JPH0537539Y2 - - Google Patents

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JPH0537539Y2
JPH0537539Y2 JP13632286U JP13632286U JPH0537539Y2 JP H0537539 Y2 JPH0537539 Y2 JP H0537539Y2 JP 13632286 U JP13632286 U JP 13632286U JP 13632286 U JP13632286 U JP 13632286U JP H0537539 Y2 JPH0537539 Y2 JP H0537539Y2
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connection terminal
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、超音波遅延素子に係り、特に回路基
板を内蔵する超音波遅延素子に関する。
[従来の技術] 従来、超音波遅延素子は超音波遅延媒体を有
し、該超音波遅延媒体は多くの場合、ガラスやモ
リブデン酸鉛等の単結晶板等により構成されるの
で、破損防止や異物の付着防止等のため、容器内
に収納して用いるのが通常である。また、外部と
の電気信号の入出力は該容器に設けられた外部接
続用端子を介して行われている。
さらに、外部回路と該外部接続用端子との接合
は、第3図で示すように、フラツクスを泡立てた
フラツクス槽9通過後、はんだ槽10ではんだ付
けされることにより行なわれている。この際、外
部回路基板11に設けられた外部回路部品12等
のリード線挿入孔11aよりフラツクスが該外部
回路基板表面上に上がつてくることが多い。この
フラツクスが毛細管現象により、あるいは蒸気に
なつて該超音波遅延媒体を汚すのを防ぐため、従
来は第4図に示すように、外部回路基板から容器
を浮かすための突出部であるスタンドオフ14a
を設け、少量のフラツクスに対しては、容器底面
までフラツクスが到達しないようにし、かつ容器
断面を舟型構造14bにし、かなりのフラツクス
が外部回路基板表面上に上がつてきても、容器の
内部に浸入せず、該超音波遅延媒体が汚染されな
いようになつている。
また、第5図に示すように、超音波遅延媒体2
と外部接続端子5が縦に配置している縦割り構造
の容器体の場合、スタンドオフ14a以外に、底
面の容器接合部にエポキシ樹脂等の封止13を行
ない密封している。
[考案が解決しようとする問題点] 第4図に示すような超音波遅延素子において、
回路基板と超音波遅延媒体とを、超音波遅延素子
に一緒に内蔵する場合、該超音波遅延素子の容積
が大きくなり、更に従来、2つの舟型構造の端子
板を用い、その中に回路基板と超音波遅延媒体を
収容するようにしたものもあり、厚みが厚くなる
欠点を有している。また、外部接続端子5と内蔵
された回路基板とを接続する方法が複雑になる。
さらに、第5図で示した方法では、エポキシ樹
脂等で底部間〓を塞ぎ、乾燥させる工程が必要な
ため、生産性が悪いという欠点を有していた。
本考案は、このような従来の超音波遅延素子の
欠点を解消するためになされたものであり、超音
波遅延媒体のフラツクスによる汚染を防止する構
造を有し、生産性がよく、かつ小型の超音波遅延
素子を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 超音波遅延媒体と、その超音波遅延媒体を収納
する一または二の面が開放された容器体と、外部
接続端子が固定され該容器体の開放された面に係
合しうる側板とで構成される超音波遅延素子にお
いて、該側板が電子部品をのせた回路基板であ
り、該側板の外部接続端子が遊嵌させられる該容
器体の外部接続端子取り出し口の形成された面と
ある間隔をおいて隔壁が設けられ、該側板が該容
器体に係合された後に該隔壁が該側板と密着せし
められ、該隔壁と該容器体の外部接続端子取り出
し口の形成された面との間に空隙が形成され、該
側板の一方の面が外部に露呈されてなることを特
徴とするものである。
[作用] 本考案の超音波遅延素子は、容器体と外部接続
端子が固定された側板を嵌め合わせたり、あるい
はねじで止めたりして係合するだけで、容器体の
隔壁と側板が密着し、容器体の外部接続端子取り
出し口の付いた面と隔壁との間に適当な空〓がで
き、又側板の一方の面つまり超音波遅延媒体を容
器体との間に位置せしめる面の反対側の面が外部
に露呈されてなるため、該空〓が外部接続端子取
り出し口等の〓間から毛細管現象により浸入して
くるフラツクスを拡散させ溜めたり、あるいは蒸
気となつたフラツクスが超音波遅延媒体の納めら
れた空間にはいり込むのを防ぐ効果がある。
さらに、容器体の側壁と側板を、毛細管現象に
より伝わつてくるフラクツスは、空〓を囲むいず
れかの面であつて、隔壁以外の面に外部に連通す
る孔により、フラツクスの表面張力を小さくしフ
ラツクスが伝わつてくるのを防止し、フラツクス
を拡散することができる。また、該空〓に蒸気と
なつてはいり込んだフラツクスは、該空〓を取り
囲む容器体の面で、隔壁を除いた面のどこかに設
けた、外部に連通した孔により外部へ拡散させる
ことができる。
従つて、縦割り構造で、充分にフラツクス防止
効果があり、薄型化された超音波遅延素子を得る
ことができる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、本考案の実施例を
説明する。
第1図は、本考案の超音波遅延素子の一実施例
を示す組立斜視図、第2図は第1図の実施例の分
解斜視図である。
第1図、第2図において、容器体1は隔壁7と
該隔壁7と続く側板留め係具1b、外部接続端子
