JPH0537466A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH0537466A
JPH0537466A JP3210224A JP21022491A JPH0537466A JP H0537466 A JPH0537466 A JP H0537466A JP 3210224 A JP3210224 A JP 3210224A JP 21022491 A JP21022491 A JP 21022491A JP H0537466 A JPH0537466 A JP H0537466A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルセルラー電話システムなどにおけ
るチャネルごとの受信信号強度指示(RSSI)を増幅
回路のリップルなどの影響を受けず,さらに温度依存性
のない精度の高いものにする。 【構成】 中間周波(IF)信号変換集積回路(IC)
60において第1中間周波信号IF1,さらに第2中間
周波信号IF2に変換した後,RSSI信号処理IC7
0内のRSSI回路72においてRSSIを出力する。
事前に各チャネルごとの実際の受信強度利得と基準の受
信強度利得との比較データをとり,チャネルごとの利得
補正データを作成し,利得補正用ROM90に記憶して
おく。無線通信装置の動作時に,CPU50からの信号
でチャネルごとの利得補正データテーブルを選択し,選
択されたテーブルについてRSSI回路72のRSSI
をADコンバータ88でディジタル信号に変換し,その
ディジタルをアドレスとして利得補正用ROM90に入
力して対応する利得補正受信信号強度指示信号CRSS
Iを得る。温度補正も上記同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信方式(システ
ム)に関するものであり,特に,ディジタルセルラー電
話システムなどに適用される複数のチャネルのうちの最
も受信強度の高い適切な1つのチャネルを選択するため
受信強度を検出する回路を有する無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば,ディジタルセルラー電話シス
テムなどに代表されるディジタル移動体電話通信システ
ムなどにおいては,ディジタル形式で複数チャネルのう
ちの適切な1つのチャネルを選択して通信を行う。かか
る無線通信システムにおいては,最も受信強度の強いチ
ャネルを検出してそのチャネルを捕捉し,そのチャネル
周波数を用いて通信を行う。そのため,無線通信装置に
おいて受信強度を正確に検出することが重要になる。
【0003】図5は本発明の無線通信装置が適用される
1例として時分割多重アクセス(TDMA)方式で通信
を行うディジタルセルラー電話システムにおける無線通
信装置の主要部のブロック構成図を示す。この無線通信
装置はアンテナ2,デュープレクサ4を有している。こ
の無線通信装置の受信系統は,高周波増幅回路6,第1
段受信ミキサ8,中間周波増幅回路10,第2段ミキサ
12,受信信号強度指示(RSSI)回路14,ADコ
ンバータ16,ディジタル復調回路18,イコライザ2
0,位相同期(PLL)シンセサイザ28,周波数較正
(キャリブレーション)回路30で構成される。またこ
の無線通信装置の送信系統は,ディジタル変調回路3
6,送信増幅回路38,送信ミキサ40,ゲート回路4
2,電力増幅回路44,自動電力制御回路46,周波数
較正回路30およびPLLシンセサイザ28で構成され
る。PLLシンセサイザ28と周波数較正回路30とは
送信系統と受信系統で共用され,リンク制御回路22と
変調回路36との間にDAコンバータ34が配設されて
いる。さらに無線通信装置は,リンク制御回路22,音
声CODEC24,ボイスバンドインターフェース2
6,および,マイクロコンピュータなどで構成される演
算制御ユニット(CPU)50を有している。ボイスバ
ンドインターフェース26には図示しないハンドセット
(送受話器)が接続され,さらにこの無線通信装置には
プッシュボタン用キーパッド,LCD表示器,音声出力
装置などが設けられている。
【0004】受信系統の動作について述べる。アンテナ
2で受信した高周波の無線信号は,デュープレクサ4を
介して高周波増幅回路6に入力され所定のレベルまで増
幅される。増幅された高周波受信信号が,第1段受信ミ
キサ8においてPLLシンセサイザ28からの第1中間
周波用局部発振周波数fLO1 に基づいて第1中間周波信
号IF1に変換される。第1中間周波信号IF1は中間
周波増幅回路10を介して第2段ミキサ12に入力さ
れ,PLLシンセサイザ28からの第2中間周波用局部
発振周波数fLO2 に基づいて第1中間周波信号IF1よ
り低い周波数の第2中間周波信号IF2に変換される。
