JPH0539057Y2 - - Google Patents

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JPH0539057Y2
JPH0539057Y2 JP1987147768U JP14776887U JPH0539057Y2 JP H0539057 Y2 JPH0539057 Y2 JP H0539057Y2 JP 1987147768 U JP1987147768 U JP 1987147768U JP 14776887 U JP14776887 U JP 14776887U JP H0539057 Y2 JPH0539057 Y2 JP H0539057Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、接着剤・薬液等を充填するための
容器、殊に、プラスチツク材料により一体成形し
て製造することができる、再封可能形のキヤツプ
付きの容器に関する。
従来技術 吐出口の先端部に、捻回分離用の薄肉部を介し
て栓体部を連設し、内容物を使用するに際して
は、この栓体部を捻じ取つて分離することにより
本体部に吐出口を開口し、また、栓体部の一部に
形成した突出部を吐出口に挿し込むようにして再
封することができる容器が提案されている(たと
えば、実開昭50−35645号公報、実開昭54−39241
号公報)。
このものは、本体部と栓体部とを一体成形する
ことができるので、大量生産に適するばかりでな
く、内容物を使用する前においては、両者が完全
に一体であるので密封性が完全であり、しかも、
栓体部の一部に形成した突出部を利用することに
より、使用後の再封機能をも実現することができ
るという優れた利点を有する。
また、栓体部をキヤツプ状に形成したものも知
られている。(実開昭61−30622号公報)。このも
のは、キヤツプ状の栓体部を開口後の吐出口に装
着することにより、使用後の再封が可能であるか
ら、吐出口の周縁部が外部に露出せず、塵埃等の
付着による汚損のおそれがない上、内容物が接着
剤であつても、吐出口の周縁に付着した内容物が
固化することがなく、栓体部の着脱ができなくな
るおそれがない。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来技術によるときは、
キヤツプ状の栓体部は、本体部の軸方向に、吐出
口を延長するようにして形成されているから、成
形用の金型が複雑になる上、成形時のシヨツトサ
イクルが長くなつてしまうという問題が避けられ
なかつた。すなわち、キヤツプ状の栓体部は、吐
出口に装着するために、内面の寸法制度が重要で
ある上、本体部の軸方向に形成されているから、
その成形には中子を使用することが不可欠であ
る。そこで、金型は、中子を駆動するための駆動
機構が必要となり、成形時には、この中子をシヨ
ツトごとに駆動するために、余分の時間が必要と
なるからである。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の
問題に鑑み、本体部に連設する板状体にキヤツプ
を形成し、板状体やキヤツプの形成方向を工夫す
ることによつて、中子を有しない単純な金型によ
り最短のシヨツトサイクルで効率よく成形するこ
とができる容器を提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成
は、本体部の両端に封止部とノズルとを形成し、
このノズルには、ノズルの先端の吐出口を介して
本体部と連通する中空膨出部とノズルの先端に冠
着可能なキヤツプとを形成した板状体を連設し、
板状体は、本体部の断面の長軸方向に形成すると
ともに、ノズルと中空膨出部との間の薄肉条溝を
介して折取り分離可能とし、キヤツプは、板状体
の一部を片側に膨出させることによつて形成する
ことをその要旨とする。
作 用 この構成によるときは、本体部は、封止部を介
して内容物を充填し、ヒートシールまたは超音波
接着によつて封止部を板状に押しつぶして封止す
ることができる。
内容物を使用するに際しては、折取り分離用の
薄肉条溝を介して、板状体を本体部から分離す
る。このとき、前者に形成した中空膨出部が吐出
口を介して本体部と連通しているので、吐出口は
確実に開口することができ、したがつて、その
後、開口した吐出口を介し、内容物を押し出して
使用することができる。また、本体部の内部に内
容物を残して再封するときは、板状体に形成され
ているキヤツプをノズルの先端に冠着すればよ
い。
一方、板状体は、本体部の断面の長軸方向に形
成されており、キヤツプは、板状体の一部を片側
に膨出させることによつて形成されている。した
がつて、このような製品は、最も単純な2分割形
の割り型を用い、押出ブロー成形により、ワンシ
ヨツトで作ることができる。また、このときの金
型は、キヤツプの部分は、雌雄の合せ型とし、そ
の他の部分は、完全な対称形のキヤビテイとすれ
