JPH053722A - 冬の芝生の緑化状態の維持方法 - Google Patents
冬の芝生の緑化状態の維持方法Info
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- JPH053722A JPH053722A JP3248528A JP24852891A JPH053722A JP H053722 A JPH053722 A JP H053722A JP 3248528 A JP3248528 A JP 3248528A JP 24852891 A JP24852891 A JP 24852891A JP H053722 A JPH053722 A JP H053722A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 植物の生育上何らかの理由で葉および茎の色
を緑色に維持できないことがあるが、特に冬は太陽光の
照射時間が少なく、かつ弱いため光合成による炭酸同化
作用が進まず緑化状態の維持が難しく、特に芝生の緑化
状態の維持のためには従来から種々の研究が重ねられて
きたが、いまだ良い結果を得ていない。本発明は上記の
問題点を解決することを目的とするものである。 【構成】 透水性の高い砂などの物質からなる透水性層
の上に芝草の緑化状態の維持のための養分となる窒素を
主とした肥料成分および光合成促進のための物質即ち鉄
分を主とした種々のミネラルの成分および芝草の生育の
中でも冬の芝草の生育に適した酸素を含んだ有機質物質
で、保水性の材料と所望の砂とを混合して敷設させてな
る寒地型芝草の苗或いは種子を育てることにより、冬の
芝草の緑化状態を維持する方法である。
を緑色に維持できないことがあるが、特に冬は太陽光の
照射時間が少なく、かつ弱いため光合成による炭酸同化
作用が進まず緑化状態の維持が難しく、特に芝生の緑化
状態の維持のためには従来から種々の研究が重ねられて
きたが、いまだ良い結果を得ていない。本発明は上記の
問題点を解決することを目的とするものである。 【構成】 透水性の高い砂などの物質からなる透水性層
の上に芝草の緑化状態の維持のための養分となる窒素を
主とした肥料成分および光合成促進のための物質即ち鉄
分を主とした種々のミネラルの成分および芝草の生育の
中でも冬の芝草の生育に適した酸素を含んだ有機質物質
で、保水性の材料と所望の砂とを混合して敷設させてな
る寒地型芝草の苗或いは種子を育てることにより、冬の
芝草の緑化状態を維持する方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冬の芝生の緑化状態の
維持方法に関し、特に冬の芝生の黄化防止方法を主にし
た冬の芝生の緑化状態の維持方法に関する。
維持方法に関し、特に冬の芝生の黄化防止方法を主にし
た冬の芝生の緑化状態の維持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来緑色であることが望ましいゴルフコ
ースなどの芝地の芝生が黄化することがしばしば起つた
のであるがその芝生の黄化の原因は色々であって、その
ような複雑な事柄を簡単にまとめて説明できるようなも
のではない。所で緑色の葉および茎の部分の葉緑素の形
成過程に何らかの支障が生じた時、葉および茎などの黄
化現象が生じるものと考えられているが、その黄化現象
の予防策がまず必要であり、そして黄化現象が生じた時
には、その具体的な対策が必要となるのである。そこで
各地の関係者および研究者によって今日まで種々の研究
がなされてきているが、その研究が多様であっても、い
まだ適切な研究成果は得られていない。中でも日本では
冬が比較的短いとはいえきびしくて夜間などでは氷点以
下の気温になることがしばしばである。そして少い日照
量により、光合成などによる物質代謝が必ずしも充分行
われないことからして或いはその冬をはさんでの春秋な
どの季節で起る黄化現象は芝生を管理する当事者にとっ
て気がかりなことである。所で緑色植物の1種である芝
草は、その葉および茎の部分にある葉緑体によって光合
成を行うのであるが、葉の気孔を通して空中から2酸化
炭素を葉中で固定して芝草の組織の主成分とすることに
なる。そして、その過程で2酸化炭素は太陽からの光エ
ネルギによって還元され高エネルギの炭水化物に変換さ
せられる。換言すれば葉緑体のところで2酸化炭素の還
元を行うのであって、その際、光エネルギを化学エネル
ギに変換する物質が必要である。そして、主として葉緑
素が太陽光を受けて光化学反応および炭水化物合成によ
り炭水化物を生成することに役立っているのである。し
かし、寒い冬は太陽光の力が弱いためにその結果は葉緑
素の働きを活発にさせにくい環境条件があるといえる。
ースなどの芝地の芝生が黄化することがしばしば起つた
のであるがその芝生の黄化の原因は色々であって、その
