JPH0538733Y2 - - Google Patents

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JPH0538733Y2
JPH0538733Y2 JP1650389U JP1650389U JPH0538733Y2 JP H0538733 Y2 JPH0538733 Y2 JP H0538733Y2 JP 1650389 U JP1650389 U JP 1650389U JP 1650389 U JP1650389 U JP 1650389U JP H0538733 Y2 JPH0538733 Y2 JP H0538733Y2
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lever
orthosis
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は人体の関節相当部位に設けられる義肢
又は装具用の屈曲部材におけるヒンジ構造に関
し、詳細には上記義肢又は装具の骨格部材となる
1対のアーム部材における相互の回動を確実に固
定又は固定解除できる義肢又は装具のヒンジ構造
に関するものである。以下には肘装具について説
明するが、本考案はこの例に限定して解釈される
ものではない。
[従来の技術] 第3図は装具の代表的な例として肘装具1を示
す説明図である。腕15にはシエル2a及び2b
を夫々バンド3によつて装着し、各シエル2a,
2bにはアーム部材5a及び5bを取り付け、両
アーム部材5a,5bの接合端部は肘関節に相当
するヒンジ継手4によつて接合される。尚前記両
アーム部材5a,5bは腕15の外側に設けられ
る場合と内側に配設される場合等がある。
上記ヒンジ継手4の代表的な構造例としては第
4図に示す様なものが挙げられる。アーム部材5
a,5bの先端には夫々連結部30a,30bを
設け、一方のアーム部材5aには貫通孔31を設
け、他方のアーム部材5bには雌ねじ孔32を形
成し、各アーム部材5a,5bの連結部対接面に
は、上記貫通孔31又は雌ねじ孔32を中心とし
て放射方向に延びる位置決め用の凹凸25a,2
5bを形成する。そして前記雌ねじ孔32には上
記貫通孔31を貫いて蝶型ボルト33を螺合す
る。即ち該蝶型ボルト33を雌ねじ孔32へ締込
んだとき、前記凹凸25a,25bは嵌合されて
アーム部材5a,5bは任意の角度で固定状態と
なり、前記蝶型ボルト33を緩めたとき、上記凹
凸25a,25bの嵌合は解除されてアーム部材
5a,5bは該蝶型ボルト33を中心として回転
自在な固定解除状態となる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のヒンジ継手4において、両アーム部材5
a,5bを固定状態と固定解除状態との間で相互
に変換させたいときには、蝶型ボルト33を雌ね
じ孔32へ締込み又は緩める操作を行なわなけれ
ばならない。しかし該蝶型ボルト33の操作は装
具装着者自身が行なう様に考慮されておらず、医
師や補助者等が操作することを前提としているた
め、装具装着者自身が操作する場合には多大な困
難を伴なうものであつた。特に手に障害のある患
者や全身状態との関係でヒンジ継手4に手の届き
にくい患者にとつては、極めて不便な装具という
ことになつていた。
そこで本考案者らは簡単な操作によつてヒンジ
継手における回動の固定及び固定解除のできる義
肢又は装具のヒンジ構造を提供する目的で、種々
工夫を重ね本考案を完成した。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成し得た本考案は、義肢又は装具
の屈曲部に設けられ、2本のアーム部材が枢支軸
を介して回転自在に連結され、上記2本のアーム
部材の連結部における対接面には回転位置決め用
凹凸が形成されてなる義肢又は装具のヒンジ構造
において、前記枢支軸の一方端は前記アーム部材
の対接面の反対側へ突出して突部を形成すると共
に、該突部に交差する方向に止め軸を設け、該止
め軸を中心として回動可能で、且つ前記アーム部
材同士の固定又は固定解除を行なうレバーを上記
止め軸に取付けてなることを要旨とするものであ
る。
[作用及び実施例] 第1図は本考案の代表的な実施例を示す組立説
明図である。アーム部材5a及び5bの接合先端
部には夫々嵌合孔7a,7bを設けると共に、両
アーム部材5a,5bの対接面には前記嵌合孔7
a,7bを中心にして放射状に延びる位置決め用
の凹凸25a,25bが刻設される。該凹凸25
a,25bは一定角度毎に山部と溝部が形成さ
れ、対接面両側の凹凸25a,25bが相互に噛
み合つてダイヤルロツクを形成するものである。
さらに上記嵌合孔7a,7bには回転自在な枢支
軸21が嵌挿され、該枢支軸21の嵌挿側先端に
は該軸を垂直方向に貫いて貫通孔22が形成され
る。一方上記アーム部材5a,5bを固定又は固
定解除する機構としてレバー23が使用され、該
レバー23の一方の先端側は後に詳述する湾曲面
23aによつて形成されると共に、この湾曲面2
3aの中央部に切欠き23cを設けて二又部23
d,23dが形成され、さらに上記二又部23
d,23dを一直線状に貫通する係合孔23bが
形成される。そして前記切欠き23c内に枢支軸
21を挿通し、上記係合孔23b及び貫通孔22
を貫いて止め軸24が挿入される。これらの構造
により、レバー23は止め軸24を中心にして回
転自在であると共に、枢支軸21と一体的に該枢
支軸々心を中心にして回転自在となる。
尚上記係合孔23bの配設位置はレバー23の
厚さ方向に対して異なる長さh0,h3(h3>h0)を
形成する様な不等分な位置に設けられ、第2図