第2中間周波信号IF2がRSSI回路14に入力され
て受信信号強度指示信号RSSIが検出される。この受
信信号強度指示信号RSSIについての詳細は後述す
る。RSSI回路14からの出力はADコンバータ16
においてディジタル信号に変換されてディジタル復調回
路18で直交復調され,イコライザ20を介してリンク
制御回路22に出力される。リンク制御回路22は送受
信リンクを制御し,イコライザ20からの出力を音声C
ODEC24に出力して音声に変換させ,ボイスバンド
インターフェース26を介して図示しないハンドセット
に音声信号として出力する。
【0005】送信系統の動作について述べる。リンク制
御回路22からDAコンバータ34を介して制御信号が
直交変調を行うディジタル変調回路36に出力される。
変調回路36は直交するI,Q信号を直交変調する。直
交変調信号は送信増幅回路38で増幅されて送信ミキサ
40に入力されて,PLLシンセサイザ28からの局部
発振周波数fTRに基づいて送信周波数まで周波数変換さ
れ,ゲート回路42に出力される。この例の無線通信装
置はTDMA方式で送受信を行うので,リンク制御回路
22からの送信タイミング信号によってゲート回路42
が付勢され,送信ミキサ40からの信号を電力増幅回路
44に出力する。電力増幅回路44は,自動電力制御回
路46の制御に基づいてゲート回路42からの信号を送
信電力まで増幅する。
【0006】CPU50は上記送受信動作に関する全て
の制御,および,図示しないLCD表示器,キーパッド
の操作などの制御を行う。RSSI回路14で検出した
受信信号強度指示信号RSSIはCPU50に入力さ
れ,適切なチャネル選択の判断に使用される。
【0007】図6は図1に図解した,第1段受信ミキサ
8からRSSI回路14に至る,中間周波数信号に変換
する回路ブロック,および,受信信号強度指示信号RS
SIを検出する回路ブロックの詳細回路構成を示す。中
間周波数信号への変換はIF信号変換集積回路(IC)
60によって行われ,受信信号強度指示信号RSSIの
検出はRSSI信号処理IC70によって行われる。I
F信号変換IC60は,バンドパスフィルタ61,第1
段受信増幅回路62,第1段受信ミキサ63,バンドパ
スフィルタ64,第2段受信増幅回路65および第2段
受信ミキサ66を有している。RSSI信号処理IC7
0は,第1の検波増幅回路71,RSSI回路72,第
2の検波増幅回路73を有している。
【0008】図5に示した高周波増幅回路6からの高周
波増幅信号はバンドパスフィルタ61に入力されて所定
の周波数帯域の信号が第1段受信増幅回路62に印加さ
れて増幅される。その増幅信号は第1段受信ミキサ63
においてPLLシンセサイザ82からの第1中間周波用
局部発振周波数fLO1 に基づいて周波数変換され,第1
中間周波信号IF1に変換される。第1中間周波信号I
F1はバンドパスフィルタ64においてさらに所定の周
波数帯域の信号のみが通過させられて第2段受信増幅回
路65で増幅される。第2段受信増幅回路65からの第
1中間周波信号IF1は,第2段受信ミキサ66におい
て,局部発振器84からの第2中間周波用局部発振周波
数fLO2 に基づいて周波数変換され,第1中間周波信号
IF1より周波数の低い第2中間周波信号IF2が発生
される。
【0009】受信信号強度指示信号RSSIは上記第2
中間周波信号IF2の強度を検出した信号である。第2
中間周波信号IF2は第1の検波増幅回路71で検波さ
れ,その検波信号がRSSI回路72に入力される。第
1の検波増幅回路71の出力はRSSI信号処理IC7
0の外部に設けられたバンドパスフィルタ86で所定周
波数帯域の信号が通過させられ,再びRSSI信号処理
IC70内の第2の検波増幅回路73において第2の検
波信号が検出され,RSSI回路72に入力される。こ
の回路例では,2段検波を行う例について述べたが,通
常さらに多段の検波が行われる。RSSI回路72は上
記検波信号を入力して対数演算を行って利得を算出しこ
れらの和をとって受信信号強度指示信号RSSIを算出
する。このアナログの受信信号強度指示信号RSSIが
ADコンバータ88においてディジタル信号に変換され
てCPU50に入力される。
【0010】CPU50は入力されたディジタルの受信
信号強度指示信号RSSIを参照して最適なチャネルを
選択する。そのため,CPU50は各チャネルに対応し
たチャネル周波数CHf REF を示す信号をPLLシンセ
サイザ82に出力し,PLLシンセサイザ82はかかる
チャネル周波数CHf REF に応じた第1中間周波用局部
発振周波数fLO1 を第1段受信ミキサ63に出力し,各
チャネルごとに上述した受信信号強度指示信号RSSI
が検出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】たとえば,ディジタル
