JPH0538684A - ロボツト保全システム - Google Patents
ロボツト保全システムInfo
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- JPH0538684A JPH0538684A JP3190104A JP19010491A JPH0538684A JP H0538684 A JPH0538684 A JP H0538684A JP 3190104 A JP3190104 A JP 3190104A JP 19010491 A JP19010491 A JP 19010491A JP H0538684 A JPH0538684 A JP H0538684A
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Links
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ロボットに対して遠隔地からでもデータの採
取、制御プログラムの変更、保全作業を行うことのでき
るロボット保全システムを提供すること。 【構成】ロボット自身の動作状態情報を検出する内界セ
ンサ8と、各種点検作業情報を検出する外界センサ7と
を有するロボット1と、このロボット1に対し遠隔地に
設置されデータの処理・管理およびロボット1の保全管
理を行うロボット保全センタ45とを備え、ロボット1
とロボット保全センタ45とを電話回線20、通信衛星
34および専用信号伝送路のいずれかの通信手段で結
び、ロボット1の内・外界センサ8,7からの動作状態
情報および点検作業情報をロボット保全センタ45へ伝
送する一方、このロボット保全センタ45からロボット
1へロボット1の各動作指令、故障復旧操作、伝送ルー
トと内容の変更情報を伝送するものである。 【効果】人間に代わって24時間稼働することにより、
省力化、作業環境の改善および危険作業からの解放など
の効果を有する。
取、制御プログラムの変更、保全作業を行うことのでき
るロボット保全システムを提供すること。 【構成】ロボット自身の動作状態情報を検出する内界セ
ンサ8と、各種点検作業情報を検出する外界センサ7と
を有するロボット1と、このロボット1に対し遠隔地に
設置されデータの処理・管理およびロボット1の保全管
理を行うロボット保全センタ45とを備え、ロボット1
とロボット保全センタ45とを電話回線20、通信衛星
34および専用信号伝送路のいずれかの通信手段で結
び、ロボット1の内・外界センサ8,7からの動作状態
情報および点検作業情報をロボット保全センタ45へ伝
送する一方、このロボット保全センタ45からロボット
1へロボット1の各動作指令、故障復旧操作、伝送ルー
トと内容の変更情報を伝送するものである。 【効果】人間に代わって24時間稼働することにより、
省力化、作業環境の改善および危険作業からの解放など
の効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は都市生活の動脈としての
空港施設やエネルギー供給施設の一部である共同地下洞
道、変電所、発電所、防護管理対象設備等の点検巡視・
防護を任務としたロボット保全システムに関する。
空港施設やエネルギー供給施設の一部である共同地下洞
道、変電所、発電所、防護管理対象設備等の点検巡視・
防護を任務としたロボット保全システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットの巡視点検データは、近傍の運
転監視室に伝送され、ビデオテープレコーダー,写真,
フレキシブルディスク等に記録される。巡視点検作業の
指示は自動プログラムに基づく点検または使用者の操作
による点検が行われている。また、ロボットの故障や異
常は操作盤の警告灯・警報により使用者に報知され、使
用者の連絡によりロボット製造側の技術者が現地へ出張
して実際にロボットを点検してから補修・交換部品の手
配等を行っている。点検記録の整理・分析および知識化
は技術者がロボットの保全センターへ持ち帰ってから行
われていた。
転監視室に伝送され、ビデオテープレコーダー,写真,
フレキシブルディスク等に記録される。巡視点検作業の
指示は自動プログラムに基づく点検または使用者の操作
による点検が行われている。また、ロボットの故障や異
常は操作盤の警告灯・警報により使用者に報知され、使
用者の連絡によりロボット製造側の技術者が現地へ出張
して実際にロボットを点検してから補修・交換部品の手
配等を行っている。点検記録の整理・分析および知識化
は技術者がロボットの保全センターへ持ち帰ってから行
われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボット保全技
術において、ロボットの巡視点検データの記録までは現
地で行われるが、これらの記録を整理分析するには、専
用の処理装置や技術者が必要であるため、ロボット製造
側の設備で行われている。したがって、結果が判明する
までに時間がかかる上、通常運転時のデータを継続時に
採取してこれを整理・分析して、異常を検知するための
知識データベース化などは設備および人員の都合上、現
地では困難である。また、現地に巡視点検データの管理
やロボット保全を行う設備を据付けることは、スペー
ス、コストおよび設備効率上の制約があり、実現不可能
である。
術において、ロボットの巡視点検データの記録までは現
地で行われるが、これらの記録を整理分析するには、専
用の処理装置や技術者が必要であるため、ロボット製造
側の設備で行われている。したがって、結果が判明する
までに時間がかかる上、通常運転時のデータを継続時に
採取してこれを整理・分析して、異常を検知するための
知識データベース化などは設備および人員の都合上、現
地では困難である。また、現地に巡視点検データの管理
やロボット保全を行う設備を据付けることは、スペー
ス、コストおよび設備効率上の制約があり、実現不可能
である。
【0004】巡視点検作業は使用者の負担軽減のため、
