JPH053975Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH053975Y2 JPH053975Y2 JP1984089135U JP8913584U JPH053975Y2 JP H053975 Y2 JPH053975 Y2 JP H053975Y2 JP 1984089135 U JP1984089135 U JP 1984089135U JP 8913584 U JP8913584 U JP 8913584U JP H053975 Y2 JPH053975 Y2 JP H053975Y2
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- JP
- Japan
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- tank
- water
- moisture
- current
- kerosene
- Prior art date
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、ガソリン、灯油等のタンク内に貯つ
た水分を自動的に検出する装置に関する。
た水分を自動的に検出する装置に関する。
自動車の燃料タンクや石油ストーブの灯油タン
ク内に水分が混入すると比重の重い水分がタンク
底部に蓄積され、タンクの腐食や燃焼系劣化の原
因となる。このため従来は、ユーザが定期的にタ
ンク内に水抜き剤という薬品を入れてタンク内の
水分をガソリンに混濁させ、ガソリンと共に燃焼
系を通して排出するようにしている。
ク内に水分が混入すると比重の重い水分がタンク
底部に蓄積され、タンクの腐食や燃焼系劣化の原
因となる。このため従来は、ユーザが定期的にタ
ンク内に水抜き剤という薬品を入れてタンク内の
水分をガソリンに混濁させ、ガソリンと共に燃焼
系を通して排出するようにしている。
しかしながら、水抜き剤は実際にタンク内の水
分の有無を検出して入れるわけではないので、無
駄に使用してユーザの出費を増大させる可能性も
ある。
分の有無を検出して入れるわけではないので、無
駄に使用してユーザの出費を増大させる可能性も
ある。
本考案はタンク底部の水分を直接検出すること
を可能とするものである。このため本考案は、ガ
ソリン、灯油等の絶縁体で水より比重の軽い液体
を収容するタンクの底面に、水を電解液として電
池を構成する電極対を設け、更に電流検出回路で
該電極対間に流れる電流を監視して該タンク底部
に貯つた水分を検出するようにしてなることを特
徴とするものである。
を可能とするものである。このため本考案は、ガ
ソリン、灯油等の絶縁体で水より比重の軽い液体
を収容するタンクの底面に、水を電解液として電
池を構成する電極対を設け、更に電流検出回路で
該電極対間に流れる電流を監視して該タンク底部
に貯つた水分を検出するようにしてなることを特
徴とするものである。
水の比重は1.0であつてガソリンの0.71〜0.75や
灯油の0.78〜0.84に比べ重いため、定常的にはガ
ソリン、灯油はタンク上部に、そして水はタンク
底部に分離する性質がある。加えて、水はイオン
導体であるのに対し、ガソリンや灯油は絶縁体で
あるという電気的性質の差がある。従つて、タン
ク底部を電気的に監視することで水分検知が可能
になる。しかし、水を抵抗体とみなして外部から
電流を流す水分検知法は、ガソリン、灯油が可燃
性であることから好ましくない。これに対し、水
を電解液とする電池を構成すれば安全にタンク底
部の水分を検出できる。この場合の電極対は、銅
(Cu)−アルミニウム(Al)や、炭素(C)−亜鉛
(Zn)等である。
灯油の0.78〜0.84に比べ重いため、定常的にはガ
ソリン、灯油はタンク上部に、そして水はタンク
底部に分離する性質がある。加えて、水はイオン
導体であるのに対し、ガソリンや灯油は絶縁体で
あるという電気的性質の差がある。従つて、タン
ク底部を電気的に監視することで水分検知が可能
になる。しかし、水を抵抗体とみなして外部から
電流を流す水分検知法は、ガソリン、灯油が可燃
性であることから好ましくない。これに対し、水
を電解液とする電池を構成すれば安全にタンク底
部の水分を検出できる。この場合の電極対は、銅
(Cu)−アルミニウム(Al)や、炭素(C)−亜鉛
(Zn)等である。
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。
明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す説明
図で、第1図は全体の構成図である。図中、1は
燃料タンクで、その給油口2から注入されたガソ
リン、灯油等の燃料3がタンク内部に収容され
る。このとき同時に、或いはその後微量ずつ漏れ
込むような形でタンク1内部に入り込んだ水分4
は次第にタンク底部に蓄積される。5はこれを検
出する水分検出端子で、第2図に示すように既設