セルラー電話システムとして,特に,GSM(Group Sp
ecial Mobile)規格,PCN規格に基づくディジタルセ
ルラー電話システムなどにおいては,非常に高い精度で
通信を行うことが要求されている。そのため,上記受信
信号強度指示信号RSSIの検出精度も絶対値および相
対値の両者に対して非常に高いものが要求されている。
かかる観点から上記回路を考察すると,RSSI信号処
理IC70自体の性能のばらつき,IF信号変換IC6
0内の第1段受信増幅回路62,第2段受信増幅回路6
5などの利得のリップル,ばらつき,その他の回路のば
らつきなどにより,上記回路構成による受信信号強度指
示信号RSSIの検出ではGSM規格などを満足する充
分精度の高い受信信号強度指示信号RSSIが得られな
いという問題がある。特に,これらのばらつきなどはチ
ャネル周波数によって異なるという性質を有している。
さらに上記受信信号強度指示信号RSSIの検出精度は
無線通信装置内の電子回路の周囲温度によっても大きく
ばらつき,温度状態によっても精度高い受信信号強度が
検出できないという問題に遭遇する。
【0012】したがって,本発明はかかる電子回路部品
の性能のばらつき,リップルなどの影響を排除して精度
の高い受信信号強度指示信号RSSIを出力し,その受
信信号強度指示信号RSSIに基づいて通信可能な無線
通信装置を提供することを目的とする。また本発明は温
度依存性のない上記無線通信装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,本発明の複数のチャネルを選択的に使用して通信を
行うため各チャネルの無線受信信号の受信強度を検出す
る回路を有する無線通信装置に,上記検出した受信信号
強度を選択チャネルに応じて予め算出した補正データに
基づいて補正する受信強度利得補正手段を設ける。また
本発明の複数のチャネルを選択的に使用して通信を行う
ため各チャネルの無線受信信号の受信強度を検出する回
路を有する無線通信装置に,上記検出した強度を,予め
算出した温度補正データに基づいて該無線通信装置の温
度に応じて補正する受信強度温度補正手段を設ける。さ
らに好適には,本発明の無線通信装置は上記受信強度利
得補正手段と受信強度温度補正手段とを有する。
【0014】
【作用】その無線通信装置について,予め各チャネルご
とに基準の信号に対する受信信号強度を測定し,その測
定値に基づいて上記受信強度利得補正手段に各チャネル
ごとの利得補正特性データ(曲線)を記憶しておく。受
信強度利得補正手段は通常動作時,検出された受信信号
強度指示信号について上記利得補正を行う。上記同様
に,その無線通信装置について,無線通信装置の温度,
たとえば,無線通信装置の内部温度または無線通信装置
の周囲温度を変化させそれぞれの温度において,基準周
波数信号に対する受信信号強度指示信号を測定し,温度
依存度を算出し,温度補正特性データ(曲線)を上記受
信強度温度補正手段に記憶しておく。受信強度温度補正
手段は検出された受信信号強度指示信号について記憶し
た温度補正特性データで温度補正を行う。さらに上記利
得補正と温度補正の両者を行うことができる。
【0015】
【実施例】図1に本発明の第1実施例の無線通信装置内
の無線信号受信回路の部分回路図を示す。この回路は図
6に対応している。IF信号変換IC60,RSSI信
号処理IC70,PLLシンセサイザ82,局部発振器
84,バンドパスフィルタ86,および,ADコンバー
タ88と図6に示した回路構成と同じである。これらの
回路の動作については上述したので省略する。
【0016】図1に示した無線信号受信回路には,図6
の回路構成に対して利得補正用リードオンリーメモリ
(ROM)90が付加されている。この利得補正用RO
M90には,図2に示す利得補正曲線が利得補正データ
として記憶されている。利得補正曲線は複数のチャネル
ごとに用意されており,その無線通信装置内の無線信号
受信回路ごとに予め,基準の受信信号強度(dB)に対
する実際の利得値(dB)を各チャネルごとに正確に測
定し,利得補正テーブルとして利得補正用ROM90に
記憶しておく。このように,複数チャネルのそれぞれに
ついて利得補正テーブルが利得補正用ROM90に記憶
されている。利得補正データは非線形特性を示すことが
多いが,その特性を折線近似してテーブル化している。
【0017】RSSI回路72で検出されたアナログの
受信信号強度指示信号RSSIがADコンバータ88が
8ビットのディジタル受信信号強度指示信号DRSSI
に変換され,このDSSRIが利得補正データを読み出
すアドレスとして利得補正用ROM90に印加される。
また,CPU50から現在選択しているチャネル周波数
CHf REF に対応する4ビットのデータが,利得補正用
ROM90内のチャネルに応じた補正テーブルを選択す