一般的に事前に入力した点検対象・内容に基づいて自動
的に行われている。しかし、点検対象・内容はプラント
の運転状態や環境の変化などにより、変更が必要になる
時が多く、使用者が変更するには技術的に困難であるた
め柔軟な運用ができない問題点がある。
一般的に事前に入力した点検対象・内容に基づいて自動
的に行われている。しかし、点検対象・内容はプラント
の運転状態や環境の変化などにより、変更が必要になる
時が多く、使用者が変更するには技術的に困難であるた
め柔軟な運用ができない問題点がある。
【0005】また、ロボットの故障や異常は使用者や信
号のエラーにより正常を誤認したりする場合がある。そ
して、直接現地へ技術者が出張して実際にロボットを点
検してから部品を手配するのでは対応が遅く、稼働率が
低くなる問題点がある。
号のエラーにより正常を誤認したりする場合がある。そ
して、直接現地へ技術者が出張して実際にロボットを点
検してから部品を手配するのでは対応が遅く、稼働率が
低くなる問題点がある。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、ロボットに対して遠隔地からでもデータの採
取、制御プログラムの変更、保全作業を行うことのでき
るロボット保全システムを提供することを目的とする。
もので、ロボットに対して遠隔地からでもデータの採
取、制御プログラムの変更、保全作業を行うことのでき
るロボット保全システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロボット保
全システムは、上述した課題を解決するために、ロボッ
ト自身の動作状態情報を検出する内界センサと、各種点
検作業情報を検出する外界センサとを有するロボット
と、このロボットに対し遠隔地に設置されデータの処理
・管理およびロボットの保全管理を行うロボット保全セ
ンタとを備え、上記ロボットとロボット保全センタとを
電話回線、通信衛星および専用信号伝送路のいずれかの
通信手段で結び、上記ロボットの内・外界センサで得ら
れた動作状態情報および点検作業情報を上記ロボット保
全センタへ伝送する一方、このロボット保全センタから
上記ロボットへロボットの各動作指令、故障復旧操作、
伝送ルートと内容の変更情報を伝送するものである。
全システムは、上述した課題を解決するために、ロボッ
ト自身の動作状態情報を検出する内界センサと、各種点
検作業情報を検出する外界センサとを有するロボット
と、このロボットに対し遠隔地に設置されデータの処理
・管理およびロボットの保全管理を行うロボット保全セ
ンタとを備え、上記ロボットとロボット保全センタとを
電話回線、通信衛星および専用信号伝送路のいずれかの
通信手段で結び、上記ロボットの内・外界センサで得ら
れた動作状態情報および点検作業情報を上記ロボット保
全センタへ伝送する一方、このロボット保全センタから
上記ロボットへロボットの各動作指令、故障復旧操作、
伝送ルートと内容の変更情報を伝送するものである。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明において、ロボット
は内・外界センサで得られた動作状態情報および点検作
業情報を電話回線、通信衛星および専用信号伝送路のい
ずれかでロボット保全センタに伝送される。一方、ロボ
ット保全センタからはロボットの各動作指令、故障復旧
操作、伝送ルートと内容の変更情報をロボットに伝送さ
れる。これにより、ロボットに対して遠隔地からでもデ
ータの採取、制御プログラムの変更、保全作業を行うこ
とができる。
は内・外界センサで得られた動作状態情報および点検作
業情報を電話回線、通信衛星および専用信号伝送路のい
ずれかでロボット保全センタに伝送される。一方、ロボ
ット保全センタからはロボットの各動作指令、故障復旧
操作、伝送ルートと内容の変更情報をロボットに伝送さ
れる。これにより、ロボットに対して遠隔地からでもデ
ータの採取、制御プログラムの変更、保全作業を行うこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1は本発明の一実施例において共同溝内
にロボットが設置された地下の断面構造を示す。ロボッ
ト1は共同溝2に軌道サポート3により付設された軌道
4に沿って走行自在な台車5を介して取付けられてい
る。このロボット1は台車5に雲台6、この雲台6の先
端に設けられた外界センサ7、内界センサ8(図3に示
す)、およびマニプレータ9などを搭載している。軌道
4には信号伝送路10が設けられている。
にロボットが設置された地下の断面構造を示す。ロボッ
ト1は共同溝2に軌道サポート3により付設された軌道
4に沿って走行自在な台車5を介して取付けられてい
る。このロボット1は台車5に雲台6、この雲台6の先
端に設けられた外界センサ7、内界センサ8(図3に示
す)、およびマニプレータ9などを搭載している。軌道
4には信号伝送路10が設けられている。
【0011】また、共同溝2にはケーブルトレイ12、
地域冷暖房管13、廃棄物処理管路14、ガス管15お
よび上水道16などが長手方向に沿って布設されてい
る。これらの管路にはフランジ18、弁19などが取付
けられている。ケーブルトレイ12には電気通信ケーブ
ル20が布設されている。
地域冷暖房管13、廃棄物処理管路14、ガス管15お
よび上水道16などが長手方向に沿って布設されてい
る。これらの管路にはフランジ18、弁19などが取付
けられている。ケーブルトレイ12には電気通信ケーブ
ル20が布設されている。
【0012】図2はロボット保全システムの全体構成
を、図3は管理ビル21および操作盤22を詳細に示し
ている。図2に示すように、地下には上記共同溝2が設
けられ、この共同溝2には軌道4を介してロボット1と
共同溝監視装置24が取付けられている。共同溝監視装
置24は共同溝2内に火災検出器25,ガスセンサ2
6,通信端子27,水漏洩センサ28,温度・湿度セン
サ29およびマンホール開閉センサ30などの固定計装
