JPH0537350Y2

JPH0537350Y2 -

Info

Publication number: JPH0537350Y2
Application number: JP1985106597U
Authority: JP
Priority date: 1985-07-12
Filing date: 1985-07-12
Publication date: 1993-09-21
Anticipated expiration: 2000-07-12
Also published as: JPS6218781U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この考案は、料金微収器を備えた演奏装置の表
示装置に関する。

〔考案の概要〕

この考案は、硬貨投入口から投入された硬貨を
選択する硬貨選択器１と、高額紙幣に対して設け
られたプリセツトスイツチ２と、このプリセツト
スイツチ２の閉成に応答して高額紙幣に対応した
量のパルスを発生するパルス発生回路４と、硬貨
選択器１または上記パルス発生回路４からの出力
により、微収料金等を管理し、再生機能を制御す
る管理手段６と、管理手段６からの管理情報を表
示する表示手段１１とを有し、この表示手段１１
は、管理手段６からの演奏許可情報を表示する数
字を表すための数字表示器１２または１４と、こ
の数字表示器１２または１４のオーバーフローの
有無を表示するオーバーフロー表示器１３または
１５及び１６とを備えたことにより、容易な信号
処理と安価なオーバーフロー表示器で簡単な構成
とできると共に、曲の予約状況、特に残量を確実
に把握することができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

演奏装置には硬貨を用いる料金微収器を備えた
ものがある。このような装置は、通常一般利用者
に供する場合と、リース機器の如く特性利用者に
供する場合の２通りが考えらさる。前者の場合不
正利用を考慮して対処しておく必要があるが、後
者の場合、有料であれば開店前にコインシユータ
に100円玉を連続投入しておく必要があり、また
その投入用硬貨も用意しておく必要がある。

このような演算装置において、予めプリセツト
された曲数を表示する場合には例えば２桁位の表
示素子を用いて表示するようにしている。

〔考案が解決しようとする問題点〕

ところが、このような表示の仕方において、予
約曲の残数を表示する場合、表示素子の桁数を越
える部分はオーバーフローとなつて無効となつた
り、或いはその位後予約数があるのかが不明確で
あつた。

オーバーフローすると、例えば表示器が一桁の
場合には、表示状態が１，２，３，…８，９，０
となつてしまい、本来10曲表示可能なものが10以
上では誤表示されてしまい、非常に不便である。

この考案は斯る点に鑑みてなされたもので、予
めプリセツトされた曲数の残量を容易に確認する
ことができる演算装置の表示装置を提供するもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

この考案による演算装置の表示装置は、硬貨投
入口から投入された硬貨を選択する硬貨選択器１
と、高額紙幣に対応して設けられたプリセツトス
イツチ２と、このプリセツトスイツチの閉成に応
答して上記高額紙幣に対応した量のパルスを発生
するパルス発生回路４と、上記硬貨選択器または
上記パルス発生回路からの出力により、微収金額
等を管理し、再生機能を制御する管理手段６，９
と、第１及び第２の表示部１２〜１６を有し、上
記管理手段からの管理情報を表示する表示手段１
１とを備え、上記第１の表示部１３又は１５，１
６により予めプリセツトされた曲数のオーバーフ
ロー分を、上記第２の表示部１２又は１４により
その残数分を夫々表示するように、構成してい
る。

〔作用〕

管理手段６からの演奏許可情報を数字表示器１
２または１４により数字として表示し、この数字
表示器１２または１４のオーバーフローの有無を
オーバーフロー表示器１３または１５、１６によ
り表示するようにしたので、簡単な構成とできる
と共に、曲の予約状況、特に残量を確実に把握す
ることができる。

〔実施例〕

以下、この考案の一実施例を第１図〜第５図に
基いて詳しく説明する。

第１図は本実施例の全体を示すもので、同図に
おいて、１は図示せずも硬貨収納部に設けられた
硬貨選択器用スイツチであつて、こゝで、10円、
50円、10円等の硬貨のうち、特定の硬貨例えば
100円硬貨が選択されるとスイツチ１が開成する。
２は千円札、５千円札及び１万円札等の高額紙幣
に対応して夫々設けられるプリセツトスイツチで
あつて、こゝでは代表的に１個のみを示してい
る。このプリセツトスイツチ２は例えば第４図に
示すように、料金微収器の硬貨収納部３内の容易
に操作できない位置に設けられる。こゝでは、千
円札、１万円札に対応したプリセツトスイツチの
みを示している。なお、３ａは硬貨収納箱であ
る。

