JPH0540165U - 接着剤容器の栓体構造 - Google Patents

接着剤容器の栓体構造

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JPH0540165U
JPH0540165U JP3124191U JP3124191U JPH0540165U JP H0540165 U JPH0540165 U JP H0540165U JP 3124191 U JP3124191 U JP 3124191U JP 3124191 U JP3124191 U JP 3124191U JP H0540165 U JPH0540165 U JP H0540165U
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JP
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discharge port
nozzle
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JP3124191U
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清治 谷口
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株式会社ワールド・カーサービス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端に円錐形のノズルを有する接着剤容器であ
って、全容量の接着剤を最後まで円滑に使用できるよう
な接着剤容器における栓体構造の提供。 【構成】上記ノズル内に、先端側から順に口径の大きく
なる吐出口を形成し、該ノズル外周面の上記吐出口に対
応する部分に、切断することによって吐出口を形成する
吐出口形成用の切除目印をノズルの先端側から順に適宜
数形成し、これら各切除目印での吐出口に嵌入する栓部
を順次形成した栓体を、連結帯を介して上記ノズルの近
傍に付設した。 【効果】吐出口に対して栓部を嵌入し忘れたりして吐出
口が閉塞されてしまった場合であっても、閉塞された吐
出口の次の位置に形成した切除目印において新たな吐出
口を形成でき、接着剤の継続した使用が行なえ、この時
もまた、その新たな吐出口に嵌入する栓部によって接着
剤の硬化を阻止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、先端に円錐形のノズルを有する接着剤容器において、例えば、容 量のすべてを使用し切るまでに長期間かかるものであっても、最後まで円滑な使 用ができるような接着剤容器の栓体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノズルの先端に形成された吐出口から、あるいは先端部をカッタで切除 したり針で刺したりして形成した吐出口から接着剤を吐出して使用する接着剤容 器では、内容物が外気に対して開放されてしまうことを防止するため、ノズルの 先端部や全体を被覆するキャップを備え、あるいはさらに、このキャップの内側 に吐出口に挿入される突起状の閉塞防止部材を形成していた。これは、使用後に 、吐出口部分に残留する接着剤が硬化して吐出口が閉塞されてしまうのを未然に 防止するためである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような方法では、不完全な密閉性しか得られないため外気に対 して開放されてしまうこととなり、吐出口部分の接着剤が硬化してこの吐出口は 閉塞されてしまう。特に瞬間接着剤やゴム系の強力接着剤の場合など接着剤の種 類によっては、接着剤が硬化して閉塞された吐出口を開口するために、該吐出口 から硬化した接着剤を取出し除去することは不可能であって、やむなく先端部の 吐出口から未だ硬化されていない位置にまで適宜長さ切詰めて、新たな吐出口を 形成しなければならなかった。
【0004】 そしてこの場合には最早、キャップがノズルの先端部のみを被覆する形状であ る時は勿論のこと、キャップが前述したような閉塞防止部材を有した形状である 時もまた、吐出口が閉塞されるのを未然に防止するための閉塞防止部材の作用が 働かず、容器内の接着剤の硬化進度は一段と増し、接着剤を使い切らないうちに 、大きくなった吐出口を流通する外気の影響で内部の接着剤が硬化してしまい使 用できなくなってしまうことが多々あり、またその様にならない場合であっても ノズルを切り詰めた結果その痕跡すら残さないような使用困難な状態になってし まうこともあって、合理的でなかった。