ような複雑な事柄を簡単にまとめて説明できるようなも
のではない。所で緑色の葉および茎の部分の葉緑素の形
成過程に何らかの支障が生じた時、葉および茎などの黄
化現象が生じるものと考えられているが、その黄化現象
の予防策がまず必要であり、そして黄化現象が生じた時
には、その具体的な対策が必要となるのである。そこで
各地の関係者および研究者によって今日まで種々の研究
がなされてきているが、その研究が多様であっても、い
まだ適切な研究成果は得られていない。中でも日本では
冬が比較的短いとはいえきびしくて夜間などでは氷点以
下の気温になることがしばしばである。そして少い日照
量により、光合成などによる物質代謝が必ずしも充分行
われないことからして或いはその冬をはさんでの春秋な
どの季節で起る黄化現象は芝生を管理する当事者にとっ
て気がかりなことである。所で緑色植物の1種である芝
草は、その葉および茎の部分にある葉緑体によって光合
成を行うのであるが、葉の気孔を通して空中から2酸化
炭素を葉中で固定して芝草の組織の主成分とすることに
なる。そして、その過程で2酸化炭素は太陽からの光エ
ネルギによって還元され高エネルギの炭水化物に変換さ
せられる。換言すれば葉緑体のところで2酸化炭素の還
元を行うのであって、その際、光エネルギを化学エネル
ギに変換する物質が必要である。そして、主として葉緑
素が太陽光を受けて光化学反応および炭水化物合成によ
り炭水化物を生成することに役立っているのである。し
かし、寒い冬は太陽光の力が弱いためにその結果は葉緑
素の働きを活発にさせにくい環境条件があるといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記の問題点を解決することにより、冬の寒い時にでも、
芝草の葉を緑色に維持させ、年中緑色の芝生にさせるこ
とを目的とするものである。
記の問題点を解決することにより、冬の寒い時にでも、
芝草の葉を緑色に維持させ、年中緑色の芝生にさせるこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】次に、上記目的を達成す
るための技術手段を具体的に説明すると、透水性の高い
物質からなる透水性層状の部分の上に芝草の緑化状態を
維持するための養分即ち葉の養分となる窒素を主とした
肥料成分および光合成促進のために必要な物質即ち鉄分
を主とした種々のミネラルの成分および芝草の生育の中
でも冬の芝草の生育に適した酵素を含んだ有機質物質
で、保水性のある材料と所望量の砂とを混合して敷設さ
せてなる寒地型芝草の苗或いは種子を育てることにより
冬の芝生の緑化状態の維持方法である。
るための技術手段を具体的に説明すると、透水性の高い
物質からなる透水性層状の部分の上に芝草の緑化状態を
維持するための養分即ち葉の養分となる窒素を主とした
肥料成分および光合成促進のために必要な物質即ち鉄分
を主とした種々のミネラルの成分および芝草の生育の中
でも冬の芝草の生育に適した酵素を含んだ有機質物質
で、保水性のある材料と所望量の砂とを混合して敷設さ
せてなる寒地型芝草の苗或いは種子を育てることにより
冬の芝生の緑化状態の維持方法である。
【0005】
【作用】透水性の高い物質例えば砂などの細粒子、或い
はそれより大きい粒子を上方から下方に向けて細粒子の
状態のものからだんだん粒子の径を大きくして層状に配
設するようにし、砂などからなる透水性層を形成し、そ
の上に保水性がある材料と砂とを混合して敷設し、その
保水性材料に芝草の緑化維持のための養分となるものお
よび光合成促進のための物質および冬の芝草の生育に適
した酵素を含ませることにより芝草の緑化維持を冬のよ
うに寒い時にでも、続けうるのである。特に、寒地型芝
草の苗或いは種子を上記の土壌の中で育てることによ
り、より確実に苗を育て、種子の発芽を助け、地肌をむ
きだしにしないでいずれの地表面にも緑の芽を育成させ
うるのである。
はそれより大きい粒子を上方から下方に向けて細粒子の
状態のものからだんだん粒子の径を大きくして層状に配
設するようにし、砂などからなる透水性層を形成し、そ
の上に保水性がある材料と砂とを混合して敷設し、その
保水性材料に芝草の緑化維持のための養分となるものお
よび光合成促進のための物質および冬の芝草の生育に適
した酵素を含ませることにより芝草の緑化維持を冬のよ
うに寒い時にでも、続けうるのである。特に、寒地型芝
草の苗或いは種子を上記の土壌の中で育てることによ
り、より確実に苗を育て、種子の発芽を助け、地肌をむ
きだしにしないでいずれの地表面にも緑の芽を育成させ
うるのである。
【0006】
【実施例】地表面から10cmより深く芝生の根が伸び
るところより下方部分を砂地にして水はけを良好にし、
その上部部分を砂と有機質のもの例えば腐植土、木炭粒
子などを混合して敷き、保水性を高めるようにし、その
