JPH0539807U - 刃物台装置 - Google Patents

刃物台装置

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JPH0539807U
JPH0539807U JP9585391U JP9585391U JPH0539807U JP H0539807 U JPH0539807 U JP H0539807U JP 9585391 U JP9585391 U JP 9585391U JP 9585391 U JP9585391 U JP 9585391U JP H0539807 U JPH0539807 U JP H0539807U
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JP
Japan
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axis
turret
tool
shaft
transmission shaft
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Pending
Application number
JP9585391U
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English (en)
Inventor
信二 絹川
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CNC旋盤等において、簡易なアタッチメン
ト方式によりY軸加工できる安価な刃物台装置を提供す
る。 【構成】 X軸及びZ軸送り可能な刃物台1に旋回軸2
を介しタレット4を回転割出し可能に装備する。刃物台
1にタレット旋回用モータ13、工具回転用モータ1
4、Y軸制御モータ32を設置する。旋回軸2及びタレ
ット4に伝達軸33を貫通し、その入力端をY軸制御モ
ータ32に結合し、出力端をタレット4から突設する。
タレット4の外面にアタッチメントベース40を取外し
可能に装着し、このベース40上に工具ホルダ44を駆
動軸42によりY軸方向へ回動可能に支持する。駆動軸
42を伝達軸33の出力端に結合し、工具ホルダ44を
Y軸制御モータ32で駆動して、回転工具12によりY
軸加工を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、X軸及びZ軸送り可能な刃物台に旋回軸を介してタレットを回転 割出し可能に装備した刃物台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CNC施盤において、エンドミル等の回転工具によるミーリング加工を 行う場合には、例えば、図4に示すような刃物台装置が使用されていた。図にお いて、1はCNC旋盤の機台(図示略)上にX軸及びZ軸送り可能に設置された 刃物台であり、その中心には旋回軸2が挿通されている。旋回軸2の基端はブラ ケット3に回転可能に支持され、旋回軸2の先端には複数の切削工具(図示略) が取付けられるタレット4が固定されている。刃物台1には旋回軸2のピストン 5を収容するシリンダ6が設けられ、その圧力室7,8に作動油を供給すること により、タレット4が旋回軸2の軸線方向に移動するようになっている。タレッ ト4の外面には工具ホルダ9が取付軸10をタレット4の位置決め孔11に挿入 してボルト(図示略)等により取外し可能に装着され、その工具ホルダ9にはミ ーリング加工用の回転工具12が回転可能に取付けられている。刃物台1の外面 にはタレット旋回用モータ13及び工具回転用モータ14が設置されている。
【0003】 ミーリング加工に際しては、まず、シリンダ6の圧力室7に作動油が供給され 、タレット4が刃物台1から離間移動され、刃物台1とタレット4との間に設け たカップリング15及びクラッチ16が解離される。この状熊で、タレット旋回 用モータ13が起動され、ギア17,18を介し旋回軸2が回転され、それと一 体にタレット4が旋回されて、工具ホルダ9が所定の加工位置に割出される。次 いで、シリンダ6の圧力室8に作動油が供給され、タレット4が刃物台1に接近 移動され、カップリング15及びクラッチ16が結合される。この状態で、工具 回転用モータ14が起動されると、その駆動力が刃物台1のプーリ19、ベルト 20、プーリ21、ギア22,23、軸24、クラッチ16を介してタレット4 側に伝達され、工具ホルダ9の軸25、ギア26,27,28,29、軸30を 介して回転工具12が回転される。したがって、刃物台1をX軸及びZ軸方向へ 送り、回転工具12によりワーク(図示略)をX−Z平面内で加工することがで きる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の刃物台装置においてY軸方向の加工を行う場合、タレット4 の旋回角を制御するか、或いは、刃物台1にY軸方向の動きを迫加しなければな らず、制御系及び機械的構造を大幅に変更する必要があり、タレット4の割出し 機能のみを備えた旋盤によってはY軸加工が非常に困難であった。そこで、この 考案の課題は、簡易なアタッチメント方式によりY軸加工できる安価な刃物台装 置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案の刃物台装置は、X軸及びZ軸送り可 能な刃物台に旋回軸を介してタレットを回転割出し可能に装備し、刃物台にY軸 制御モータを設置し、旋回軸には伝達軸を貫通し、その伝達軸の入力端をY軸制 御モータに結合し、伝達軸の出力端をタレットの外面に突設し、タレットの外面 にはアタッチメントベースを取外し可能に装着し、このアタッチメントベースに 、回転工具を取付けるための工具ホルダをY軸移動可能に支持するとともに、工 具ホルダを駆動する駆動軸を伝達軸の出力端に結合可能に設けて構成される。
