JPH0537024Y2 - - Google Patents

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JPH0537024Y2
JPH0537024Y2 JP1987109086U JP10908687U JPH0537024Y2 JP H0537024 Y2 JPH0537024 Y2 JP H0537024Y2 JP 1987109086 U JP1987109086 U JP 1987109086U JP 10908687 U JP10908687 U JP 10908687U JP H0537024 Y2 JPH0537024 Y2 JP H0537024Y2
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Japan
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electromagnet
coil
magnetic pole
pole pieces
reciprocating shaft
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、例えば空気圧力の増大(圧縮機、
コンプレツサの場合)および減少(減圧機、バキ
ユームポンプの場合)などに利用される電磁ポン
プに関するものである。 (従来の技術) 従来の電磁ポンプは、例えば、磁性体材料より
なるとともに一対の磁極片を有する鉄心および前
記鉄心の両磁極片にそれぞれ巻回したコイルから
なり交流電源に接続されて極性が半周期毎に切換
わる電磁石と、前記両磁極片の間に配設されると
ともに電磁石の極性が切換わる毎に吸引と反発と
が繰り返される永久磁石を備えていて前記吸引・
反発作用に伴つて往復運動する往復動軸と、前記
往復動軸の往復運動によつて容積が拡大・縮小す
る流体作動空間とを備えた構造をもつものであつ
た。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の電磁ポンプでは、電磁石
を構成するコイルは同じく電磁石を構成する磁性
体材料よりなる鉄心の磁極片に巻回されて当該磁
極片によつて支持されただけの構造となつていた
ため、往復動軸の往復運動により発生する振動に
よつてコイルの位置ずれを生ずるおそれがある。
然るに、コイルの位置ずれを生じた場合には、往
復動軸が電磁石の磁極中心線に対して偏倚するこ
ととなるため、同往復動軸に設けた永久磁石との
接触、電源供給用リード線やコイルの断線、がた
つき音の発生など、不具合が発生するという問題
点があつた。 (考案の目的) この考案は、上述した従来の問題点にかんがみ
てなされたもので、電磁石を構成するコイルが同
じく電磁石を構成する鉄心の一対の磁極片に巻回
されていると共に、両磁極片の間に永久磁石を備
えた往復動軸を配設した構造をもつ電磁ポンプに
おいて、前記コイルの前記磁極片に沿う位置ずれ
を阻止することができるようにすることを目的と
している。
【考案の構成】
(問題点を解決するための手段) この考案は、磁性体材料よりなるとともに一対
の磁極片を有する鉄心および前記鉄心の両磁極片
にそれぞれ巻回したコイルからなり交流電源に接
続されて極性が半周期毎に切換わる電磁石と、前
記両磁極片の間に配設されるとともに電磁石の極
性が切換わる毎に吸引と反発とが繰り返される永
久磁石を備えていて前記吸引・反発作用に伴つて
往復運動する往復動軸と、前記往復動軸の往復運
動によつて容積が拡大・縮小する流体作動空間と
を備えた電磁ポンプにおいて、前記電磁石の近傍
に当該電磁石を部分的または全体的に囲繞する電
磁石ケーシングを設けて、当該電磁石ケーシング
に前記コイルの位置ずれを阻止するコイル係止部
を設けた構成を、上記問題点を解決するための手
段としたものである。 (実施例) 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
している。 図に示す電磁ポンプ1は、磁性体材料よりなり
かつ第1図において概略コ字形をなす一対の分割
鉄心2a,2bを対向させて配設し、コ字形の上
部辺側に相当する各磁極片2c,2dの先端には
空隙2eを形成すると共に同じくコ字形の下部辺
側の先端を係合部2f,2gを介して結合させた
鉄心2と、一方の分割鉄心2aの磁極片2cに巻
回したコイル3aおよび他方の分割鉄心2bの磁
極片2dに巻回したコイル3bよりなるコイル3
とからなる電磁石4を備えている。コイル3a,
3bはそれぞれ断面凹形状のコイルボビン3c,
3dに巻回されて、各コイル3a,3bの電源供
給用リード線33a,33bを通して、交流電源
をコイル3a,3bに供給することによつて、電
磁石4は交流の周波数に対応して極性が半周期毎
に切換わる。そして、この電磁石4の近傍には、
当該電磁石4を部分的に囲繞する電磁石ケーシン
グ5(詳細は後述)が設けられている。 また、前記鉄心2の磁極片2c,2dの先端に
形成した空隙2eの中心線上には、交流電源によ
つて前記電磁石4の極性が切換わる毎に吸引と反
発が繰り返される2個(第2図参照)の永久磁石
6,6を所要間隙をおいて備え、前記吸引・反発
作用に伴つて第2図左右方向に往復運動する往復
動軸7が配設されている。 前記往復動軸7はその両端にめねじ孔7a,7
aをそなえており、この往復動軸7の両端にはそ
れぞれダイヤフラム当板11,12により挟まれ
たダイヤフラム13の中央部分がビス14を前記
めねじ孔7aにねじ込むことにより固定されてい
る。また、ダイヤフラム13の外周縁部13aに
は、電磁石ケーシング5とカバー兼用ケーシング
15との間で気密固定されている。 また、カバー兼用ケーシング15とダイヤフラ
ム13との間には、前記往復動軸7の往復運動に
よつて容積が拡大・縮小する流体作動空間21が
形成されており、この流体作動空間21を形成す
るカバー兼用ケーシング15には、流体作動空間
21の容積が拡大したときに当該流体作動空間2
1内に空気を流入させる吸入弁22と、流体作動
空間21の容積が縮小したときに当該流体作動空
