JPH0540677U - 電磁弁マニホールド装置およびそれを用いたシステム - Google Patents

電磁弁マニホールド装置およびそれを用いたシステム

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JPH0540677U
JPH0540677U JP9799691U JP9799691U JPH0540677U JP H0540677 U JPH0540677 U JP H0540677U JP 9799691 U JP9799691 U JP 9799691U JP 9799691 U JP9799691 U JP 9799691U JP H0540677 U JPH0540677 U JP H0540677U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管、配線作業を効率的に、かつ、見栄え良
く行い得る電磁弁マニホールド装置およびこれを用いた
システムを提供することである。 【構成】 位置検出スイッチ42、43が電気的に接続
されるスイッチ用接続端子46と、この接続端子46に
接続される電気配線46a、bと、電磁弁32に接続さ
れる電気配線52a、bとを電磁弁マニホールド装置3
5に設け、位置検出スイッチ42、43と電磁弁32と
を、前記電気配線46a、46b、52a、52bを介
してシーケンサ34に接続する。また、可撓性を有する
配線チューブ48と空気圧配管チューブ49とを相互に
接着してなる配管配線チューブ列50で、電磁弁マニホ
ールド装置35と空気圧シリンダ31との間の配線ない
し配管を行う。さらに、電磁弁32の作動を制御する信
号と、位置検出スイッチ42、43からの検出信号と
を、並列信号によってシーケンサ34との間で双方向に
送受信する双方向並列信号伝送ユニット53を電磁弁マ
ニホールド装置35に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁弁マニホールド装置に係り、特に、空気配管や電気配線の配管 配設に用いられる電磁弁マニホールド装置およびそれを用いたシステムに関する 。
【0002】
【従来の技術】
自動生産設備には、空気圧でアクチュエータを作動させる空気圧システムや、 油圧でアクチュエータを作動させる油圧システム等が組み込まれている。空気圧 システムは、油圧システムに比べてコストが安く、また操作が簡単であるという 利点があるため、自動生産設備に広く普及している。
【0003】 この空気圧システムの一例を図3に示す。 図示する空気圧システム10は、圧縮空気の空気圧により作動する複数の空気圧 シリンダ11と、それぞれの空気圧シリンダ11への空気圧の供給通路を切り替 える電磁弁12と、この電磁弁12により切り替えられる空気流路が形成してあ るマニホールド13と、電磁弁12の作動を制御するシーケンサ14とを有して いる。
【0004】 前記マニホールド13には、内部に空気配管の役目をなす通路が形成してあり 、外部に多数の空気圧シリンダ11を接続する機器接続口を有している。このマ ニホールド13は、電磁弁12が一体的に設けられて電磁弁マニホールド装置1 5を構成している。マニホールド13には、空気圧供給源に接続された空気配管 が取り付けられ(何れも図示せず)、また、空気配管16を介して空気圧シリン ダ11が取り付けられる。電磁弁マニホールド15の電磁弁12を操作すること によって、空気圧供給源から空気圧シリンダ11への空気圧の供給通路が選択的 に切り替えられるようになっている。そして、選択された空気圧の供給通路に応 じて、空気圧シリンダ11の作動ロッド17は、回転しつつあるいは回転せずに 前進限位置または後進限位置に前進移動または後退移動するようになっている。
【0005】 また、空気圧シリンダ11には、一般に、作動ロッド17の前進限位置を検出 する位置検出スイッチ18と、後進限位置を検出する位置検出スイッチ19とが 取り付けてある。
【0006】 各電磁弁12に接続された電気配線20aは、1つに束ねられた電気配線群2 0の状態でシーケンサ14まで配設されて、シーケンサ14の出力端子に接続さ れている。シーケンサ14からは電気配線群20の各電気配線20aを介して、 電磁弁12の作動を制御する電気信号が当該電磁弁12に伝送されるようになっ ている。一方、各位置検出スイッチ18、19に接続されたリード線(電気配線 )21は、図示するように、空気圧シリンダ11に近接した部分ではクリップ2 2等によって空気配管16と一緒に束ねられ、途中で空気配管16から分離して 、シーケンサ14の入力端子に接続されている。
