JPH0537431U - 工具マガジン装置 - Google Patents

工具マガジン装置

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JPH0537431U
JPH0537431U JP095691U JP9569191U JPH0537431U JP H0537431 U JPH0537431 U JP H0537431U JP 095691 U JP095691 U JP 095691U JP 9569191 U JP9569191 U JP 9569191U JP H0537431 U JPH0537431 U JP H0537431U
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JP
Japan
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tool
sprocket
sprocket wheel
wheel
tool magazine
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Expired - Lifetime
Application number
JP095691U
Other languages
English (en)
Inventor
正明 今津
Original Assignee
オークマ株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0537431U publication Critical patent/JPH0537431U/ja
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具マガジン装置の工具ポット付チェン駆動
用スプロケットホィールを合成樹脂材と金属材料の複合
体とし、軽量かつ慣性力を小さくして割出し位置決め精
度を高め、旋回時の騒音を小さくするとともに、噛合部
の潤滑油の供給量を少なくして油の飛散による周囲の汚
染を解消し、併せてスプロケットホィールの製造コスト
を低減する。 【構成】 スプロケットホィールを、ベースホィール1
3Aの外周に少なくとも一個の歯溝13aを有する複数
のスプロケット片13Bをボルト15により所定ピッチ
に固着して一体化した組付け構造とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はマシニングセンタ等工作機械の自動工具交換装置用工具マガジンに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンタ等工作機械の自動工具交換装置の工具マガジンには種々の形 式があるが、図8,図9に示すように、エンドレスに連結したチェン101の工 具ポット102に工具を貯蔵し、スプロケットホィール103でチェン101を 旋回して、次工具に指定された工具を貯蔵する工具ポット102を工具交換位置 に割出す形式のものが多く、このスプロケットホイール103は鋳鉄製の一体構 造で、例えば歯数が16枚のもので外径が約620mmもある比較的大きなもの が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた工具マガジンの大きなスプロケットホィールは、鋳鉄製の 一体構造でチェンとの噛合が金属接触のために回転速度を上げると騒音が増大し 、更に噛合部に供給した潤滑油が流れ出て周囲を汚染するという問題点を有し、 そのうえスプロケットホィール自体が大形部品のためこれを製作するには当たっ て比較的大型の工作機械が必要となる。特に歯溝103aの加工には径が10m m程度の細いエンドミルを用いる能率の悪い加工となり、しかも表・裏二回に工 程分割せねばならず、イニシアルコストの高い大形機械を低能率で長時間使用す ることで、製造コストが高くつくという問題点をも有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、駆動時の騒音を低減し、少ない潤滑油の供給で流出油に よる汚染を減少させることができ、併せて製造コストを低減させることもできる 工具マガジン装置の組付け構造のスプロケットホィールを提供しようとするもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における工具マガジン装置は、工具ポット付 チェンをエンドレスに連結してスプロケットホィールにより旋回割出しする工具 マガジン装置において、前記スプロケットホィールをベースホィール外周上に少 なくとも一歯ごとに分割した複数のスプロケット片を所定ピッチに固着し一体化 した組付け構造としたものである。 またスプロケット片を強化フェノール樹脂等合成樹脂製とすることもできる。
【0005】
【作用】
駆動装置により、ベースホィールを正転又は逆転すると、ベースホィール外周 に固着のスプロケット片の歯溝に噛合されているチェンが旋回され、NC指定の 工具を貯蔵する工具ポットが所定の工具交換位置に割出される。この旋回動作は 、スプロケットの合成樹脂材と金属のチェンとの噛合のため騒音が少なく円滑に 旋回される。
【0006】
【実施例】
実施例について図1〜図7を参照して説明する。 図7の門形マシニングセンタにおいて、床上に設置されたベッド1上にテーブ ル2がX軸方向に移動位置決め可能に載置され、ベッド1の両側床上にコラム3 が立設され、コラム3上にトップビーム4が架設されている。コラム3は前面に Z軸方向の案内を有し、このZ軸案内上にクロスレール5が移動位置決め可能に 載置されており、クロスレール5に主軸頭6がY軸方向に移動位置決め可能に載 架され、主軸頭6に主軸7が回転可能に軸承されている。 一方コラム3の左側に隣接して工具マガジン装置8が設置されており、工具マ ガジン装置8は工具をY軸方向反コラム側向きにして貯蔵する工具ポット9を中 央に有するチェン11がエンドレスに連結され,図示しない駆動装置の出力軸に 固着されるスプロケットホィール13により必要工具ポットを工具交換位置に割 出すようになっている。そして工具マガジン8と主軸7との間の工具交換を行う 工具交換装置14がコラム3の前方に設置されている。