を有し、共同溝2内を監視している。共同溝2を管理す
るための管理ビル21は、ビル内LAN33により操作
盤22、通信衛星34の送受信器35、共同溝監視装置
24、電話36を結び、相互に情報交換可能になってい
る。送受信器35はアンテナ37を備えている。
を、図3は管理ビル21および操作盤22を詳細に示し
ている。図2に示すように、地下には上記共同溝2が設
けられ、この共同溝2には軌道4を介してロボット1と
共同溝監視装置24が取付けられている。共同溝監視装
置24は共同溝2内に火災検出器25,ガスセンサ2
6,通信端子27,水漏洩センサ28,温度・湿度セン
サ29およびマンホール開閉センサ30などの固定計装
を有し、共同溝2内を監視している。共同溝2を管理す
るための管理ビル21は、ビル内LAN33により操作
盤22、通信衛星34の送受信器35、共同溝監視装置
24、電話36を結び、相互に情報交換可能になってい
る。送受信器35はアンテナ37を備えている。
【0013】一方、電話局(通信局を含む)40は、電
話局としての電話交換器41などの機器と、アンテナ4
2を介して通信衛星34との送受信を行う送受信装置4
3を有している。ロボット保全センタ45はLAN46
により送受信器47,計算機48,ワークステーション
(操作卓)49および電話50などを接続し、相互に情
報交換可能になっている。送受信器47はアンテナ51
を有している。保守サービス車54はアンテナ55を備
えた自動車電話56を有している。保守員Mはポケット
ベル58およびパーソナルコンピュータ59を携帯して
いる。
話局としての電話交換器41などの機器と、アンテナ4
2を介して通信衛星34との送受信を行う送受信装置4
3を有している。ロボット保全センタ45はLAN46
により送受信器47,計算機48,ワークステーション
(操作卓)49および電話50などを接続し、相互に情
報交換可能になっている。送受信器47はアンテナ51
を有している。保守サービス車54はアンテナ55を備
えた自動車電話56を有している。保守員Mはポケット
ベル58およびパーソナルコンピュータ59を携帯して
いる。
【0014】そして、ロボット1および固定計装60か
らの点検および検出情報は、信号伝送路10から中継器
61、ケーブル62を通して操作盤22に伝達され、こ
の操作盤22においては、図3に示すように信号伝送部
63で上記ロボット1および固定計装60からの情報を
受け、この情報が制御部64、切換器65、異常診断装
置66、表示部67およびデータファイル68に伝達さ
れる。操作盤22の操作部69は制御部64、切換器6
5およびデータファイル67を操作することができる。
ロボット1は操作部69からの操作あるいは制御部64
からの指令によって動作する。異常診断装置66はロボ
ット1の内界センサ8からその各部操作状態情報などに
基づいて異常の有無を判断し、その結果を制御部64お
よび信号伝送部63に伝える。
らの点検および検出情報は、信号伝送路10から中継器
61、ケーブル62を通して操作盤22に伝達され、こ
の操作盤22においては、図3に示すように信号伝送部
63で上記ロボット1および固定計装60からの情報を
受け、この情報が制御部64、切換器65、異常診断装
置66、表示部67およびデータファイル68に伝達さ
れる。操作盤22の操作部69は制御部64、切換器6
5およびデータファイル67を操作することができる。
ロボット1は操作部69からの操作あるいは制御部64
からの指令によって動作する。異常診断装置66はロボ
ット1の内界センサ8からその各部操作状態情報などに
基づいて異常の有無を判断し、その結果を制御部64お
よび信号伝送部63に伝える。
【0015】また、ロボット1は図3に示すように台車
5、その駆動部70、内界センサ8、雲台6、外界セン
サ7、マニプレータ71、制御装置72、信号伝送装置
73およびアンテナ74から構成されている。ロボット
1の駆動部70は台車走行用、雲台駆動用、マニプレー
タ駆動用の各駆動部を備えている。内界センサ8は台車
5の走行位置・速度,ブレーキの動作状態、雲台6の動
作角度、マニプレータ71の角度や姿勢、外界センサ7
の動作状態や電源および信号伝送状態などを検出してい
る。雲台6は外界センサ7を3次元の任意方向に向ける
機能を有している。
5、その駆動部70、内界センサ8、雲台6、外界セン
サ7、マニプレータ71、制御装置72、信号伝送装置
73およびアンテナ74から構成されている。ロボット
1の駆動部70は台車走行用、雲台駆動用、マニプレー
タ駆動用の各駆動部を備えている。内界センサ8は台車
5の走行位置・速度,ブレーキの動作状態、雲台6の動
作角度、マニプレータ71の角度や姿勢、外界センサ7
の動作状態や電源および信号伝送状態などを検出してい
る。雲台6は外界センサ7を3次元の任意方向に向ける
機能を有している。
【0016】外界センサ7は視覚、聴覚、温度、湿度、
ガス、煙および赤外線などの各種センサを全て備えてい
る。すなわち、外界センサ7はITVカメラ,赤外線カ
メラ,温度計,湿度計,ガスセンサ,煙センサおよび振
動計などの点検・監視用の検出器からなり、図1に示す
地域冷暖房管13、廃棄物処理管路14、ガス管15、
上水道16、電気通信ケーブル20、これら配管のフラ
ンジ18、弁19を点検対象としている。74はアンテ
ナとしてあるが、これは信号伝送路10がLCXケーブ
ルまたはアンテナなどの場合であり、トロリー線の場合
は摺動子(ブラシ)となる。管理ビル21はビル内LA
N(Local AreaNetwork)33を通して操作盤22、共
同溝監視装置24、電話36および送受信器35などを
接続している。
ガス、煙および赤外線などの各種センサを全て備えてい
る。すなわち、外界センサ7はITVカメラ,赤外線カ
メラ,温度計,湿度計,ガスセンサ,煙センサおよび振
動計などの点検・監視用の検出器からなり、図1に示す
地域冷暖房管13、廃棄物処理管路14、ガス管15、
上水道16、電気通信ケーブル20、これら配管のフラ
ンジ18、弁19を点検対象としている。74はアンテ