【0007】 図4は、空気圧システムの他の従来例を示している。この空気圧システム25 では、配線作業を削減するために、電磁弁12を操作するための電気信号が並列 信号となっており、シーケンサ14と電磁弁マニホールド15とは入力ユニット 26を介して接続されている。シーケンサ14と入力ユニット26との間、およ び、入力ユニット26と電磁弁マニホールド15との間は、並列信号を伝送する 電気配線27、28で接続されている。一方、各位置検出スイッチ18、19に 接続されたリード線21は、図示するように、空気配管16から分離して、入力 ユニット26に接続されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図3に示される空気圧システム10にあっては、位置検出センサ1 8、19のリード線21が空気配管16から分離してシーケンサ14の入力端子 に接続されているために、空気配管16とリード線21とを別々に束ねて固定す る作業が必要であると言う問題点を有している。このため、空気配管16や電気 配線21の引き回し作業が繁雑になるばかりでなく、乱雑な感じを与えるので見 栄えも悪くなってしまう。
【0009】 また、図4に示される空気圧ユニット25にあっては、電磁弁マニホールド1 5とシーケンサ14との間では配線数は確かに少なくなるものの、位置検出セン サー18、19のリード線21を入力ユニット26に個別に接続しなければなら ない以上、上述した従来例と同様に、空気配管16や電気配線21の引き回し作 業に手間がかかり、見栄えも良くないという欠点がある。
【0010】 一般に、空気圧シリンダ11では、前進限位置と後進限位置の2カ所の位置を 検出する必要があるため、2個のスイッチ18、19の電気配線21を行う必要 がある。このため、これらの配線作業の効率化を図らなければ、空気圧システム 全体の配線作業の効率化に寄与することができない。
【0011】 このように、従来の空気圧システム10、25では、空気配管16の配管作業 や、電磁弁12、位置検出スイッチ18、19の電気配線の配線作業に大変手間 がかかるため、空気圧シリンダ11、電磁弁12およびシーケンサ14を配管、 配線で結合したときの組み立てコスト、および、組み立て時間がかかるという問 題を有している。そのため、配管、配線作業を効率的に、かつ、見栄え良く行い 得る電磁弁マニホールド装置およびそれを用いたシステムの開発が求められてい た。
【0012】 本考案の目的は、配管、配線作業を効率的に、かつ、見栄え良く行い得る電磁 弁マニホールド装置およびそれを用いたシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の電磁弁マニホールドは、空気圧などの気 体圧により作動するアクチュエータへの気体圧の供給通路を切り替える電磁弁と 、気体圧の供給通路が内部に形成され、電磁弁が取り付けられたマニホールドと 、前記アクチュエータに設けられ当該アクチュエータの作動位置を検出する位置 検出手段に接続してある電気配線が接続される接続端子と、前記位置検出手段か らの電気信号を、前記電磁弁を制御するための制御手段に送信すると共に、制御 手段からの電磁弁制御信号を受信する双方向通信手段とを有することを特徴とす る。 また、本考案の電磁弁マニホールドを用いたシステムは、前記接続端子と前記 位置検出手段 との間の電気配線を、可撓性を有するチューブ内に電線を挿通す ることにより構成し、前記マニホールドと前記アクチュエータとの間の気体配管 を、可撓性を有する気体圧配管チューブから構成し、これらチューブ を相互に 接着してなる配管配線チューブ列で、前記マニホールドと前記アクチュエータと を連結したことを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明では、アクチュエータの位置検出手段と制御手段とを接続するための電 気配線は、電磁弁が取り付けられたマニホールドを経由して行われることになる ため、位置検出手段の配線を空気配管から分離して制御手段に接続する必要がな くなり、配線系統が簡素化されると共に配線工数が減少する。 また、電磁弁マニホールドと制御手段との電気配線は、マニホールドに対して 着脱自在に接続される単一のコネクタを介して行うようにすれば、電磁弁マニホ ールドと制御手段との間の電気的接続が簡単かつ迅速に行われる。 また、双方向通信手段を設けることにより、電磁弁を操作する信号と、位置検 出手段の信号とが双方向に伝送されるため、配線数を減少させることが可能であ る。
