JPH053687Y2 - - Google Patents

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JPH053687Y2
JPH053687Y2 JP1987024276U JP2427687U JPH053687Y2 JP H053687 Y2 JPH053687 Y2 JP H053687Y2 JP 1987024276 U JP1987024276 U JP 1987024276U JP 2427687 U JP2427687 U JP 2427687U JP H053687 Y2 JPH053687 Y2 JP H053687Y2
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JP
Japan
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turbine
cooling water
exhaust
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reverse
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JP1987024276U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、舶用蒸気タービンにおける後進ター
ビンの排気冷却装置に関する。本考案は、しか
し、これに限らず、蒸気タービンのダンプ蒸気処
理等における冷却装置にも適用できる。
従来の技術 舶用蒸気タービンにおける後進タービンの排気
は復水器内に導かれるが、その排気の温度は約
180℃程度である。そのため、従来は、第3図に
示すように、後進タービンの排気円筒1の外周上
に複数の冷却水スプレイ4を設け、後進運転時に
はこれら冷却水スプレイ4より冷却水を後進ター
ビン排気円筒1内に噴射して冷却水カーテン5を
形成し、これにより後進タービンの排気が冷却さ
れずに直接復水器内に流れ込まないようにしてい
る。
なお、第3図において、2は後進タービン最終
段動翼、3は後進タービン回転方向を示す。
考案が解決しようとする課題 ところで、このような従来例にあつては、第3
図に示すように、各後進タービン冷却水スプレイ
4は冷却水を後進タービン排気円筒1の中心に向
つて放射状に広げて噴射するようにしているの
で、冷却水カーテン5が全周にわたつて形成され
ず、したがつて冷却水カーテン5が形成されない
領域を通して後進タービンの排気が冷却されずに
直接復水器内に流れ込む恐れがあつた。
そして、後進タービンの排気が冷却されずに直
接復水器内に流れ込むと、該排気の温度が前述し
た如く約180℃もあることから、過熱を起こし、
これによつて復水器の内部温度上昇、熱膨張の増
加による伸び差の拡大等が発生し、最悪の場合
は、タービンのロータと静止部との接触事故、ア
ライメントの不良によつて振動等の発生につなが
るために、連続後進運転が制限される問題があつ
た。
本考案は、このような従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、舶用蒸気タービンにお
ける後進タービンの排気のすべてを冷却水カーテ
ンを通過させるようにした排気冷却装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために、本考案は、舶用
蒸気タービンにおける後進タービンの排気円筒の
外周上に複数の冷却水スプレイを設けてなる排気
冷却装置において、各冷却水スプレイをその冷却
水噴射方向が後進タービンの排気円筒に対して接
線方向となるようにして設けたものである。
作 用 上記の手段によれば、冷却水は各冷却水スプレ
イから後進タービンの排気円筒に対して接線方向
に噴射されるので、冷却水カーテンが全周にわた
つて形成され、したがつて後進タービン排気のす
べてが冷却水カーテンを通過して、復水器内に流
入する。
実施例 以下、第1図及び第2図を参照して本考案の一
実施例について詳細に説明する。
第1図において、10は舶用蒸気タービンにお
ける前進タービン、12は後進タービン、2は後
進タービン最終段動翼、4は後進タービン冷却水
スプレイを示す。
そして、後進タービン冷却水スプレイ4は、特
に第2図に詳細に示すように、後進タービン排気
円筒1の外周上に複数設けられるものであるが、
本考案によれば、各冷却水スプレイ4はその冷却
水噴射方向が後進タービン排気円筒1に対して接
線方向となるように設けられている。
したがつて、冷却水は各冷却水スプレイ4から
後進タービン排気円筒1に対して接線方向に噴射
されるので、冷却水カーテン5が全周にわたつて
形成され、したがつて冷却水カーテン5は後進タ
ービン最終段動翼2の全体にゆきわたる。これに
より、後進タービン排気のすべてが冷却水カーテ
ン5を通過して冷却され、その後図示していない
復水器内に流入する。
この場合、好適には、各冷却水スプレイ4の冷
却水噴射方向を、後進タービン排気の流出方向と
同一の方向において、後進タービン排気円筒1に
対して接線方向となるようにすることにより、冷
却水の流れが後進タービン排気の流れを整流する
作用を持つようになり、これにより後進タービン
排気の流れに乱れが発生するのを防止することが
できる。
なお、第2図において、3は後進タービン回転
方向を示す。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、舶用蒸気
タービンにおける後進タービンの排気冷却装置に
おいて、冷却水カーテンが後進タービン排気円筒
の全周にわたつて形成され、後進タービン排気の
すべてが冷却水カーテンを通過して復水器内に流
入するので、冷却されずに直接復水器内に流れ込
む後進タービン排気はなくなる。
したがつて、連続後進運転を行つても、復水器
の過熱は生ぜず、これにより復水器の内部温度上
昇、熱膨張の増加による伸び差の拡大等の発生を
防止して、タービンのロータと静止部との接触事
故、アライメントの不良による振動等を防止でき
る効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る後進タービン排気冷却装
置を備える舶用蒸気タービンを示す概略断面図、
第2図は本考案に係る後進タービン排気冷却装置
の冷却水噴射状態を示す正面図、第3図は従来の
後進タービン排気冷却装置の冷却水噴射状態を示
す正面図である。 1……後進タービン排気円筒、2……後進ター
ビン最終段動翼、3……後進タービン回転方向、
4……後進タービン冷却水スプレイ、5……冷却
水カーテン、10……前進タービン、12……後
進タービン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舶用蒸気タービンにおける後進タービンの排気
    円筒の外周上に複数の冷却水スプレイを設けてな
    る排気冷却装置において、各冷却水スプレイをそ
    の冷却水噴射方向が後進タービンの排気円筒に対
    して接線方向となるようにして設けたことを特徴
    とする後進タービンの排気冷却装置。
JP1987024276U 1987-02-23 1987-02-23 Expired - Lifetime JPH053687Y2 (ja)

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JP1987024276U JPH053687Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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JPS63132804U JPS63132804U (ja) 1988-08-30
JPH053687Y2 true JPH053687Y2 (ja) 1993-01-28

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JP6210963B2 (ja) * 2014-10-06 2017-10-11 三菱重工業株式会社 蒸気タービン
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