JPH0540366Y2 - - Google Patents

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JPH0540366Y2
JPH0540366Y2 JP7566887U JP7566887U JPH0540366Y2 JP H0540366 Y2 JPH0540366 Y2 JP H0540366Y2 JP 7566887 U JP7566887 U JP 7566887U JP 7566887 U JP7566887 U JP 7566887U JP H0540366 Y2 JPH0540366 Y2 JP H0540366Y2
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valve
sleeve
valve body
water
hot water
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は湯水混合栓の温度調節部構造に関
し、詳しくは温度調節性能の向上のための技術手
段に関する。
(従来の技術) 従来より、湯水混合栓の温度調節部構造には
種々のものが知られている。第5図及び第6図は
その一例として特開昭57−134085号公報、特開昭
57−134081号公報に開示されたものを示したもの
である。図中200,202は取付脚を兼ねた給
水管及び給湯管であり、204は水栓本体であ
る。
水栓本体204の内部には水室206、湯室2
08が隔壁210にて区画形成されており、また
これらに隣接して混合室212が形成されてい
る。
214は底付きのスリーブであつて、先端部が
水栓本体204内に突入する状態で水栓本体20
4の開口部に組み付けられている。
スリーブ214は、円筒形状の第一部材216
と底付円筒形状の第二部材218とをねじ結合し
て構成したもので、第二部材218外周面の雄ね
じ部において水栓本体204の開口部の雌ねじ部
に螺着されている。
スリーブ214の内部には、筒状の弁本体部2
22と基部224とを有する弁体220が、弁本
体部222の内部を混合室212に向けて開放す
る状態で軸方向に移動可能に挿入されている。
この弁体220は、外周面に形成された雄ねじ
部がスリーブ214内周面に形成された雌ねじ部
に螺合されており、また基部224外周面にはス
プライン部が形成されていて、このスプライン部
が操作部材226の円筒部の内周面のスプライン
部に係合させられている。
操作部材226はこの円筒部と軸状部とを備え
て成り、スリーブ214の内部に回転可能且つ軸
方向位置が固定に設けられている。軸状部はスリ
ーブ214の底部の挿通孔を挿通して外部に突出
しており、そこにハンドル228が一体回転状態
に組み付けられている。
スリーブ214の内面には、半径方向内向きに
突出する水弁用の第一弁座234が形成されてお
り、また水栓本体204には混合室212に臨む
部位において湯弁用の第二弁座236が設けられ
ている。
一方弁体220の外周面には、これに対応して
これら第一弁座234、第二弁座236の間の位
置において半径方向外向きに突出する第一弁部2
38、第二弁部240が設けられている。
スリーブ214にはまた、第一弁座234と第
二弁座236との間の位置においてその周壁を貫
通する水流入口230が設けられており、水室2
06内の水がこの水流入口230を通じてスリー
ブ214内部に流入するようになつている。
一方弁本体部222の外周面には、第一弁部2
38に対して第二弁部240と反対側の部位にお
いて、第6図に示しているように円環状の凹部2
31が形成されており、この凹部231に臨む位
置において弁本体部222の周壁を貫通する複数
の通孔232が設けられている。
これら通孔232は、水流入口230からスリ
ーブ214の内部に流入した水を弁本体部222
の内部に導き入れるもので、同一軸方向位置にお
いて周方向に一列を成すように設けられている。
この湯水混合栓の場合、ハンドル228を回転
操作して弁体220を図中下向きに前進移動させ
ると、最終的に第二弁部240が第二弁座236
に当接して、湯室208から混合室212への湯
の流路を遮断する。
一方ハンドル228を逆方向に回転操作して弁
体220を図中上向きに後退移動させると、第二
弁部240が第二弁座236から離れるととも
に、ある位置で第一弁部238が第一弁座234
に当接して水の流路を遮断し、湯室208の湯の
みが混合室212内に流入する。
また第一弁部238、第二弁部240の何れも
が第一弁座234、第二弁座236から離れた中
間位置にあるとき、水と湯とが混合室212内に
流入してそこで混合された上、開閉弁242を経
て吐水管244又はシヤワーヘツドに流出され
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのような温度調節部において
は、水の流量を増そうとして弁体220を軸方向
に前進移動させると、一般に給水圧力は高いため
にある位置で凹部231への水の流入量が急激に
増大し、しかも通孔232は円周方向に一列を成
していて、凹部231の水は通孔232を通じて
弁本体部222の内部に一挙に流れ込むため、吐
水口から吐出される混合水の温度が急激に下がつ
てしまう。このため混合水の温度を所望の温度と
するためには弁体220を微妙にコントロールし
なければならず、その操作が難しいという不具合
が生じていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その要旨は、湯水混合栓にお