ナとしてあるが、これは信号伝送路10がLCXケーブ
ルまたはアンテナなどの場合であり、トロリー線の場合
は摺動子(ブラシ)となる。管理ビル21はビル内LA
N(Local AreaNetwork)33を通して操作盤22、共
同溝監視装置24、電話36および送受信器35などを
接続している。
【0017】図2において、ロボット1の情報は操作盤
22へ伝達された後、操作盤22内の切換器65により
選定され、ビル内LAN33を通して送受信器35また
は電話36のいずれか一方を経て電話局40内の電話交
換器41へ伝送される。送受信器35からの情報はアン
テナ37を経て衛星アンテナ34aが取付けられた通信
衛星34に伝えられる(伝送ルートa)。また、通信衛
星34からは保守サービス車54のアンテナ55(伝送
ルートb)、電話局40のアンテナ42(伝送ルート
c)およびロボット保全センタ45のアンテナ51(伝
送ルートd)にそれぞれ伝送される。そして、電話局4
0からは保守員Mのポケットベル58(伝送ルートe)
および保守サービス車54(伝送ルートf)へ伝送する
ことができる。
22へ伝達された後、操作盤22内の切換器65により
選定され、ビル内LAN33を通して送受信器35また
は電話36のいずれか一方を経て電話局40内の電話交
換器41へ伝送される。送受信器35からの情報はアン
テナ37を経て衛星アンテナ34aが取付けられた通信
衛星34に伝えられる(伝送ルートa)。また、通信衛
星34からは保守サービス車54のアンテナ55(伝送
ルートb)、電話局40のアンテナ42(伝送ルート
c)およびロボット保全センタ45のアンテナ51(伝
送ルートd)にそれぞれ伝送される。そして、電話局4
0からは保守員Mのポケットベル58(伝送ルートe)
および保守サービス車54(伝送ルートf)へ伝送する
ことができる。
【0018】一方、電話36の電話回線を利用した場合
は、電話局40からアンテナ42で伝送ルートf,eへ
伝送する場合と、電話交換器41からの公衆電話76、
電話50へ伝送する場合とがある。これは、一般に電話
局40の信号伝送環境により電話局側が基本的に選定す
る。ロボット保全センタ45は電話50からの電話回線
と通信衛星34(伝送ルートd)からの伝送とを受ける
ことができる。このロボット保全センタ45はLAN4
6により送受信器47、計算機48、ワークステーショ
ン49および電話50などを結んでいる。
は、電話局40からアンテナ42で伝送ルートf,eへ
伝送する場合と、電話交換器41からの公衆電話76、
電話50へ伝送する場合とがある。これは、一般に電話
局40の信号伝送環境により電話局側が基本的に選定す
る。ロボット保全センタ45は電話50からの電話回線
と通信衛星34(伝送ルートd)からの伝送とを受ける
ことができる。このロボット保全センタ45はLAN4
6により送受信器47、計算機48、ワークステーショ
ン49および電話50などを結んでいる。
【0019】図4は図2および図3の信号の流れを示
し、この信号の流れは大きく別けてロボット1側からと
ロボット保全センタ45や操作盤22側との2方向があ
る。ロボット1側からの伝送情報は外界センサ7からの
点検監視情報Aと内界センサ8からのロボット保全情報
(制御状態も含む)Bである。
し、この信号の流れは大きく別けてロボット1側からと
ロボット保全センタ45や操作盤22側との2方向があ
る。ロボット1側からの伝送情報は外界センサ7からの
点検監視情報Aと内界センサ8からのロボット保全情報
(制御状態も含む)Bである。
【0020】上記点検監視情報AはITVカメラからの
画像,赤外線TVカメラからの映像、温度・湿度値、ガ
ス・煙の有無や濃度、水洩れの有無などの点検データで
ある。ロボット保全情報Bはロボット1の各部(走行
部、雲台、マニプレータなど)の動作状態、位置・姿
勢、センサの作動状態などのデータである。
画像,赤外線TVカメラからの映像、温度・湿度値、ガ
ス・煙の有無や濃度、水洩れの有無などの点検データで
ある。ロボット保全情報Bはロボット1の各部(走行
部、雲台、マニプレータなど)の動作状態、位置・姿
勢、センサの作動状態などのデータである。
【0021】一方、ロボット保全センタ45や操作盤2
2からの伝送情報はロボット1の制御指令C、ロボット
1の制御プログラムの変更内容D、信号伝送路の切換え
指令E、故障回復制御Fなどである。
2からの伝送情報はロボット1の制御指令C、ロボット
1の制御プログラムの変更内容D、信号伝送路の切換え
指令E、故障回復制御Fなどである。
【0022】ロボット1の制御指令Cはロボット1の各
部の動作の量、方向、時間などを指示している。ロボッ
ト1の制御プログラムの変更内容Dはロボットの制御内
容の変更が生じた時にその変更すべきプログラム名、項
目、変更内容、実施条件などのデータである。信号伝送
路の切換え指令Eは信号伝送路の各ルートの内、信号伝
送状態が良いルートあるいはコストが低いルートに切換
器65を切換えるための指令と伝送路内容の選択、伝送
信号の変調(暗号化)内容の変更などである。故障回復
制御Fはロボット1の故障箇所を回復させるための動作
指令、一部機能の縮小による運用などである。
部の動作の量、方向、時間などを指示している。ロボッ
ト1の制御プログラムの変更内容Dはロボットの制御内
容の変更が生じた時にその変更すべきプログラム名、項
目、変更内容、実施条件などのデータである。信号伝送
路の切換え指令Eは信号伝送路の各ルートの内、信号伝
送状態が良いルートあるいはコストが低いルートに切換
器65を切換えるための指令と伝送路内容の選択、伝送
信号の変調(暗号化)内容の変更などである。故障回復
制御Fはロボット1の故障箇所を回復させるための動作
指令、一部機能の縮小による運用などである。
【0023】なお、信号伝送に際しては操作盤22の信
号伝送部63、ロボット保全センタ45の送受信器47
およびワークステーション49内の信号変調器により、
伝送すべき情報の選択や信号のデジタル化を行った後、
