JPH0539876A - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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Publication number
JPH0539876A
JPH0539876A JP19441291A JP19441291A JPH0539876A JP H0539876 A JPH0539876 A JP H0539876A JP 19441291 A JP19441291 A JP 19441291A JP 19441291 A JP19441291 A JP 19441291A JP H0539876 A JPH0539876 A JP H0539876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
control valve
spring
diaphragm
spring system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19441291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Okitsu
州一 興津
Toshihiro Teranishi
敏博 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP19441291A priority Critical patent/JPH0539876A/ja
Publication of JPH0539876A publication Critical patent/JPH0539876A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温が上昇した際に圧力設定バネ系の力の
低下を密閉室内に封入された気体の圧力上昇により相殺
して、大気圧及び温度の変化の影響を受けない制御弁を
提供する。 【構成】 圧力応動部材としてのダイヤフラム16′で
区画された密閉室R3 ′内においてダイヤフラム16′
に作用する圧力設定バネ系としてのスプリング22′を
設け、該密閉室R3 ′に封入する気体の圧力を該スプリ
ング22′の温度変化による弾力の低下を補償する圧力
に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力設定バネ系を有す
る制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は自動車に用いられる容量可変コン
プレッサにおける容量制御機構を示し、Aはコンプレッ
サ、Bは該コンプレッサAの一側の取付凹部Hに固着さ
れる容量制御弁である。
【0003】コンプレッサAにおいて、クランクケース
1に連続するヘッド部2内には複数個のシリンダ3,
3′……が設けられ、各シリンダ3,3′……内にはピ
ストン4が摺動自在に設けられる。クランクケース1か
らヘッド部2にかけて駆動軸5が回動自在に設けられ、
該駆動軸5は外端に設けたプーリ6を介してベルト7に
よりエンジン(図示せず)で駆動される。駆動軸5には
公知の如くに角度可変ウオブル板8が設けられ、該ウオ
ブル板8とピストン4は環状溝8aとソケット4aを介
して両端に球状結合端9a,9aを有するピストン桿9
により連結され、駆動軸5によりウオブル板8が傾斜状
態において回動することによりピストン桿9乃至ピスト
ン4が往復動作し、クランクケース1内の圧力Pcとシ
リンダ3,3′……内の吸入圧力Psとの差圧に応じて
ウオブル板8の取付角度が自動的に調整され、ウオブル
板8の角度変化によりピストン4のストローク量が変化
する。
【0004】各シリンダ3,3′……には、吸入口Sと
吐出口Dが設けられ、各吸入口Sは内部通路sにより、
また各吐出口Dは内部通路dによりそれぞれ相互に連通
している。一方のシリンダ3には通路s′,d′を介し
て冷凍サイクルを構成する蒸発器10と凝縮器11が接
続される。吸入口Sにはピストン4の吸入行程において
開くと共に吐出行程において閉じる弁体12が設けら
れ、吐出口Dにはピストン4の吐出行程において開くと
共に吸入行程において閉じる弁体13が設けられる。
【0005】容量調整弁Bにおいて、本体14の一側に
圧力応動部Mが設けられる。圧力応動部Mは、本体14
に固着された下蓋15に対してダイヤフラム16を挾持
した状態で上蓋17を設けると共に該上蓋17にばね箱
18を固着し、ばね箱18内に螺着した調整ねじ19と
ダイヤフラム16の上当金20に当接するばね受21と
の間に調整スプリング22を設けて構成する。
【0006】ダイヤフラム16の他側には連動杆23の
当金24が当接している。連動杆23は本体14の摺動
孔14aを貫通して延長しており、該連動杆23の一部
と当金24は受圧室R1 に位置しており、該受圧室R1
には吸入圧力Psを導入する通路s″に連通する吸入圧
力導入口14bが形成されている。
【0007】圧力応動部Mには真空蓋30が設けられ、
大気圧力の影響を受けないように圧力応動部Mの内部密
閉室R3 を真空にしている。摺動孔14aを通って延長
する連動杆23は弁室R2 に達し、その先端に固着され
たボール弁体25が弁座Vを開閉する。そしてボール弁
体25に当接するばね受26と本体14に組込まれたス
トッパー27との間にはボール弁体25を上下動可能な
状態で支持するバネ28が設けられている。なお、29
はシールリングである。
【0008】弁室R2 の一次側には吐出圧力供給通路
d″と連通する吐出圧力導入口14cが設けられ、二次
側にはクランクケース1に対する吐出圧力供給通路
d''' と連通する吐出圧力供給口14dが形成される。
クランクケース1から吸入口Sにかけては、固定オリフ
ィスCを介してクランクケース圧力Pcの逃し通路cが
設けられている。
【0009】上記構成において、吸入圧力Psは通路
s″を介して吸入圧力導入口14bから受圧室R1 に導
入され、ダイヤフラム16を介して調整スプリング22
と対抗している。そして、吸入圧力Psが低くなるとダ
イヤフラム16が連動杆23を図1において押し下げる
ように作動し、弁体25が弁座Vを開いて吐出圧力Pd
をクランクケース1内に導入し、クランクケース内の圧
力Pcを高くしてウオブル板を立てることによりピスト
ン4のストロークを小さくする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】大気圧の影響を受けな
い制御弁を作るには、上記した如くに大気圧力を受けて
いる部分を密閉すればよいが、バネ,ベローズ,ダイヤ
フラム等のバネ系は温度によって弾性係数が変って荷重
が変化するので、自動車の如くに低地から高地にわたっ
て変化する気圧の中を走行すると共に気象状態や運転状
態によって温度が激変する環境で使用される装置に搭載
される容量可変コンプレッサ等の制御弁において、制御
の正確性を完了するためには大気圧の変化と共に温度の
変化にも対処しなければならない。
【0011】本発明は上記した点に着目し、大気圧及び
温度の変化の影響を受けない制御弁を提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、圧力応動部材で区画された密閉
