JPH0538534U - 液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構 - Google Patents

液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構

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JPH0538534U
JPH0538534U JP8836691U JP8836691U JPH0538534U JP H0538534 U JPH0538534 U JP H0538534U JP 8836691 U JP8836691 U JP 8836691U JP 8836691 U JP8836691 U JP 8836691U JP H0538534 U JPH0538534 U JP H0538534U
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wires
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liquid level
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Application number
JP8836691U
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English (en)
Inventor
眞二 森
博隆 三浦
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレ−サ1の回転遊動によるワイヤ1
0、11とディスプレ−サ1との引掛りを防止する液面
計ディスプレ−サの引掛り防止機構を提供する。 【構成】 係合部4の外縁とディスプレ−サ1の外縁と
を滑らか且つ括れなく連続させるガイド部材5を形成し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、垂下されたワイヤに囲まれ液面の昇降に応じて昇降する水平円盤状 のディスプレ−サを用いてタンク内の液位を検知する液面計に係り、特に、ディ スプレ−サの回転遊動によるワイヤとディスプレ−サとの引掛りを防止する液面 計ディスプレ−サの引掛り防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に液体を貯留する大型のタンクには、その現在貯液量を知るために 液位を計測するディスプレ−トメント式液面計が備えられている。ディスプレ− トメント式液面計とは、タンク内液面の昇降に応じて昇降する水平円盤状のディ スプレ−サを設け、ディスプレ−サの外縁をタンク上部より垂下された4本のワ イヤで囲み且つこのうち対向する2本のワイヤに上記ディスプレ−サを昇降自在 に係合させたものである。詳しくは、図3に示されるようにディスプレ−トメン ト式液面計30には、タンク内31にタンク内液面の昇降に応じて昇降する水平 円盤状のディスプレ−サ32が設けられ、ディスプレ−サ32の中央にタンク上 部より垂下されたテ−プ33が連結されている。ディスプレ−サ32の外周を略 等間隔で囲むようにタンク上部より垂下された4本のワイヤ34、34、35、 35が設けられている。このうち、対向する2本のワイヤ34にディスプレ−サ 32を昇降自在に係合させている。この係合構造については図4に基づいて説明 する。
【0003】 図4に示されるように、ディスプレ−サ32にはその外周辺36上に中心を挟 んで対向させて一対の係合部37が設けられている。係合部37は所定の幅を有 し、外周辺36より径方向外方に突出されて設けられている。係合部37には突 出端部とディスプレ−サ32の外周辺36との間に軸方向に貫通孔38が設けら れている。貫通孔38にはそれぞれ上記対向する2本のワイヤ34が緩やかに挿 通されている。また、残る2本のワイヤ35はディスプレ−サ32の外周辺36 の少し離れた位置にある。
【0004】 上記タンク上部より垂下された4本のワイヤ34、34、35、35は、この うちディスプレ−サ32に係合された2本のワイヤ34、34がタンク底部39 近傍まで延出され、残る2本のワイヤ35、35がタンク底部39に到達するま で延出されている。ワイヤ34、34の下端部は1枚の円盤状のアンカウェイト 40に対向させて取り付けられている。アンカウェイト40はワイヤ34、34 を緊張させるとともに互いに絡み合うことを防止している。また、ワイヤ35、 35の下端部はタンク底部39に所定の間隔を隔てて固定されている。これによ り、ワイヤ35、35は緊張され且つ互いに絡み合うことを防止されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ディスプレ−サ32、ワイヤ34、35の径に比べてタン クのサイズは非常に大きい。従ってワイヤ34、35は大変細長いものになる。 一方、タンク内に貯留されている貯液は揺動するものである。貯液の揺動はワイ ヤ34、35をディスプレ−サ32の回りに回転運動をもたらすことがある。こ れによりディスプレ−サ32は回転遊動することになる。
