JPH0537332U - 高粘性流体ポンプのホツパ - Google Patents

高粘性流体ポンプのホツパ

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JPH0537332U
JPH0537332U JP9586491U JP9586491U JPH0537332U JP H0537332 U JPH0537332 U JP H0537332U JP 9586491 U JP9586491 U JP 9586491U JP 9586491 U JP9586491 U JP 9586491U JP H0537332 U JPH0537332 U JP H0537332U
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JP
Japan
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stirring
hopper
viscosity fluid
fluid pump
hopper body
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Pending
Application number
JP9586491U
Other languages
English (en)
Inventor
孝之 安間
Original Assignee
石川島建機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホッパ本体内の高粘性流体を左右両側でバラ
ンスさせて下方へ押し込ませ、中央部では混練効果を上
げるようにする。 【構成】 ホッパ本体1a内の左右に各1本の攪拌軸2
3aと23bを平行に配設する。各攪拌軸23a,23
bにそれぞれ攪拌羽根25を取り付ける。左右の攪拌軸
23a,23b上の攪拌羽根25をホッパ本体1aの中
央部で重なり合うようにする。左右の攪拌軸23a,2
3bを同期させて逆回転させる。ホッパ本体1aの左右
で高粘性流体8を同じ条件に保ち、下方への押し込み効
果をあげるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高粘性流体ポンプで高粘性流体を吸入吐出させるために高粘性流体を 溜めておくためのホッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高粘性流体ポンプには、ホッパ内に2本の輸送シリンダを貫入させた貫入式の ものと、ホッパの前面壁の下部に設けた左右2つの吸入吐出口にホッパの外部よ り2本の輸送シリンダを接続させた型式のものがある。
【0003】 前者の貫入式の高粘性流体ポンプは、特開昭61−25977号公報によって 開示されている。図4に示すものは、特開昭61−25977号公報に記載され ているものと同じ考え方に基づくもので、ホッパ1内に2本の輸送シリンダ2, 3を水平方向に且つ平行に貫入し、該各輸送シリンダ2,3を、NO.1の2本 の貫入シリンダ4,5とNO.2の2本の貫入シリンダ6,7により交互に前進 、後退させるようにし、輸送シリンダ2又は3が前進したときホッパ1内の高粘 性流体8が輸送シリンダ2又は3の内部に先端より取り込まれ、当該前進した輸 送シリンダ2又は3の先端がホッパ1前部の受管9に嵌合して貫入が終了した後 、その輸送シリンダ2又は3内の圧送ピストン11又は12を圧送シリンダ13 又は14により前進させることにより、上記貫入した輸送シリンダ2又は3内に 取り込まれた高粘性流体8を揺動管10内に圧送させるようにしてある。15, 16は揺動管10を左右へ揺動させる揺動シリンダである。
【0004】 上記貫入式の高粘性流体ポンプで用いられているホッパ1には、2本の輸送シ リンダ2,3を貫入させて前後進させるときのガイドとなる2本の半円状の凹溝 17が図5に示す如く底部に形成してあり、且つ該両凹溝17の内面に沿って別 々に配したライナー18の各両側縁部が内側面に取り付けてあって、半円筒状を なすライナー18上を輸送シリンダ2,3が滑って前後方向へ往復移動するよう にしてあり、更に、ホッパ1の上部位置には、ホッパ1内に入れられた高粘性流 体8を攪拌するための攪拌装置19が中心位置に設置されている。すなわち、攪 拌装置19は、1本の攪拌軸20をホッパ1内の中心部に輸送シリンダ2,3と 平行に配設し、該攪拌軸20上の複数個所に放射方向へ突出するように攪拌羽根 21を取り付けた構成としてある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のホッパ1は、攪拌装置19が一軸式のものであるため、ホッ パ1内の高粘性流体8を攪拌するために攪拌装置19を作動させたとき、攪拌羽 根21の回転方向が下向きとなる側と上向きとなる側が生じ、左右で攪拌の条件 が異なって来る。すなわち、攪拌羽根21の回転方向は一方向のみであるため、 図5においてはホッパ1内の左側では高粘性流体8は輸送管2の方向へ押し込ま れるが、ホッパ1内の右側では高粘性流体8が輸送管3の方から逆に持ち上げら れるようになって、左右のバランスがとれず、2本の輸送シリンダ2,3の一方 側では高粘性流体8の下方への押し込み効果が劣る結果となって高粘性流体の圧 送が左右非対称となる不具合いがあると共に、ホッパ1内の高粘性流体が持ち上 げられる側のホッパ内壁面では高粘性流体8の堆積が生じる、等の問題がある。
【0006】 そこで、本考案は、ホッパ内の左右で高粘性流体が同じ条件に保持されて左右 の内壁部に沿った下方向への押し込み効果を高めて左右対称に高粘性流体の吸入 吐出ができるようにし、更に、高粘性流体の混練効果を高めることができるよう にした高粘性流体ポンプのホッパを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、ホッパ本体内の左右2個所に2本の攪 拌軸を平行に配設し、該左右2本の攪拌軸に各々取り付けた攪拌羽根同士がホッ パ本体の中央部で重なり合うようにし、且つ上記2本の攪拌軸を同期して逆方向 へ回転させるようにしてなる攪拌装置を備えた構成とする。
【0008】
【作用】