数値を置き換えて暗号化したり、あるいはデータソース
に基づく信号変換、定常的人工のノイズ付加による信号
処理およびパスワードの付加が行われ、信号伝送内容の
機密保持と信号伝送ロスの低減を図っている。但し、電
話局側の暗号化装置による代用により暗号化機能を有し
ていなくてもよい。
号伝送部63、ロボット保全センタ45の送受信器47
およびワークステーション49内の信号変調器により、
伝送すべき情報の選択や信号のデジタル化を行った後、
数値を置き換えて暗号化したり、あるいはデータソース
に基づく信号変換、定常的人工のノイズ付加による信号
処理およびパスワードの付加が行われ、信号伝送内容の
機密保持と信号伝送ロスの低減を図っている。但し、電
話局側の暗号化装置による代用により暗号化機能を有し
ていなくてもよい。
【0024】次に、本実施例の作用について説明する。
【0025】まず、図2および図4に基づいて信号伝送
ルートについて説明する。ロボット1側から操作盤22
およびロボット保全センタ45へは以下のようにして伝
送される。すなわち、ロボット1の外界センサ7と内界
センサ8からの情報は信号伝送装置73、アンテナ7
4、信号伝送路10、中継器61およびケーブル62を
介して信号伝送部63に伝えられる。信号伝送部63は
この情報を制御部64、異常診断装置66および切換器
65に伝送する。
ルートについて説明する。ロボット1側から操作盤22
およびロボット保全センタ45へは以下のようにして伝
送される。すなわち、ロボット1の外界センサ7と内界
センサ8からの情報は信号伝送装置73、アンテナ7
4、信号伝送路10、中継器61およびケーブル62を
介して信号伝送部63に伝えられる。信号伝送部63は
この情報を制御部64、異常診断装置66および切換器
65に伝送する。
【0026】切換器65は電話36の電話回線またはビ
ル内LAN33を通して送受信器35からアンテナ37
を経て通信衛星34を使用するルート(伝送ルートa)
とを操作盤22あるいはロボット保全センタ45内のワ
ークステーション49からの指令により切換えられる。
電話回線のルートは電話36から電話局40内の電話交
換器41を経て公衆電話76または電話50の接続が可
能である。
ル内LAN33を通して送受信器35からアンテナ37
を経て通信衛星34を使用するルート(伝送ルートa)
とを操作盤22あるいはロボット保全センタ45内のワ
ークステーション49からの指令により切換えられる。
電話回線のルートは電話36から電話局40内の電話交
換器41を経て公衆電話76または電話50の接続が可
能である。
【0027】また、保守サービス車54も電話局40の
電話交換器41から送受信器43、アンテナ42を介し
てアンテナ55に伝えられ、自動車電話56に接続され
る(伝送ルートf)。そして、アンテナ42から通信衛
星34へ(伝送ルートc)あるいは保守量Mのポケット
ベル58へ(伝送ルートe)へ伝えることが可能であ
る。但し、ポケットベル58は単に呼び出しだけであ
る。
電話交換器41から送受信器43、アンテナ42を介し
てアンテナ55に伝えられ、自動車電話56に接続され
る(伝送ルートf)。そして、アンテナ42から通信衛
星34へ(伝送ルートc)あるいは保守量Mのポケット
ベル58へ(伝送ルートe)へ伝えることが可能であ
る。但し、ポケットベル58は単に呼び出しだけであ
る。
【0028】一方、通信衛星34の衛星アンテナ34a
で受けた(伝送ルートa)場合には、保守サービス車5
4(伝送ルートb)、電話局40(伝送ルートc)およ
びロボット保全センタ45(伝送ルートd)に直接伝送
することができる。
で受けた(伝送ルートa)場合には、保守サービス車5
4(伝送ルートb)、電話局40(伝送ルートc)およ
びロボット保全センタ45(伝送ルートd)に直接伝送
することができる。
【0029】ロボット保全センタ45からロボット1側
へは以下のようにして伝送される。すなわち、ロボット
保全センタ45からロボット1側への各種の制御指令
は、ロボット保全センタ45内のロボット1の操作卓と
して使用されるワークステーション49から指令を発
し、LAN46を介し電話50または送受信器47、ア
ンテナ51へ伝えられる。この時の電話50または送受
信器47の選択は、ワークステーション49内に事前に
入力された信号伝達条件に基づく制御情報により自動的
に選定されLAN46へ出力される。電話50およびア
ンテナ51から以降の信号の流れはロボット1から操作
部22およびロボット保全センタ45への逆の流れであ
るため説明を省略する。
へは以下のようにして伝送される。すなわち、ロボット
保全センタ45からロボット1側への各種の制御指令
は、ロボット保全センタ45内のロボット1の操作卓と
して使用されるワークステーション49から指令を発
し、LAN46を介し電話50または送受信器47、ア
ンテナ51へ伝えられる。この時の電話50または送受
信器47の選択は、ワークステーション49内に事前に
入力された信号伝達条件に基づく制御情報により自動的
に選定されLAN46へ出力される。電話50およびア
ンテナ51から以降の信号の流れはロボット1から操作
部22およびロボット保全センタ45への逆の流れであ
るため説明を省略する。
【0030】次に、図4に基づいて点検情報の収集、管
理および処理について説明する。
理および処理について説明する。
【0031】点検情報はロボット1の外界センサ7と共
同溝監視装置24などの固定計装60からの点検情報を
管理ビル21内を介して入手する一方、外界センサ7か
らの点検情報を提供しているロボット保全センタ45で
はロボット1の外界センサ7や他の固定計装からの点検
情報に基づいてLAN46を介して計算機48やその他
ワークステーション49へ入力して処理や管理を行うこ
とができる。
同溝監視装置24などの固定計装60からの点検情報を
管理ビル21内を介して入手する一方、外界センサ7か
らの点検情報を提供しているロボット保全センタ45で
はロボット1の外界センサ7や他の固定計装からの点検
