JPH0538377U - 流動物供給用ローラポンプ - Google Patents
流動物供給用ローラポンプInfo
- Publication number
- JPH0538377U JPH0538377U JP9570291U JP9570291U JPH0538377U JP H0538377 U JPH0538377 U JP H0538377U JP 9570291 U JP9570291 U JP 9570291U JP 9570291 U JP9570291 U JP 9570291U JP H0538377 U JPH0538377 U JP H0538377U
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- JP
- Japan
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- tube
- roller
- fluid
- pulse signal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ステツピングモータ5にパルス信号を入力す
ると、そのパルス数に比例する回転数だけ出力軸6が回
転して所定の角度だけ回転支持体10が回転するため、
ローラ17がチユーブ26をしごきながら転動する距離
が一定であり、常に一定量の流動物が吐出される。 【効果】 ステツピングモータ5は寸法を小さくできる
から流動物供給用ローラポンプ全体を小型化できる。ス
テツピングモータ5は、ブレーキ機構を設けなくてもパ
ルス信号の入力停止と同時に出力軸が確実に停止するか
ら、流動物の吐出量が正確に一定となり、しかも、ブレ
ーキ機構を設ける場合のように制御回路が複雑になると
いうことがなく、作動の信頼性が高い。
ると、そのパルス数に比例する回転数だけ出力軸6が回
転して所定の角度だけ回転支持体10が回転するため、
ローラ17がチユーブ26をしごきながら転動する距離
が一定であり、常に一定量の流動物が吐出される。 【効果】 ステツピングモータ5は寸法を小さくできる
から流動物供給用ローラポンプ全体を小型化できる。ス
テツピングモータ5は、ブレーキ機構を設けなくてもパ
ルス信号の入力停止と同時に出力軸が確実に停止するか
ら、流動物の吐出量が正確に一定となり、しかも、ブレ
ーキ機構を設ける場合のように制御回路が複雑になると
いうことがなく、作動の信頼性が高い。
Description
【0001】
本考案は、モータの出力軸と連動して回転する回転軸に一体的に固着された回 転支持体に、回転軸と平行な支持軸回りに相対回転する複数のローラを回転方向 において等角度間隔で配置して支持し、回転軸と同心の円弧形をなすチユーブガ イドをローラの外周側に対応させて設け、基端が貯留タンクに接続されるように なつているとともに先端が吐出口となつている弾性を有するチユーブを、チユー ブガイドに沿わせることによつてそのチユーブガイドとローラとの間で部分的に 押し潰され得るように配索し、回転支持体の一定角度の回転にともなつてローラ でチユーブを先端側へしごくことにより、貯留タンク内の流動物をチユーブ内を 通して吐出口から一定量ずつ吐出させるようにした流動物供給用ローラポンプに 関するものである。
【0002】
上記のような流動物供給用ローラポンプにおけるモータとして、従来は、DC モータまたはDCサーボモータが用いられていたが、DCモータやDCサーボモ ータは比較的寸法が大きいことから、流動物供給用ローラポンプも全体として大 型になるという欠点があつた。
【0003】 また、DCモータやDCサーボモータは、電流供給停止後もモータの慣性力の ために出力軸が惰性回転を行うようになつており、しかも、その惰性回転の回転 数にばらつきが生じることが避けられない。したがつて、DCモータまたはDC サーボモータへの電力の供給時間を一定にしても、回転支持体の実際の回転数は 一定にならず、流動物の吐出量を正確に一定にすることはできなかつた。
【0004】 なお、流動物の吐出量を正確に一定にするための手段として、DCモータまた はDCサーボモータに、電気的な制御によつて出力軸の回転を強制的に停止させ るブレーキ機構を設ける方法も採られているが、かかる手段では、制御回路が複 雑になるためにその作動の信頼性が低いという欠点があつた。
【0005】
上記課題を解決するための手段として、本考案の流動物供給用ローラポンプは 、モータとして、パルス信号の入力によりそのパルス数に比例する角度だけ出力 軸が回転し、かつ、そのパルス信号の入力停止によつて出力軸の回転が停止する ステツピングモータを用いた構成とした。
【0006】
本考案の流動物供給用ローラポンプは上記構成になり、ステツピングモータに 所定のパルス数のパルス信号を入力すると、そのパルス数に比例する回転数だけ 出力軸が回転し、その出力軸の回転数と対応する所定の角度だけ回転支持体が回 転する。したがつて、ローラがチユーブをしごきながら移動する距離は一定であ り、一回の吐出操作によつて流動物が常に一定の量だけ吐出される。
【0007】 本考案の流動物供給用ローラポンプに用いられるステツピングモータは、その 寸法を比較的小さくできるから、流動物供給用ローラポンプ全体を小型化するこ とができる。