【0006】 ディスプレ−サ32が回転遊動する時、ワイヤ35は必ずしもこれと同期して 回転運動しないので、ディスプレ−サ32の外周36を摺動して移動することに なる。この移動量が大きいと、ワイヤ35は係合部37の外側41に当たる。係 合部37の外側41とディスプレ−サ32の外周36との当接部42は鉤形状を 呈しているので、ワイヤ35が当接部42に嵌合された状態になると、ワイヤ3 5に尚も回転力が加わっていてもワイヤ35は当接部42に止まることになる。 この時、ディスプレ−サ32は係合部37においてワイヤ34とワイヤ35とに 挟持されることになる。このためディスプレ−サ32の上下移動が規制されてし まう。ディスプレ−サ32の上下移動が規制されると、液位の計測が不能になっ てしまう。
【0007】 このように、従来のディスプレ−トメント式液面計は、ディスプレ−サ32の 回転遊動が不具合をもたらすという問題があった。
【0008】 そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、ディスプレ−サの回転遊動によ るワイヤとディスプレ−サとの引掛りを防止する液面計ディスプレ−サの引掛り 防止機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、係合部の外縁とディスプレ−サの外縁と を滑らか且つ括れなく連続させるガイド部材を形成したものである。
【0010】
【作用】
上記構成により、ディスプレ−サが回転遊動してワイヤがディスプレ−サの外 縁を摺動移動して係合部外縁に当たっても、係合部の外縁とディスプレ−サの外 縁とを滑らか且つ括れなく連続させるガイド部材がワイヤを案内して係合部を乗 り越させるので、ワイヤ同志が係合部を挟持してディスプレ−サの上下移動を規 制することがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】 図1に示されるように、液面計のディスプレ−サ1は両面央部に隆起を有した 円盤2と、円盤2の外周縁3に対向させて設けられた係合部4と、係合部4の外 縁とディスプレ−サ1の外縁とを滑らか且つ括れなく連続させるガイド部材5と から構成されている。それぞれの係合部4は円盤2の外周縁3に沿って所定の幅 を有し、これより径方向外方に延出されて、矩形の突出部を形成している。係合 部4には上下方向に貫通された貫通孔6が設けられている。係合部4の側縁7と 円盤2の外周縁3とが形成する内角を頂点として係合部4の側縁7と円盤2の外 周縁3とを2辺とする略三角形のガイド部材5は、斜辺8が係合部4の側縁7と 円盤2の外周縁3とを滑らか且つ括れなく連続させている。
【0013】 ディスプレ−サ1の頂部にはタンク上部より垂下されたテ−プ9が連結されて いる。テ−プ9はタンクの液位に応じたディスプレ−サ1の昇降に随伴してその 垂下長を伸縮できるように、図示されないがタンク上部で上向きに付勢されてい る。この液位に応じたテ−プ9の垂下長を計測することで液位を計測することが できる。ディスプレ−サ1の円盤2の外周縁3を略等間隔で囲むようにタンク上 部より垂下された4本のワイヤ10、10、11、11が設けられ、このうち対 向する2本のワイヤ10は係合部4の貫通孔6に緩やかに挿通されている。
【0014】 ワイヤ10、11は従来例と同様にタンク底部或いはその近傍まで延出され、 これらの下端部が円盤状のアンカウェイト或いはタンク底部に所定の間隔を隔て て固定されている。ワイヤ10、11はこのように下端部が固定或いは荷重を加 えられて好ましい強さで緊張され且つ互いに絡み合うことを防止されている。デ ィスプレ−サ1はこれら4本のワイヤ10、11が囲む空間内を昇降移動するこ とができる。
【0015】 次に実施例の作用を述べる。
【0016】 タンク内に貯留されている貯液が揺動するとき、ワイヤ10、11はディスプ レ−サ1の回りに回転運動する。これによりディスプレ−サ1はワイヤ10に随 伴して回転遊動することになる。一方、ワイヤ11は必ずしもこれと同期して回 転運動しないので、ディスプレ−サ1の外周縁3を摺動して移動することになる 。ワイヤ11が係合部4に近付くと、ガイド部材5に接することになる。略三角 形のガイド部材5は、斜辺8が係合部4の側縁7と円盤2の外周縁3とを滑らか 且つ括れなく連続させているので、ワイヤ11はガイド部材5の斜辺8に案内さ れて容易に係合部4の頂部に至ることになる。ワイヤ11の回転運動がさらに同 一方向に続く時、ワイヤ11は係合部4の頂部を乗り越えて反対側のガイド部材 5に案内される。その後、ワイヤ11の回転運動の方向が逆転すると、ワイヤ1 1は反対側のガイド部材5に上記とは逆方向に案内されて、容易に係合部4の頂 部を乗り越え元の位置に戻ることになる。