情報に基づいてLAN46を介して計算機48やその他
ワークステーション49へ入力して処理や管理を行うこ
とができる。
【0032】また、他のロボットシステムからの点検情
報をLAN46を介して入手して同類共通のデータや同
様の点検対象物で他プラントのトラブルなどを知識化し
てワークステーション49内のメモリーに保管すること
もできる。なお、伝送ルートには不必要な点検情報を重
畳しないように伝送内容を目的別に区分している。
報をLAN46を介して入手して同類共通のデータや同
様の点検対象物で他プラントのトラブルなどを知識化し
てワークステーション49内のメモリーに保管すること
もできる。なお、伝送ルートには不必要な点検情報を重
畳しないように伝送内容を目的別に区分している。
【0033】また、異常診断について説明すると、ロボ
ット1側の異常にロボット1の内界センサ8からの情報
と操作部22内の制御部64の指令内容との比較、ある
いはロボット保全センタ45からの指令内容と比較して
予定通り作業が行われているか、作業はスムーズかを異
常診断装置66で比較判断し、異常がある場合はその状
態を信号伝送部63よりロボット保全センタ45内のワ
ークステーション49、保守サービス車54など(信号
伝送ルートは上記を参照)へ伝える。
ット1側の異常にロボット1の内界センサ8からの情報
と操作部22内の制御部64の指令内容との比較、ある
いはロボット保全センタ45からの指令内容と比較して
予定通り作業が行われているか、作業はスムーズかを異
常診断装置66で比較判断し、異常がある場合はその状
態を信号伝送部63よりロボット保全センタ45内のワ
ークステーション49、保守サービス車54など(信号
伝送ルートは上記を参照)へ伝える。
【0034】さらに、点検作業の遠隔指令・点検プログ
ラム変更について説明すると、通常点検は自動的に行う
か、または管理ビル21における操作盤22より手動で
行われる。しかし、プラント側より運用状況の変化によ
り予定外の点検が必要な場合、点検内容が計画した場合
と異なる場合などが発生することが多々ある。このよう
な場合は、ロボット保全センタ45、保守サービス車5
4および公衆電話76から行うことができる。そして、
点検内容および位置情報も同様な伝送ルートでプログラ
ムを変更することができる。なお、保守員Mは電話回線
によりポケットベル58で呼び出して公衆電話76にて
ロボット保全センタ45と連絡をとってからカプラー7
7を介してパーソナルコンピュータ59を使用して電話
回線より切換器65に指令して信号伝送部63と結ばれ
る。
ラム変更について説明すると、通常点検は自動的に行う
か、または管理ビル21における操作盤22より手動で
行われる。しかし、プラント側より運用状況の変化によ
り予定外の点検が必要な場合、点検内容が計画した場合
と異なる場合などが発生することが多々ある。このよう
な場合は、ロボット保全センタ45、保守サービス車5
4および公衆電話76から行うことができる。そして、
点検内容および位置情報も同様な伝送ルートでプログラ
ムを変更することができる。なお、保守員Mは電話回線
によりポケットベル58で呼び出して公衆電話76にて
ロボット保全センタ45と連絡をとってからカプラー7
7を介してパーソナルコンピュータ59を使用して電話
回線より切換器65に指令して信号伝送部63と結ばれ
る。
【0035】次に、故障回復制御について説明する。故
障回復制御は異常診断装置66からの異常検知情報ある
いは操作員からの発見情報により、ロボット保全センタ
45内のワークステーション49あるいは保守サービス
車54内のパーソナルコンピュータ、保守員Mが携帯す
るパーソナルコンピュータ59より伝送ルート各種を用
いて切換器65、信号伝送部63を介して制御部64へ
伝えられ、制御部64で対応する内容は対応させ、さら
にロボット1の制御装置72(図3)で対応するものに
ついては信号伝送部63からケーブル62、中継器6
1、信号伝送路10およびアンテナ74を経て伝えられ
る。
障回復制御は異常診断装置66からの異常検知情報ある
いは操作員からの発見情報により、ロボット保全センタ
45内のワークステーション49あるいは保守サービス
車54内のパーソナルコンピュータ、保守員Mが携帯す
るパーソナルコンピュータ59より伝送ルート各種を用
いて切換器65、信号伝送部63を介して制御部64へ
伝えられ、制御部64で対応する内容は対応させ、さら
にロボット1の制御装置72(図3)で対応するものに
ついては信号伝送部63からケーブル62、中継器6
1、信号伝送路10およびアンテナ74を経て伝えられ
る。
【0036】故障回復制御の主な内容としては、(1)
ロボット1の照明切れの場合は予備系の照明ランプに切
替える。(2)マニプレータ71の自由度を有する駆動
部が故障した場合、その自由度を固定し残りの自由度を
組合せて使用することにより、作業達成するように制御
内容を変更する。(3)センサ、例えば温度計が故障し
た場合、赤外線センサで代用する。(4)駆動部では一
つのモータが故障した場合、他のモータまたは予備のモ
ータに駆動伝達部を切換えるなどの対応がある。また、
ロボット1が複数台の場合は他のロボットに任務を代行
させることなどの対策がある。
ロボット1の照明切れの場合は予備系の照明ランプに切
替える。(2)マニプレータ71の自由度を有する駆動
部が故障した場合、その自由度を固定し残りの自由度を
組合せて使用することにより、作業達成するように制御
内容を変更する。(3)センサ、例えば温度計が故障し
た場合、赤外線センサで代用する。(4)駆動部では一
つのモータが故障した場合、他のモータまたは予備のモ
ータに駆動伝達部を切換えるなどの対応がある。また、
ロボット1が複数台の場合は他のロボットに任務を代行
させることなどの対策がある。
【0037】このように本実施例によれば、ロボットの
使用者に点検データの整理・分析や知識化のための処理
を行うためのスペース、設備、人員およびコスト的負担
を低減できる。また、遠隔にて自動制御プログラム変更