上に芝生のマットを張り、その芝生のマットの接き目の
部分に窒素肥料或いはその窒素肥料に代る窒素成分を比
較的多量に含んでいるものを土壌に混合して充当させ、
芝生のマットがめくれたり浮き上つたりすることを防止
し、芝生のマットとともに、芝生のマットの接ぎ目の部
分も、土壌の団粒化状態を維持しうるように通気性を保
持して土壌の固結を防止し、多量に酸素を含有した水を
芝地の表面に適時適量散布するとともに冬には黒色或い
は黒味がかった保温用粒状体を芝草の間に配設し、夏に
は白色或いは白味がかった熱反射性粒状体を芝草の間に
配設し、前記保温用粒状体及び熱反射性粒状体には芝の
光合成作用に必要な芝の葉や茎の中の葉緑素の形成のた
めの鉄、マグネシウム、マンガン、硫黄その他の物質を
含ませるようにし、また葉の生育に有益な酵素を含ま
せ、時間の経過とともに、前記粒状体内の含有物質の所
望量が外部に放出されるようにしかつ酵素が緑色維持に
有益であって時間の経過とともに前記粒状態内の含有物
質の所望量が外部に葉の部分ばかりでなく養分を貯蔵す
る性質の根の部分にも潤沢な水の供給により多量の養分
を貯蔵させうるようにし、冬のように芝の活力が減退す
る時にでも、葉の部分の緑色の維持を可能とし、或いは
それが不十分であったとしても、根および地下茎を健全
な状態に維持させうるようにし、特に冬の間でも緑色の
葉の生育状態を維持させるために冬の寒い時にでも耐え
うる種類の芝草例えばカナダブルークラス、ケンタッキ
ーブルーグラス、レッドトップなどの寒地型芝草を生育
させるようにして冬の芝生の緑化状態の維持方法であ
る。
るところより下方部分を砂地にして水はけを良好にし、
その上部部分を砂と有機質のもの例えば腐植土、木炭粒
子などを混合して敷き、保水性を高めるようにし、その
上に芝生のマットを張り、その芝生のマットの接き目の
部分に窒素肥料或いはその窒素肥料に代る窒素成分を比
較的多量に含んでいるものを土壌に混合して充当させ、
芝生のマットがめくれたり浮き上つたりすることを防止
し、芝生のマットとともに、芝生のマットの接ぎ目の部
分も、土壌の団粒化状態を維持しうるように通気性を保
持して土壌の固結を防止し、多量に酸素を含有した水を
芝地の表面に適時適量散布するとともに冬には黒色或い
は黒味がかった保温用粒状体を芝草の間に配設し、夏に
は白色或いは白味がかった熱反射性粒状体を芝草の間に
配設し、前記保温用粒状体及び熱反射性粒状体には芝の
光合成作用に必要な芝の葉や茎の中の葉緑素の形成のた
めの鉄、マグネシウム、マンガン、硫黄その他の物質を
含ませるようにし、また葉の生育に有益な酵素を含ま
せ、時間の経過とともに、前記粒状体内の含有物質の所
望量が外部に放出されるようにしかつ酵素が緑色維持に
有益であって時間の経過とともに前記粒状態内の含有物
質の所望量が外部に葉の部分ばかりでなく養分を貯蔵す
る性質の根の部分にも潤沢な水の供給により多量の養分
を貯蔵させうるようにし、冬のように芝の活力が減退す
る時にでも、葉の部分の緑色の維持を可能とし、或いは
それが不十分であったとしても、根および地下茎を健全
な状態に維持させうるようにし、特に冬の間でも緑色の
葉の生育状態を維持させるために冬の寒い時にでも耐え
うる種類の芝草例えばカナダブルークラス、ケンタッキ
ーブルーグラス、レッドトップなどの寒地型芝草を生育
させるようにして冬の芝生の緑化状態の維持方法であ
る。
【0007】
【効果】下層に透水性の高い層を配設し、その上に保水
性と透水性を所望量得るために透水性の高い砂と保水性
の高い有機物との混合体によって地表面から10センチ
メートルまでの間を形成し、芝草の養分と水分を確保
し、特に冬の芝草の生育に適した酵素を含んだ有機物質
によって寒い冬でも芝草の葉を緑色に維持させうるよう
にして光合成を活発にさせうるようにすることができる
効果がある。そこで、芝草の中でも寒地型芝草を育成す
ることによりその効果はより多くの成果が期待されるこ
とは云うまでもない。寒地できわめて植物の養分となる
物質のとぼしい所ででも緑色の葉を有している植物があ
ることから近年研究が重ねられその成果が待たれるが本
発明は、寒地に強い麦の系統のものの改良種によって緑
化維持に充当することも考慮している。また、土壌の性
質次第では、酵母菌、乳酸菌、放線菌などの種々の有用
微生物を適度に増殖させることによって土壌の改良を自
然に行いうることからみても土壌中での窒素固定に有用
な菌の増殖をはかり窒素肥料の供給を少くさせることを
可能とし、また芝草の葉の成長および根の成長とその強
化のために必要な土壌中の適度の保水率の維持とともに
適度の空気の含有率の維持をはかるようにそれに適した
種々の有用菌の増殖に適合する条件づくりのための技術
手段を施すことも本発明の権利の技術範囲に含まれるの
である。また、芝生の中に雑草の種子或いは菌がまぎれ
込むことがしばしばあるのであるが、そのあとで、それ
