JPH0540252Y2 - - Google Patents

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JPH0540252Y2
JPH0540252Y2 JP1986116681U JP11668186U JPH0540252Y2 JP H0540252 Y2 JPH0540252 Y2 JP H0540252Y2 JP 1986116681 U JP1986116681 U JP 1986116681U JP 11668186 U JP11668186 U JP 11668186U JP H0540252 Y2 JPH0540252 Y2 JP H0540252Y2
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exhaust gas
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、排気ガス処理用触媒ペレツト支持
装置、特に内燃機関の排気ガスを処理する触媒ペ
レツトを収容した内側ケースの熱膨張時に、熱応
力による変形を吸収できる排気ガス処理用触媒ペ
レツト支持装置に関連する。
従来の技術 従来の排気ガス処理用触媒ペレツト支持装置を
有するデイーゼルエンジン用触媒マフラ10は、
第5図ないし第8図に示すように、外側ケース1
1と、外側ケース11内に固定された内側ケース
12とを有する。外側ケース11内には、内燃機
関の排気ガス用マフラとして第一消音室13と、
第一消音室13に対し内側ケース12で分離され
た第二消音室14とが形成される。外側ケース1
1には、第一消音室13に接続して排気ガスの入
口15と、第二消音室14に接続して出口16と
が設けられ、入口15と出口16は、中心軸が互
いにずれた状態で取付けられる。外側ケース11
は、ほぼ半円筒状に形成された一対の上部部材2
0と下部部材21とを有し、上部部材20と下部
部材21の各々の各側縁部には、それぞれ折り曲
げ縁22と23とが設けられる。また、外側ケー
ス11は、上部部材20と下部部材21の両端部
に固着された一対の外部端板24と25とを有す
る。外部端板24には、触媒ペレツトを内側ケー
ス12内に入れる充填口17が設けられる。触媒
ペレツトは、アルミナ粒を白金、ロジウム又はパ
ラジウムで被覆した大豆程度の大きさを有する粒
子である。
内側ケース12は、一対のほぼ逆Z字形を有す
る上部側板30及びほぼZ字形を有する下部側板
31と、上部側板30のリブ32の上端に設けら
れた上部フランジ33に固着された上板34と、
下部側板31のリブ35の下端に設けられた下部
フランジ36に固着された下板37とを有する。
リブ32と35の外面は、それぞれ上部部材20
と下部部材21の内面に溶接される。上板34と
下板37には、排気ガスが通過する多数の孔42
と43が穿設される。上部側板30のリブ32の
下端に設けられた下部フランジ38と、下部側板
31のリブ35の上端に設けられた上部フランジ
39とは互いに溶接される。また、下部フランジ
38と上部フランジ39は、上部部材20と下部
部材21の折り曲げ縁22と23との間に固着さ
れる。これらの折り曲げ縁22と23及び下部フ
ランジ38と上部フランジ39は、外側ケース1
1の側面に側部フランジ26及び27を形成す
る。上板34と下板37の各々の両端は、外部端
板24と25とに溶接されたブラケツト40と4
1に溶接で固着される。
上記構成において、使用の際は、入口15から
排気ガスを供給すると、第一消音室13から下板
37の孔43を通り、触媒ペレツトに排気ガスを
接触させる。そこで、排気ガス中の窒素酸化物
(NOx)、一酸化炭素(CO)又はハイドロカーボ
ン(HC)は、窒素(N2)、二酸化炭素(CO2
又は水(H2O)に酸化又は還元される。その後、
排気ガスは、上板34の孔42及び第二消音室1
4を通り出口16から排気口へ排出される。第一
消音室13及び第二消音室14では、内燃機関の
作動に伴う排気ガスの振動による騒音が大きく減
衰される。
考案が解決使用とする問題点 ところで、上記デイーゼルエンジン用触媒マフ
ラ10では、稼動時にマフラ10が熱膨張により
異常に変形すると共に、この異常熱変形に伴い触
媒ペレツトが磨滅する欠点がある。即ち、内燃機
関を稼動すると、高温の排気ガスにより内側ケー
ス12が熱膨張するのに対し、外側ケース11
は、低温の外気により常に冷却されている。この
場合、リブ32と35の外面は、それぞれ上部部
材20と下部部材21の内面に溶接され、また上