るために利得補正用ROM90に入力されている。した
がって,利得補正用ROM90はCPU50からのチャ
ネル指定に基づいて選択された補正テーブルについてA
Dコンバータ88からのディジタルの受信信号強度指示
信号DSSIをアドレスとして,該当する利得補正デー
タを利得補正受信信号強度指示信号CRSSIとして出
力する。この利得補正受信信号強度指示信号CRSSI
はCPU50に入力されて,CPU50において正確な
受信強度信号として使用される。
【0018】図2に示した利得補正曲線の詳細について
述べる。この実施例はPCN規格に準拠させたものであ
り,1dBステップの受信強度で64dBの利得範囲を
6ビット(0〜63の値を示す)で表す。したがって,
CPU50からのチャネル周波数CHf REF に基づいて
選択された補正テーブルのそれぞれは,この実施例では
−110dB〜−48dBの範囲の利得を示す6ビット
の利得補正値であるが,プラス/マイナス1dBの検出
誤差,および,オフセットを考慮してADコンバータ8
8からは8ビットのアドレスとして利得補正用ROM9
0に印加している。
【0019】図2の利得補正曲線は上述したように,事
前に実際の無線通信装置の個々について各チャネルごと
に算出される。このように無線受信信号の入力端におい
て全チャネルの周波数帯域で精度の高い利得補正が実現
され,その利得補正は無線通信装置全体として,GSM
規格,PCN規格などに適合する。したがって,上記の
ように利得補正された利得補正受信信号強度指示信号C
RSSIは無線通信装置全体として,各チャネルについ
てGSM規格,PCN規格などの仕様を満足するものと
なる。その結果として,上記のように補正された利得補
正受信信号強度指示信号CRSSIを用いれば,無線通
信装置としてGSM規格,PCN規格を満足するディジ
タルセルラー電話通信が可能となる。
【0020】図3を参照して本発明の第2実施例の無線
信号受信回路について述べる。図3に示した無線信号受
信回路は,図1に示したIF信号変換IC60,RSS
I信号処理IC70,PLLシンセサイザ82,局部発
振器84,バンドパスフィルタ86,ADコンバータ8
8,および,CPU50の他,利得補正用ROM90に
代えて温度補正用ROM92が設けられ,さらに温度範
囲識別信号発生回路100が配設されている。
【0021】温度補正用ROM92には図4に示す温度
補正曲線が補正データとしてテーブル化されて記憶され
ている。この温度補正曲線は15°C未満,15〜35
°C,35°C以上の3つのブレークポイントに分けて
温度補正を行うためのデータを曲線にしたものであり,
事前に無線通信装置をこれらのブレークポイントにおけ
る温度状態で動作させ,これらの温度における基準受信
信号強度に対する実際の受信信号強度を測定し,温度補
正テーブルを作成し,温度補正用ROM92に記憶させ
ておく。
【0022】無線通信装置を実際に動作させたとき上記
温度補正を行う。そのため,無線通信装置の内部温度を
測定する温度センサ102,この温度センサ102の検
出電圧を比較する比較回路104,106,上記ブレー
クポイントを識別するための基準電圧VR1,VR2を
発生する分圧抵抗器110,112,114と,ツェナ
ーダイオード108が設けられている。比較回路10
4,106は温度センサ102で検出した温度に応じて
下記表1で示す2ビットのデータを温度補正用ROM9
2に出力する。 表1 温度センサ102の測定温度 比較回路104,106の出力データ 15°C未満 00 15°C〜35°C 01 35°C以上 10
【0023】上記2ビットで複数の温度補正テーブルう
ちの対応する1つを選択する。選択された温度補正テー
ブルについて,ADコンバータ88から入力されるディ
ジタル受信信号強度指示信号DRSSIをアドレスとし
て対応する温度補正受信信号強度指示信号TRSSIが
温度補正用ROM92から読み出され,CPU50に出
力される。CPU50は上記第1実施例におけると同様
に温度補正受信信号強度指示信号TRSSIを用いて適
正なチャネル選択を行う。この第2実施例によれば,温
度変化による受信信号強度の誤差が低減され,GSM規
格,PCN規格を満足する受信信号強度が得られる。上
記温度センサ102は無線通信装置の温度を測定するだ
けでなく,無線通信装置の周囲温度を測定して,上記温
度補正に使用することができる。
【0024】本発明の第3実施例は,上記第1実施例の
チャネルごとの利得補正と第2実施例の温度補正を組み
合わせたものである。第3実施例では,たとえば,図1
の利得補正用ROM90と図3の温度補正用ROM92
を1つのROMにまとめ,まずROM内の利得補正曲線
を用いて利得補正を行った後,CPU50を介して再度
ROM内の温度補正曲線を用いて温度補正を行う。ある