らの雑草を芝生から除去することは現実にきわめてむづ
かしいことである。そこで既存の芝生の中に他の種類の
芝草をあたかも雑草が侵入するのと同じように侵入させ
ることにより、より強い芝草による芝生の育成を行うこ
とが考えられ、寒い冬に枯れたり、或いは黄化現象を発
生させたりする芝草に代わって耐寒性がきわめて大きい
フェスク類のメドウフェスクを育てることが越冬によ
い。中でもケンタッキーブルーグラスとレッドトップが
冬でも芝生を緑色にさせうることに適した種類の芝草で
あり他の芝草に勝ることが実証されている。そこで他の
芝草に対しあたかも雑草のように生命力があり、それで
いて芝草としての生理生態的な面ですぐれた特質がある
芝草にあることを見極めて麦の系統に勝る芝草による耐
寒性の芝草を選んで本発明の芝生の緑化方法を実施する
ことによりその成果は充分達成しうるものである。
性と透水性を所望量得るために透水性の高い砂と保水性
の高い有機物との混合体によって地表面から10センチ
メートルまでの間を形成し、芝草の養分と水分を確保
し、特に冬の芝草の生育に適した酵素を含んだ有機物質
によって寒い冬でも芝草の葉を緑色に維持させうるよう
にして光合成を活発にさせうるようにすることができる
効果がある。そこで、芝草の中でも寒地型芝草を育成す
ることによりその効果はより多くの成果が期待されるこ
とは云うまでもない。寒地できわめて植物の養分となる
物質のとぼしい所ででも緑色の葉を有している植物があ
ることから近年研究が重ねられその成果が待たれるが本
発明は、寒地に強い麦の系統のものの改良種によって緑
化維持に充当することも考慮している。また、土壌の性
質次第では、酵母菌、乳酸菌、放線菌などの種々の有用
微生物を適度に増殖させることによって土壌の改良を自
然に行いうることからみても土壌中での窒素固定に有用
な菌の増殖をはかり窒素肥料の供給を少くさせることを
可能とし、また芝草の葉の成長および根の成長とその強
化のために必要な土壌中の適度の保水率の維持とともに
適度の空気の含有率の維持をはかるようにそれに適した
種々の有用菌の増殖に適合する条件づくりのための技術
手段を施すことも本発明の権利の技術範囲に含まれるの
である。また、芝生の中に雑草の種子或いは菌がまぎれ
込むことがしばしばあるのであるが、そのあとで、それ
らの雑草を芝生から除去することは現実にきわめてむづ
かしいことである。そこで既存の芝生の中に他の種類の
芝草をあたかも雑草が侵入するのと同じように侵入させ
ることにより、より強い芝草による芝生の育成を行うこ
とが考えられ、寒い冬に枯れたり、或いは黄化現象を発
生させたりする芝草に代わって耐寒性がきわめて大きい
フェスク類のメドウフェスクを育てることが越冬によ
い。中でもケンタッキーブルーグラスとレッドトップが
冬でも芝生を緑色にさせうることに適した種類の芝草で
あり他の芝草に勝ることが実証されている。そこで他の
芝草に対しあたかも雑草のように生命力があり、それで
いて芝草としての生理生態的な面ですぐれた特質がある
芝草にあることを見極めて麦の系統に勝る芝草による耐
寒性の芝草を選んで本発明の芝生の緑化方法を実施する
ことによりその成果は充分達成しうるものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 透水性の高い物質からなる透水性層の上
に芝草の緑化状態の維持のための養分となる窒素を主と
した肥料成分および光合成促進のための物質即ち鉄分を
主とした種々のミネラルの成分および芝草の生育の中で
も冬の芝草の生育に適した酵素を含んだ有機質物質で、
保水性のある材料と所望量の砂とを混合して敷設させて
なる寒地型芝草の苗或いは種子を育てることにより、冬
の芝生の緑化状態の維持方法。 - 【請求項2】 透水性の高い砂或いはその他の同じ性質
の物質を層状に形成して透水層とし、その上層の部分に
芝の葉、茎および根の養分となる物質例えば窒素を主と
した物質とその他燐酸、加里などの物質および光合成の
作用を促進させる物質例えば鉄、マンガン、マグネシウ
ムおよび芝草の生育特に根と葉との生育に有益な酵素を
含んだ比較的高い保水性のある有機質物質の所望量を砂
などの透水性材料と混合させて敷設し、有用微生物を増
殖させ易くし、その上に寒地型芝草の芝生のマットを敷
き、或いは寒地型芝草の種子を播くことにより、請求項
1記載の冬の芝生の緑化状態の維持方法。 - 【請求項3】 芝生のマットの裏側および接ぎ目の部分
に多量の空気を含んで団粒化状態を維持した土壌を配設
し、その土壌の部分および芝生のマットの部分に葉の緑
化に有益な酵素が増加し易い性質の腐植土或いは堆肥な
どの有機物質を散布し、その上から酸素の含有量の大き
い水を散布することにより冬の芝生の緑化状態を維持し
黄化させないようにしてなる請求項1記載の冬の芝生の
緑化状態の維持方法。 - 【請求項4】 太陽光のエネルギを多量に吸収して貯蔵