部側板30の下部フランジ38と下部側板31の
上部フランジ39は、上部部材20と下部部材2
1の折り曲げ縁22と23との間に溶接されてい
るから、加熱時に外側ケース11に固着された内
側ケース12の熱膨張によつて、マフラ10がい
びつに変形する。従つて、触媒ペレツトを収容し
た内側ケース12内に空隙が形成され、内燃機関
の稼動中にマフラ10に振動が加えられると、触
媒ペレツトがこの空隙内で移動する。このため、
触媒ペレツトは、互いに又は内側ケース12の内
壁と間で摩擦又は衝突を生じ摩耗又は磨滅する。
触媒ペレツトが磨滅すると、触媒ペレツトは微粉
化し、内側ケース12内により大きな空隙が生ず
る。従つて、マフラ10内に供給された排気ガス
は触媒ペレツトと接触せずにそのまま大気中に放
出され、触媒ペレツトは、大気汚染防止である本
来の触媒機能を発揮できない。更に、触媒ペレツ
トの直径が小さくなると、触媒ペレツトは、重力
又は振動で下板37の孔43又は上板34の孔4
2から内側ケース12の外へ離脱するから、益々
触媒機能が低下する欠陥が生ずる。外側ケース1
1と内側ケース12も変形のため、溶接部が破断
したり、亀裂が発生することがある。
この考案は、上記欠点を解消し、内側ケースの
熱膨張時に、熱応力による変形を吸収できる排気
ガス処理用触媒ペレツト支持装置を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 外側ケースの両端に端板を設け、外側ケース内
に、孔を設けた上板と下板とを、それらの両側部
で、上下端に内方に向け伸びるフランジを有する
コ字形断面の側板の各フランジに固着して成る内
側ケースを配置し、内側ケースの上下板の一端を
一方の端板に固着するとともに上記上下板の他端
を内側端板に固着し、該内側端板と内側ケースの
側板とを外側ケースの内壁に滑動可能に当接させ
た構成としたものである。
作 用 内側ケースが高温の排気ガスで加熱され、内側
ケースが外側ケース内で熱変形を生ずるとき、内
側ケースは外側ケース内で滑動し、内側ケースの
熱応力による変形が吸収される。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図ないし第4図
について説明する。これらの図面では、第5図な
いし第8図に示す部分と同一の部分については同
一符号を付し説明を省略する。
この考案の排気ガス処理用触媒ペレツト支持装
置は、第1図及び第2図に示すように、上板34
と下板37とを連結する一対の側板50と51と
を有する、各側板50と51は、リブ52と、上
下端に内方に向け伸びるフランジ53,54とか
らなるほぼコ字形断面を有する。各フランジ5
3,54の内面は、それぞれ上板34の上面及び
下板37の下面とそれらの両端部で固着される。
また、外側ケース11の内面には、V形断面を有
するブラケツト55,56が互いに一定間隔分離
して固着される。各ブラケツト55と56は、外
側ケース11の内面に固着された弓形部57と、
前記側板50と51のフランジ53と54に対し
対向して配置される平面部58とを有する。平面
部58とフランジ53と54との間は溶接され
ず、内側ケース12は、平面部58と外側ケース
11の内壁によつて熱膨張時に滑動可能に支持さ
れる。
また、第3図に示すように、上板34及び下板
37の少なくとも一方の端部にはブラケツト43
により内側端板59が固着され、内側端板59
は、内側ケース12の熱膨張時に外側ケース11
内壁に滑動可能に支持される。内側端板59は、
第3図の例では、上板34及び下板37の一端と
固着された円板60と、円板60の周囲で内側ケ
ース12の長さ方向に曲げられた環状フランジ6
1とを有する。環状フランジ61の外面は、外側
ケース11の内面と滑動可能に接触する。上板3
4と下板37の他端は、一方の端板すなわち外部
端板24に直接固着される。
この考案の上記構成では、内燃機関の稼動によ
り高温排気ガスが内側ケース12内を通過すると
き、内側ケース12は膨張するが、このとき内側
ケース12の側板50,51は、外側ケース11
の内面及びブラケツト55,56の平面部58上
を滑動し、環状フランジ60はΔlだけ膨張する
(第3図)。このように、内側ケース12が高温の
排気ガスで加熱され、内側ケース12と外側ケー
ス11との間の温度差のため、排気ガス処理用触
媒ペレツト支持装置が熱変形を生ずるとき、内側
ケース12は外側ケース11内で滑動し、熱応力
による変形が吸収される。因に、内側ケース12
をステンレス鋼(SUS 304)で全長約600mmに製