【0005】 このことは殊に、容量が大きくしかも開封後なんども使用する必要のある、例 えば、自動車工業におけるエンジニアリング接着剤を内蔵する容器の場合などに 甚だしかった。エンジニアリング接着剤のうちポリウレタン系の場合には特に硬 化時間が短く、その接着力は強力だからである。
【0006】 しかし一般家庭用の接着剤についても、消費者側は割高となる商品の購入を余 儀なくされるなどの問題点は否めない。長期間に渡った使用が望めないことから 徳用の大型容器に入った接着剤の存在は多くの場合その意味がなく、また生産者 の側にしても、よりよいサービスのため大小様々な容量のものが不可欠となり製 品管理などの面でのロスがあるなどの問題点を有していた。
【0007】 そこでこの考案は、上述のような種々の問題点を考慮して、吐出口が閉塞され ることを阻止し、やむなく閉塞された場合であっても内容量の接着剤が使い切る までは円滑な接着剤の使用が行なえる、接着剤容器における栓体構造の提供を目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、先端に円錐形のノズルを有し、該ノズルの先端部に形成した吐出 口から接着剤を吐出して使用する接着剤容器であって、上記ノズル内に、該ノズ ルの先端側から順に口径の大きくなる吐出口を形成するとともに、該ノズル外周 面の前記吐出口と対応する位置に吐出口形成用の切除目印を形成し、上記切除目 印での口径に嵌入可能な径を有する複数の栓部が順次形成された栓体を、連結帯 を介して上記ノズル近傍に付設した接着剤容器の栓体構造であることを特徴とす る。
【0009】
【作用】
この考案における接着剤容器の栓体構造は、例えば、ノズルに吐出口が形成さ れていない場合には、まずノズルの外周面にその長さ方向に沿って複数段形成し た切除目印のうち、最先端部の切除目印(第1切除目印)の位置でカッタなどを 用いてその先端側を切除して、第1の吐出口を形成する。
【0010】 使用後は、この第1の吐出口の口径に嵌入する径を有する栓部(第1栓部)を 、栓体ごと嵌入して容器内の密閉状態を保持し、容器におけるノズル吐出口部分 および内奥部分の接着剤の硬化を完全に阻止することで次の使用に備える。
【0011】 もし、回を重ねる使用にともない吐出口が閉塞されてしまった場合には、上述 した第1切除目印の次の位置にある第2切除目印の位置でその先端側を切除し、 第2の吐出口を形成する。そして使用後は、この第2の吐出口の口径に嵌入可能 な径を有する、上述の第1栓部の次の位置に位置する第2栓部を栓体ごと嵌合し て、容器内の接着剤の硬化を阻止する。
【0012】 このように、吐出口に嵌入する栓部の嵌入によって接着剤の硬化を阻止して円 滑な使用を行なわせるとともに、場合によっては、各切除目印位置で順次切除し て吐出口を形成して使用し、各切除目印位置における吐出口に嵌入可能な複数の 栓部でさらに接着剤の硬化を阻止して、継続した使用を可能とする。
【0013】 また、ノズルの先端部にあらかじめ吐出口が形成されている場合には、栓体の 第1栓部の径を、すでに形成されている吐出口に嵌入可能な大きさに設定し、こ の第1栓部の次の位置に形成する第2栓部の径は、吐出口の次の位置に形成した 第1切除目印における吐出口に嵌入可能な大きさに形成するようにして順次構成 し、先に示したと同様に使用する。
【0014】
【考案の効果】 上述のように、この考案によれば、ノズル先端部の吐出口に嵌入し内部の密閉 状態を保持する栓部を形成しているので、吐出口が閉塞されて使用できなくなる ようなことを阻止でき、円滑な使用が望める。
【0015】 また、ノズルに適宜数の切除目印を形成し、これらの各切除目印位置における 吐出口の口径に嵌入可能な複数の栓部を栓体に形成しているので、どの段階にお いても同様に高い密閉度を得られ、たとい吐出口が閉塞されてしまうようなこと があっても、切除目印位置において切除することによって、長期間の使用が可能 となり、充填した接着剤をすべて使い切ることができ経済的である。
【0016】 さらに、各段階での吐出口に嵌入する栓部を有する栓体は、連結体を介してノ ズル近傍に付設しているので、栓体を紛失して接着剤の使用可能期間をいたずら に縮めてしまうようなこともなく継続使用を確保できる。