間21内の空気を流出させる吐出弁23とが第2
図の前後方向(第1図の左右方向)に並べて設け
られている。 電磁石ケーシング5は、二つの分割電磁石ケー
シング51,52から構成してあり、第3図およ
び第4図に示すように、一方の分割電磁石ケーシ
ング51には、他方の分割電磁石ケーシング52
に形成した図示しない位置決め用孔に嵌合する位
置決め用突起51a,51b,51c,51dを
有していると共に、他方の分割電磁石ケーシング
52に形成した図示しない位置決め用突起が嵌合
する位置決め用孔51e,51fを有している。
また、各分割電磁石ケーシング51,52は、そ
れぞれ前記電磁石4を構成するコイル3a,3b
の位置ずれを阻止する上部側コイル係止部51
g,52gおよび下部側コイル係止部51h,5
2hを備えており、各コイル3a,3bが往復動
軸7の方向に位置ずれを生じて永久磁石6と接触
することがないようになつている。また、各分割
電磁石ケーシング51,52は前記ダイヤフラム
13の外周線部13aを係止する環状溝部51
j,52jを備え、さらに、半円形状のブツシユ
嵌合部51k,52kを備え、前記電源供給用リ
ード線33a,33bを挿通した絶縁用ブツシユ
34を嵌着できるようになつている。 このような構造をもつ電磁ポンプ1において、
電源供給用リード線33a,33bを通して電磁
石4のコイル3,3a,3bに交流電源が供給さ
れると、交流の周波数に対応して電磁石4の極性
が半周期毎に切換わるので、二つの永久磁石6,
6は前記極性の切換わりに対応して吸引と反発と
を繰り返し、この吸引・反発作用により往復動軸
7は第2図左右方向に往復運動し、二つの流体作
動空間21,21の容積のうち一方が拡大したと
きに他方が縮小する拡大と縮小とを繰り返し、容
積の拡大時には吸入弁22を開き、容積の縮小時
には吐出弁23を開いて、コンプレツサあるいは
バキユームポンプとしてはたらく。 この電磁ポンプ1を起動すると、往復動軸7の
往復運動によつて振動を発生するが、この振動は
制振脚体25によつて吸収されるようになつてい
る。しかし、この振動はかかる制振構造だけでは
制振しえないので、コイル3,3a,3bは振動
を継続するが、この振動によつて鉄心2,2a,
2bの磁極片2c,2dに巻回したコイル3,3
a,3bに位置ずれを生じようとしても、各コイ
ル3,3a,3bは電磁石ケーシング5,51,
52に設けた上部側コイル係止部51g,52g
および/または下部側コイル係止部51h,52
hに当接するため、各コイル3,3a,3bが往
復動軸7側に向けて大きく位置ずれするのを阻止
することができ、したがつて、各コイル3,3
a,3bが永久磁石6に接触するのを防ぐことが
できる。また、コイル3,3a,3bの位置ずれ
をコイル係止部51g,52g,51h,52h
によつて阻止することにより、電源供給用リード
線33a,33bやコイル3a,3b自体の断線
を防ぎ、かつまたがたつき音の発生なども防止で
きるようになる。
【考案の効果】
この考案に係る電磁ポンプでは、電磁石の一対
の磁極片の間に永久磁石を備えた往復動軸を配設
した構造をもつ電磁ポンプにおいて、往復動軸の
駆動源である電磁石の近傍に、当該電磁石の一部
または全部を囲繞する電磁石ケーシングを設け、
当該電磁石ケーシングに、電磁石を構成するコイ
ルの位置ずれを阻止するコイル係止部を設けた構
成としたから、前記コイルの位置ずれを有効に阻
止することが可能となり、前記電磁石のコイルが
前記往復動軸の永久磁石に接触したり、電源供給
用リード線やコイルなどに断線を生じたり、コイ
ルの位置ずれによりがたつき音が発生したりする
のを阻止することができるという絶大なる効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は電磁ポンプの縦断面図、第2図は同
じく横断面図、第3図は一方の分割電磁石ケーシ
ングの横断面図、第4図は同じく背面図である。 1……電磁ポンプ、2,2a,2b……鉄心
(分割鉄心)、2c,2d……磁極片、3,3a,
3b……コイル、4……電磁石、5,5a,5b
……電磁石ケーシング(分割電磁石ケーシング)、
6……永久磁石、7……往復動軸、21……流体
作動空間、51g,52g,51h,52h……
電磁石ケーシングのコイル係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体材料よりなるとともに一対の磁極片を有
    する鉄心および前記鉄心の両磁極片にそれぞれ巻
    回したコイルからなり交流電源に接続されて極性
    が半周期毎に切換わる電磁石と、前記両磁極片の
    間に配設されるとともに電磁石の極性が切換わる
    毎に吸引と反発とが繰り返される永久磁石を備え
    ていて前記吸引・反発作用に伴つて往復運動する
    往復動軸と、前記往復動軸の往復運動によつて容
    積が拡大・縮小する流体作動空間とを備えた電磁
    ポンプにおいて、前記電磁石の近傍に当該電磁石
    を囲繞する電磁石ケーシングを設けて、当該電磁
    石ケーシングに前記コイルの位置ずれを阻止する
    コイル係止部を設けたことを特徴とする電磁ポン
    プ。
JP1987109086U 1987-07-17 1987-07-17 Expired - Lifetime JPH0537024Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572693U (ja) * 1980-06-04 1982-01-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS572693U (ja) * 1980-06-04 1982-01-08

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JPS6415770U (ja) 1989-01-26

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