【0008】 また、ステツピングモータは、ブレーキ機構を設けなくても、パルス信号の入 力停止と同時に出力軸が停止するようになつているから、一定のパルス数のパル ス信号を入力すれば回転支持体の回転角度は常に一定となり、流動物の吐出量を 正確に一定にすることが可能であり、しかも、電気的な制御によるブレーキ機構 を設ける場合のように制御回路が複雑になるということがなく、作動の信頼性が 高い。
【0009】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図2において、符号1は、鉛直方向の板状をなすブラケツトを示す。ブラケツ ト1の正面にはギヤボツクス2が固着されており、このギヤボツクス2には、ブ ラケツト1の板面と直角をなす水平な回転軸3が、その先端側をブラケツト1の 後面側へ長く突出させた状態で回転自由に支持されている。
【0010】 ギヤボツクス2の正面には、図示しない制御回路の制御によるパルス信号の入 力によつて作動するステツピングモータ5が、その出力軸6をギヤボツクス2内 へ回転軸3と平行に突出させた姿勢で固着されている。
【0011】 このステツピングモータ5は、パルス信号が一回入力される毎に出力軸6が所 定の角度ずつ回転するようになつていて、パルス信号が連続的に入力されること によつて出力軸6が連続的に回転を生じるようになつている。また、出力軸6の 連続回転中にパルス信号の入力が停止すると、出力軸6の回転が直ちに停止する ようになつている。
【0012】 そして、ギヤボツクス2内においては、ステツピングモータ5の出力軸6と前 記回転軸3とが平歯車7、8を介して一体的に回転と回転の停止とを行うように 連結されている。
【0013】 回転軸3のブラケツト1の後面側へ突出した部分には、外周面が開放された円 形のボビン状をなす回転支持体10が、その中心孔11に回転軸3を嵌入させる ことによつて一体的に回転するように固着されている。回転支持体10の前後方 向に対応する鍔板部12、12には、回転軸3を中心とする半径方向に長い三対 の長孔13が円周方向において120°の間隔を空けて形成されている。各対の 長孔13、13には、夫々、回転軸3と平行な支持軸15の両端部が、半径方向 への摺動自由に、かつ、半円形の線形ばね16、16により外周側へ付勢された 状態で支持されている。そして、両鍔板部12、12の間においては、各支持軸 15に、夫々、紡錘形をなすローラ17が回転自由に支持されている。
【0014】 回転支持体10の側方には、回転支持体10と対応する内周面が回転軸3と同 心の円弧形をなすガイド面21となつているチユーブガイド20が固設されてい る。チユーブガイド20のガイド面21は120°よりも大きい角度の範囲にわ たつて形成されていて、このガイド面21には、回転支持体10の3個のローラ 17のうちの1個または2個が常に対応するようになつている。
【0015】 回転支持体10の上方位置には、飲食品等の図示しない流動物を貯留する貯留 タンク25が設けられており、この貯留タンク25の底面には、弾性を有する材 料からなる円形断面のチユーブ26が接続されている。チユーブ26は、回転支 持体10の両鍔板部12、12の間を通りつつチユーブガイド20のガイド面2 1に沿うようにして円弧形に配索されているとともに、先端の吐出口27が受容 器29の上方において下向きに開口するように支持されている。
【0016】 本実施例の流動物供給用ローラポンプは上記構成になり、チユーブガイド20 のガイド面21に沿つて配索されたチユーブ26は、その長さ方向における1箇 所または2箇所において部分的にローラ17によつて押し潰されており、この押 し潰された部分では流動物の流通が遮断されるようになつている。
【0017】 そして、流動物の供給を行う際には、図示しない押釦等の操作により、予め設 定された所定のパルス数のパルス信号をステツピングモータ5に入力すると、ス テツピングモータ5の出力軸6が、パルス数に比例する回転数だけ回転し、しか る後に、直ちに回転を停止する。
【0018】 この間に、回転支持体10が出力軸6の回転数に比例する角度だけ回転するの にともない、チユーブ26を押し潰すローラ17がその押潰し位置を変えつつ転 動する。これにより、チユーブ26はローラ17でしごかれることとなり、チユ ーブ26内の流動物が押されて先端側へ移動し、吐出口27から吐出して受容器 29内に供給される。
【0019】 このときに、ステツピングモータ5の出力軸6は、正確に一定の回転数だけ回 転したところで確実に回転を停止するのであつて、これにより、回転支持体10 及びローラ17の回転角度も正確に一定となり、流動物の供給の動作を繰り返し た場合にその吐出量は常に一定となる。
【0020】 上記のように、回転支持体10を回転駆動するためのモータとしてステツピン グモータ5が用いられているため、出力軸6の回転を強制的に停止させるための ブレーキ機構は不要となつている。したがつて、制御回路は複雑になつておらず 、その作動の信頼性は高い。
【0021】 また、ステツピングモータ5はその寸法を比較的小さくすることができるため 、流動物供給用ローラポンプ全体を小型化することが可能である。
【図1】本考案の一実施例の一部切欠正面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
3:回転軸 5:ステツピングモータ 6:出力軸 1
0:回転支持体 15:支持軸 17:ローラ 20:
チユーブガイド 25:貯留タンク 26:チユーブ
27:吐出口
0:回転支持体 15:支持軸 17:ローラ 20:
チユーブガイド 25:貯留タンク 26:チユーブ
27:吐出口
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの出力軸と連動して回転する回転
軸に一体的に固着された回転支持体に、前記回転軸と平
行な支持軸回りに相対回転する複数のローラを回転方向
において等角度間隔で配置して支持し、前記回転軸と同
心の円弧形をなすチユーブガイドを前記ローラの外周側
に対応させて設け、基端が貯留タンクに接続されるよう
になつているとともに先端が吐出口となつている弾性を
有するチユーブを、前記チユーブガイドに沿わせること
によつて該チユーブガイドと前記ローラとの間で部分的
に押し潰され得るように配索し、前記回転支持体の一定
角度の回転にともなつて前記ローラで前記チユーブを先
端側へしごくことにより、前記貯留タンク内の流動物を
前記チユーブ内を通して前記吐出口から一定量ずつ吐出
させるようにした流動物供給用ローラポンプにおいて、 前記モータとして、パルス信号の入力によりそのパルス
数に比例する角度だけ前記出力軸が回転し、かつ、該パ
ルス信号の入力停止によつて前記出力軸の回転が停止す
るステツピングモータを用いたことを特徴とする流動物
供給用ローラポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9570291U JPH0538377U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 流動物供給用ローラポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9570291U JPH0538377U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 流動物供給用ローラポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538377U true JPH0538377U (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=14144839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9570291U Pending JPH0538377U (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 流動物供給用ローラポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538377U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002285977A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Ucc Ueshima Coffee Co Ltd | ディスペンサ |
JP2016516939A (ja) * | 2013-04-26 | 2016-06-09 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 液体を調量して供給する装置を運転する方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53124306A (en) * | 1977-04-07 | 1978-10-30 | Nikkiso Co Ltd | Device for delivering small amount of liquid |
JPH02227629A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Shimadzu Corp | ペリスタポンプによる試料吸入量の再現性向上方法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP9570291U patent/JPH0538377U/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS53124306A (en) * | 1977-04-07 | 1978-10-30 | Nikkiso Co Ltd | Device for delivering small amount of liquid |
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JP4565764B2 (ja) * | 2001-03-27 | 2010-10-20 | ユーシーシー上島珈琲株式会社 | ディスペンサ |
JP2016516939A (ja) * | 2013-04-26 | 2016-06-09 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 液体を調量して供給する装置を運転する方法 |
US9752484B2 (en) | 2013-04-26 | 2017-09-05 | Continental Automotive Gmbh | Method for operating a device for the dosed supply of a liquid |
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