【0015】 また、接続端子を圧接式とすれば、電磁弁マニホールドとアクチュエータに設 けられた位置検出手段との間の電気的接続が、容易かつ迅速に行われる。 さらに、配管配線チューブ列でマニホールドとアクチュエータとを連結するこ とにより、空気配管と電気配線とを束ねる作業が不要となり、作業の容易化を図 ることができると共に、配管や配線の引き回しの見栄えが良くなる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る空気圧システムを示す概略構成図、図2は同実 施例の概略配線図である。 図1に示すように、本実施例の空気圧システム30は、電磁弁マニホールド装 置35と、電磁弁マニホールド装置により供給される空気圧により作動するアク チュエータとしての空気圧シリンダ31と、制御する制御手段としてのシーケン サ34とを有している。
【0017】 電磁弁マニホールド装置35は、空気圧シリンダ31への空気圧の供給通路を 切り替える電磁弁32と、前記空気圧シリンダ31が空気配管36を介して接続 されると共に前記電磁弁32が取り付けられるマニホールド33と、双方向通信 手段としての双方向並列信号伝送ユニット53とを有している。
【0018】 前記マニホールド33には、その上端面に複数個の電磁弁32がシール材37 を介してネジ止めしてある。マニホールド33には、空気圧供給源に接続された 空気配管(何れも図示せず)が取り付けられる供給ポート38と、空気圧シリン ダ31の作動に応じて排気される空気が通る2つの排気ポート39a、39bと が形成されている。排気ポート39a、39bには、図示省略するが、空気を圧 縮機に戻すための空気配管や、大気開放するための空気配管等が取り付けられて いる。マニホールド33の内部には空気配管の役目をなす通路が形成されており 、この通路を介して、供給ポート38は各電磁弁32の供給口に連通され、排気 ポート39a、39bは各電磁弁32の排気口に連通されている。 また、各電磁弁32の供給口ないし排気口は、マニホールド33に形成した出 力ポート40に連通されている。出力ポート40は、1つの電磁弁32に対して 2個づつ設けられている。
【0019】 前記空気圧シリンダ31は、シリンダ内にピストンが摺動自在に設けられてお り、このピストンに作動ロッド41が連結されている。ピストンによりシリンダ 内に区画形成される2つの作動室のそれぞれは、空気配管36を介して出力ポー ト40と連通している。電磁弁マニホールド装置35の電磁弁32を操作するこ とによって、空気圧供給源から空気圧シリンダ31への空気圧の供給通路が選択 的に切り替えられる。そして、2つの作動室のうちの何れか一方の作動室に空気 圧を供給し、他方の作動室から空気圧を排出することにより、ピストンがシリン ダ内を摺動して、作動ロッド41が前進限位置または後進限位置の何れかに移動 するようになっている。さらに、空気圧シリンダ31には、作動ロッド41の前 進限位置を検出する位置検出スイッチ(位置検出手段に相当する)42と、後進 限位置を検出する位置検出スイッチ(位置検出手段に相当する)43とが取り付 けられている。これら位置検出スイッチ42、43は、例えばマイクロスイッチ から構成されるが、この型式に限定されるものではない。
【0020】 また、スイッチ42、43に接続されたリード線44にはコネクタ45が接続 されており、このコネクタ45は、マニホールド33に形成した圧接式のスイッ チ用接続端子46に着脱自在に取り付けられる。 図示する実施例では、特に、位置検出スイッチ42、43とスイッチ用接続端 子46との間の電気配線47は、可撓性を有するチューブ48内にリード線44 を挿通することにより構成されている。また、マニホールド33と空気圧シリン ダ31との間の2本の空気配管36も、可撓性を有する空気圧配管チューブ49 からそれぞれ構成されている。これら3本の可撓性チューブ48、49、49は 、平行となるように相互に接着されて、配管配線チューブ列50となっている。 また、図1において一部切り欠いて示されるように、各電磁弁32にはコネクタ 51が一体的に取り付けられており、このコネクタ51は、マニホールド33に 形成した電磁弁用の接続端子52に着脱自在に取り付けられる。
【0021】 各スイッチ用接続端子46に接続される電気配線46a、46b(図2参照) 、および、各電磁弁用接続端子52に接続される電気配線52a、52b(図2 参照)がマニホールド33内に設けられ、これら電気配線46a、46b、52 a、52bはマニホールド33に取り付けられた双方向並列信号伝送ユニット5 3に接続されている。さらに、この双方向並列信号伝送ユニット53は、着脱自 在な1つのコネクタ54および通信用ケーブル55を介して、シーケンサ34に 接続されている。 そして、双方向並列信号伝送ユニット53は、シーケンサ34からの電磁弁3 2の作動を制御する並列の電気信号を受信し、直列の電気信号に変換して各電磁 弁32に送信し、位置検出スイッチ42、43からの直列の電気信号を並列に変 換しこの並列の電気信号をシーケンサ34に対して送信し、双方向の通信が可能 に構成されている。