室内に封入する気体の圧力を圧力設定バネ系の温度変化
による弾力の低下を補償する圧力に設定して成る構成を
採用した。
【0013】
【作用】外気温が上昇した際の圧力設定バネ系の圧力低
下を封入された気体の圧力上昇により相殺する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明にかかる容量可変コンプレッ
サ用容量調整弁B1を示し、本体14′の一側に圧力応
動部M′が設けられる。圧力応動部M′は、本体14′
に固着された下蓋15′に対して圧力応動部材としての
ダイヤフラム16を挾持した状態で上蓋17′を設ける
と共に該上蓋17′にばね箱18′を溶接して固着し、
ばね箱18′内に螺着した調整ねじ19′とダイヤフラ
ム16′の上当金20′に当接するばね受21′との間
に圧力設定スプリング22′を設けて構成する。
【0015】ダイヤフラム16′の他側には連動杆2
3′の当金24′が当接している。連動杆23′は本体
14′の摺動孔14a′を貫通して延長しており、該連
動杆23′の一部と当金24は受圧室R1 ′に位置して
おり、該受圧室R1 ′には吸入圧力を導入する通路に連
通する吸入圧力導入口14b′が形成されている。
【0016】圧力応動部M′においてばね箱18′に真
空蓋30′が設けられ、真空蓋30′には排気用キャピ
ラリチューブ31が突設されていて、内部密閉室R3
に所定の空気圧が設定されている。摺動孔14a′を通
って延長する連動杆23′は弁室R2 ′に達し、その先
端に固着されたボール弁体25′が弁座V′を開閉す
る。そしてボール弁体25′に当接するばね受26′と
本体14′に螺着されたストッパー27′との間にはバ
ネ28′が設けられている。
【0017】弁室R2 ′の一次側には吐出圧力供給通路
と連通する吐出圧力導入口14c′が設けられ、二次側
にはクランクケース(図示せず)に対する吐出圧力供給
通路と連通する吐出圧力供給口14d′が形成される。
製造時においては、調整ねじ19′を回動して圧力設定
スプリング22′を所定設定値に調整し、その後にばね
箱18′に真空蓋30′を溶接手段にて固着し、キヤピ
ラリチューブ31により排気して所定の気体圧力に保
つ。
【0018】ところで、密閉された部分の気体圧力は、
Pv=RTの関係よりして温度の上昇に伴って増加する
のに対し、バネ及びダイヤフラム等のバネ系機械部分の
弾性は温度の上昇に伴って弱くなるものであり、従っ
て、バネ等の弾性変化分に相当する気体圧力を求め、そ
の気体圧力を内部室R3 ′に封入すれば大気圧及び外気
温に影響を受けないようにして容量調整弁B1 を正確に
作動させることができる。
【0019】バネ系が常温(20℃)よりΔT℃変化す
ることによって
【0020】
【数1】
【0021】する時の密閉室R3 ′に封入する圧力Pは
【0022】
【数2】
【0023】により求められる。実験によれば、大気圧
の下で80℃温度上昇した場合にバネ系の弾性係数変化
及び材料の線膨張により容量調整弁B1 の設定値は0.
15kgf/cm2 低下する。そこで、大気圧の影響を受ける
部分を密閉し、温度変化80℃で0.15kgf/cm 2 上昇
する圧力を求めると、前記式を用いて、
【0024】
【数3】
【0025】よりP=0.549375kgf/cm2 abs.と
なる。従って、内部密閉室R3 ′を0.549375kg
f/cm2 abs.とすれば、温度及び大気圧の影響を受けない
調整弁が得られる。図2の容量制御弁B2 においてはば
ね箱18′の外側に真空キャップ32が設けられ、図3
の容量制御弁B3 においては、真空蓋30′のみが設け
られているものであって、何れの場合にも前記キャピラ
リチューブが省かれており、これらの場合には予め規定
された圧力空間内において真空キャップ32、真空蓋3
0′を溶接するものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、圧力応動部材
で区画された密閉室内に封入する気体の圧力を圧力設定
バネ系の温度変化による弾力の低下を補償する圧力に設
定して成るものであるから、外気温が上昇して圧力設定
バネ系の力が減少しても設定値に実質的に変化が生ぜ
ず、正確な制御を全うすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御弁の断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す制御弁の断面図であ
る。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す制御弁の断面図
である。
【図4】従来における容量可変コンプレッサにおける容
量制御機構を示す説明図である。
【符号の説明】 R3 ′ 密閉室 16′ 圧力応動部材 22′ 圧力設定バネ系(スプリング)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力応動部材で区画された密閉室内に封
    入する気体の圧力を圧力設定バネ系の温度変化による弾
    力の低下を補償する圧力に設定して成ることを特徴とす
    る制御弁。
JP19441291A 1991-08-02 1991-08-02 制御弁 Pending JPH0539876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19441291A JPH0539876A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19441291A JPH0539876A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 制御弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539876A true JPH0539876A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16324174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19441291A Pending JPH0539876A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 制御弁

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JP (1) JPH0539876A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5472075A (en) * 1993-02-09 1995-12-05 Fujitec Co., Ltd. Escalator apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5472075A (en) * 1993-02-09 1995-12-05 Fujitec Co., Ltd. Escalator apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622