取り出し口1c、側板嵌合孔1d、スタンドオフ
1a、超音波遅延媒体収納部1eを有している。
側板4には容器嵌合突起4aを有しており、該容
器体に係合するようになつている。係合するかわ
りに、ねじ止め等によつて、容器体と側板を係合
してもよい。
この例において、容器体1は1面が開放されお
り、その下部の面には側板4の外部接続端子5が
側板係合時に遊嵌される外部接続端子取り出し口
が形成されており、この下部の面とある間隔をお
いて隔壁7が形成されている。この隔壁7は、側
板4を容器体1に係合した際に側板と密着して容
器体の隔壁と外部接続端子取り出し口の形成され
た下部の面と3つの側面及び側板とによつて囲ま
れた空〓8を形成する。この隔壁は、外部接続端
子取り出し口の形成された面から0.1〜30mm程度
の間隔を置いて配置されればよい。
また、側板は、電子部品をのせた回路基板であ
つてもよいし、単に導体で配線を施しただけのも
のでもよく、この例ではリフロータイプの電子部
品6bを容器体側に、リードタイプの電子部品6
aを外面側に配置した回路基板を用いている。組
み立ては該回路基板4に、外部接続端子5及び電
子部品6を配し、電気接続した後、超音波遅延媒
体2から取り出された入出力用リード線9を電気
接続し、クツシヨン材3で超音波遅延媒体2を保
護し、容器体に収納し、該側板を係合することに
より完成する。
又、この例では容器体の2つの細長い側面と上
面にはこの隔壁7とともに側板に密着し、側板の
位置を規定するための側板留め係具1bが形成さ
れている。もつともこの側板留め係具は側板と容
器体を係合するための係合手段、この例では側板
嵌合孔1dと容器嵌合突起4aとで強固に係合さ
れていれば必ずしも必要としない。この側板留め
係具として、側板がその全周に密着しうるように
壁に形成しておくことにより、容器体と側板とが
より強固に係合され、かつ超音波遅延媒体収納部
がより密閉される。
この例では、フラツクスを拡散するための孔を
側板の側片下部に形成しているが、側板の下部中
央で空〓に対応する部分に形成したり、容器体の
側面の下部でやはり空〓に対応した部分に設けて
もよい。もつとも、この例のように側板の側片の
下部に設けることにより、より効果が大きくかつ
その形成も容易で好ましい。
第3図は、本考案の超音波遅延素子を外部回路
基板11に電気接続する際の断面図である。
外部回路部品と該超音波遅延素子を搭載した外
部回路基板は図の左から右の方向に移動すること
により、フラツクス槽より泡立てられたフラツク
スが塗布され、はんだ槽10で噴流されたはんだ
ではんだ付けされる。
この際、リード線挿入口11aより浸入したフ
ラツクスはスタンドオフにより防止されるが、量
が多くなつた場合、外部接続端子取り出し口よ
り、フラツクスが浸入したとしても、浸入したフ
ラツクスが隔壁7でしきられた空〓8で拡散さ
れ、超音波遅延媒体収納部1eまで侵入しない構
造となつている。
また、容器体の開放面を2つ設けることによ
り、側板を容器体にサンドイツチ状に係合した
り、容器体の上部と側部に係合することもでき
る。
また、超音波遅延媒体を2以上同一の容器体内
に配置したり、超音波遅延媒体とCCDとを同一
の容器体内に収容したりしてもよく、本考案の効
果を損しない範囲で種々の応用が可能である。
[考案の効果] 本考案の超音波遅延素子は、容器体と外部接続
端子が固定された側板を係合するだけで、容器内
にフラツクス溜りの空〓ができ、フラツクス防止
効果を得ることができ、特に該空〓を囲むいずれ
かの面で、隔壁以外の面に外部に連通する孔を設
けることにより、充分なフラツクス防止効果を得
ることができる。該側板は、電子部品を取り付け
た回路基板とすることができ、容器の厚みを薄型
化でき、さらに組立て作業も容易化でき、生産性
が良く、生産コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の超音波遅延素子の一実施例の
斜視図、第2図は第1図の実施例の分解斜視図、
第3図は第1図の実施例の外部回路基板への電気
接続時の断面図、第4図は従来の超音波遅延素子
の一例の一部断面斜視図、第5図は他の従来例の
一部断面斜視図である。 1……容器体、2……超音波遅延媒体、3……
クツシヨン材、4……側板、4b……孔、5……
外部接続端子、6,12……電子部品、7……隔
壁、1a,14a……スタンドオフ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 超音波遅延媒体と、その超音波遅延媒体を収
    納する一または二の面が開放された容器体と、
    外部接続端子が固定され該容器体の開放された
    面に係合しうる側板とで構成される超音波遅延
    素子において、該側板が電子部品をのせた回路
    基板であり、該側板の外部接続端子が遊嵌させ
    られる該容器体の外部接続端子取り出し口の形
    成された面とある間隔をおいて隔壁が設けら
    れ、該側板が該容器体に係合された後に該隔壁
    が該側板と密着せしめられ、該隔壁と該容器体
    の外部接続端子取り出し口の形成された面との
    間に空隙が形成され、該側板の一方の面が外部
    に露呈されてなることを特徴とする超音波遅延
    素子。 (2) 空隙を囲むいずれかの面であつて、隔壁以外
    の面に外部に連通する孔を設けた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の超音波遅延素子。 (3) 該側板に外部に連通する孔を設けた実用新案
    登録請求の範囲第2項記載の超音波遅延素子。
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