【0017】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
【0018】 図面は、接着剤を内蔵する接着剤容器の、とくに栓体部分を示している。
【0019】 その接着剤とは、自動車工業などで主に鋼板間やドアのウィンド部分に目詰め をし、防水のためのシーラントとして使用するようなシリコーン系接着剤や、ポ リウレタン系接着剤、シアノクリエート系接着剤などのエンジニアリング接着剤 である。そのため、上述の接着剤容器は直径50mmもの大型であり、容器の本体 は金属製の筒状体で構成され、内部の接着剤を注出するときは図1に示したよう な注出器1を利用して注射器のごとく行われる。
【0020】 接着剤容器2の構成をまず大まかに示すと、図1に示すように本体3の先端に 、先端側ほど小径となる吐出路4を有した略円錐形のノズル5を装着し、このノ ズル5の基端側(本体3側)には、ノズル5先端部に開口し形成する吐出口に嵌 入する栓体6を装着した連結帯7を付設している。
【0021】 上述の栓体6とこれを保持するための構造は、ノズル5の形状を説明した後に 行なうことにする。
【0022】 ノズル5はその全体を合成樹脂で形成し、図2に示すように、本体3に固定す る円形の縁部8に囲繞された中央部分から前方へ突出した形状で、本体3側の基 端部9と先端側の遊端部10とで構成し、若干の凹凸はあるが上述したような先 細の形状の吐出路4を内部に形成している。基端部9は、図1に示した注出器1 に装着してもこの注出器1先端のストッパ部11よりも適宜長さ突出するような 長さに設定し、その外周面の適宜位置には、キノコ状形状の保持突起12を形成 している。遊端部10の先端は、図2に示すように開口せずに封止した状態で、 使用に際して先端側を切除し、吐出路4を開口することで吐出口を形成するよう にしている。
【0023】 吐出口形成のため、このノズル5には、切除作業時に切込みの目安となる切除 目印A,B,Cを3箇所、ノズル5の長さ方向に沿って形成ている。これら各切 除目印A,B,Cは、一定の傾斜角を有するノズル5の外周面に、その傾斜角を なくすような各凹部13,14,15をそれぞれ形成したことによって現れる尾 根状のラインであり、各切除目印A,B,Cは、ノズル5の先端側から順に、そ れぞれの位置で切断して形成する吐出口4a,4b,4cの口径が大きくなるよ うに適宜設定している。一番先端側の切除目印を第1切除目印Aとし、順に第2 切除目印B、第3切除目印Cとする。また、これら各切除目印A,B,Cにおい て形成する各吐出口4a,4b,4cを、それぞれ各切除目印A,B,Cに対応 させて、第1吐出口4a、第2吐出口4b、第3吐出口4cとする。
【0024】 上述のような尾根状のラインで表される各切除目印A,B,Cを形成したとい うことはすなわち、各切除目印A,B,Cを境とする前後両外周面の形状が異な るということで、前側の外周面は上述した一定の傾斜角を有するため先端部の方 が小径となるが、後側の外周面は、後端部も先端部も同径となるということを意 味している。後側外周面の先端と前側外周面の後端とは、外周方向に対して鈍角 をなし、各切除目印A,B,Cを形成しているのである。
【0025】 こうした外周面形状と同様に、内周面形状にも凹凸を形成している。各切除目 印A,B,Cに対応する部位が一番大径となり、この位置より後方側にいっても 前方側にいっても小径となるように形成している。言い換えれば、各切除目印A ,B,Cに対応する部位より前側の目印前部内周面16は、ノズル5外周面のよ うに先端側ほど小径となるテーパ状であるが、各切除目印A,B,Cに対応する 部位より後側の目印後部内周面17は、逆テーパ状とし、後述する栓体6の各栓 部を嵌入したときにノズル5内の密閉度を高めるようにしている。但し、このノ ズル5の内周面はすべて鈍角で連続させている。
【0026】 次に、栓体6とこれの保持構造を説明する。
【0027】 図3に示すように、栓体6はそれぞれ径の異なる円柱状の3個の栓部6a,6 b,6cと1個の蓋部6dとを径の小さいものから順に上側から積層して一体に 形成しており、この栓体6は、帯状の連結帯7上をその長さ方向に沿ってスライ ド移動可能に装着している。
【0028】 これら各栓部6a,6b,6cの径の大きさと高さとを述べると、それらの径 の大きさは、図2によって前述したノズル5外周面の各切除目印A,B,Cにお いて形成される各吐出口4a,4b,4cの口径、すなわち各切除目印A,B, C後部の目印後部内周面17先端のなす径の大きさに対応し、それぞれ各吐出口 4a,4b,4cに対して嵌入可能であり、各栓部6a,6b,6cの高さは上 述の目印後部内周面17の高さと同程度である。最上段の一番小径の栓部を第1 栓部6aとし、順に第2栓部6b、第3栓部6cとする。