のドレインコツク6の先端に絶縁層7を介して設
けられる。水分検出端子5は、水を電解液として
電池を構成する電極対51,52の間に絶縁体5
3を介在させたもので、電極51,52から導出
された外部端子54,55を有する。電極51が
例えばAlであれば、電極52はこれと対をなす
Cuである。この電極対51,52が水4の中に
浸ると、Cu電極52から水4を通してAl電極5
1に向かい、更に負荷を通してCu電極52に還
流しようとする電流Iが流れる。8はこの電流I
を検出してアクチユエータ(または警報器)9を
起動する電流検出回路である。
図で、第1図は全体の構成図である。図中、1は
燃料タンクで、その給油口2から注入されたガソ
リン、灯油等の燃料3がタンク内部に収容され
る。このとき同時に、或いはその後微量ずつ漏れ
込むような形でタンク1内部に入り込んだ水分4
は次第にタンク底部に蓄積される。5はこれを検
出する水分検出端子で、第2図に示すように既設
のドレインコツク6の先端に絶縁層7を介して設
けられる。水分検出端子5は、水を電解液として
電池を構成する電極対51,52の間に絶縁体5
3を介在させたもので、電極51,52から導出
された外部端子54,55を有する。電極51が
例えばAlであれば、電極52はこれと対をなす
Cuである。この電極対51,52が水4の中に
浸ると、Cu電極52から水4を通してAl電極5
1に向かい、更に負荷を通してCu電極52に還
流しようとする電流Iが流れる。8はこの電流I
を検出してアクチユエータ(または警報器)9を
起動する電流検出回路である。
第3図は電流検出回路8の具体例で、Tr1,
Tr2はμAオーダーの電流Iを増幅するダーリン
トン接続されたトランジスタ、Tr3はそのコレク
タ出力で駆動されるドライバトランジスタ、RL
はトランジスタTr3がオンになると接点をメーク
して排水ポンプ用のモータ10に+B電源から通
電するリレーである。トランジスタTr1,Tr2は
電流Iが一定値を越えるとオンになつてドライバ
トランジスタTr3にベース電流を流す。この結果
トランジスタTr3がオンになるので、トランジス
タTr1〜Tr3は同時にスイツチング動作をする。
Tr2はμAオーダーの電流Iを増幅するダーリン
トン接続されたトランジスタ、Tr3はそのコレク
タ出力で駆動されるドライバトランジスタ、RL
はトランジスタTr3がオンになると接点をメーク
して排水ポンプ用のモータ10に+B電源から通
電するリレーである。トランジスタTr1,Tr2は
電流Iが一定値を越えるとオンになつてドライバ
トランジスタTr3にベース電流を流す。この結果
トランジスタTr3がオンになるので、トランジス
タTr1〜Tr3は同時にスイツチング動作をする。
この回路を第4図のように使用すると自動排水
が行なわれる。同図は電流検出回路8をトランジ
スタTr1,Tr2を含む電流検出部81と、トラン
ジスタTr3とリレーRLを含むポンプドライバ部
82に分けて示し、またモータ10を排水ポンプ
10′の中に含ませて示したものである。11は
タンク1からフユーエルポンプへの燃料供給口
(Fは燃料)、12はタンク底部からポンプ10′
で水Wを抜くための排水パイプである。前述した
ようにタンク1の底部に水Wがたまると電流Iが
流れてモータ10(第3図参照)に通電される。
この結果ポンプ10′が作動すると水Wがタンク
外に排出され、やがてその残量がへると電流Iが
流れなくなる。このようになると第3図のトラン
ジスタTr1〜Tr3がオフになるのでモータ10は
停止し、以後回路内部の消費電力がない状態で、
再び電流Iが流れ始めるのを監視する。
が行なわれる。同図は電流検出回路8をトランジ
スタTr1,Tr2を含む電流検出部81と、トラン
ジスタTr3とリレーRLを含むポンプドライバ部
82に分けて示し、またモータ10を排水ポンプ
10′の中に含ませて示したものである。11は
タンク1からフユーエルポンプへの燃料供給口
(Fは燃料)、12はタンク底部からポンプ10′
で水Wを抜くための排水パイプである。前述した
ようにタンク1の底部に水Wがたまると電流Iが
流れてモータ10(第3図参照)に通電される。
この結果ポンプ10′が作動すると水Wがタンク
外に排出され、やがてその残量がへると電流Iが
流れなくなる。このようになると第3図のトラン
ジスタTr1〜Tr3がオフになるのでモータ10は
停止し、以後回路内部の消費電力がない状態で、
再び電流Iが流れ始めるのを監視する。
第5図は水分検出端子5の他の構成例である。
本例では銅製のドレインコツク6をそのまま電極
52として使用し、その中央部に絶縁層7を介し
て対となるAl電極51を貫通させただけの簡単
な構造である。この場合はCu電極52をボデイ
アースして使用する。
本例では銅製のドレインコツク6をそのまま電極
52として使用し、その中央部に絶縁層7を介し
て対となるAl電極51を貫通させただけの簡単
な構造である。この場合はCu電極52をボデイ
アースして使用する。