させることに適した黒色又は黒色に近似の色の物体であ
って、鉄、マグネシウム、マンガン、硫黄等の芝草の緑
化状態維持に必要な成分を含んだ粒状体を所望量、芝生
の上面に散布させるようにした請求項1記載の冬の芝生
の緑化状態の維持方法。 - 【請求項5】 芝草の根が育つ深さの地表面から10セ
ンチメートルまでの間に腐植土、木炭粒子などの有機質
の物を砂に混合して、その層で水を保ち芝草の根を強く
張らせうるようにしてなる請求項1記載の冬の芝生の緑
化状態の維持方法。 - 【請求項6】 地表面から10センチメートルより深い
ところに透水性の高い砂を配設して降雨に際し、地表面
から浸透する多量の雨水などを直ちに地中深く浸透させ
て地表面における排水をよくし、かつ乾いた地表面の状
態であっても芝草の根の1部が地中深く伸長して水を吸
収し易くさせるとともに、地表面下の砂粒子の間を下方
から上方に向けて水が毛管現象によって上昇し易くして
なる請求項1記載の冬の芝生の緑化状態の維持方法。 - 【請求項7】 地表面から1メートル以上の深い所に多
孔性透水管路を配設し、その管路の上方へ向けて水案内
用の合成樹脂製シートを敷設し、そのシートの集水部分
に前記多孔性透水管路を位置させてなる請求項1記載の
冬の芝生の緑化状態の維持方法。 - 【請求項8】 地表面から1メートル以上の深い所に配
設した透水管路の向きを地表面の傾斜状態に沿うように
し、最も低いところに調整池を設け、その調整池の水を
浄水装置によって浄化して揚水ポンプにより所望高さの
地点まで揚水しうるようにし、所望地点に散水装置を設
けて所望時に散水しうるようにしてなる請求項1記載の
冬の芝生の緑化状態の維持方法。 - 【請求項9】 太陽がでるような快晴で気温が摂氏15
度以上の時散水装置によって午後1時或いは午後2時か
ら3時或いは4時までの間に散水するようにしてなる請
求項1記載の冬の芝生の緑化状態の維持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248528A JPH053722A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 冬の芝生の緑化状態の維持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3248528A JPH053722A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 冬の芝生の緑化状態の維持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053722A true JPH053722A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=17179531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3248528A Pending JPH053722A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 冬の芝生の緑化状態の維持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053722A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102066698B1 (ko) * | 2019-07-23 | 2020-01-15 | 주식회사 성안이엔씨 | 친환경 녹생토 조성물 및 이를 이용한 시공방법 |
US11456546B2 (en) | 2011-05-10 | 2022-09-27 | Saint-Gobain Glass France | Pane having an electrical connection element |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3248528A patent/JPH053722A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11456546B2 (en) | 2011-05-10 | 2022-09-27 | Saint-Gobain Glass France | Pane having an electrical connection element |
KR102066698B1 (ko) * | 2019-07-23 | 2020-01-15 | 주식회사 성안이엔씨 | 친환경 녹생토 조성물 및 이를 이용한 시공방법 |
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