第１図に戻り、４はパルス発生回路であつて、
プリセツトスイツチ２が閉成すると、その対応す
る高級紙幣に応じた量のパルスを発生する。例え
ば100円当り１個のパルスを発生するものとする
と、千円札に対応したプリセツトスイツチが押さ
れると10個のパルス、５千円札に対応したプリセ
ツトスイツチが押されると50個のパルス、１万円
札に対応したプリセツトスイツチが押されると
100個のパルスが夫々発生される如くである。こ
れ等のパルスはオア回路５を介して硬貨管理器６
に供給される。勿論100円硬貨が選択された場合
も、スイツチ１が閉成される毎に１個のパルスが
硬貨管理器６に供給される。

硬貨選択器６は図示せずも第１及び第２のカウ
ンタを有し、第１のカウンタによりスイツチ１ま
たはパルス発生回路４から供給されてくるパルス
がカウントされる。硬貨選択器６は、また、第４
図に示すように、例えば１曲、２曲、サービスを
切換えるスイツチ７と200円、300円、500円を切
換えるスイツチ８を有し、図では１曲当り300円
であることを示している。この状態でスイツチ
７，８が設定されているときに、硬貨選択器６に
例えば１万円に対応する100個のパルスが印加さ
れると、第１のカウンタは３パルス毎に１個カウ
ンタアツプし、全部で33個カウントすることにな
る。つまり、この33個が曲の予約数に対応する。
第１のカウンタの内容は次の第２のカウンタに供
給され、この第２のカウンタの内容が許可情報と
して例えばカラオケ装置やジユークボツクス等の
主システム回路９に供給される。主システム回路
９は許可情報に基いて演奏を行い、１曲終わる毎
にカウントダウン情報が硬貨管理器６に供給され
る。

１０は硬貨管理器６及び主システム回路９から
の信号が供給される表示コントロール回路であつ
て、主システム回路９からの指示のもとに硬貨管
理器６からのカウント情報等を表示器１１に表示
させる。表示器１１は硬貨管理器６の第１のカウ
ンタの内容、つまり曲の予約数等を表示する。例
えば曲の予約数を表示する場合第５図Ａに示すよ
うに、８の字の２桁のセグメント素子１２とオー
バーフロー表示用のLED１３を用いるか、或い
は第５図Ｂに示すように、８の字の１桁のセグメ
ント素子１４と２桁表示用のLED１５とオーバ
ーフロー表示用のLED１６を用いる。

第５図Ａの場合２桁のセグメント素子１２で99
曲まで表示可能であり、それ以上になるとオーバ
ーフロー表示用LED１３が点灯し、端数がセグ
メント素子１２で表示される。つまり、予約曲数
が例えば100曲の場合セグメント素子１２が00と
なると共にLED１３が点灯し、150曲の場合、セ
グメント素子１２が50となると共に、LED１３
が点灯し、以下同様である。また、第５図Ｂの場
合、１桁のセグメント素子１４で９曲まで表示可
能であり、それ以上になると２桁表示用LED１
５が点灯し、更に２桁を越える、すなわち99曲を
越えるようであるとオーバーフロー表示用LED
１６が点灯する。つまり、予約曲数が例えば85曲
の場合セグメント素子１４が５となると共に
LED１５が点灯し、100曲の場合セグメント素子
１４が０となると共にLED１６，１５が点灯し、
以下同様である。

