粉 の量が増加するほど表示灯15の発光光量が増加する。したがって、本実施例にお いても、上述例と同様な作用効果が得られる。
【0021】 なお、上述の各実施例においては、摩耗表示灯付プラグを回転ケースに取り付 けるものとして説明したが、摩耗表示灯付プラグを固定ケースの貫通孔部に取り 付けてもよいことは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、プラグ本体に設けた一対の電極部材のうち少なくとも一方を 磁化するとともに、両電極部材を所定距離を隔てて近接させ、潤滑オイル中に混 在する摩耗粉がその量に応じて両電極部材間に吸着されるようにしているので、 摩耗粉の量が所定量に達したときに機械摩耗粉を介して電極部材間を導通させ、 機械破損等につながる摩耗を早期のうちに確実に検出することができる。また、 既存の取付け孔を利用して取り付けることができ、しかも容易に着脱することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第1実施例
を実装した回転駆動装置の外観正面図である。
【図2】第1実施例の断面図である。
【図3】本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第2実施例
の断面図である。
【図4】本考案に係る摩耗表示灯付プラグの第3実施例
の断面図である。
【符号の説明】
1 回転駆動装置 2 油圧モータ 3 回転ケース(ケース) 4 貫通孔部 5 収納室 10、30、40 摩耗表示灯付プラグ 11、31、41 プラグ本体 12、13、32、33、42、43 電極部材 15 表示灯 17 電池(電圧印加手段) 18 透明窓 19、39、49 絶縁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械的伝動部を収納したケースの貫通孔部
    に装着されるプラグ本体と、 互いに所定間隙を隔てるようプラグ本体のケース内方側
    端部に設けられ、少なくとも一方が磁化された一対の電
    極部材と、 プラグ本体に埋設され、前記ケースの外方側に光を放出
    する表示灯と、 表示灯を介して電極部材間に所定の電圧を印加する電圧
    印加手段と、を備えたことを特徴とする摩耗表示灯付プ
    ラグ。
JP9028791U 1991-11-05 1991-11-05 摩耗表示灯付プラグ Pending JPH0540860U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6239131B1 (ja) * 2016-05-31 2017-11-29 株式会社小松製作所 機械装置、作業車両、機械部品の劣化状態推定システム及び劣化状態推定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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