左右の攪拌羽根が同期して逆方向に回転して攪拌作用をするので、左右側では 対称的に同一条件を維持でき、同じバランスで下方への押し込み効果が得られる 。これにより高粘性流体の落下性が向上すると共に、側壁部への高粘性流体の堆 積の問題もなくなる。又、中央部では、左右の攪拌羽根同士が重なり合うように してあるため、高粘性流体の混練効果を高めることができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1乃至図3は本考案の一実施例を示すもので、図4に示してある従来の貫入 式とした高粘性流体ポンプと同様な構成を有する高粘性流体ポンプにおけるホッ パ1において、高粘性流体の混練性能を向上させるようにする。
【0011】 すなわち、底部に、平行する2本の凹溝17を形成して、該凹溝17の内面に 沿ってライナー18を別々に取り付けて、2本の輸送シリンダ2,3が前後方向 へ摺動できるように貫入されている構成のホッパ1において、上記左右の各凹溝 17の上方位置に、各々1本、合計2本の攪拌軸23a,23bを水平に且つ平 行に配して、各攪拌軸23a,23bの両端部を、ホッパ本体1aの前後の側壁 1b,1cを貫通させて、回転自在に支持させ、両攪拌軸23a,23bを同期 させて逆方向へ回転させるようにするため、攪拌軸23a,23bの各一端側( 前端側)を、たとえば、ウオームホイールで連結し、モータ24の駆動により2 本の攪拌軸23a,23bが同期して逆方向へ回転できるようにする。上記2本 の攪拌軸23a,23bには、軸心方向の複数個所(実施例は3個所)に、互に 位相を120度ずらして攪拌羽根25を取付用アーム26を介して取り付け、且 つ上記各攪拌羽根25の取付用アーム26の長さを長くして2本の攪拌軸23a ,23b上の攪拌羽根25が中央部で重なり合うようにすると共に、左右の攪拌 羽根25が中央部で重なり合っても互に干渉することがないように、図3に示す 如く、左右で同じ方向に攪拌羽根25が向くように位置決めして同期させるよう にした攪拌装置22を備える。
【0012】 高粘性流体ポンプの運転に際して攪拌装置22を作動させると、左右の攪拌羽 根25は同期して矢印の方向へ回転し、ホッパ本体1a内の高粘性流体を左右対 称的に同じ条件で下方向へ押し込むことができる。これにより左右の内壁面に沿 った高粘性流体の落下性が向上し、底部で往復動作する左右の輸送シリンダ2, 3に対して左右同等の条件で運転できることになると同時に、ホッパ本体1aの 側壁面への高粘性流体の堆積のおそれも未然に防止することができる。
【0013】 又、ホッパ本体1aの中央部では、左右の攪拌軸23a,23b上の攪拌羽根 25同士が重なり合って攪拌作用をするので、中央部での混練効果を上げること ができる。
【0014】 なお、上記実施例では、貫入式の高粘性流体ポンプのホッパについて示したが 、貫入式以外の高粘性流体ポンプ、たとえば、ホッパ前面壁に2つの吸入吐出口 を設けて、該2つの吸入吐出口に2本の輸送シリンダを連通させるようにしたポ ンプのホッパにも同様に適用できること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲 内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の高粘性流体ポンプのホッパによれば、2本の攪拌軸 を前後方向に平行に配して、両端部をホッパ本体を貫通させて回転自在に支持さ せると共に、同期させて逆方向へ回転させるようにし、且つ上記左右の各攪拌軸 に取り付けた攪拌羽根が中央部で干渉することなく重なり合うようにした攪拌装 置を備えた構成としてあるので、次の如き優れた効果を奏し得る。 (i) 左右に位置する2本の攪拌軸上の攪拌羽根が同期して逆回転することから、 ホッパ本体内の左右で高粘性流体が同じ条件で攪拌され且つ下方へ同時に押し込 まれることになり、下方への高粘性流体の落下性を向上できる。 (ii)上記(i) により左右の内壁面に沿い高粘性流体が下方へ押し込まれることか ら、高粘性流体が内壁面に堆積するおそれがなくなる。 (iii) 中央部では左右の攪拌羽根が重なり合うようにしてあるため、高粘性流体 を練り混ぜることができて混練性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の高粘性流体ポンプのホッパの切断正面
図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】貫入式高粘性流体ポンプの概要を示す平面図で
ある。
【図5】従来の貫入式高粘性流体ポンプのホッパの切断
正面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 1a ホッパ本体 2,3 輸送シリンダ 8 高粘性流体 22 攪拌装置 23a,23b 攪拌軸 25 攪拌羽根

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ本体内の中央部より左右の対称位
    置にそれぞれ攪拌軸を平行に配設し、該左右の攪拌軸に
    取り付けた攪拌羽根同士が中央部で重なり合うように
    し、且つ上記左右の攪拌軸を同期して逆回転させるよう
    にしてなる攪拌装置を備えたことを特徴とする高粘性流
    体ポンプのホッパ。
JP9586491U 1991-10-28 1991-10-28 高粘性流体ポンプのホツパ Pending JPH0537332U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6125977A (ja) * 1984-07-17 1986-02-05 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コンクリ−トポンプ
JPS6140342U (ja) * 1984-08-20 1986-03-14 博 長谷川 チユ−ブの戻止め具
JPS6234523A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 三洋電機株式会社 小型携帯用電気掃除機

Patent Citations (3)

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