【0029】 また、上述した蓋部6dの径は一番大径の第3栓部6cよりも大径で、各吐出 口4a,4b,4cの下端、すなわち目印後部内周面17の下端の有する肉厚よ りも大きく大きく設定しており、その高さは、指先でつまめる程度に設定してい る。
【0030】 こうした栓体6を保持する連結帯7は、一端に、図1に示したように、ノズル の5基端部9に挿嵌可能な大きさであって同時に、前述した図1に示す注出器1 のストッパ部11の後側に収まる大きさのリング状の保持環18を、各栓部6a ,6b,6cを積層した方向と同方向に立てて形成し、他端側には、前述したノ ズル5基端部9の外周面に形成した保持突起12に保持可能な保持孔7a,7b ,7cを3個、適宜間隔を隔てて形成している。
【0031】 栓体6をスライド移動可能に装着する構造は、この連結帯7の中間部に形成し た適宜長さのスライド溝19と、栓体6の裏面側、すなわち蓋部6dの裏面に連 結帯7の厚み程度の隙間を隔ててスライド溝19の溝幅よりも幅広に形成した、 図1に示すような保持板20とである。
【0032】 なお、適宜間隔を隔てて形成した各保持孔7a,7b,7cと、適宜長さに形 成したスライド溝19との適宜の意味について付言する。第1吐出口4aに第1 栓部6aを嵌入した時には、連結帯7端部側の第1保持孔7aが保持突起12に 保持されるように、また第2吐出口4bに第2栓部6bを嵌入した時には、第1 保持孔7aの隣の位置にある第2保持孔7bが保持突起12に保持されるように 、さらに、第3吐出口4cに第3栓部6cを嵌入した時には最も中央側の第3保 持孔7cが保持されるように、各保持孔7a,7b,7cの間隔を設定し、この ようにすることが可能となるように、スライド溝19の長さも設定している。し たがって、これらを形成した連結帯7の長さも、上述の使用が可能なようにノズ ル5の長さや各切除目印A,B,Cの位置を考慮して、その長さを設定している 。
【0033】 上述のように構成した接着剤容器とその栓体構造の使用態様を次に示す。
【0034】 使用に当たってはまず、図2に示すノズル5先端側の第1切除目印Aにおいて その先端側を切除し、第1吐出口4aを形成する。そして、図1に示したように 、ノズル5基端部9に連結帯7の保持環18を保持させた状態で接着剤容器2を 注出器1に対して装着して使用するのである。
【0035】 連結帯7の付設は、上述の保持環18を注出器1のストッパ部11と本体3と の間に挟持することで行ない、このとき、連結帯7上をスライド移動する栓体6 は、第1栓部6aが第1吐出口4a側に向いた状態となる。連結帯7が使用に際 して邪魔とあらば、ストッパ部11に絡めたりして連結帯7がノズル5の遊端部 10部分にない状態とする。
【0036】 使用後は図4に示すように、第1吐出口4aに栓体6の第1栓部6aを嵌入し てその位置を保持するとともに、連結帯7第1保持孔7aをノズル5基端部9の 係止突起12に保持する。第1栓部6aは逆テーパ状の目印後部内周面17を押 し広げた状態で、ノズル5内部に高い密閉性を与え、内部の接着剤21が外気と 接触するのを阻止する。そしてこの第1栓部6aの嵌入状態は、第1保持孔7a の保持突起12に対する保持によって確実に維持される。
【0037】 もし、上述のような使用を行ないながらも、第1栓部6aを嵌入し忘れるなど して第1吐出口4aが閉塞されてしまった場合には、第2切除目印Bにおいてそ の先端側を切除し、第2吐出口4bを形成して使用する。使用後は図5に示すよ うに、栓体6の第2栓部6bを第2吐出口4bに嵌入して、次回の使用に備える 。ノズル5基端部9の保持突起12には第2保持孔7bを保持しておく。
【0038】 万が一にもこの第2吐出口4bが閉塞されてしまった場合には、第3吐出口4 cを形成して使用し、第3栓部6cをそれに嵌入するようにする。保持突起12 には第3保持孔7cが対応する。
【0039】 こうした使用について一つ付け加えると、例えば一挙に全容量を使うような場 合や、吐出口の大きいほうが使用しやすいような場合には、第1吐出口4aでは なく、まず始めに第2吐出口4bを形成するようにするもよい。