【0006】
【作用】
この考案の刃物台装置によれば、タレットにアタッチメントベースを装着した 状態でY軸制御モータが起動されると、伝達軸及び駆動軸を介して工具ホルダが Y軸方向へ移動され、その工具ホルダに取付けた回転工具によってY軸加工が行 われる。したがって、制御系及び機械的構造を大幅に変更することなく、簡易な アタッチメント方式によりY軸加工が可能能となり、刃物台装置を安価に構成で きる。また、Y軸加工が不要な場合は、アタッチメントベースをタレットから取 外し、そこに他の工具ホルダを交換して装着することができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案をCNC旋盤の刃物台装置に具体化した一実施例を図1〜図3 に基づいて説明する。各図において、従来と同一の部材には図4と同一の符号が 付されている。刃物台1には旋回軸2の基端を回転可能に支持するブラケット3 が固定され、その外面にはY軸制御モータ32が設置されている。旋回軸2及び タレット4には伝達軸33が回転可能及び軸方向に一体移動可能に貫通され、そ の入力端はクラッチ34、ギア35,36を介してY軸制御モータ32に結合さ れている。伝達軸33の出力端はタレット4の外面から突設され、そこにギア3 7が設けられている。また、伝達軸33の入力端部には位相決め円板38が固着 され、その回転角はブラケット3に配設した検出器39により検出される。
【0008】 タレット4の外面にはアタッチメントベース40が取付軸41をタレット4の 位置決め孔11に挿入してボルト(図示略)等により取外し可能に装着されてい る。アタッチメントベース40には駆動軸42が回転可能に挿入され、その一端 には伝達軸33のギア37に噛合するギア43が設けられている。また、アタッ チメントベース40には回転工具12を取付けるためのL字形の工具ホルダ44 が前記駆動軸42によりY軸方向へ回動可能に支持され、その内部には工具回転 軸45及びギア46,47が配置されている。そして、ギア47は軸48、ギア 49,50、軸51を介してクラッチ16に結合され、そのクラッチ16は従来 と同様の回転伝達機構を介して工具回転用モータ14に連結されている。なお、 軸48は駆動軸42と同一軸線上に設けられ、その軸線から距離Aだけオフセッ トした位置で工具回転軸45がY軸方向へ回動するようになっている。図1にお いて、53は主軸台、54はチャックである。
【0009】 次に、上記のように構成れた刃物台装置の作用について説明する。この実施例 においては、ミーリング加工に際し、まず、タレット4の外面にアタッチメント ベース40が装着される。そして、シリンダ6の圧力室7に作動油が供給される と、タレット4が刃物台1から離間移動され、刃物台1とタレット4との間に設 けたカップリング15及びクラッチ16、並びに、伝達軸33とY軸制御モータ 32との間に設けたクラッチ34がそれぞれ解離される。この状熊で、タレット 旋回用モータ13が起動され、ギア17,18を介し旋回軸2が回転され、それ と一体にタレット4が旋回されて、アタッチメントベース40の工具ホルダ44 が所定の加工位置に割出される。次いで、シリンダ6の圧力室8に作動油が供給 され、カップリング15、クラッチ16及びクラッチ34がそれぞれ結合される 。この状熊で、工具回転用モータ14が起動されると、その駆動力が刃物台1の プーリ19、ベルト20、プーリ21、ギア22,23、軸24、クラッチ16 を介してタレット4側に伝達され、アタッチメントベース40の軸51、ギア5 0,49、軸48を介して工具ホルダ44のギア47が回転され、ギア46及び 工具回転軸45を介して回転工具12が回転される。
【0010】 回転工具12の回転中において、Y軸制御モータ32が起動されると、ギア3 6,35、クラッチ34を介して伝達軸33が回転される。そして、伝達軸33 のギア37の回転に伴い、アタッチメントベース40のギア43を介して駆動軸 42が回動され、その駆動軸42と一体に工具ホルダ44がY軸方向へ回動され る。軸48は駆動軸42と同一軸線上に設けられているため、工具ホルダ44が いかなる位置に回動されても、駆動軸42と工具回転軸45との距雛Aは変わら ず、ギア46とギア47との噛合いが外れるおそれがなく、回転工具12の回転 状熊で工具ホルダ44がY軸方向へ支障なく回動される。図1に示すように、工 具ホルダ44が180度の範囲で回動可能な場合は、回転工具12が2×A=B の大きなストロークでY軸方向へ移動される。この場合、回転工具12のY軸方 向の直線補間は工具ホルダ44の回動角及び刃物台1のZ軸送り量を同期制御す ることにより行われる。