いま、プリセツトスイツチ２が１万円札に対応
するものとすると、このプリセツトスイツチ２を
一度押す度に100円玉100個投入と同じ処理を行な
う。例えば300円１曲レートであれば、硬貨管理
器６の第１カウンタは33曲分すなわち33個（99パ
ルス相当）カウントアツプし、この33曲の予約数
が表示器１１で表示されると共に、100円余るの
で“硬貨を入れて下さい”の表示を表示器１１に
対して点灯させる。もう一度、プリセツトスイツ
チ２を押すと、再び33曲分第１のカウンタがカウ
ントアツプして66曲の予約数が表示器１１で表示
されると共に、200円余りとなるので“硬貨を入
れて下さい”の表示を表示器１１に対して継続さ
せる。更にもう一度プリセツトスイツチ２を押す
と、再び33曲分第１のカウンタがカウントアツプ
して99曲となるが、余り分があるので合計100曲
分が表示器１１で表示される。つまり、第５図Ａ
の表示の仕方であれば、セグメント素子１２が00
となると共に、LED１３が点灯し、一方、第５
図Ｂの表示の仕方であればセグメント素子１４が
０となると共にLED１５，１６が点灯すること
になる。当然この端数分はスイツチ１による100
円硬貨に因つても処理できる。なお、プリセツト
スイツチ２は所定時間例えば５秒間に１回以上は
受け付けないものとする。

第２図はパルス発生回路４の具体的回路構成の
一例を示すもので、同図において、２０はパルス
を発生する発振器、２１はゲート回路、２２はカ
ウンタ、（２３はアンド回路である。発振器２０
は常時発振しており、プリセツトスイツチ２が押
されるとカウンタ２２がクリアされてアンド回路
２３の出力によりゲート回路２１のゲートが開
き、発振器２０からのパルスがカウンタ２２に供
給される。そして、カウンタ２２がカウントアツ
プしてオーバーフローするとアンド回路２３の出
力によりゲート回路２１のゲートが閉じる。この
ゲート回路２１がゲートを開いている間発振器２
０からのパルスはオア回路５を介して硬貨管理器
６にも供給される。

第３図は、パルス発生回路４の具体的回路構成
の他の例を示すもので、同図において、３０はパ
ルスを発生する発振器、３１はカウンタ、３２は
アンド回路である。プリセツトスイツチ２が押さ
れるとカウンタ３１がクリアされてアンド回路３
２の出力により発振器３０が駆動されてパルスを
発生するようになる。このパルスはカウンタ３１
に供給され、カウンタ３１がカウントアツプして
オーバーフローするとアンド回路３２の出力によ
り発振器３０は駆動停止される。発振器３０が動
作している間そのパルスがオア回路５を介して硬
貨管理器６にも供給される。

〔考案の効果〕

上述の如く本考案によれば、管理手段からの演
奏許可情報を数字表示器により数字として表示
し、この数字表示器のオーバーフローの有無をオ
ーバーフロー表示器により表示するようにしたの
で、簡単な構成とできると共に、曲の予約状況、
特に算量を確実に把握することができる。

従つて、オーバーフローすると、例えば表示器
が一桁の場合には、表示状態が１，２，３，…
８，９，０となつてしまい、本来10曲表示可能な
ものが10以上では誤表示されてしまうといつたこ
とがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第２図及び第３図は夫々第１図のパルス発生
回路４の一例を示す回路構成図、第４図は硬貨収
納部を概略的に示す図、第５図は表示器１１の説
明に供するための図である。１は硬貨選択器用スイツチ、２がプリセツトス
イツチ、４はパルス発生回路、６は硬貨管理器、
９は主システム回路、１０は表示コントロール回
路、１１が表示器、１２，１４はセグメント素
子、１３，１５，１６はLEDである。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】硬貨投入口から投入された硬貨を選択する硬貨
選択器と、高額紙幣に対して設けられたプリセツトスイツ
チと、該プリセツトスイツチの閉成に応答して上記高
額紙幣に対応した量のパルスを発生するパルス発
生回路と、上記硬貨選択器または上記パルス発生回路から
の出力により、微収料金等を管理し、再生機能を
制御する管理手段と、上記管理手段からの管理情報を表示する表示手
段とを有し、該表示手段は、上記管理手段からの演奏許可情
報を表示する数字を表すための数字表示器と、該数字表示部のオーバーフローの有無を表示す
るオーバーフロー表示器とを備えたことを特徴と
する演奏装置の表示装置。