【0040】 このように、上述した各吐出口4a,4b,4cには、各栓部6a,6b,6 cが、各吐出口4a,4b,4c上部の目印後部内周面17を押し広げた状態で 嵌入し、内部の密閉性を高く保持するので、内部の接着剤21が硬化して吐出口 4a,4b,4cが閉塞されてしまうようなことがなく、次の円滑な使用が期待 できる。
【0041】 また、その高い密閉性を保持するのは、一回限りではなく、各切除目印A,B ,Cにおける全てであり、内部の接着剤21を最後まで、より長期間に渡って使 用することができて経済的である。
【0042】 さらに、こうしたや有益な栓体6は、連結帯7によってノズル5部分に保持で きるので、栓体6が不測に外れてしまうようなこともなく、継続した使用が確保 できる。
【0043】 以上、この考案の一実施例を示したがこの考案は上述以外の構造を採用するこ とも可能である。
【0044】 例えば、内部の接着剤21はエンジニアリング接着剤でなく一般家庭で使用す るようなものであってもよく、したがって、接着剤容器2としては工業用の大型 のものに限らず小さなものであるもよい。
【0045】 このことから、連結帯7の付設は、連結帯7一端の保持環18を形成せずに本 体3やノズル5に直接形成してしまうもよい。
【0046】 また、先の実施例では使用に先立って吐出口を形成するノズル5に基づいて示 したが、ノズル5の先端部にすでに吐出口が形成されている場合にもこの考案は 適用できる。最後に、図6によってその一例を示してみる。
【0047】 ノズル5は、その内部の吐出路4を周面に凹凸を形成せず一定の傾斜角で連続 した形状に形成し、先端部に第1吐出口4eをあらかじめ形成している。
【0048】 そのため栓体6は、あらかじめ形成された吐出口4eに嵌入する第1栓部6a を上側の中央に形成し、これの外周部に、その吐出口4eの肉厚程度の適宜幅を 有する環状の凹部22を介して第1栓部6aと同じ高さの第2栓部6bを、第1 栓部6aを取り巻くように形成している。第3栓部6cはこれらの下側に蓋部6 dとともに形成している。なお、各栓部6a,6b,6cは、吐出口に対して嵌 入しやすいように上端の外周部にテーパ面23を形成している。
【0049】 したがってノズル5には、第1切除目印Aと第2切除目印Bとの切除目印を先 端側から形成し、各切除目印A,Bにおける第1吐出口4aと第2吐出口4bと のそれぞれが、第2栓部6bおよび第3栓部6cに圧入されるようにしている。 各切除目印A,Bは、先の実施例で示したと同様の凹部13,14をノズル5の 外周面に形成したことによって表出するノズル外周面上の段差である。このため 、一定の肉厚を有するノズル5はこの部分で薄くなることとなる。
【0050】 他の構造については、先の実施例と同様のため省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一例を示す接着剤容器とその使用状
態の側面図。
【図2】ノズル部分を示す一部断面側面図。
【図3】栓体とこれを保持する連結帯を示す斜視図。
【図4】この考案の使用状態を示す要部破断側面図。
【図5】この考案の使用状態を示す要部破断側面図。
【図6】他の実施例を示す一部断面側面図。
【符号の説明】 2…接着剤容器 4…吐出路 4a…第1吐出口 4b…第2吐出口 4c…第3吐出口 4e…あらかじめ形成された吐出口 5…ノズル 6…栓体 6a…第1栓部 6b…第2栓部 6c…第3栓部 7…連結帯 12…保持突起 18…保持環 19…スライド溝 21…接着剤 A…第1切除目印 B…第2切除目印 C…第3切除目印

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に円錐形のノズルを有し、該ノズルの
    先端部に形成した吐出口から接着剤を吐出して使用する
    接着剤容器であって、 上記ノズル内に、該ノズルの先端側から順に口径の大き
    くなる吐出口を形成するとともに、 該ノズル外周面の前記吐出口と対応する位置に吐出口形
    成用の切除目印を形成し、 上記切除目印での口径に嵌入可能な径を有する複数の栓
    部が順次形成された栓体を、連結帯を介して上記ノズル
    近傍に付設した接着剤容器の栓体構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073733A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 容器

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