【0007】 スプロケットホィール13は図1,図2の詳細図に示すように、中心部のベー スホィール13Aと外周部の複数のスプロケット片13Bとによって構成されて おり、ベースホィール13Aの外周面は歯数相等数の多角形に形成され、この多 角形の各平面上に図5,図6の詳細図に示すような歯溝13aを一歯ずつ有する 強化フェノール樹脂製のスプロケット片13Bが位置決めピン14を介してボル ト15により締着されている。チェン11は図3,図4の詳細図に示すように、 連結ピン16によりエンドレスに連結されて、連結ピン16を支点として何れの 方向にも屈曲可能とされている。更にチェン11には旋回方向の両側に、工具ポ ット軸心に対して等距離かつ平行に案内軸17が取付けられており、案内軸17 の両端部に案内軸受18が組付けられている。そしてこの案内軸受18,案内軸 17が歯溝13aと噛合してスプロケット13の回転力をチェン11に伝達する ようになっており、チェン11は何れの方向からでもスプロケット13と噛合可 能とされている。
【0008】 続いて本実施例の作用について説明する。 NCの次工具指令で、図示しない駆動装置によりベースホィール13Aが正回 転又は逆回転すると、ベースホィール13Aの外周に固着のスプロケット片13 Bの歯溝13aに噛合されているチェン11が旋回されてNC指定の次工具を貯 蔵する工具ポット9が所定の工具交換位置に割出される。この旋回割出し動作は 、スプロケットホィール13の外周部が強化フェノール樹脂製で軽く慣性力が小 さいため割出し位置決めに有利であり比較的高速に旋回されるが、合成樹脂製の 歯溝13aとチェンの案内軸17,案内軸受18との噛合は騒音が少なく円滑に 旋回される。 尚、本実施例では一個の歯溝を有するスプロケット片13Bとし たが、二個以上歯溝を有するスプロケット片とすることもできる。 またスプロケット片13Bの材質は強化フェノール樹脂以外のものとすること もできる。 更にベースホィール13Aの外周を歯数相等数の多角形としたが、必ずしも多 角形にする必要はなく円周面をそのまま使用することができるのは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。 工具マガジン装置の駆動用スプロケットホィールを、ベースホィールの外周に 強化フェノール樹脂製の複数のスプロケット片を所定ピッチに固着して一体化し た構造としたので、旋回時の騒音が減少し、噛合面に対する潤滑油の供給を少な くすることができ、油の飛散による周囲の汚染が減少する。また中心部が金属で 外側が合成樹脂材のため軽量かつ慣性力が小さく、位置決めの精度が出しやすく なるため旋回速度を速めることができ、また一体形スプロケットホィールに比べ て機械加工工数が削減でき原価低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の工具マガジン装置のスプロケットホ
ィールと工具ポット付チェンの正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】工具ポット付チェンの詳細図である。
【図4】図3の側面の断面図である。
【図5】スプロケット片の詳細図である。
【図6】図5の側面の断面図である。
【図7】門形マシニングセンタの斜視姿図である。
【図8】従来の技術のスプロケットと工具ポット付チェ
ンの正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【符号の説明】
9 工具ポット 11
チェン 13 スプロケットホィール 13
A ベースホィール 13B スプロケット片 13
a 歯溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具ポット付チェンをエンドレスに連結
    してスプロケットホィールにより旋回割出しする工具マ
    ガシン装置において、前記スプロケットホィールをベー
    スホィール外周上に少なくとも一歯ごとに分割した複数
    のスプロケット片を所定ピッチに固着し一体化した組付
    け構造としたことを特徴とする工具マガジン装置。
  2. 【請求項2】 スプロケット片を強化フェノール樹脂等
    合成樹脂製としたことを特徴とする請求項1記載の工具
    マガジン装置。
JP095691U 1991-10-25 1991-10-25 工具マガジン装置 Expired - Lifetime JPH0537431U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023108503A (ja) * 2022-01-25 2023-08-04 聖杰國際股▲ふん▼有限公司 チェーン式工具マガジン

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4892764A (ja) * 1972-03-13 1973-12-01
JPS6430969A (en) * 1987-07-27 1989-02-01 Yamaha Motor Co Ltd Sprocket
JPH02243235A (ja) * 1989-02-24 1990-09-27 Gebr Heller Mas Fab Gmbh 工作機械、特にマシニングセンタ用のチェーンマガジン

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