を可能なように構成したことにより、プラントまたは点
検対象の運用に伴う変化や環境条件の変化に対応した柔
軟な運用が可能となる。さらに、ロボットの故障や異常
を診断し、遠隔地からの操作で復旧、保全作業手配が行
えるため、迅速な復旧と稼働率の向上を図ることができ
る。そして、出張の手続き、移動時間の短縮および出張
費を削減することができる。
使用者に点検データの整理・分析や知識化のための処理
を行うためのスペース、設備、人員およびコスト的負担
を低減できる。また、遠隔にて自動制御プログラム変更
を可能なように構成したことにより、プラントまたは点
検対象の運用に伴う変化や環境条件の変化に対応した柔
軟な運用が可能となる。さらに、ロボットの故障や異常
を診断し、遠隔地からの操作で復旧、保全作業手配が行
えるため、迅速な復旧と稼働率の向上を図ることができ
る。そして、出張の手続き、移動時間の短縮および出張
費を削減することができる。
【0038】図5および図6は本発明の他の実施例を示
し、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付して説
明する。この実施例では、ロボット1Aが床面走行式で
あって、台車5、外界センサ7、内界センサ8、マニプ
レータ70、信号伝送装置73およびアンテナ74Aを
備えており、このアンテナ74Aで管理棟80のアンテ
ナ81や通信衛星34に直接信号伝送している。そし
て、ロボット1Aは例えば変電所84を点検対象とし、
変電所84は変圧器85、碍子86、固定計装87、I
TVカメラ88および支柱・母線89を備え、固定計装
87およびITVカメラ88はケーブルを通して管理棟
80のエキスパートシステム90と接続されている。
し、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付して説
明する。この実施例では、ロボット1Aが床面走行式で
あって、台車5、外界センサ7、内界センサ8、マニプ
レータ70、信号伝送装置73およびアンテナ74Aを
備えており、このアンテナ74Aで管理棟80のアンテ
ナ81や通信衛星34に直接信号伝送している。そし
て、ロボット1Aは例えば変電所84を点検対象とし、
変電所84は変圧器85、碍子86、固定計装87、I
TVカメラ88および支柱・母線89を備え、固定計装
87およびITVカメラ88はケーブルを通して管理棟
80のエキスパートシステム90と接続されている。
【0039】また、管理棟80の操作盤22はアンテナ
81とケーブル91で接続され、操作盤22には異常診
断装置66およびデータファイル68が設けられ、この
データファイル68により現場である程度データをファ
イルして対処できるようにしている。管理棟80は電気
通信ケーブル20で電話局40、公衆電話76およびロ
ボット保全センタ45と接続されている。なお、異常診
断装置66は管理棟80側だけではなく、ロボット保全
センタ45側との少なくとも一方に設置すればよい。
81とケーブル91で接続され、操作盤22には異常診
断装置66およびデータファイル68が設けられ、この
データファイル68により現場である程度データをファ
イルして対処できるようにしている。管理棟80は電気
通信ケーブル20で電話局40、公衆電話76およびロ
ボット保全センタ45と接続されている。なお、異常診
断装置66は管理棟80側だけではなく、ロボット保全
センタ45側との少なくとも一方に設置すればよい。
【0040】したがって、本実施例ではロボット1Aの
情報がアンテナ74Aにより管理棟80、アンテナ71
(伝送ルートg)に、または直接通信衛星34のアンテ
ナ34a(伝送ルートh)に伝送される点(図6参照)
と、異常診断装置66を操作盤22側またはロボット保
全センタ45側のいずれかに据付可能に構成した点以外
は上記実施例と同様である。なお、符号91は情報抽出
器である。
情報がアンテナ74Aにより管理棟80、アンテナ71
(伝送ルートg)に、または直接通信衛星34のアンテ
ナ34a(伝送ルートh)に伝送される点(図6参照)
と、異常診断装置66を操作盤22側またはロボット保
全センタ45側のいずれかに据付可能に構成した点以外
は上記実施例と同様である。なお、符号91は情報抽出
器である。
【0041】このように本実施例によれば、データの管
理の一部を現場で行ったり、ロボット保全センタ45の
データを一部現場へ移植して利用することができる。ま
た、異常診断装置66はロボット1Aの導入コストに影
響するため、場合によってはロボット保全センタ45側
で必要な情報をロボット1A側より伝送させて判断する
ことができる。その他、専用の信号伝送路を使用するこ
とも可能である。さらに、海外のロボット設備に対して
も海底ケーブルや通信衛星16を通じて結ぶことができ
る。その他の構成および作用は前記実施例と同一である
のでその説明を省略する。
理の一部を現場で行ったり、ロボット保全センタ45の
データを一部現場へ移植して利用することができる。ま
た、異常診断装置66はロボット1Aの導入コストに影
響するため、場合によってはロボット保全センタ45側
で必要な情報をロボット1A側より伝送させて判断する
ことができる。その他、専用の信号伝送路を使用するこ
とも可能である。さらに、海外のロボット設備に対して
も海底ケーブルや通信衛星16を通じて結ぶことができ
る。その他の構成および作用は前記実施例と同一である
のでその説明を省略する。
【0042】なお、本発明は上記各実施例に限らず種々
の変更が可能である。例えば、上記各実施例ではロボッ
トの設置台数が1台であったが、本発明では2台以上の
複数台であっても適用可能である。また、上記実施例で
は共同溝や変電所を点検対象としたが、これ以外に発電
所、防護管理対象設備などでも点検対象とすることがで
きる。
の変更が可能である。例えば、上記各実施例ではロボッ
トの設置台数が1台であったが、本発明では2台以上の
複数台であっても適用可能である。また、上記実施例で