ばよく、中子を設ける必要は全くない。
実施例 以下、図面を以つて実施例を説明する。
容器Pは、断面楕円形の本体部10と、第1の
板状体20、第2の板状体30とからなる(第1
図)。ただし、容器Pは、同形のものを左右に平
行して連接することによつて、複数個のものを同
時に一体成形することができるものとし(同図の
二点鎖線)、このとき、各個の容器Pは、必要に
応じて、それぞれを区分する折取り分離用の薄肉
条溝K1を介して分離することができるものとす
る。
本体部10の上下両端には、それぞれ、断面円
形のノズル12と、断面楕円形の封止部11とが
形成されており、(第1図、第2図)、それぞれ、
本体部10との移行部分は、斜面部12a,11
aとなつている。ノズル12の先端は球帽状に形
成されており、その頂端には吐出口12bが形成
されている。また、ノズル12の先端に近い外周
には、環状の係止突条12cが形成されている。
さらに、封止部11の断面の長軸方向は、本体部
10のそれと一致しているものとする。
第1の板状体20は、ノズル12の両側に連設
されており、ノズル12および斜面部12aとの
境界個所は、折取り分離用の薄肉条溝K2によつ
て区分されている。第1の板状体20は、本体部
10の断面の長軸方向に一致して形成されてお
り、その全体形状は、本体部10の長軸寸法と同
幅の短冊形となつている。
第1の板状体20には、球形の中空膨出部21
が形成されている。中空膨出部21は、ノズル1
2の先端に隣接して形成されており、その内部
は、吐出口12bを介し、ノズル12を経て、本
体部10と連通されている。
第2の板状体30は、折取り分離用の薄肉条溝
K3を介し、第1の板状体20の先端に連設され
ている。すなわち、第2の板状体30は、第1の
板状体20とともに、大きな1枚の板状体となつ
ている。第2の板状体30の中央部には、第2の
板状体30の一部を片側に膨出させるようにし
て、球帽状のキヤツプ31が形成されており、そ
の内面の最頂部には、円筒状の小突部31aが形
成されている。また、キヤツプ31の周端縁の内
面には、環状突条31bが形成されている。
キヤツプ31は、ノズル12の先端に冠着する
ことができ、しかも、そのとき、キヤツプ31の
環状突状31bが、ノズル12の係止突条12c
に係脱自在に係合することができるものとする。
また、このとき、キヤツプ31の小突部31a
は、吐出口12bに対して挿脱自在に装着するこ
とができるように、その寸法を選定してあるもの
とする。
かかる容器Pは、本体部10の封止部11を介
して所定量の内容物Lを充填した後、封止部11
を短軸方向に押しつぶし、ヒートシールまたは超
音波接着等によつて封止して商品とすることがで
きる(第3図、ただし、このときは、同図に拘ら
ず、第1の板状体20と第2の板状体30とは、
第1図、第2図の状態にある)。なお、このとき
のノズル12は、その先端の吐出口12bを介し
て第1の板状体20の中空膨出部21に連通して
いるが、中空膨出部21は、それ自体で閉じてい
るので、容器Pの密閉性は完全である。
内容物Lを使用するに当つては、まず、本体部
10から、薄肉条溝K2を介して、第1の板状体
20を折り取つて分離する(第4図)。このとき、
第1の板状体20に形成した中空膨出部21は、
ノズル12の先端の吐出口12bを介して本体部
10と連通しているので、第1の板状体20を分
離することによつて、吐出口12bは確実に開口
することができる。このようにして吐出口12b
を開口したら、ノズル12を下向きにして、内容
物Lを押し出して使用すればよい。
内容物Lの全量を使用する前に、吐出口12b
を閉鎖して再封するには、第2の板状体30に形
成するキヤツプ31を用いる。すなわち、薄肉条
溝K3を介して、第1の板状体20と第2の板状
体30とを分離し、キヤツプ31をノズル12の
先端に冠着すれば(第3図)、キヤツプ31の小
突部31aが吐出口12bに挿入され、しかも、
キヤツプ31の環状突条31bがノズル12の係
止突条12cに係合するので、キヤツプ31は、
ノズル12の先端部を完全に覆うようにして装着
することができる。このとき、キヤツプ31の内
面側は、外部からほぼ気密状態に遮断されるの
で、内容物Lが接着剤であつたとしても、これが
吐出口12bの周縁部に付着したまま固化してし
まうおそれはない。
かかる容器Pの成形材料としては、ポリプロピ
レン・低密度ポリエチレン・高密度ポリエチレン
等の弾力性のある熱可塑性プラスチツク材料が好
適である。また、その成形方法は、封止部11、
ノズル12を含む本体部10と、第1の板状体2
0の中空膨出部21とをブロー成形によつて成形
し、また、第2の板状体30のキヤツプ31は、
本体部10と第1の板状体20とを形成するパリ
ソンを同時に挟み込み成形すれば足りる。そこ
で、このときの成形金型としては、この両者をワ
ンシヨツトで行なうことができる2分割形の割り
型を使用すればよい。なお、このとき、中空膨出