【0017】 このようにワイヤ11が円盤2の外周縁3、ガイド部材5の斜辺8、係合部4 の頂部より滑らか且つ括れなく形成されるディスプレ−サ1の外縁をスム−ズに 摺動するので、ディスプレ−サ1がワイヤ10、11に挟持されることがなく、 昇降移動を規制されることがない。即ち、ディスプレ−サ1の引掛りが防止され 、正しい液位が検出されることになる。
【0018】 このようなガイド部材5は従来のディスプレ−サにも容易に付加することがで き好適である。
【0019】 次に本考案の他の実施例について説明する。
【0020】 図2に示されるように、円盤状に形成されたディスプレ−サ20は、その中心 を挟んで対向する位置で弓形状の区画21が着脱自在に分離形成されている。こ の弓形状の区画21は前述の実施例の係合部4及びガイド部材5の機能を兼ね備 えるものである。弓形状の区画21の弦部、即ちディスプレ−サ20の本体22 との接合部には、区画21と本体22とのそれぞれに略半円形の切欠部が互いに 向き合わされて設けられ、円孔23が形成されている。この円孔23にワイヤが 緩やかに挿通される。このようにして、円孔23にワイヤを挿通すると共に区画 21を本体22にボルト24等で取り付けるとディスプレ−サ20外縁は円形に なり、ワイヤの引っ掛かる括れが全くなくなるので好適である。従来の液面計に 対してもワイヤ等はそのままでディスプレ−サ20を交換するだけで改良できる 。
【0021】
【考案の効果】
本考案は次のごとき優れた効果を発揮する。
【0022】 (1)ワイヤの回転による引掛かりが防止されるので、液位検出の信頼性が向 上する。
【0023】 (2)既設の液面計に容易に取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す平面図である。
【図3】ディスプレ−サを用いる一般の液面計の部分斜
視図である。
【図4】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスプレ−サ 4 係合部 5 ガイド部材 10 ワイヤ 11 ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内液面の昇降に応じて昇降する水
    平円盤状のディスプレ−サの外縁をタンク上部より垂下
    された4本のワイヤで囲み且つこのうち対向する2本の
    ワイヤに上記ディスプレ−サを昇降自在に係合させてな
    る液面計において、上記係合部の外縁と上記ディスプレ
    −サの外縁とを滑らか且つ括れなく連続させるガイド部
    材を形成したことを特徴とする液面計ディスプレ−サの
    引掛り防止機構。
JP8836691U 1991-10-28 1991-10-28 液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構 Pending JPH0538534U (ja)

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JP8836691U JPH0538534U (ja) 1991-10-28 1991-10-28 液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構

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JP8836691U JPH0538534U (ja) 1991-10-28 1991-10-28 液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538534U true JPH0538534U (ja) 1993-05-25

Family

ID=13940805

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JP8836691U Pending JPH0538534U (ja) 1991-10-28 1991-10-28 液面計デイスプレ−サの引掛り防止機構

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JP (1) JPH0538534U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098752A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Tamada Kogyo Kk 地下タンクの液漏れ検出装置
JP2017032472A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 昭和機器工業株式会社 液面計測部品絡まり防止装置

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