【0022】 図2に、本実施例の概略配線図を示す。図示するように、電磁弁マニホールド 装置35に取り付けられた双方向並列信号伝送ユニット53には、コネクタ54 と通信用ケーブル55とを介してシーケンサ34が接続されている。前記通信用 ケーブル55は、双方向の並列信号を伝送するために、2本の信号線55a、5 5bと、接地線55cとからなる。マニホールド33に設けられた各電磁弁用接 続端子52におけるコモン端子52aは相互に接続されて伝送ユニット53に接 続され、信号端子52bはそれぞれ伝送ユニット53の出力端子に個別に接続さ れている。各電磁弁用接続端子52にはコネクタ51を介して電磁弁32が接続 されている。また、出力ポート40に対応して設けられた各スイッチ用接続端子 46におけるコモン端子46aは相互に接続されて伝送ユニット53に接続され 、信号端子46bはそれぞれ伝送ユニット53の入力端子に個別に接続されてい る。各スイッチ用接続端子46にはコネクタ45を介してスイッチ42、43が 接続されている。
【0023】 次に、本実施例の作用を説明する。 シーケンサ34に予め設定されたプログラムがスタートすると、シーケンサ3 4から出力された並列の電気信号(制御信号)は、通信用ケーブル55とコネク タ54とを介して双方向並列信号伝送ユニット53に伝送される。伝送された並 列信号は、このユニット53で直列信号に変換された後、マニホールド33に設 けられた電気配線52a、52b、電磁弁用接続端子52およびコネクタ51を 介して電磁弁32に出力される。この制御信号により電磁弁32が作動して、空 気圧シリンダ31への空気圧の供給通路を選択的に切り替え、空気圧シリンダ3 1の作動ロッド41は前進限位置または後進限位置の何れか所定の位置に移動す る。すると、作動ロッド41の前進限位置を検出する位置検出スイッチ42、ま たは、後進限位置を検出する位置検出スイッチ43が作動して、検出信号を出力 する。この検出信号は、リード線44、コネクタ45、スイッチ用接続端子46 およびマニホールド33に設けられた電気配線46a、46bを介して双方向並 列信号伝送ユニット53に入力される。入力された検出信号は、このユニット5 3で並列信号に変換された後、シーケンサ34に伝送される。そして、シーケン サ34に検出信号が入力されることにより、シーケンサ34はプログラムの次の ステップに進んで所定の処理を順次実行する。
【0024】 本実施例の空気圧システム30を構成する各機器、つまりシーケンサ34と、 双方向並列信号伝送ユニット53を備えた電磁弁マニホールド装置35と、空気 圧シリンダ31との間における空気配管ないし電気配線に着目すると、シーケン サ34と電磁弁マニホールド装置35との間は、並列信号の3芯ケーブルからな る1本の通信用ケーブル55だけであり、電磁弁マニホールド装置35と空気圧 シリンダ31との間は、1本の配管配線チューブ列50だけである。そして、空 気圧シリンダ31の位置検出スイッチ42、43の配線は電磁弁マニホールド装 置35を経由してシーケンサ34に接続されていることから、位置検出スイッチ 42、43のリード線44を空気配管36から分離してシーケンサ34に接続す る必要が無くなり、配線系統を簡素にすることができると共にこれに伴って配線 工数を削減することが可能となる。
【0025】 また、複数の位置検出スイッチ42、43および電磁弁32の配線が着脱自在 な1つのコネクタ54を介してシーケンサ34に接続できるため、これらの間の 電気的接続を簡単かつ迅速に行うことができる。 さらに、電磁弁マニホールド装置35とシーケンサ34との間は、電磁弁32 を操作する制御信号と、位置検出スイッチ42、43の検出信号とが並列信号に よって伝送されているため、配線数を大巾に削減することができる。
【0026】 また、スイッチ用接続端子46は圧接式であるので、圧着端子を取り付ける必 要がなく、マニホールド33と位置検出スイッチ42、43との間の電気的接続 を簡単かつ迅速に行うことができる。 しかも、前記配管配線チューブ列50は、2本の空気圧配管チューブ49と、 1本の4芯チューブ48とが相互に接着されて構成されているため、空気配管と 電気配線とを束ねる作業を行わなくても、配管や配線の引き回しを見栄え良く行 うことができる。
【0027】 このようにして空気配管36の配管作業ないし電磁弁32や位置検出スイッチ 42、43の配線作業を簡単にかつ見栄え良く行えることから、空気圧システム 30を組み立てる際の作業時間を短縮でき、組み立てに要するコストを低減する ことも可能となる。