いは,利得補正曲線と温度補正曲線とを組み合わせた補
正曲線を各チャネルごとにROM内に記憶しておき,A
Dコンバータ88からのディジタル受信信号強度指示信
号DRSSIをアドレスとして1回で利得補正および温
度補正を行った受信信号強度指示信号を得ることもでき
る。
【0025】上記実施例では利得補正および温度補正を
ROMを用いてテーブルルックアップ方式で行う場合に
ついて述べたが,CPU50内で上記同様の結果が得ら
れる補正演算処理を行ってもよい。
【0026】以上の実施例は,GSM規格,PCN規格
などによるディジタルセルラー電話システムに適用され
る無線通信装置について例示したが,本発明の無線通信
装置は上記ディジタルセルラー電話システムに限定され
ることなく,精度の高い受信信号の強度を検出する他の
装置についても適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,検
出した受信信号強度を各チャネルごとの利得補正を行う
ことにより,精度の高い受信信号強度指示信号を提供で
き,その受信信号強度指示信号に基づいて精度の高い通
信が可能になる。また本発明によれば,それぞれの無線
通信装置に応じた温度依存性のない精度の高い受信信号
強度指示信号を提供でき,上記同様に精度の高い通信が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の無線通信装置内の無線信
号受信回路の部分回路構成図である。
【図2】図1に示した無線信号受信回路における利得補
正曲線を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例の無線通信装置内の無線信
号受信回路の部分回路構成図である。
【図4】図3に示した無線信号受信回路における温度補
正曲線を示す図である。
【図5】本発明が適用される無線通信装置のブロック図
である。
【図6】従来の無線信号受信回路の部分回路構成図であ
る。
【符号の説明】
8・・第1段受信ミキサ,12・・第2段ミキサ,14
・・受信信号強度指示回路(RSSI回路),28・・
PLLシンセサイザ,50・・CPU,60・・IF信
号変換IC,61・・バンドパスフィルタ, 62・・
第1段受信増幅回路,63・・第1段受信ミキサ,64
・・バンドパスフィルタ,65・・第2段受信増幅回
路,66・・第2段受信ミキサ,70・・RSSI信号
処理IC,71・・第1の検波増幅回路,72・・RS
SI回路,73・・第2の検波増幅回路,82・・PL
Lシンセサイザ,84・・局部発振器,86・・バンド
パスフィルタ,88・・ADコンバータ,90・・利得
補正用ROM,92・・温度補正用ROM,100・・
温度範囲識別信号発生回路,102・・温度センサ,1
04,106・・比較回路,IF1・・第1中間周波信
号,IF2・・第2中間周波信号,RSSI・・・受信
信号強度指示信号,CRSSI・・利得補正受信信号強
度指示信号,TRSSI・・温度補正受信信号強度指示
信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルを選択的に使用して通信
    を行うため各チャネルの無線受信信号の受信強度を検出
    する回路を有する無線通信装置において, 上記検出した受信信号強度を,選択チャネルに応じて予
    め算出した補正データに基づいて補正する受信強度利得
    補正手段を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 複数のチャネルを選択的に使用して通信
    を行うため各チャネルの無線受信信号の受信強度を検出
    する回路を有する無線通信装置において, 上記検出した受信強度を,予め算出した温度補正データ
    に基づいて該無線通信装置の温度に応じて補正する受信
    強度温度補正手段を有することを特徴とする無線通信装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6708020B1 (en) 1998-06-18 2004-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Calibration device
JP2008205848A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Fujitsu Ltd 伝送装置、伝送方法および伝送プログラム
JP2014071115A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Fujitsu Ltd 受信信号強度インジケータの温度補正方法及び温度補正装置

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