ける温度調節部にスリーブ26を組み込んで該ス
リーブ26の内部に、筒状の弁本体部34を有す
る弁体28を該弁本体部34の内部が水栓本体1
4内部の混合室20に開放される状態に軸方向に
移動可能に挿入し、該スリーブ26の内周面には
半径方向内向きに突出する水弁用の第一弁座56
を設けるとともに、前記混合室20に臨む位置に
おいて前記水栓本体14又は該スリーブ26に湯
弁用の第二弁座58を設ける一方、前記弁本体部
34の外周面にはそれら第一弁座56、第二弁座
58の間の位置において半径方向外向きに突出す
る水弁用の第一弁部60、湯弁用の第二弁部62
を設け、更に該スリーブ26には該第一弁座56
と第二弁座58との間の位置において該スリーブ
26の周壁を貫通する水流入口64を設けるとと
もに、前記弁本体部34には前記第一弁部60に
対し第二弁部62と反対側の位置において該弁本
体部34の周壁を貫通する通孔72を設けて成る
湯水混合栓の温度調節部において、前記弁本体部
34の該通孔72を形成した部分の外周面及び前
記スリーブ26の対応する内周面の夫々を軸方向
に真直ぐに延び且つ互いに実質上隙間なく嵌合す
る嵌合面70,68として形成するとともに、前
記通孔72を軸方向に位置をずらせて複数配置し
又は該通孔74の形状を軸方向に長さの長い長穴
形状と成したことにある。
(作用及び考案の効果) 本考案の温度調節部構造においては、弁体の第
一弁部とスリーブの第一弁座とが当接状態にある
とき、弁体の各通孔はスリーブの嵌合面にて実質
上閉塞された状態にある。この状態から弁体が軸
方向に移動させられると、第一弁部が第一弁座か
ら離間し、次いで複数の通孔の1つ1つが第一弁
部と第一弁座との離間によつて開かれた水の流路
に段階的に開放され、また弁体の逆方向の移動に
よつて通孔の1つ1つがスリーブの嵌合面によつ
て段階的に閉塞される。
また通孔が長穴形状である場合には、通孔が弁
体の移動につれて少しずつ水の流路に開放され或
いはスリーブの嵌合面にて閉塞される。
これにより水流入口から通孔を通じて弁本体部
の内部に流入する水が、弁体の移動につれて緩や
かに漸次増大し又は減少する。
このため混合水の温度コントロールを容易に行
い得るようになる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図において10,12は湯水混合栓におけ
る取付脚兼用の給水管、給湯管であり、14は水
栓本体である。水栓本体14の内部には給水管1
0、給湯管12に連通する水室16、湯室18及
び混合室20が形成されている。水室16、湯室
18内に流入した水、湯は、図示しない開口を通
じて湯水混合部における水室23、湯室24内に
流入させられる。
水栓本体14の開口部には、金属製のスリーブ
26が先端部を水栓本体14内に突入させる状態
で組み付けられている。
またスリーブ26の内部には金属製の弁体28
が軸方向に移動可能に挿入されている。
この弁体28には、軸状の操作部材30が一体
回転状態且つ軸方向に相対移動可能に係合させら
れている。操作部材30はスリーブ26の底部4
6の挿通孔を挿通して外部に突出し、そこにハン
ドル32が一体回転状態に結合されている。
第1図に、湯水混合部の具体的構造が拡大して
示してある。図示のように弁体28は全体として
円筒状を成している。この弁体28は弁本体部3
4と基部36とから成つており、その弁本体部3
4の内部を前記混合室20に向けて開放する状態
でスリーブ26の内部に挿入されている。
基部36の外周面には雄ねじ部38が形成され
ており、この雄ねじ部38がスリーブ26の内周
面に形成された雌ねじ部40に螺合されている。
一方基部36の内周面にはスプライン部42が
形成されており、このスプライン部42が操作部
材30の外周面のスプライン部44に一体回転状
態且つ軸方向に相対移動可能に係合させられてい
る。
操作部材30はスリーブ26の底部46の挿通
孔を挿通して外部に突出しており、自身に形成さ
れたフランジ48と止輪50とにより、スラスト
ワツシヤ52を介してスリーブ26の底部46に
回転可能に固定されている。
またこの操作部材30と底部46との間はOリ
ング54によつて液密にシールされている。
スリーブ26の内周面には、半径方向内向きに
突出する水弁用の第一弁座56が設けられてお
り、更に水栓本体14には、混合室20に臨む位
置において湯弁用の第二弁座58が設けられてい
る。
一方弁本体部34にはこれら第一弁座56、第
二弁座58の間においてその外周面に半径方向外
向きに突出する水弁用の第一弁部60、湯弁用の
第二弁部62が設けられている。
スリーブ26には、前記第一弁座56と第二弁
座58との間の位置においてその周壁を貫通する
水流入口64が形成されている。水流入口64は
水室23の水をスリーブ26の内部に流入させる
ものである。
このスリーブ26と弁本体部34との間には、
水流入口64に連通する環状の流路66が形成さ
れている。
スリーブ26における第一弁座56に続く部分
の内周面及び弁本体部34における第一弁部60
に続く部分の外周面は、それぞれ軸方向に真直ぐ
に延び且つ互いに実質上隙間なく(この例では
0.1mmの隙間)嵌合する嵌合面68,70とされ
ている。
そして弁本体部34における嵌合面70の形成
部位において、その周壁を貫通して弁本体部34
の外部と内部とを連通させる複数の通孔72が形
成されている。これら通孔72は、第3図にも示
されているように円周方向に一定間隔で且つ軸方
向にそれぞれ位置がずらせて配置されている。
本例の湯水混合栓においては、ハンドル32を
回転操作して弁体28を図中右方向に移動させる