部21は球形であるから、その部分への樹脂の流
れが均一になり、薄肉条溝K2の部分の肉圧が薄
い場合にも、有害な開口欠陥が生じるおそれを極
少にすることができる。
さらに、容器Pは、これを1個単位で成形して
もよいが、第1図に示すように、複数のものを連
設して同時に一体成形することもでき、後者の場
合、その分離は、内容物Lの充填前、内容物Lの
充填直後、あるいは、内容物Lの使用直前を含む
いずれの時点で行なつてもよいものである。
なお、キヤツプ31の内面の小突部31aは、
吐出口12bに挿入して、これを密栓するための
ものであるから、その形状は、円筒状に代えて半
球状ないし円錐状等にすることもできるものと
し、さらには、内容物Lが高粘性の流動体である
ときには、それを省略することもできる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、本体
部の両端に封止部とノズルとを形成し、ノズルに
は、吐出口を介して本体部と連通する中空膨出部
とキヤツプとを形成した板状体を連設し、この板
状体は、本体部の断面の長軸方向に形成するとと
もに、薄肉条溝を介して折取り分離可能とし、板
状体の一部を片側に膨出させてキヤツプを形成す
ることによつて、キヤツプは、中子を使用するこ
となく、板状体とともに雌雄の合せ型によつて作
ることができ、本体部、中空膨出部は、ブロー成
形によつて作ることができるから、このときの金
型は、最も単純な2分割形の割り型にすればよ
く、成形時のシヨツトサイクルも最短にすること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は
全体正面説明図、第2図は中央縦断面図、第3図
と第4図は、それぞれ、使用状態を示す縦断面図
と要部分解斜視図である。 K2,K3……薄肉条溝、10……本体部、1
1……封止部、12……ノズル、12b……吐出
口、12c……係止突条、20……第1の板状
体、21……中空膨出部、30……第2の板状
体、31……キヤツプ、31a……小突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 本体部の両端に封止部とノズルとを形成
    し、該ノズルには、該ノズルの先端の吐出口を
    介して前記本体部に連通する中空膨出部と前記
    ノズルの先端に冠着可能なキヤツプとを形成し
    た板状体を連設し、該板状体は、前記本体部の
    断面の長軸方向に形成するとともに、前記ノズ
    ルと中空膨出部との間の薄肉条溝を介して折取
    り分離可能とし、前記キヤツプは、前記板状体
    の一部を片側に膨出させることによつて形成す
    ることを特徴とする容器。 2) 前記中空膨出部は、球形であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の容
    器。 3) 前記キヤツプは、前記吐出口に挿脱自在の
    小突部を内面の最頂部に有することを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の容器。 4) 前記ノズルは、前記キヤツプの周端縁と係
    脱自在の環状の係止突条を有することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれか記載の容器。 5) 前記板状体は、折取り分離用の薄肉条溝を
    介して区分される第1の板状体と第2の板状体
    とからなり、前記第1の板状体には前記中空膨
    出部を形成し、前記第2の板状体には前記キヤ
    ツプを形成することを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか記載
    の容器。
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JPS6453020U JPS6453020U (ja) 1989-03-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130622B2 (ja) * 1983-11-30 1986-07-15 Kotaro Tsuchimoto

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130622U (ja) * 1984-07-28 1986-02-24 株式会社 ミユ−チユアル キヤツプ付容器

Patent Citations (1)

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JPS6130622B2 (ja) * 1983-11-30 1986-07-15 Kotaro Tsuchimoto

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