a,bに示す如くアーム部材5a,5bの固定機
構として作用する。第2図a,bは該固定機構の
作用を示す側面図であり、第2図aは固定解除状
態を示し、第2図bは固定状態を示す。
レバー23の湾曲面23aは薄肉厚のh0側に接
点Eを有し、厚肉厚のh3側に接点Fを設定し、両
接点E,Fは約180度偏位した位置に設定される。
第2図aに示す様に上記接点Eをアーム部材5
aの外側面5a1に接する方向にレバー23を位置
せしめたとき、枢支軸21の貫通孔22の中心か
らヘツド部21a直前までの正味軸長さHは、ア
ーム部材5a,5bの厚さh1,h2とレバー23の
薄肉厚の長さh0及びアーム部材5a,5b同士の
隙間gを加算した長さに相当する。即ちこのとき
アーム部材5a,5bの間には隙間gが形成され
ているので、位置決め用の凹凸25a,25bは
噛み合わず、アーム部材5a,5bは枢支軸21
を中心にして回転自在の状態となる。尚この状態
のときはレバー23も枢支軸21と共に該軸を中
心にして自由に回転できる。
他方第2図bに示す様に、レバー23の接点F
をアーム部材5aの外側面5a1に接する方向に位
置せしめたとき、前記正味軸長さHは、アーム部
材5a,5bの厚さh1,h2にレバー23の厚肉厚
の長さh3を加算したものとなる。この結果アーム
部材5a,5bの間には間隙が形成されなくなつ
て前記凹凸25a、25bは相互に噛み合つてア
ーム部材5a,5bが回転しない様に任意の角度
で固定されてしまう。ただし上記レバー23は枢
支軸21と共に該軸を中心として回転することが
できる。
即ちレバー23の配置を、止め軸24の軸心を
中心として約180度変換することにより、アーム
部材5aの外側面5a1に当接する接点がE←→F交
互に変替され、アーム部材5a,5bを固定状態
[第2図b]又は固定解除状態[第2図a]に変
更する。従つてレバー23の後端側に第2図aの
破線に示す様な把手状リング26を添設しておけ
ば、止め軸24を中心に該レバー23を180度転
位することにより、固定状態又は固定解除状態の
変換を容易に実行することができる。
上記レバー23の湾曲面23aは、固定状態か
ら固定解除状態へ僅かな力で止め軸24を中心に
して回転する様な曲面とすることが好ましく、且
つレバー23が自重等によつて不用意に回転せず
固定状態が堅固に維持できる様に、外側面5a1
に接する接点Fの位置を湾曲面23aの先端側へ
少しずらして突出する様に形成することが望まし
く、止め軸24の中心からの距離Gは1〜3mmと
することが推奨される。尚距離Gがこの範囲を超
えるとレバー23の反転操作は困難となる。
上記第2図a,bからも明らかな様に間隙g
は、g=h3−h0によつて決まる値であり、この間
隙gは位置決め用の凹凸25a,25bの山部と
溝部の距離差よりも大きく設定することにより、
上記の固定状態及び固定解除状態を変換すること
ができ、1〜3mmの範囲とするのが好ましい。
尚上記の実施例ではレバー23は枢支軸21と
共に回転可能な構成とし、レバー23の配置変換
を簡単にできる様にしたものを挙げたが、該枢支
軸21は溶接等によつてアーム部材5a,5bの
一方に固定し、枢支軸21を中心として回転でき
ない構造としたものであつても良い。また位置決
め用の凹凸25a,25bはアーム部材5a,5
bの夫々で面対称的な構造を採用することとした
上記実施例に限定されず、該凹凸の山部を不定角
度で間欠的に形成し、ある角度範囲内でアーム部
材5a,5bの回動を許容するものであつても良
い。
この様なヒンジ構造は前記実施例に示した肘装
具に限定されず、腰椎装具や下肢装具等の装具
や、或は膝義足や肘義手等の義肢における屈曲部
にも適用することができる。
[考案の効果] 本考案は以上の様に構成されているので、義肢
又は装具の屈曲部における固定状態又は固定解除
状態の変換がレバーの配置変更という簡単な操作
で行なえる様になり、装具又は義肢の装着者自身
がわずかな力で容易に変換操作を行なえる様にな
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す組立説
明図、第2図a,bはアーム部材の固定解除状態
及び固定状態を示す側面図、第3図は肘装具を示
す側面説明図、第4図はヒンジ継手の従来例を示
す説明図である。 1……肘装具、2a,2b……シエル、3……
バンド、4……ヒンジ継手、5a,5b……アー
ム部材、7a,7b……嵌合孔、21……枢支
軸、22……貫通孔、23……レバー、24……
止め軸、25a,25b……位置決め用の凹凸、
26……リング、31……貫通孔、32……雌ね
じ、33……蝶型ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 義肢又は装具の屈曲部に設けられ、2本のアー
    ム部材が枢支軸を介して回転自在に連結され、上
    記2本のアーム部材の連結部における対接面には
    回転位置決め用凹凸が形成されてなる義肢又は装
    具のヒンジ構造において、前記枢支軸の一方端は
    前記アーム部材の対接面の反対側へ突出して突部
    を形成すると共に、該突部に交差する方向に止め
    軸を設け、該止め軸を中心として回動可能で、且
    つ前記アーム部材同士の固定又は固定解除を行な
    うレバーを上記止め軸に取付けてなることを特徴
    とする義肢又は装具のヒンジ構造。
JP1650389U 1989-02-14 1989-02-14 Expired - Lifetime JPH0538733Y2 (ja)

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