は共同溝や変電所を点検対象としたが、これ以外に発電
所、防護管理対象設備などでも点検対象とすることがで
きる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロボ
ット保全システムによれば、人間に代わって24時間稼
働することにより、省力化、作業環境の改善および危険
作業からの解放などの効果を有する。
ット保全システムによれば、人間に代わって24時間稼
働することにより、省力化、作業環境の改善および危険
作業からの解放などの効果を有する。
【0044】また、ロボットを遠隔にて保守管理、故障
復旧、制御ソフトウェアの変更および故障診断ができる
ため、迅速な対応と保守員の出張費、移動時間の低減を
図ることができる。
復旧、制御ソフトウェアの変更および故障診断ができる
ため、迅速な対応と保守員の出張費、移動時間の低減を
図ることができる。
【0045】さらに、ロボットの導入場所が僻地や人間
の立入りが困難な場所、原子力発電所の原子炉一次格納
容器内などの運転中に保守が困難な場所、海外などでも
迅速且つ充分に保全管理を行うことができる。
の立入りが困難な場所、原子力発電所の原子炉一次格納
容器内などの運転中に保守が困難な場所、海外などでも
迅速且つ充分に保全管理を行うことができる。
【0046】そして、遠隔にて制御プログラムの変更が
できるため、プラント運転状態や新しい点検ニーズにも
対応して知識化を図ることができる。
できるため、プラント運転状態や新しい点検ニーズにも
対応して知識化を図ることができる。
【0047】また、ロボットの使用者側で技術や設備上
の対応に限界があるため、点検監視結果のデータ管理評
価・知識化する設備を一括して複数台管理するすること
により、設備効率を高め、システムの運用管理費やロボ
ット導入コストの低減、設置スペースの縮小および省力
化を図ることができる。
の対応に限界があるため、点検監視結果のデータ管理評
価・知識化する設備を一括して複数台管理するすること
により、設備効率を高め、システムの運用管理費やロボ
ット導入コストの低減、設置スペースの縮小および省力
化を図ることができる。
【図1】本発明に係るロボット保全システムの一実施例
の断面構造を示す斜視図。
の断面構造を示す斜視図。
【図2】図1のロボット保全システムの全体構成図。
【図3】図1の管理ビルおよび操作盤を詳細に示した構
成図。
成図。
【図4】図2および図3の信号伝送の流れを示すブロッ
ク図。
ク図。
【図5】本発明に係るロボット保全システムの他の実施
例を示す全体構成図。
例を示す全体構成図。
【図6】図5の信号伝送の流れを示すブロック図。
1,1A ロボット 2 共同溝 7 外界センサ 8 内界センサ 21 管理ビル 22 操作盤 33 ビル内LAN 34 通信衛星 40 電話局 45 ロボット保全センタ 46 LAN 47 送受信器 49 ワークステーション 51 アンテナ 65 切換器 66 異常診断装置 76 公衆電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 301 Z 7170−5K
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボット自身の動作状態情報を検出する
内界センサと、各種点検作業情報を検出する外界センサ
とを有するロボットと、このロボットに対し遠隔地に設
置されデータの処理・管理およびロボットの保全管理を
行うロボット保全センタとを備え、上記ロボットとロボ
ット保全センタとを電話回線、通信衛星および専用信号
伝送路のいずれかの通信手段で結び、上記ロボットの内
・外界センサからの動作状態情報および点検作業情報を
上記ロボット保全センタへ伝送する一方、このロボット
保全センタから上記ロボットへロボットの各動作指令、
故障復旧操作、伝送ルートと内容の変更情報を伝送する
ことを特徴とするロボット保全システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190104A JPH0538684A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロボツト保全システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190104A JPH0538684A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロボツト保全システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538684A true JPH0538684A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16252447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190104A Pending JPH0538684A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ロボツト保全システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538684A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110989598A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-10 | 西安广源机电技术有限公司 | 一种小区机器人巡检方法 |
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-
1991
- 1991-07-30 JP JP3190104A patent/JPH0538684A/ja active Pending
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