【0028】 また、位置検出スイッチ42、43のリード線44は可撓性チューブ48で保 護されているために、リード線44が屈曲によって断線したり、摩擦によって短 絡したりすることはない。 しかも、位置検出スイッチ42、43の配線長さが長くなるとケーブルサージ による障害が発生し易くなるが、本実施例では位置検出スイッチ42、43を直 接シーケンサ34に接続していないため、このシーケンサ34を空気圧シリンダ 31から比較的離れた位置に設置することができる。これにより、空気圧システ ム30のレイアウトを設計する際の自由度を大きくとることが可能となる。なお 、シーケンサ34を離れた位置に設置する場合には、ケーブルサージ障害の発生 を一層抑えるために、電磁弁マニホールド装置35とシーケンサ34との間は光 ファイバーによる伝送が望ましい。
【0029】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内 で種々に改変することが可能である。 例えば、上述した実施例では、アクチュエータ駆動用の気体として空気を用い たが、その他の気体を用いることも可能である。 また、上述した実施例では、アクチュエータとして空気圧シリンダ31を用い たが、本考案はこの場合に限定されるものではなく、空気圧などの気体圧により 作動するアクチュエータであればいかなるものにも適用することができる。また 、制御手段もシーケンサ34に限定されず、マイクロコンピュータでも良い。さ らに、膨張弁32および位置検出スイッチ42、43の数も限定されるものでは なく、少なくとも1個ずつ有するシステムであれば、本考案を適用することがで きる。
【0030】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、アクチュエータの位置検出手段の配線は電磁弁が取り 付けられたマニホールドを経由して制御手段に接続されることになるため、位置 検出手段の電気配線の配線作業の効率化が図れ、この配線系統の簡素化および配 線工数の削減を達成することができる。また、双方向通信手段により、電磁弁を 操作する信号と、位置検出手段の信号とが双方向に伝送されるため、配線数を削 減することができる。 特に、配管配線チューブ列でマニホールドとアクチュエータとを連結した本考 案では、気体配管と電気配線とを束ねる作業が不要となり、配管や配線を引き回 した際の見栄えが極めて良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る空気圧システムを示す
概略構成図である。
【図2】図1に示される実施例の概略配線図である。
【図3】従来の空気圧システムを示す概略構成図であ
る。
【図4】従来の他の空気圧システムを示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
30…空気圧システム 31…空気圧シリンダ
(アクチュエータ) 32…電磁弁 33…マニホールド 34…シーケンサ(制御手段) 35…電磁弁マニホ
ールド装置 36…空気配管 42、43…位置検出スイッチ
(位置検出手段) 44…リード線(電線) 46…スイッチ用接続端
子(接続端子) 47…電気配線 48…可撓性チューブ 49…空気圧配管チューブ 50…配管配線チューブ
列 53…双方向並列信号伝送ユニット(双方向通信手段) 54…コネクタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧などの気体圧により作動するアク
    チュエータ(31)への気体圧の供給通路を切り替える電磁
    弁(32)と、 気体圧の供給通路が内部に形成され、電磁弁(32)が
    取り付けられたマニホールド(33)と、 前記アクチュエータ(31)に設けられ当該アクチュエータ
    (31)の作動位置を検出する位置検出手段(42,43)に接続
    してある電気配線が接続される接続端子(46)と、 前記位置検出手段(42,43)からの電気信号を、前記電磁
    弁(32)を制御するための制御手段(34)に送信すると共
    に、制御手段(34)からの電磁弁制御信号を受信する双方
    向通信手段(53)とを有する電磁弁マニホールド装置。
  2. 【請求項2】 前記接続端子(46)と前記位置検出手段(4
    2,43)との間の電気配線(47)を、可撓性を有するチュー
    ブ(48)内に電線(44)を挿通することにより構成し、 前記マニホールド(33)と前記アクチュエータ(31)との間
    の気体配管(36)を、可撓性を有する気体圧配管チューブ
    (49)から構成し、 これらチューブ(48,49) を相互に接着してなる配管配線
    チューブ列(50)で、前記マニホールド(33)と前記アクチ
    ュエータ(31)とを連結したことを特徴とする請求項1記
    載の電磁弁マニホールド装置を用いたシステム。
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