なお、上述した例では排水ポンプで作動させた
が、排水バルブを開閉制御したり、ランプやブザ
ーで報知する(第3図のリレーRLをランプ等に
する)ようにしてもよい。自動排水は自動車の燃
料タンクに適用すると効果的であり、また報知方
式は石油ストーブの灯油タンクに利用すると便利
である。特に後者は灯油をガス化して燃焼させる
方式のヒータにおいて、ガス化効率を上げ、不完
全燃焼を防止する点で効果的である。
が、排水バルブを開閉制御したり、ランプやブザ
ーで報知する(第3図のリレーRLをランプ等に
する)ようにしてもよい。自動排水は自動車の燃
料タンクに適用すると効果的であり、また報知方
式は石油ストーブの灯油タンクに利用すると便利
である。特に後者は灯油をガス化して燃焼させる
方式のヒータにおいて、ガス化効率を上げ、不完
全燃焼を防止する点で効果的である。
以上述べたように本考案によれば、タンク底部
に貯つた水分を自動的に検出できる。しかも、検
出端子には水分があるときだけ電流が流れるので
安全性が高い利点がある。また水分が少量でも水
分はタンク底面へ沈むので、これを検出すること
ができ、検出精度を高くすることができる。
に貯つた水分を自動的に検出できる。しかも、検
出端子には水分があるときだけ電流が流れるので
安全性が高い利点がある。また水分が少量でも水
分はタンク底面へ沈むので、これを検出すること
ができ、検出精度を高くすることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、
第2図は水分検出端子の一例を示す斜視図、第3
図は電流検出回路の具体例を示す回路図、第4図
は本考案の応用例を示す自動排水装置付燃料タン
クの概略構成図、第5図は水分検出端子の他の例
を示す斜視図である。 図中、1はタンク、3,Fは燃料、4,Wは
水、5は水分検出端子、51,52は電極、8は
電流検出回路である。
第2図は水分検出端子の一例を示す斜視図、第3
図は電流検出回路の具体例を示す回路図、第4図
は本考案の応用例を示す自動排水装置付燃料タン
クの概略構成図、第5図は水分検出端子の他の例
を示す斜視図である。 図中、1はタンク、3,Fは燃料、4,Wは
水、5は水分検出端子、51,52は電極、8は
電流検出回路である。
Claims (1)
- ガソリン、灯油等の絶縁体で水より比重の軽い
液体を収容するタンクの底面に、水を電解液とし
て電池を構成する電極対を設け、更に電流検出回
路で該電極対間に流れる電流を監視して該タンク
底部に貯つた水分を検出するようにしてなること
を特徴とするタンク内水分検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8913584U JPS615459U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | タンク内水分検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8913584U JPS615459U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | タンク内水分検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS615459U JPS615459U (ja) | 1986-01-13 |
JPH053975Y2 true JPH053975Y2 (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=30642920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8913584U Granted JPS615459U (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | タンク内水分検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS615459U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4725383U (ja) * | 1971-01-27 | 1972-11-21 |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP8913584U patent/JPS615459U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4725383U (ja) * | 1971-01-27 | 1972-11-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS615459U (ja) | 1986-01-13 |
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