造し、内側ケース12と外側ケース11との温度
差が500℃であるとき、ステンレス鋼の熱膨張率
αは、α=16.4×10-4であるから、内側ケース1
2の伸びΔlは、Δl≒5mmである。この伸びΔlは、
外側ケース11に対し内側ケース12が滑動する
ことにより吸収される。
この考案の上記実施例は、デイーゼルエンジン
用触媒マフラについて説明したが、一般の内燃機
関の排気ガス浄化装置として使用される触媒ペレ
ツトを支持する触媒ペレツト支持装置にもこの考
案を実施できることは明かであろう。また、外側
ケース11内に内側ケース12を支持するため、
ブラケツト55,56を使用したが、第4図に示
すように、外側ケース11を内側又は外側に窪ま
せて内側ケース12を支持及び案内するガイド部
62を形成してもよい。更に、第3図において、
上板34と下板37の他端を外部端板24に直接
固着せずに、内側ケース12の熱膨張時に外側ケ
ース11内で滑動可能な内部端板に固着してもよ
い。
考案の効果 この考案では、内側ケースと外側ケースとの間
に温度差が生じ、内側ケースが熱膨張で変形して
も、内側ケースは外側ケース内で滑動するから、
内側ケースの熱変形は吸収される。従つて、排気
ガス処理用触媒ペレツト支持装置は、異常な形状
に変形することがなく、触媒ペレツトに摩耗又は
変形応力が生じない。このため、内側ケース12
内に充填された触媒ペレツトは、磨滅することは
ないから、触媒ペレツトの大気汚染防止機能が低
下したり、内側ケース外へ触媒ペレツトが離脱す
る欠陥が無く、長期間有効に触媒ペレツトを使用
することができる。また、外側ケース及び内側ケ
ース自体にも熱膨張時に変形応力が加えられない
ので、溶接部の破断、外側ケース又は内側ケース
の変形又は亀裂が発生せず、触媒ペレツト支持装
置の寿命を延長することができる。冷寒地におい
て内燃機関の稼動停止後、外側ケースが内側ケー
スより冷却され、そのため内側ケースと外側ケー
スとの温度差が大きくなることがあるが、このよ
うな冷却時の温度差がある場合にも、この考案の
上記効果はもちろん有効に発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による排気ガス処理用触媒ペ
レツト支持装置の斜視図、第2図は第1図の横断
面図、第3図は第1図のA−A線に沿う断面図、
第4図はこの考案の他の実施例の部分図、第5図
は従来のデイーゼルエンジン用触媒マフラの側面
図、第6図はこの正面図、第7図は内側ケースの
斜視図で、第8図は第5図のB−B線に沿う断面
図である。 11……外側ケース、12……内側ケース、1
3……第一消音室、14……第二消音室、15…
…入口、16……出口、17……充填口、20…
…上部部材、21……下部部材、34……上板、
37……下板、50,51……側板、52……リ
ブ、53,54……フランジ、55,56……ブ
ラケツト、57……弓形部57、58……平面
部、59……内側端板、60……円板、61……
環状フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側ケースの両端に端板を設け、外側ケース内
    に、孔を設けた上板と下板とを、それらの両側部
    で、上下端に内方に向け伸びるフランジを有する
    コ字形断面の側板の各フランジに固着して成る内
    側ケースを配置し、内側ケースの上下板の一端を
    一方の端板に固着するとともに上記上下板の他端
    を内側端板に固着し、該内側端板と内側ケースの
    側板とを外側ケースの内壁に滑動可能に当接させ
    た排気ガス処理用触媒ペレツト支持装置。
JP1986116681U 1986-07-31 1986-07-31 Expired - Lifetime JPH0540252Y2 (ja)

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JPS6324321U JPS6324321U (ja) 1988-02-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53115209U (ja) * 1977-02-22 1978-09-13

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JPS6324321U (ja) 1988-02-17

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