【0011】 したがって、この実施例の刃物台装置によれば、制御系及び機械的構造を大幅 に変更することなく、簡易なアタッチメント方式によりY軸加工が可能となり、 刃物台装置を安価に構成できる。また、Y軸加工が不要な場合は、アタッチメン トベース40をタレット4から取外し、そこに図4に示すような他の工具ホルダ 9を交換して装着することができる。このとき、伝達軸33のギア37がタレッ ト4の外面に突出するが、図3に示すように、ギア37を覆うキャップ52をタ レット4の外面に取付けておけば、通常の加工を何等支障なく行うことができる 。また、クラッチ34の解離状熊でタレット4を割出したときに、工具ホルダ4 4の回動角が変化する可能性があるが、この場合には、タレット4の割出し後に 、検出器39の信号に基づいて工具ホルダ44の位相を復帰すればよい。 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸税 しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能であ る。
【0012】
【考案の効果】
以上に詳述したように、この考案によれば、アタッチメントベースに工具ホル ダを支持し、その工具ホルダをY軸制御モータにより伝達軸及び駆動軸を介して Y軸方向へ移動するように構成したので、制御系及び機械的構造を大幅に変更す ることなく、簡易なアタッチメント方式によりY軸加工が可能となり、刃物台装 置を安価に構成でき、しかも、Y軸加工が不要な場合は、アタッチメントベース をタレットから取外し、そこに他の工具ホルダを交換して装着できるという優れ た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す刃物台装置の斜視図
である。
【図2】図1の刃物台装置の機構図である。
【図3】アタッチメントベースを取外した状態を示す図
2の部分図である。
【図4】従来の刃物台装置を示す機構図である。
【符号の説明】
1・・刃物台、2・・旋回軸、3・・ブラケット、4・
・タレット、5・・ピストン、6・・シリンダ、12・
・回転工具、13・・タレット旋回用モータ、14・・
工具回転用モータ、15・・カップリング、16・・ク
ラッチ、32・・Y軸制御モータ、33・・伝達軸、3
4・・クラッチ、38・・位相決め円板、39・・検出
器、40・・アタッチメントベース、42・・駆動軸、
44・・工具ホルダ、45・・工具回転軸、52・・キ
ャップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸及びZ軸送り可能な刃物台に旋回軸
    を介してタレットを回転割出し可能に装備した刃物台装
    置において、刃物台にY軸制御モータを設置し、旋回軸
    には伝達軸を貫通し、前記伝達軸の入力端をY軸制御モ
    ータに結合し、伝達軸の出力端をタレットの外面に突設
    し、タレットの外面にはアタッチメントベースを取外し
    可能に装着し、前記アタッチメントベースに、回転工具
    を取付けるための工具ホルダをY軸移動可能に支持する
    とともに、前記工具ホルダを駆動する駆動軸を伝達軸の
    出力端に結合可能に設けてなることを特徴とする刃物台
    装置。
JP9585391U 1991-10-25 1991-10-25 刃物台装置 Pending JPH0539807U (ja)

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JP9585391U JPH0539807U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 刃物台装置

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Publication Number Publication Date
JPH0539807U true JPH0539807U (ja) 1993-05-28

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ID=14148931

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JP9585391U Pending JPH0539807U (ja) 1991-10-25 1991-10-25 刃物台装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10213887B2 (en) 2014-03-31 2019-02-26 Citizen Watch Co., Ltd. Turret tool post and machine tool equipped with turret tool post

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10213887B2 (en) 2014-03-31 2019-02-26 Citizen Watch Co., Ltd. Turret tool post and machine tool equipped with turret tool post

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