と、最終的に弁体28の第一弁部60とスリーブ
26の第一弁座56とが当接して水流入口64か
ら弁本体部34の内部に向かう水の流れを遮断す
る。
この状態から弁体28を図中左方向に前進移動
させると、先ず第一弁部60が第一弁座56から
離間するが、その移動量が少ないときには各通孔
72はスリーブ26の嵌合面68にて実質上閉塞
された状態にあり、流路66の水は弁本体部34
の内部には流入しない。
この状態から更に弁体28が左方向に移動する
と、複数の通孔72のうち最も左側にある通孔7
2が先ず流路66に開放され、流路66内の水が
弁本体部34の内部に導入される。
そして更に弁体28が左方向に移動すると、最
も左側の通孔72の開放面積が増大するととも
に、ある位置で2番目の通孔72が流路66に開
放され、流路66の水が2番目の通孔72を通じ
ても弁本体部34の内部に流入するようになる。
そして更に弁体28を前進移動させると、今度は
第3の通孔72が開放されてここからも水が弁本
体部34の内部に流入するようになる。
逆に弁体28を図中右方向に後退移動させて行
くと、通孔72がスリーブ26の嵌合面68によ
り1つ1つ段階的に塞がれて行き、弁本体部34
内への水の流入量が次第に減少して行く。
本例においては、弁体28を移動させた場合に
ある位置で急激に水の流入量が増大したり或いは
減少したりせず、その流量が滑らかに変化する。
このため混合水の温度の調節が容易となり、微妙
なコントロールを必要としなくなる。
尚本例では弁体28に複数の通孔72を設けて
それらの位置を軸方向にずらせているが、かかる
通孔を第4図に示すように弁体28の軸方向に延
びる長穴形状の通孔74とすることも可能であ
る。この場合においても弁体28の移動に伴つて
流路66に対する通孔74の開放面積が漸次変化
する。
以上本考案の実施例を詳述したがこれは単なる
一例示であり、本考案はスリーブ26の長さを長
くするなどしてこれに第二弁座を設けることも可
能であるし、また弁体28の軸方向に長い長穴形
状の通孔を複数且つ第一弁部60側の端の位置を
ずらせて設けることも可能であるなど、その主旨
を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づ
き種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である湯水混合栓の
温度調節部の要部断面図である。第2図はその湯
水混合栓の一部切欠平面図である。第3図は第1
図における弁体の要部正面図である。第4図はそ
の弁体の通孔の他の例を示す図である。第5図は
従来の湯水混合栓の温度調節部の断面図である。
第6図は第5図の温度調節部の要部拡大断面図で
ある。 14……水栓本体、20……混合室、26……
スリーブ、28……弁体、34……弁本体部、5
6……第一弁座、58……第二弁座、60……第
一弁部、62……第二弁部、64……水流入口、
68,70……嵌合面、72,74……通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 湯水混合栓における温度調節部にスリーブ26
    を組み込んで該スリーブ26の内部に、筒状の弁
    本体部34を有する弁体28を該弁本体部34の
    内部が水栓本体14内部の混合室20に開放され
    る状態に軸方向に移動可能に挿入し、該スリーブ
    26の内周面には半径方向内向きに突出する水弁
    用の第一弁座56を設けるとともに、前記混合室
    20に臨む位置において前記水栓本体14又は該
    スリーブ26に湯弁用の第二弁座58を設ける一
    方、前記弁本体部34の外周面にはそれら第一弁
    座56、第二弁座58の間の位置において半径方
    向外向きに突出する水弁用の第一弁部60、湯弁
    用の第二弁部62を設け、更に該スリーブ26に
    は該第一弁座56と第二弁座58との間の位置に
    おいて該スリーブ26の周壁を貫通する水流入口
    64を設けるとともに、前記弁本体部34には前
    記第一弁部60に対し第二弁部62と反対側の位
    置において該弁本体部34の周壁を貫通する通孔
    72を設けて成る湯水混合栓の温度調節部におい
    て、 前記弁本体部34の該通孔72を形成した部分
    の外周面及び前記スリーブ26の対応する内周面
    の夫々を軸方向に真直ぐに延び且つ互いに実質上
    隙間なく嵌合する嵌合面70,68として形成す
    るとともに、前記通孔72を軸方向に位置をずら
    せて複数配置し又は該通孔74の形状を軸方向に
    長さの長い長穴形状と成したことを特徴とする湯
    水混合栓の温度調節部構造。
JP7566887U 1987-05-20 1987-05-20 Expired - Lifetime JPH0540366Y2 (ja)

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JP7566887U JPH0540366Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20

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Publication Number Publication Date
JPS63184285U JPS63184285U (ja) 1988-11-28
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